Form No. 3420-226 Rev B Multi Pro® 5800-G タ ー フ ス プ レ ー ヤ ExcelaRate シ ス テ ム 搭 載 機 シリ ア ル 番 号 401400001 以 上 モ デ ル 番 号 41394—シ 製品の登録は www.Toro.com.
はじめに この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 このスプレーヤは、芝生に液剤を散布するための専 用の装置であり、そのような業務に従事するプロのオ ペレータが運転操作することを前提として製造されて います。この製品は、集約的で高度な管理を受けて いる公園やゴルフ場、スポーツフィールド、商用目的 で使用される芝生に対して液剤を散布することを主た る目的として製造されております。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 この車両はオフロードでの使用を目的とする製品であ り、公道上を長時間にわたって走行するためのもので はありません。 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 EPA並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエン ジンマ
エクセラレート散布システムを使用しての散 布............................................................33 散布ブームの昇降操作...................................36 停止モードで作業中にターフを傷つけてしまわ ないために................................................37 散布作業のヒント...........................................37 作業中にノズルが詰まったら ............................37 運転終了後に ...................................................... 37 運転終了後の安全確認 ..................................37 作業後の洗浄 ................................................... 37 移動走行を行うとき .................
安全について 取水部フィルタの交換 ....................................69 圧力フィルタの交換........................................69 ノズルフィルタの交換......................................70 ブームを水平に調整する.................................70 ナイロン製ピボットブッシュの点検 ......................71 ポンプの保守 ...................................................72 ポンプの点検................................................72 洗浄 ..................................................................... 72 ラジエターの冷却フィンの清掃 ..........................72 フローメータの洗浄 ..............
ントを使用するときには、そのアタッチメントのマニュ アルに記載されている安全上の注意事項にも十分目 を通してください。 安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりし た場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-6686 93-6686 1. 油圧作動液 2. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal107-8724 107-8724 1. 走行 3. ペダル下部を後ろに踏み 込むと後退。 2. ペダル上部を前に踏み込 むと前進。 4. 踏み込みを深くするとス ピード上昇。 decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 3. 2. 爆発の危険 オペレーター ズマニュアル を読むこと。 4. 警告 高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 decal107-8731 107-8731 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. ラグナットを 75102 N.m9.712.5 kg.
decal117-2718 117-2718 decal133-2758 133-2758 8. TEC 電源7.5A 1. TEC ロジック2A 2. TEC 電源7.5A 3. 9. 10. 予備ヒューズ10A 4. イグニッション15A 5. TEC 電源7.5A 6. 7. クルーズコントロール10A インフォセンター1A 11. ブームとヘッドライト30A 12. USB電源15A ブームコントロール10A 作業用ライト15A 13. タンクスプレー40A decal120-0616 120–0616 1. decal117-4955 117-4955 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 運転席ではシート ベルトを着用すること 車体を傾けないこと。 2. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 警告 ― オペレーターズマニュアル を読むこと応急手当時の 洗浄にはきれいな真水を使用すること。 decal120-0622 120-0622 6 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 タンク内に入らないこと。 3.
decal120-0623 120-0623 decal120-0617 1. 120-0617 牽引部 2. ロープ掛けのポイント 3. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 1. 手を挟まれる危険蝶番部に手を近づけないこと。 2. ブームが当たると危険 周囲の人を十分に遠ざけること。 decal127-6976 127-6976 decal120-0624 120-0624 1. 打撲や手足の切断の危険 車両走行中の乗り降り禁止。乗り 降りは必ず完全停止してから。 2. 転落や衝突でけがをする危険 タンクに乗らないこと 乗車 中は車外に手足を出さないこと 助手席側の乗員はてすり を持つこと。 1. 下げる 2. 上げる decal120-0627 120-0627 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険可動部に近づかな いこと 使用時にはすべての安全カバー類を正しく取り付け ておくこと。 decal127-6979 127-6979 1. 2. decal120-0625 120-0625 1.
decal127-6981 127-6981 1. 2. バイパス戻りフロー フロー 3. ブームから散布 decal132-7689 132-7689 1. 自動散布モード 2. 散布モード 3. 4. 手動散布モード フォームマーカーON 10. 散布レート増やす 5. フォームマーカーOFF 11. 散布レート減らす 6. すすぎ ON 7. 8. すすぎ OFF ソニックセンサーON 9. ソニックセンサーOFF decal127-6982 127-6982 1. ポンプ戻りフロー 2. ブームから散布 decal132-7708 132-7708 8 1. ヘッドライトON 2. ヘッドライトOFF 3.
decal136-2351 136-2351 1. 駐車ブレーキを掛けるに は、ブレーキペダルと駐車 ブレーキペダルを踏み込 む。 2. 駐車ブレーキを解除するに は、駐車ブレーキペダルを 踏み込んでから足を離す。 decal132-7783 132-7783 1. エンジン停止 2. エンジン作動 3. エンジン始動 decal136-2257 136-2257 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal120-0619 120-0619 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 5. 転倒の危険高速移動中は急旋回禁止旋回時は速度を落すこ と法面を走行するときには十分に注意すること。 2. 警告講習を受けてから運転すること。 6. エンジンの始動方法駐車ブレーキを掛け、イグニッションキーを 差し込んで、始動位置まで回す。 3. 警告 可動部に近づかないこと 全部のガード類を正しく取り 付けて運転すること。 7.
decal132-7786 132-7786 1. 散布 OFF 2. 散布 ON 3. USB decal132-7695 132-7695 1. ポンプ ON 5. 速度コントロールON 9. 2. ポンプ OFF 6. 速度コントロールOFF 3. 攪拌 ON 7. 左ブーム下降 4. 攪拌 OFF 8. 左ブーム上昇 右ブーム下降 13. 左ブーム散布 10. 右ブーム上昇 14. 中央ブーム散布 11. エンジン速度高速 15. 右ブーム散布 12.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 クイックディスコネクトのフィッティング 1 液剤タンクの注水用フィッティングを組 み付けます。 2 3 必要なパーツはありません。 – ブーム蝶番スプリングを点検します。 必要なパーツはありません。 – 出荷用バンパーを取り外します。 その他の付属品 内容 始動キー オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ説明カード スクリーンフィルタ 数量 用途 2 1 1 1 2 運転をする前にオペレーターズマニュアルを読んでください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 スプレーコントロールシステムについて分からないことがある場合や、さらに詳しい情報を知りたい場合に は、システムに付属している オペレーターズマニュアル をご覧ください。 重要 このスプレーヤは、散布用ノズルを装備しない状態で販売されます。 スプレーヤはノズルを取り付けなければ使用できません。代理店と相談の上、適切なキット類を取り付けて ください。 ノズルを取り付けたら、使用する
1 液剤タンクの注水用フィッティ ングを組み付ける g191615 図4 この作業に必要なパーツ 1. PTFE ねじ山シーラント クイックディスコネクトのフィッティング 1 2. 手順 6. 注 この作業には、ホースと、1" のオスのフィッティング NPT ねじ、PTFE ねじ山シーラントが必要となります。 1. 液剤タンクカバーの右前側で、逆流防止レセプタ クル用のクイックディスコネクトのフィッティングの ラッチを固定しているヘアピン2本を外す図 3。 3.
3 出荷用バンパーを取り外す 必要なパーツはありません。 手順 1. 出荷用のバンパーを前シャーシプレートに固定し ているボルト、ワッシャ、ナットを取り外す図 6。 g035648 図5 1. ブーム蝶番スプリング 2. ジャムナット 3. 圧縮状態のスプリングの長 さ 40 mm 4. 左右両方の蝶番の各スプリングについて上記の 手順を行う。 5. ブームを移動走行位置X字に組んだ状態とする。 詳細については 散布ブームの昇降操作 (ページ 36)を参照。 g028179 図6 1. ナット 3. ワッシャ 2. 出荷用バンパー 4. ボルト 2.
製品の概要 g190621 図7 1. 真水タンク 4. ROPS 7. ドレンバルブ液剤タンク 2. 助手席 5. タンクのふた 8. 散布用ポンプ 3. 運転席 6. 薬剤タンク 9. バッテリー 10. 作業用ライト g190600 図8 1. 昇降シリンダ 2. 移動走行用ブームクレードル 4. 3. バルブマニホルド 5. 油圧オイルタンク 7. センターブーム 燃料タンク 6. 右ブーム 8.
各部の名称と操作 g216445 図9 1. 作業用ライトのスイッチ 6. 2. 3. ハンドル 水圧計 7. インフォセンター 8. Quick Find™ コンソール 物入れ 4. 燃料計 9. アームレスト 5. 助手席用手すり 10.
ブレーキペダル スロットルレバー ブレーキペダル図 10は、車両を減速させたり停止 させるのに使用します。 スロットルレバーは運転席と助手席の間のコントロール パネルにあり図 11、エンジンの速度を制御します。 前に倒すとエンジン回転速度が速くなり 後ろに引くと 遅くなります 注意 ブレーキの整備が適切に行われていない状態での 運転は極めて危険であり重大な事故のもとである。 照明スイッチ 作業用ライトの点灯と消灯を行います図 9。スイッチを 前に押すと点灯、後ろに押すと消灯です。 スプレーヤを運転する時は事前に必ずブレーキの 作動状態を点検し、必要に応じて調整を行うこと。 燃料計 駐車ブレーキ 燃料計はダッシュボード上にあり、燃料残量を表示し ます 図 9 。 常用ブレーキペダルの左側にあるペダルで操作します (図 10)。車両から離れる時は、不意に走りださないよ うに必ず駐車ブレーキを掛けておいてください。ブレー キペダルを十分に踏み込んだ状態で、駐車ブレーキペ ダルを踏み込めば駐車ブレーキが掛かります。駐車ブ レーキペダルをもう一度踏み込むと解除されます。急な 斜面に停車する場合には
重要 ポンプ駆動部を保護するために、ポンプのス イッチを入れる時にはエンジンをローアイドルにしてく ださい。 スプレーヤ制御部 ブーム昇降スイッチ ブーム昇降スイッチはセンターコンソールの運転席右 側にあり、左右のブームを個別に上昇・下降させるス イッチです 図 13 。 マスターブームスイッチ マスターブームスイッチは車両のセンターコンソール にあります。散布の開始と停止を行うスイッチです。 このスイッチで散布システムのオンオフ制御を行いま す(図 13)。 左、中央、右ブーム昇降スイッチ 個別ブームスイッチ3個はセンターコンソールアームレ ストの手前側にあります図 13。各スイッチとも、前を 押すと ON、後ろを押すと OFF となります。スイッチ がON位置にある時には、インフォセンターの上部にア イコンが表示されます。 注 個別ブームスイッチはマスターブームスイッチと連動 しており、マスターがONの時にのみ散布が可能です。 g195515 図 13 1. 散布率調整スイッチ 7. 撹拌スイッチ 中央ブームスイッチ 2. 水圧計 8. 左ブームスイッチ 3.
注 個別ブームバイパスバルブは、手動モード開回 路で散布する時にのみ使用します。 g194246 図 14 1. アクチュエータ攪拌バルブ 2. 攪拌バイパスバルブのハ ンドル 3. フローメータ g190774 図 16 1. フローメータ フローメータは液量を測定する計器です。測定された数 値はインフォセンターで処理・表示され散布レートモー ドで使用されます図 14。 ノブ個別ブームバイパスバ ルブ 2.
g013787 図 17 1. 逆流防止補給口 2. タンクのふた タンクのふた タンク上部の中央にあります。開けるには、エンジンを 停止させ、ふたの前半分を左に回して上に開きます。 この状態でストレーナを取り外すことができます。閉め る時には、ふたを閉じて右に回します。 インフォセンターコントローラ g034277 インフォセンターコントローラでは、LED 画面の下にあ る 5 つのボタンを使って、メニューの選択、データの入 力、機能の選択を行います。 図 18 1. 上矢印 2. 3. ボタン1 下矢印 4. ボタン2 5. ボタン3 6. 7. ボタン4 選択矢印 8. ボタン5 9.
運転操作 散 布 装 置 の 仕 様 (cont'd.
薬剤の安全管理 • この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、土壌 などに危険を及ぼす可能性があるので、取り扱いに は十分注意してください。 使用しなかった薬液や薬剤容器は、メーカーや地 域の規則に従って適切に廃棄してください。 • 薬剤や薬剤から発生する蒸気は危険です。絶対 に、タンクの中に入ったり、頭を入れたり、タンクの 上に顔をさらしたりしないでください。 • 国や自治体などの法律や規則を守って散布作業 を行ってください。 複数の薬剤を散布する場合は、それらすべての薬剤 の情報を確認してください。上記安全確保に必要な情 報が手に入らない場合には、この装置の運転を拒否 してください。 始動前の点検を行う 散布装置の整備や修理をする時は、その前に必ず、 その装置が薬剤メーカーの指示通りに中和作業が行わ れた上で 3 回のすすぎ洗いを実行済みであること、さ らに、すべてのバルブにそれぞれ 3 回の開閉操作洗 浄が実施されていることを確認してください。 毎日、作業前に以下の項目を点検してください。 • 注 この車両のタイヤ空気圧は通常の自動車とは異 なります踏圧を減らし芝生の損傷を防止
タイヤ空気圧を点検する 2. 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 燃料タンクのキャップ図 19の周囲をきれいに拭 く。 タイヤ空気圧を点検し、適正に維持してください。適正 圧は 1.38 bar1.4 kg/cm2 = 20 psiです 注 タイヤの磨耗状態や痛み具合の点検も行ってくだ さい。 ブレーキを点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 運転前に点検してください。ブレーキペダルを踏んで から抵抗を感じるまでの遊びが25 mm 以上あるときは 調整が必要です。 ブレーキの調整 (ページ 65)を参照 してください。 g032529 図 19 1. 警告 ブレーキの整備が適切に行われていない状態での 運転は極めて危険であり重大な事故のもとである。 3. 燃料タンクのキャップを取る。 4.
1. 平らな場所に停車し、エンジンを停止させ、キー を抜き取り、駐車ブレーキを掛ける。 2. マスターブームスイッチを OFF とし、散布ポンプ のスイッチを OFF にする。 3. タレットを回転させて希望のノズルにセットする。 4. 散布率モードで使用している車両の場合は、流 量の補正キャリブレーションを行う。詳細はエクセ ラレート付きマルチプロ 5800-D または 5800-G ターフスプレーヤの ソフトウェアガイド を参照。 大水量で散布を行う場合には、より目の粗い、オプ ションの取水部フィルタの使用をご検討ください図 21 を参照。 取水部フィルタの選択 標 準 の 装 置 50 メッシュ取水部フィルタ青 散布する薬剤の種類や粘度に合わせて、取水部フィル タ一覧表から適切なフィルタを選択してください。 取水部フィルタ一覧表 g214214 図 21 メッシュサイズ — 投下水量 散布ノズルの色 水 量 スクリーンのメッシュ サイズ* フィルタの色 黄 (0.2gpm) 50 青 赤 (0.4gpm) 50 青 茶 (0.
重要 粘度の高い ドロドロした 薬剤や、ウェッタブル 水 和剤 を散布する場合には、オプションの 目の粗い 圧力 を参 照 。 フ ィ ル タ が 必 要 に な る 場 合 が あ り ま す 図 22を ノ ズ ル フ ィ ル タ 一 覧 表 (cont'd.) 散布ノズルの色 水 量 フィルタのメッシュサ イズ* フィルタの色 黄 (0.2pm) 100 緑 赤 (0.4gpm) 50 青 茶 (0.5gpm) 50 青 灰 (0.6gpm) 50 青 白 (0.8gpm) 50 青 青 (1.0gpm) 50 青 緑 (1.5 gpm) 50 青 この表のメッシュサイズは、散布する薬剤の種類または水溶 液にした時の水と比較した粘度を基準としています。 g214211 図 22 メッシュサイズ — 薬剤または水溶液の粘度 1. 粘度の高い薬剤や水溶液 2. 粘度の低い薬剤や水溶液 3.
タンクに液剤を作る 薬剤の混合をタンクのわきで簡単に行える薬剤プレミッ クスキットオプションがあります。 重要 液剤タンクに薬剤を作る時は、出来る限りきれい な真水を使ってください。 と共 用 可 能 な 製 重 要 使 用 す る 薬 剤 が ヴ ィ ト ン Viton™と 品であることを確認してください。 共用できない場合に は薬剤ラベルにその旨の記述があります 。ヴィトンと リン グ を 劣 化 さ せ 、 共 用 で き な い 薬 剤 は 、 本 機 の Oリ 薬液洩れを起こします。 重要 タンクについている水量マークはおおよその目 安にすぎず、正確な水量調整に使用することはでき ません。 g214245 図 25 メッシュサイズ — 投下水量 1. より大きな水量 2. より小さな水量 3. 1. 平らな場所に停車し、エンジンを停止させ、キー を抜き取り、駐車ブレーキを掛ける。 2. 薬剤ラベルをよく読み、散布液の作成に必要な 水量を把握する。 3.
らタンクに投入してください。この作業を行わな いと、タンクの底に薬剤が沈着し、撹拌されなく なったり、フィルタを詰まらせたり、正しい量の散 布が行われなったりする恐れがあります。 トロ社ではこの散布装置用に認証されているすす ぎキットの使用をお奨めしています。詳細につい ては弊社代理店におたずねください。 個別ブームバイパスバルブの 補正 キャリブレーション 8. 薬剤ラベルに記載されている通りの適正量の薬 剤原液をタンクに入れる。 9.
2. 左ブームをOFF にし、ブームバイパスノブ 図 29 を使って、先ほどと同じ水圧表で求めた水 圧 に調整する。 注 バイパスのノブについている目盛りや針は単 なる目安のためのものです。 g214029 図 30 個別ブームバイパス調整 ノブ 2. 個別ブームバイパス停止 バルブ 3. 左ブームをON にし、右ブームをOFF にする。 4. 右ブームのブームバイパスノブ 図 29 を使って、 先ほどと同じ水圧表で求めた水圧に調整する。 開 2. 閉0 3. 中間位置 攪拌バイパスバルブの補正 キャリブレーション 設定 g191413 図 29 1. 1. 整 備 間 隔 : 1年ごと—攪拌バイパスバルブの補正キャリ ブレーション設定を行います。 重要 液剤タンクに薬剤を作る時は、出来る限りきれい な真水を使ってください。 1. この作業は平坦な広い場所で行う。 5. 右ブームをON にし、中央ブームをOFF にする。 2. 液剤タンクに水を半分まで入れる。 6.
運転中に 運転中の安全確認 安全上の全般的な注意 • • g191362 • 図 31 1. アクチュエータ 攪拌バルブ 2. 攪拌バイパスバルブ • 12. 散布ポンプのスイッチを OFF にする。 13. スロットルレバーをアイドル / スロー位置に戻し、 始動キーを OFF にする。 • • • 散布用のポンプの搭載場所 • スプレーヤのポンプは、車両左側の、液剤タンクの後 ろ近くにあります (図 32)。 • • • • • • g194233 図 32 1.
• • ROPS を折りたたんでしまうと、転倒時に安全保護 ぬれた場所、悪天候時、満載状態などでの運転に は十二分の注意を払う。こうした条件下では停止 距離が長くなることを忘れずに。 ができなくなることを十分認識してください。 • 作業場所を必ず事前に確認してください。法面、 段差、水などがある現場では、必ず ROPS を立 てて運転してください。 • エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体やマフ ラーに触れないでください。これらの部分は高温に なっており、触れると火傷を負う危険があります。 • 運転席を離れる前に 斜面での安全確保 – エンジンを止める。 – 駐車ブレーキを掛ける。 斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重 大な人身事故につながります。斜面での安全運転はオ ペレータの責任です。どんな斜面であっても、通常以 上に十分な注意が必要です。 – エンジンを停止する。 • 以下に掲載している斜面での運転上の注意点やそ の場合の天候条件および場所の条件などを良く 読み、作業日当日の現場のコンディションが作業 に適当かどうか判断してください。同じ斜面上で あっても
– 重い積荷を積んで走行しているときには、速度 に注意し、常に安全な停止距離を確保してくだ さい。急ブレーキは絶対につつしみましょう。斜 面ではより慎重な運転を心がけましょう。 – 旋回中、斜面走行中や速度を急に変化させた 時、凹凸のある場所を走行している時などに は、タンク内の液剤が大きく揺れ動きます。 重心の急変は転倒につながりますから十分注 意してください。 2. 注 走行速度をロックするためには、時速 11km 未満で走行してください。 3. 4. 5. 運転席に着席し、走行ペダルから足を離す。 以下を確認する • 駐車ブレーキが掛かっている。 • 走行ペダルがニュートラル位置にある。 • 散布用ポンプが OFF 位置にある。 • スロットルが低速にセットされている。 キーを START 位置に回す。 15秒間以上のクランキングはさける 始動したらキーから手を放す アイドル位置か中間位置でエンジンのウォーム アップを行う エンジンの停止手順 全部のコントロールをニュートラルに戻す。 2. ブレーキを踏み込む。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4.
g194666 図 35 4. g194664 図 33 2. ボタン5を押すと不具合表示を出てホーム画面 に戻る。図 36 散布作業を中止して、車両を整備工場に入れる。 注 不具合メッセージが表示される図 34。 g194665 図 36 エンジン停止メッセージ g194663 図 34 不具合メッセージ冷却液温度異常 3. エンジン停止メッセージがインフォセンターに表示され たら、すぐに車両を停止させてエンジンを止めてくださ い。アドバイス画面の例を以下に示します 重要 停止メッセージを無視してエンジンの運転を続け るとエンジンを損傷します。 ボタン1-5で、不具合の内容を確認する図 35。 • ボタン 1 と 2 は画面の項目間の上下移動。 • ボタン 3 を押すと音声ミュート。 1.
するというようなことをしてはいけません。このようなこ とをすると、薬液が分離分解するなどして効果が上がら ない、散布装置を損傷するなどの恐れがでてきます。 注意 農薬は人体に危険を及ぼす恐れがある。 図 37 直ちに車両を停止し、エンジンを停止させる。 3. 次に不具合メッセージが表示される図 38。 農薬を使う前に、農薬容器に貼ってあるラベ ルをよく読み、メーカーの指示を全て守って 使用する。 • スプレーを皮膚に付けない。万一付着した場 合には真水と洗剤で十分に洗い落とす。 • 作業にあたっては保護ゴーグルなど、メーカー が指定する安全対策を必ず実行する。 ® スプレーヤは耐久性が高く長い間お使い頂ける散布 車として製造されています。装置の性能と耐久性を確 保するために、それぞれの個所に応じて色々な種類 の素材を使用しております。残念ながら、散布装置の 使用目的すべてに完璧に合った材料というものは存在 しません。 g194667 2.
• 作業情報を入力する • インフォセンターの散布面積表示画面 • インフォセンターが表示するアドバイス エクセラレート散布システムを 使用しての散布 以下の操作については、エクセラレート付きマルチプロ 5800-D または 5800-G ターフスプレーヤの ソフトウェア ガイド を参照してください g193437 重要 タンク内部の薬剤を常に確実に分散させておくた 図 40 めに、タンク内部に薬液がある間は常時攪拌を行っ てください。 1. 散布率モードでの散布 4. 実際の散布現場へ移動する。 5. 各散布場所別に散布面積や散布量のデータを収 集したい場合には、サブエリア画面で選択サブエ リア 1-20を選択する詳細はエクセラレート付きマ ルチプロ 5800-D または 5800-G ターフスプレー ヤの ソフトウェアガイド のサブエリア画面を参照。 1.
8. 攪拌スイッチとポンプスイッチを ON 位置にする 図 42 。 g195516 図 43 1. 1. 散布ポンプスイッチ 2. 撹拌スイッチ 9. 10. 11. 3. 2. 散布モード選択スイッチ 3. マスターブームスイッチを OFF にセットする図 41 散布率モードでの散布 (ページ 33)を参照。 4. 希望する散布に合わせてスロットル位置を調整 する図 42 散布率モードでの散布 (ページ 33)を 参照。 g192636 図 42 手動モード位置 スロットル 5. 現場へ移動する。 スロットルを高速位置とする図 42。 6. 各ブームを散布姿勢に開く。 走行を開始し、所定速度に達したらマスターブー ムスイッチを ON にすると散布が始まる図 41。 7. 散布したいブームのスイッチを ON 位置にする図 41 散布率モードでの散布 (ページ 33)を参照。 注 その後はマスターブームスイッチで散布の停 止と開始を行う。 8.
10. 散布が終了したら、マスターブームスイッチを OFF とし、全部のブームスイッチを OFF にしてか ら、ポンプスイッチを OFF にする。 7. 注 ブームを移動走行位置にセットし、管理棟に 戻って洗浄を行います。 散布率モードで使用している車両の場合は、「テ スト速度」を使用してテストを行う。詳細はエクセ ラレート付きマルチプロ 5800-D または 5800-G ターフスプレーヤの ソフトウェアガイド を参照。 注 テスト用速度を 4 km/h-14 km/h にセットして ください。 重要 現場から現場へ移動するとき、現場から整 備場へ帰るときなどは、必ずブームを折りたた み、各ブームが完全に上昇して移動走行用クレー ドルに収まり、シリンダが完全に縮んでブームが 字型 に た た ま れ て い る の を 確 認 し て く だ さ い 。 X字 実測テストを行う 散布量実測テスト 用 意 す る も の 目盛付きの容器0.01ml 測れるものとス トップウォッチ。 1. テストしたいブームの個別ブームスイッチを ON にセットする。 2.
の昇降操作散布位置と移動走行位置の切り替えが できます。ブームの昇降を行うときには、できるだけ 停車してください。 ブーム位置の変更 以下の操作を行って、左右のブームを散布位置に下 降させてください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 左右のブームを下げるにはブーム昇降スイッチ を使う。 注 左右の散布ブームが完全に散布位置に降り るまで待つ。 g193829 図 47 湾曲している水面の一番 3. 読み 取 ら な 高い位置ここで読 い こと 2. 湾曲している水面の一番低 読み 取 る こと い位置ここで読 1. 7. 散布作業を行い、その後、以下の操作を行って、左右 のブームを移動走行位置に上昇させてください。 平らな床面 実際にタンクに入れた水量を、15 秒間テストの 表の数値と比較する。 秒間 の 吐 出 量 ミ 15秒 リリットル 秒間 の 吐 出 量 オ 15秒 ンス 黄 189 6.4 赤 378 12.8 茶 473 16.0 灰 567 19.2 白 757 25.6 青 946 32.0 緑 1,419 48.
移動走行用ブームクレードルの使い方 ら、エンジンのスロットルコントロールで、撹拌を続 けられる程度のエンジン速度に調整する。 このスプレーヤは、ユニークな特長を持つ移動走行用 ブームクレードルを装備しています。移動走行中、低く 垂れた木の枝などの障害物にブームが当たると、ブー ムが移動走行位置から押し出されて外れる場合があり ます。クレードルから外れたブームは、車両後部でほ ぼ水平状態になって止まります。この状態でブームが 破損することはありませんが、クレードルから外れた ら、直ちに元の位置に戻してください。 散布開始マスターバルブのONは車両が走行中 に行う方が良い。 • 作業中にノズルが詰まったら 作業中に詰まりを起こしたノズルは、以下の方法で詰 まりを取り除くことができます 字型 に 組 重 要 移 動 走 行 を 行 う 場 合 は 必 ず ブ ー ム を X字 んでクレードルにセットしてください。これ以外の位置で はブームが破損する恐れがあります。 ブームをクレードルに戻すには、ブームを一旦散布位 置まで下げ、そこから再び移動走行位置にセットしま す。昇降ロッドの破損を防止するため、ブー
散布システム内部の洗浄 重要 必ず真水を使用してください。 重要 作業が終了したら毎回すぐにスプレーヤおよび散 布用のアクセサリすべてから余った薬剤を抜き、システ ム内部を通水洗浄してください。この通水洗浄を怠る と、内部に残留している薬剤が固まってラインの詰ま り、バルブやノズルの詰まり、ポンプその他の機器の 異常の原因となります。 g191084 トロ社ではこの散布装置用に認証されているクリーンす すぎキットの使用をお奨めしています。詳細については 弊社代理店におたずねください。 図 49 1. 3.
散布システム機器外部の洗浄 1. 吸い込みフィルタと水圧フィルタを洗浄する 取水 部フィルタの清掃 (ページ 39)と 圧力フィルタの清 掃 (ページ 39)を参照。 重要 水和剤を使用しているときは、タンクに液剤 を準備するごとにストレーナを洗浄してください。 2. ホースと水とでスプレーヤの外側を洗浄する。 3. ノズルを外して手で洗浄する。 注 磨耗したり破損したりしているノズルは交換 する。 注 ノズルフィルタオプションを使用している場合に は、このフィルタも洗浄する ノズルフィルタの清 掃 (ページ 40)を参照。 g033578 図 52 1. スクリーンベーン 2. 取水部ストレーナ 取水部フィルタの清掃 5. 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—取水部フィルタを 清掃する。 取水部フィルタを清掃す る水和剤使用時にはひんぱんな清 掃が必要となります。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2.
g028235 図 53 1. 2. 3. 3. フィルタのヘッド ガスケットボウル フィルタのエレメント ボウル 4. 5. ガスケットドレンキャップ 6. ドレンキャップ g209504 図 54 1. タレット 2. ノズルフィルタ 3. ノズル 圧力フィルタのボウルについているドレンキャップ を左に回して外す図 53。 3. ノズルフィルタを取り外す図 54。 注 ボウルから液が完全に抜けるのを待つ。 4. ノズルフィルタを水で洗浄する。 4. ボウルを左に回してフィルタヘッドを外す図 53。 5. 圧力フィルタエレメントを外す図 53。 6. フィルタを水で洗浄する。 重要 フィルタが破損している場合や清掃できない 場合は交換してください。 5. ノズルフィルタを取り付ける図 54。 注 フィルタは奥まで完全に差し込んでください。 重要 フィルタが破損している場合や清掃できない 場合は交換してください。 6.
• そのまま使えるプレミックスタイプのプロピレ ングリコール RV 不凍液は、液剤タンクに 38 リットル投入する。 • 濃縮タイプのプロピレングリコール RV 不凍液 の場合は、以下の作業を行う A. 所定濃度に薄めたプロピレングリコール RV 不凍液を液剤タンクに 38 リットル投 入する。メーカーの指示に従って、凍結 防止温度が少なくとも -45°C (-50°F) とな るように濃度を調整する。 g239411 図 55 1. 重要 必ず真水を使用してください。 B. エンジンを始動し、散布ポンプスイッチを ON 位置にする。 C. アクセルペダルを踏み込んでエンジン速 度を上げる。 D. 撹拌スイッチを ON 位置にする。 車両前部のロープ掛けポイント前アクスル そのまま約3分間かけてコンディショナ液 をシステム内部に循環させる。 コンディショナの排出 g239412 図 56 用 意 す る も の 透明な回収容器 1. 薬剤取扱い専用エリアに停車して駐車ブレーキ を掛ける。 2. 左右の外側ブームを降下させる。 3.
5. 駐車ブレーキを解除する。 6. 時速 4.8 km/h 以下で牽引する。 7. 牽引が終了したら、牽引用バルブを閉じ、7-11 N·m0.7-1.1 kg.m = 5-8 ft-lbにトルク締めする。 重要 キャリッジ下シュラウドを元通りに取り付け ペー ジ る キ ャ リ ッ ジ 下 シ ュ ラ ウ ド を 取 り 付 け る (ペ を参 照 。 48)を g187500 図 57 1. 牽引用バルブ 重要 バイパスを開かずに牽引するとトランスミッ ションを破損します。 4. 牽引ロープを取り付ける車両前後のロープ掛けポ イントについては図 58 と 図 59を参照。 g002213 図 58 1. 車体前部の牽引ポイント g002214 図 59 1.
保守 注 www.Toro.
整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 常用ブレーキと駐車ブレーキを点検する。 ニュートラル固定スイッチの作動を確認す る。 燃料残量。 エンジンオイルの量を点検する。 油圧オイルの量を点検する。 冷却液の量を点検する。 エアフィルタの点検。 ラジエターとオイルクーラ付近に汚れがな いか点検する。 エンジンから異常音がないか点検する。 運転操作時に異常音がないか点検する。 タイヤ空気圧を点検します。 オイル漏れがないか点検する。 油圧ホースや燃料パイプの状態を点検す る。 計器類の動作を点検する。 アクセルの作動状態を点検する。 取水部ストレーナを清掃する。 グリスアップを行う 1 塗装傷のタッチアップを行う。 1 整備 間 隔 に 関 係 な く 直ちにグリスアップする。 車体を水洗いしたあとは整 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 45 木 金 土 日
整備前に行う作業 注意 始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰 でもいつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 整備・調整作業の前には必ず始動スイッチから キーを抜いておくこと。 g203111 図 61 車体を床から浮かせる 1. 保守整備のためにエンジンを掛ける場合には、車両 後部をジャッキアップする必要があります後アクスル にジャッキを掛け、25 mm 程度ジャッキアップしてく ださい。 車体後部のジャッキアップポイント エンジンへのアクセス方法 危険 前側防熱シールドを取り外す ジャッキアップされている車体は不安定であり、外 れると下にいる人間に怪我を負わせる危険が高 い。 • スプレーヤから降りる時は必ず始動スイッチか らキーを抜いておく。 • ジャッキアップした車両には輪止めを掛ける。 • 機体をジャッキスタンドで支える。 1. 駐車ブレーキを掛け、散布用ポンプを停止、エン ジンを停止し、始動スイッチからキーを抜き取る。 2. 機体の前部と後部を持ち上げてジャッキスタンド で支える; 車体を床から浮かせる (ページ 46)を 参照。 3.
前側防熱シールドを取り付ける 1. キャリッジ下シュラウドを取り外す 前側防熱シールドの後部フランジを後防熱シール ドの前側フランジに合わせる図 63。 1. キャリッジ下シュラウドをシャーシに固定してい るフランジヘッドボルト5/16 x ⅝" 5本とワッシャ 5/16"7枚を取り外す図 64。 注 外したフランジヘッドボルトとワッシャは、ス テップ 5 キャリッジ下シュラウドを取り付ける (ペー ジ 48)で使用します。 g028177 図 63 1. 機体正面 2. 六角頭ボルトとワッシャ 後側フランジ前側防熱シー ルド 4. 前側フランジ後側防熱シー ルド 3. 2. 前側防熱シールドの穴を、シャーシのねじ穴に 合わせる 図 63 。 3. 前側防熱シールドを機体に固定するソケットボル ト6本とワッシャ6枚図 63 ステップ 前側防熱シー ルドを取り外す (ページ 46), 3で外したものを使 用する。 4. ボルトを 19.78-25.42 N·m 0.6-0.7 kg.m = 175-115 in-lbにトルク締めする。 5.
シートベースアクセスパネルを外す 1. シートベースアクセスパネルを座席ベースに固定し ているフランジヘッドボルト2本を取り外す図 66。 g189583 図 65 1. エンジンマウント 4. フランジロックナット5/16" 2. ボルト外さないこと。 5. 機体前方 3. 取り付けタブキャリッジ下 シュラウド 3. キャリッジ下シュラウドをエンジン搭載ブラケットに 固定しているボルトから取り付けタブを外す。 4. キャリッジ下シュラウドを機体から取り外す図 64 と 図 65 。 g032998 図 66 キャリッジ下シュラウドを取り付ける 1. キャリッジ下シュラウドを車体の下シャーシに合 わせる図 65 キャリッジ下シュラウドを取り外す (ページ 47) を参照。 2. エンジン搭載ブラケットのところで、ボルトとキャ リッジボルトの上からキャリッジ下シュラウドの取 り付けタブを入れる図 65 キャリッジ下シュラウド を取り外す (ページ 47)を参照。 3.
潤滑 散布用ポンプのグリスアップ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—ポンプのグリスアップを 行う。 50運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した方 グ リ ス の 種 類 Mobil XHP 461。 1. リモートグリスフィッティング2個をきれいに拭く 図 67 。 g187456 図 68 1. グリスフィッティング g204693 図 67 1. 機体後方 2. 散布用ポンプ 3. グリスポイント2ヶ所 g187457 2. リモートグリスフィッティングにグリスを注入する 図 67 。 3. はみ出したグリスはふき取る。 図 69 各前輪に 2 個のフィッティングがある 1. ステアリングとサスペンション のグリスアップ ブーム蝶番のグリスアップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—ポンプのグリスアップを 行う。 50運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した方 重要 ブームの蝶番を水洗いした場合には、蝶番ア センブリから水と異物を完全に除去し、新しいグリス を塗ってください。 グ リ ス の 種 類 No.
g013780 図 71 g002014 図 70 右ブーム 1. グリスフィッティング 3. はみ出したグリスはふき取る。 4. 各ブームピボットについて上記の作業を行う。 1. アクチュエータ 4. ヘアピン 2. アクチュエータロッド 5. クレビスピン 3. ブームピボットピンのハウ ジング 5. アクチュエータロッドのベアリング端部を動かしな がらベアリング内部にグリスを注入する図 72。 注 はみ出したグリスはふき取る。 アクチュエータロッドのベアリ ングのグリスアップ 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス. 1. ブームを散布位置にセットする。 2. クレビスピンについているヘアピンを抜き取る図 71 。 3. ブームを持ち上げてクレビスピンを外し、ブーム をゆっくりと床面に降ろす図 71。 4. クレビスピンが破損していないか点検し、必要に 応じて交換する。 g002015 図 72 右ブーム 1.
9. エンジンの整備 機体の反対側のアクチュエータロッドのベアリング にも、ステップ 2-8 の作業を行う。 エンジンの安全事項 エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めて行っ てください エアクリーナを点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ホコリのひどい場 所で使用する場合はより頻繁にエア クリーナの手入れを行ってください。 1. 駐車ブレーキを掛け、散布用ポンプを停止、エン ジンを停止し、始動スイッチからキーを抜き取る。 2. 助手席を前に倒して、支え棒をスロットに入れ て固定する。 3. エアクリーナのボディーとダストキャップをきれい に拭く 図 73 。 g028188 図 73 1. ダストキャップ 4. エアクリーナのボディ 2. 3. ラッチダストキャップ エアフィルタのエレメント 5. ダストバルブ 4. エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか 点検する 図 73 。 注 エアクリーナのボディーやダストキャップが破 損している場合はそれを交換してください。 51 5.
7. エアフィルタのエレメントが汚れすぎていないか 点検する 図 73 。 注 エレメントが汚れている場合は清掃せずに交 換してください。 8. エアクリーナのボディーにダストキャップを取り付 け、ラッチ2個で固定する図 73。 注 ダストバルブは、後ろから見たときに時計の5 時-7時の方向になるように取り付けてください。 9. 助手席をもとに戻す。 エアフィルタのエレメントの交換 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと エアフィルタのエレメント は、ほこりのひどい場所で使用する 場合は交換間隔を短くしてください。 1. 新しいエアフィルタに傷がついていないかを点検す る。特にフィルタとボディーの密着部に注意する。 重要 破損しているフィルタは取り付けないでく ださい。 2. エアクリーナのボディーとダストキャップをきれい に拭く 図 73 。 3. 冷却液オーバーフロータンクを持ち上げてブラケッ トから取り外す図 74。 g032541 図 74 1. 冷却液オーバーフロータン ク 5. エアフィルタのエレメント 2. タンクサポートブラケット 6.
8. エアクリーナのボディーにカバーを取り付け、ラッ チ2個で固定する図 74。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 助手席の下にあるディップスティックを抜きウェス で一度きれいに拭く (図 75)。 注 ダストバルブは、後ろから見たときに時計 の5時-7時の方向になるように取り付けてくださ い 図 74 。 9. 注 ディップスティックを、チューブの根元までもう 一度しっかりと差し込む。ディップスティックを引き 抜いて油量を点検する。 冷却液タンクを、ROPSシールドのサポートブラ ケットにきっちりと入れる図 74。 重 要 図 74の のように、圧力逃がしホースが前を 向いて下へ、タンク通気ホースが後方を向くよう に取り付けてください。 10. 助手席をもとに戻す。 エンジンオイルについて 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間—エンジンオイ ルとフィルタの交換.
エンジンオイルの交換 注意 運転終了直後は、運転席下の機器が非常 に熱くなっている。不用意に触ると火傷を負 う危険がある。 1. ドレンプラグの下にオイルを受ける容器をおく図 76 。 2. ドレンプラグ 図 76 を外して排出されるオイルを 回収する。 運転終了直後に機器に触れる場合にはある 程度の冷却時間をおくこと。 3. 注 ドレンプラグの状態を点検し、必要に応じて 交換する。 エンジンオイルフィルタの下にオイルを受ける容 器をおく 図 76 。 注 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適 切な方法で処分する。 3. ドレンポートにドレンプラグを元通りに取り付け、 33-37 N·m32.5-36.6 kg.m = 24-27 ft-lbにトル ク締めする。 4. 助手席を前に倒して、支え棒をスロットに入れ て固定する。 5. エンジンバルブカバー図 77からオイル補給口 のキャップを取り、所要量の約 80% のオイル を入れる。 g028169 図 76 1. 4. ドレンプラグ 2.
燃料系統の整備 注 必要に応じて補給口のキャップを取り、ディッ プスティックの FULL マークまで補給してキャッ プを閉める。 11. 危険 ディップスティックとエンジンシールドを取り付け、 運転席を元通りにする。 条件次第では燃料は引火 爆発しやすく、火災や爆 発を起こすと非常に危険である。発火したり爆発し たりすると、やけどや火災などを引き起こす。 PCV バ ル ブ の 点 検 • 燃料補給は必ず屋外で行い、燃料をこぼさぬ よう、補給に際しては漏斗などの器具を使用す る。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補給す る時は、タンク上面から約25 mm下 下のレベルを 超えて給油しない。これは、温度が上昇して 燃料は膨張したときにあふれないように空間を 確保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器で保 存し、容器には必ずキャップをはめる。 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと 1. 2.
6. 燃料ポンプ / センダーユニットを回しながら慎重に 燃料タンクの首から外す図 80。 重要 燃料ポンプ / センダーユニットを外す際に ユニットのフロートのアームを破損させないように 十分注意してください。 g032542 図 79 1. ねじ#10 x ¾" 7. 2ソケットコネクタ燃料ポン プ / センダーユニット 2. カバー 8. 3. 燃料タンク 9. ナット燃料ポンプ / センダー ユニット シール 4. 2ソケットコネクタ車両側ワ 10. イヤハーネス 燃料ホースカップラ 5. 2ピンコネクタ燃料ポンプ / 11. センダーユニット フィッティング燃料ポンプ g032543 図 80 1. 6. 2ピンコネクタ車両側ワイヤ ハーネス 3. 燃料ポンプ / センダーユニットの2ピンコネクタか ら、車両用のワイヤハーネスの2ソケットコネクタ を外し燃料ポンプ / センダーユニットの2ソケット コネクタから、車両用のワイヤハーネスの2ピン コネクタを外す図 79。 4.
燃料フィルタの交換 1. 燃料ポンプとセンダーユニットの取り 付け 燃料ポンプのフィッティングから燃料フィルタのピッ クアップチューブを外す図 81。 1. 注 燃料フィルタは廃棄してください。 フロートのアームとピックアップチューブを支えな がら、フロートと燃料フィルタを燃料タンク内に入 れる 図 80 。 重要 フロートと長い脚がタンク内部で前方を向 き、燃料ポンプ上部のフィッティングが車両の中 心 線 に 90° の 角 度 で 向 く よ う に し て く だ さ い 。 2. 燃料ポンプ / センダーユニットを、燃料タンク内部 に入れる図 80と図 81。 3. 燃料ポンプ / センダーユニットおよび燃料タンク の首にシールとナットを取り付け、ナットを十分 に締め付ける図 80。 4. 燃料ポンプのフィッティングに燃料ホースのカップ リングを接続する図 80。 注 燃料ホースのカップリングのロッキングスリー ブがカップリングをポンプのフィッティングに固定し ていることを確認してください。 5.
電気系統の整備 燃料タンクの内部清掃 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 電気系統に関する安全確保 燃料システムが汚染された時や、長期にわたって格 納する場合、タンクを空にして内部を清掃してくださ い。タンクの清掃には新しいきれいな燃料を使用し てください。 1. サイホンなどを使って、車両の燃料タンクから、 法定で定められた安全な容器に燃料を移し替え るなどして内部の燃料を抜く。 注 車体からタンクを取り外す場合には、燃料 ホースと電気コードを燃料ポンプとセンダーユニッ トから外す必要があります。 燃料ポンプとセン ダーユニットの取り外し (ページ 55)を参照。 2. 燃料タンクから燃料を抜き取り、必要に応じてき れいな燃料で内部を洗浄する。 3. 燃料フィルタを交換する 燃料フィルタの交換 (ペー ジ 57)を参照。 4.
バッテリーの整備 警告 バッテリーケーブルの接続ルートが不適切で あるとケーブルがショートを起こして火花が発 生する。それによって水素ガスが爆発を起こ し人身事故に至る恐れがある。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナ ス 黒 ケーブルから取り外し、次にプラス 赤 ケーブルを外す。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケーブルから取り付け、それからマイ ナス 黒 ケーブルを取り付ける。 取り扱い後は手を洗うこと。 バッテリーはいつもきれいに、またフル充電状態に 保持してください。バッテリーやバッテリーボックスは ペーパータオルで清掃します。端子部に腐食が発生 した場合には、重曹水水 重曹 で清掃します。清掃後 は、腐食防止のためにバッテリー端子にワセリンなどを 塗布してください。 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属 部分が触れるとショートを起こして火花が発
バッテリーを充電する 走行系統の整備 重要 バッテリーは常時フル充電状態に維持してくださ い こ の と き 電 解 液 の 比 重 は 1.260 に な り ま す 。 特 に 氷 点下で保管する場合にはこのことを守ってください。 タイヤとホイールの点検 1. シャーシからバッテリーを取り外す バッテリーの 取り外し (ページ 59)を参照。 2. バッテリー端子に3-4 Aのバッテリー充電器を接続 し、3-4 Aで4-8時間充電する。 100運転時間ごと—ホイールナットのトルク締め を行う。 重要 充電しすぎないように注意すること。 100運転時間ごと—タイヤの状態と磨耗程度を 点検する。 3. 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 8 時間—ホイールナッ トのトルク締めを行う。 シャーシにバッテリーを取りつける バッテリーを 取り付ける (ページ 59)を参照。 前輪のラグナットは 75-102 N·m7.6-10.3 kg.m = 55-75 ft-lb、後輪のラグナットは 95-122 N·m10.4-12.4 kg.
g238952 図 85 1. 補給プラグ 12 時の位置 2. 点検プラグ 3. ドレンプラグ 6 時の位置 2. g238948 図 87 1. 補給プラグ 2. 補給プラグの穴プラネタリ オイル 点検プラグを取り外す図 50。 オイルが補給口の穴についているねじ山の下の ふちまであれば適正である。 5. 3. 点検プラグ 補給用プラグについている O リングに磨耗や破 損がないか点検する。 磨耗・破損している場合は交換する。 6. 補給プラグと点検プラグを取り付ける図 87。 7. マシンの反対側のプラネタリギアドライブにも、ス テップ 1-6 の作業を行う。 プラネタリギアオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 400運転時間ごと または1年に1回のうち早く到 達した方の時期 。 プラネタリギアオイルの抜き取り g238949 図 86 1. 3. 点検プラグ 2. 点検用プラグについている O リングに磨耗や破 損がないか点検する。 磨耗・破損している場合は交換する。 4. 1.
プラネタリギアドライブへのオイルの 補給 ギ ア オ イ ル の 種 類 高品質の SAE 85W140 ギアオイル オ イ ル の 量 0.62 リットル 1. 補給プラグの穴から、新しいオイルをゆっくりと入 れる図 87 プラネタリギアオイルの点検 (ページ 60) を参照。 補給口の穴についているねじ山の下のふちまで オイルがくればよい。 重 要 620 ml が 入 り 終 わ る 前 に 一 杯 に な っ て し 時間 ほ ど 待 つ か 、 一 度 プ ラ グ を ま っ た 場 合 は 、 1時 はめてマシンを 3 m ほど移動させると、ブレー キシステムにオイルがまわって残り量を補給す ることができるようになります。そのようにして全 量を入れてください。 g238951 図 88 1. 補給プラグ 4. ドレンプラグの穴プラネタ リオイル 2. 補給プラグの穴プラネタリ オイル 5. ドレンプラグ 3. 点検プラグの穴プラネタリ オイル 6. 点検プラグ 3. ドレンプラグと点検プラグに金属粉が付着して いないか調べる。 2.
冷却系統の整備 冷却系統の整備 整 備 間 隔: 100運転時間ごと—冷却水ホースを点検す る。 冷 却 水 容 量 5.5 リットル 冷 却 液 の タ イ プ 水とエチレングリコール不凍液の 5050 混合液 g002247 図 90 1. タイヤのセンターライン 後 側 2. タイヤのセンターライン 前 側 3. 3.
冷却液を交換する。 整備間隔: 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達 した方—冷却液点検メーカーの指示 に従ってし、必要に応じて交換する。 用 意 す る も の 目盛付きの容器 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、散布 ポンプとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2. エンジンが十分に冷えているのを確認してラジエ ターのキャップを開ける (図 92)。 3. ラジエターの下に大きな容器をおく。 4. ドレンバルブを開いて冷却液を排出する図 93。 g028232 図 92 1. ラジエターのキャップ 3. 補助タンクのキャップ 2. 補助タンク 4. 補給位置マーク 4. ラジエター内部と補助タンクの液量を点検する 注 ラジエターは補給口の首の上部まで、補助タ ンクはFULLマークまであれば適正です図 92。 5. 不足であれば補助タンクとラジエター本体に補給 するラジエターは首の部分まで、タンクはFULL マークまで入れる図 92。 g002252 図 93 1. ドレンバルブ 重要 補助タンクに入れすぎないように注意する。 5.
12. エンジンの始動と停止を何度か行い、その後に 冷却液の量をもう一度確認する。 ブレーキの整備 注 必要に応じてラジエターと補助タンクに冷却 液を補給する ブレーキの調整 ペダルを踏んでから抵抗を感ずるまでの距離遊びが 25 mm 以上になったらブレーキを調整してください。 1. 平らな場所に車両を移動し、散布ポンプとエン ジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、キーを抜 き取る。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. 車両が動き出さないよう、輪止めを掛ける。 4. 駐車ブレーキを解除する。 5. ブレーキケーブルの車両前端側にある前ジャム ナットをゆるめる (図 94)。 g002253 図 94 1. 6. 前ジャムナット 2. 後ジャムナット 後ナットを均等に締めて、ブレーキペダルの遊び を10-20 mm に調整する図 94。 重要 後ナットは つを均等に締めて、前ナットから 突き出ているブレーキケーブルのねじ山部分が同 じ長さになるようにしてください。 7.
ベルトの整備 油圧系統の整備 オルタネータベルトの整備 油圧系統に関する安全確保 • 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 8 時間 100運転時間ごと オルタネータ兼冷却ファン用ベルトの状態と張りを点検 する。必要に応じてベルトを交換してください。 • 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、散布 ポンプとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 • 2. オルタネータベルトの中央部を上から 10 kg 程度 の力で押してたわみの大きさを調べる。 • 注 10-12 mm 程度のたわみが出るのが適正で ある。たわみが多すぎる場合にはステップ3へ 進む。たわみが適正であれば、ベルトの点検 を終了する。 3.
油圧オイルについて ルは、通常の鉱物系油圧オイルと互換性があります が、通常のオイルから切り替える際には、生分解性能 を最大限に発揮させるために、油圧系統内部を洗浄 することを強くお奨めします。この生分解オイルは、 リッ ト ル モ ー ビ ル 代 理 店 に て 19 リ ッ ト ル 缶 ま た は 208リ 缶でお求めになれます。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、散布 ポンプとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2.
g013790 図 99 1. 後側のフィルタ 2. 後輪 g014219 3. 図 100 フィルタ取り付け部周辺をウェスできれいにぬ ぐう。 1. 油圧オイルタンク 2. 油圧ホースとフィッティング 4. フィルタの下にオイルを受ける容器をおく。 5. フィルタを外す。 3. 6. 新しいフィルタのガスケットにきれいな油圧オイ ルを塗る。 油圧オイルタンクの下にオイルを受ける大きな 容器をおく。 4. ホースのフィッティングをタンクから外してオイルを 容器に受ける図 100。 7. フィルタ取り付け部をウェスできれいに拭く。 8. ガスケットが取り付けプレートに当たるまで手で回 して取り付け、そこから更に½回転増し締めする。 5. フィッティングとホースを元通りに取り付け、固 定する。 9. エンジンを始動し、高速て3-5分間運転し、油圧 システム内のエアをパージする。 6. 10.
散布系統の保守 ホースの点検 整 備 間 隔: 200運転時間ごと—ホースとその接続部す べてについて破損の有無と接続状 態の点検を行う。 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方—バルブアセンブリのOリングを点検し、必 要に応じて交換する。 散布系統の各ホースを点検し、割れ、漏れその他の 破損が発生していないか調べてください。同時に、接 続部やフィッティングも点検してください。破損している ホースやフィッティングは交換してください。 g033578 図 102 1. 取水部フィルタの交換 5. 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと スクリーンベーン 2. 取水部フィルタ 新しいフィルタをハウジングに取り付ける。 注 フィルタは奥まで完全に差し込んでください。 注 散布作業に合った取水部フィルタのメッシュサイズを 6. 調べる 取水部フィルタの選択 (ページ 23)を参照。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2.
注 ボウルから液が完全に抜けるのを待つ。 4. 4. ボウルを左に回してフィルタヘッドから外す 図 103 。 5. 古い圧力フィルタエレメントを外す図 103。 注 フィルタは奥まで完全に差し込んでください。 5. 注 外した古いフィルタは廃棄する。 6. タレットにノズルを取り付ける図 104。 ブームを水平に調整する ドレンプラグの O リングボウルの内側とボウル の O リングフィルタヘッドの内側に傷や破損がな いか点検する図 103。 左右のブームを水平に維持するためには、中央ブー ムについているアクチュエータを、以下の手順で調 整します 注 プラグ用もボウル用も、磨耗したり破損したり しているOリングは交換してください。 7. 新しいノズルフィルタを取り付ける図 104。 新しい圧力フィルタエレメントをフィルタヘッドに取 り付ける 図 103 。 1. ブームを散布位置にセットする。 2. ピボットピンからコッターピンを抜き取る図 105。 注 フィルタエレメントがヘッドに密着しているこ とを確認してください。 8.
g014220 図 106 g242083 1. アクチュエータロッドの平た い面 5. 調整する 2. 3. ジャムナット アイレット 6. この姿勢で締め付ける 7. ジャムナットを締めて調整 を固定した状態 4. ジャムナットゆるめた 6. 図 107 アイレットロッドを回転させてアクチュエータを希望 の長さに調整する図 106。 注 ブームにロッドを組み付けるためには、アイ レットロッドを半回転または全回転させる必要が あります。 1. ナイロンブッシュ 4. エンド端部チャネル部材セ ンターフレーム 2. ピボットブラケット 5. フランジボルト 3. フランジロックナット 6. ピボットピン 4. センターフレームのエンドチャネルからブーム & ピボットブラケットアセンブリを取り外すとナイロン 製ブッシュが見える。 5.
ポンプの保守 洗浄 ポンプの点検 ラジエターの冷却フィンの清掃 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方—ポンプのダイヤフラムを 点検し、必要に応じて交換する 代理 店に連絡する。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—ラジエターのフィンを清 掃する。 重要 エンジンが高温の時に水をかけないでください エ ンジンを破損させる恐れがあります。 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した 方—ポンプのチェックバルブを点検し、必要に応 じて交換する 代理店に連絡する。 注 以下の構成機器は消耗機材であり通常の使用によっ て劣化磨耗しますので、製造上の瑕疵が明らかな場合 を除き、このマシンの製品保証の対象にはなりません。 弊社代理店に依頼して、以下の項目についてポンプの 内部点検を行ってください • ポンプのダイヤフラム • ポンプのチェックバルブアセンブリ 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、散布 ポンプとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2. 運転席と助手席を前に倒して、支え棒をスロッ トに入れて固定する。 3.
攪拌バルブと個別ブームバル ブの清掃 • 攪拌バルブの洗浄については以下の項を参照のこと 1. フランジフローメータのボ ディ 2. 下流のハブキー溝が上向き 8. 7. リテーナリング 9. 下流の矢印フローメータの 10. ボディ 5. 上流 11. 3. 4. 6. バルブアクチュエータの取り外し (ページ 73) 2. 攪拌マニホルドバルブの取り外し (ページ 74) 3. マニホルドバルブの洗浄 (ページ 76) 4. マニホルドバルブの組み立て (ページ 77) 5. 攪拌マニホルドバルブの取り付け (ページ 79) 6. バルブアクチュエータの取り付け (ページ 80) 個別ブームバルブの洗浄については以下の項を 参照のこと • g214630 図 108 1. 上流のハブとベアリング キー溝が上向き タービンスタッド 1. バルブアクチュエータの取り外し (ページ 73) 2. 個別ブームマニホルドバルブの取り外し (ペー ジ 75) 3. マニホルドバルブの洗浄 (ページ 76) 4.
2. 攪拌バルブマニホルドを圧力フィルタヘッドとカッ プリングアダプタの各フランジに固定しているフラ ンジクランプ3個を外す図 110。 3. 攪拌バルブマニホルドをバルブサポートに固定し ているフランジヘッドボルト¼ x ¾" 2本とフランジ ロックナット¼"2個を取り外す図 111。 g032545 図 109 図は個別ブームバルブのアクチュエータ攪拌バルブのアク チュエータもほぼ同様 アクチュエータ個別ブーム バルブ 2. リテーナ 1. 3. 3. ステムポート マニホルドバルブからアクチュエータを取り外す。 g191302 攪拌マニホルドバルブの取り外し 1. 図 111 攪拌ホース用のクイックコネクトカップラを攪拌バ ルブ用のマニホルドに固定しているクイックコネク トピンを外す 図 110。 1. マニホルド 攪拌バルブ 4. フランジヘッドボルト¼ x ¾" 2. 3. バルブサポート フランジロックナット¼" 5. ガスケット 4.
個別ブームマニホルドバルブの取り 外し 1. ブームバイパスバルブ用のクイックコネクトカップ ラをブームマニホルドバルブに固定しているクイッ クコネクトピンを外す 図 112。 g191300 図 113 個別ブームバイパスバルブ 3. 2. クイックコネクトピン フランジ カップリングアダ プタ 3. ブームマニホルドバルブ 2. フランジ ブームマニホルド バルブ 4. フランジクランプ 4. g191303 図 112 1. 1. クイックコネクトカップラブー ム給液ホース 4. クイックコネクトフィッティン グ攪拌バルブマニホルド 2. ブーム給液ホース用のクイックコネクトカップラを ブームマニホルドバルブのクイックコネクトフィッ ティング用のマニホルドに固定しているクイックコ ネクトピンを外す 図 112。 3.
注 必要に応じ、左または右のブームバルブ用 マニホルドの取り付け部をゆるめて隙間を作って ください。 注 フランジクランプ、ガスケット、クイックコネクト ピンは 個別ブームマニホルドバルブの取り付け (ページ 78)で使用します。 マニホルドバルブの洗浄 1. バルブのステムを閉にセットする図 115B。 g028243 図 116 攪拌バルブのマニホルド g027562 図 115 1. 2. バルブ 開 2. 1. ステムのリテーナ 2. 3. 7. バックシートの Oリング 0.676" × 0.07") バルブステム 8. バルブシートのリング ステムポート 9. マニホルドボディ バルブ閉じる マニホルドのボディ両端部にあるエンドキャップ フィッティングアセンブリ2個を取り外す図 116 と 図 117 。 76 4. ステムキャプチャリテーナ 5. エンドキャップフィッティング 11. 6. エンドキャップシールの O リング0.796 × 0.139" 10.
マニホルドバルブの組み立て 別 途 調 達 す る 資 材 透明シリコングリス 重要 バルブ組み立てには、シリコーングリス以外のグ リスを使用しないでください。 1. 出口フィッティングの O リング個別ブームバルブマ ニホルドのみ、エンドキャップの O リング、バック シートの O リング、ボールシートそれぞれに傷や 過度の摩耗がないか点検する図 116 と 図 117。 注 磨耗したり破損したりしているOリングやシー トは交換してください。 g028240 2. バルブのステムにシリコーングリスを塗り、ステ ムをバルブステムシートに取り付ける図 116 と 図 117 。 3. バルブステムとシートをマニホルドに取り付けてス テムリテーナで固定する 図 116 と 図 117。 4. バックシートの Oリングとボールシートが相互に整 列しており、エンドキャップのフィッティングに適切 に収まっていることを確認する図 116 と 図 117。 5.
個別ブームマニホルドバルブの取り 付け 1. ステップ 個別ブームマニホルドバルブの取り外し (ページ 75) で外したガスケット2枚を、ブームバ ルブマニホルドのフランジに合わせる図 119。 注 必要に応じ、左または右のブームバルブ用 マニホルドの取り付け部をゆるめて隙間を作って ください。 g191303 図 120 1. 個別ブームバイパスバルブ 3. 2. クイックコネクトピン 4. g191304 図 119 1. フランジロックナット¼"左右 4. フランジ カップリングアダ のブームバルブマニホルド プタ 位置 2. 3. 個別ブームバイパスバルブ 5. ガスケット クイックコネクトフィッティン 6. フランジヘッドボルト ¼ x グブームバルブマニホルド ¾"左右のブームバルブマ ニホルド位置 2. ブームバルブマニホルドを、もう1つのブームバ ルブまたはカップリングアダプタの各フランジの間 に入れる 図 119 。 3.
6. フランジヘッドボルトとフランジロックナットを 1978-2542 N·cm 2.0-2.6 kg.m = 175-225 in-lb に トルク締めする。 7. フランジクランプ2個を手締めする図 121。 8. ブームホースのクイックコネクトカップラを、ブー ムバルブマニホルドのクイックコネクトフィッティ ングに組み付けて、クイックコネクトピンで固定 する 図 120 。 9. 左あるいは右のブームバルブマニホルドの固 定をゆるめた場合には、そのボルトとナットを 19.78-25.42 N·m2.0-2.6 kg.m = 175-225 in-lbに トルク締めする。 攪拌マニホルドバルブの取り付け 1. 攪拌バルブマニホルドのフランジ、ガスケット 3 枚、攪拌バイパスバルブのフランジ、圧力フィル タのヘッド、カップリングアダプタを整列させる 図 122と図 123 。 g191301 図 123 フランジ圧力フィルタのヘッ 4. クイックコネクトピン ド 2. フランジカップリングアダプ 5. クイックコネクトカップラ攪 タ 拌ホース 6. クイックコネクトフィッティン 3.
保管 バルブアクチュエータの取り付け 1. 2. アクチュエータをマニホルドバルブに合わせる 図 109 。 アクチュエータとバルブを固定するステップ 2 バ ルブアクチュエータの取り外し (ページ 73) で外 したものを使用する。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、散布 ポンプとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2. エンジンのシリンダヘッドの冷却フィンやブロアハ ウジングをふくめた車両全体を洗浄する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。 高圧の水で洗浄すると電気系統やグリス部へ水 が浸入する恐れがあります。また、コントロール パネルやヘッドライド、エンジン、バッテリー部に 大量の水をかけないようにしてください。 3. 4. 以下の要領でスプレーヤシステムの整備を行う A. 真水タンクの水を抜く。 B. 液剤散布システムからできるだけ完全に液 を抜く。 C. アルコール系でない、錆止め成分入りの RV 用不凍液を用意するメーカーの指示に従っ て薄めるなどする。 D.
C. エアクリーナの整備を行う エアクリーナを 点検する (ページ 51)を参照。 D. グリスアップを行う 散布用ポンプのグリス アップ (ページ 49)を参照。 E. エンジンオイルとフィルタを交換する; エ ンジンオイルフィルタの交換 (ページ 53) と エンジンオイルの交換 (ページ 54)を 参照。 F. タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を 点検する (ページ 22)を参照。 G. 以下の要領で燃料システムの整備を行う i. エンジンを始動し約 5 分間回転さ せる。 ii. エンジンを停止する。 iii. 新しいきれいな燃料を使って燃料 タンクを洗浄する。 iv. 燃料関係のフィッティングを確実 に固定する。 H. スタータモータを使ってクランクを回転させ て内部にオイルを十分に行き渡らせる。 I. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め 付けや交換、修理を行う。 注 摩耗した部品や破損した部品はすべ て修理または交換する。 J. 全部の散布ホースを点検する。 注 摩耗した部品や破損したホースはす べて修理または交換する。 K.
故障探究 エンジンと車両の故障探究 問題 スタータでエンジンがクランキングしない。 クランキングするが始動しない。 考えられる原因 1. 配線のゆるみ、腐食など。 1. 配線を点検修正する。 2. ヒューズが飛んでいる、ゆるい、など。 3. バッテリーが上がっている。 2. ヒューズを点検交換する。 3. バッテリーを充電または交換する。 4. スタータやスタータソレノイドの故障。 5. エンジン内部の焼き付き。 4. 代理店に連絡してください。 5. 代理店に連絡してください。 1. ガス欠。 1. 燃料タンクに新しい燃料を入れる。 2. 燃料に水が混入または燃料が粗悪。 2. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 3. 洗浄または交換する。 3. 燃料ラインが詰まっている。 4. RUN リレーに通電されていない。 始動するがすぐ止まる。 5. スタータのスイッチが破損している。 4. 代理店に連絡してください。 5. 代理店に連絡してください。 1. 燃料タンクの通気口が詰まっている。 1. 燃料キャップを交換する。 2.
問題 エンジンのパワーが出ない。 考えられる原因 対策 1. エンジンオイルの量が不適切。 1. オイルを適量Fullマークに調整する。 2. エアクリーナのエレメントが汚れている。 3. 燃料に水が混入または燃料が粗悪。 2. エアクリーナのエレメントを交換する。 3. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 4. 上の「エンジンがオーバーヒートしてい る」を参照。 4. エンジンのオーバーヒート。 5. 燃料タンクの通気口が詰まっている。 6. エンジンの圧縮不良。 5. 燃料キャップを交換する。 6. 代理店に連絡してください。 1. エンジン固定ボルトがゆるい。 1. 固定ボルトを締め付ける。 2. エンジン自体のトラブル。 2. 代理店に連絡してください。 エンジンが咳き込むあるいは止まって前進 後退できない、または速度がでない。 1. 駐車ブレーキが掛かっている。 1. 駐車ブレーキを解除する。 前進も後退もできない。 1. 駐車ブレーキが解除されていない。 1. 駐車ブレーキを解除またはリンクを修 正。 2. トランスミッションの故障。 3.
散布システムの故障探究 問題 ブームから散布しない。 考えられる原因 対策 1. ブームバルブの配線不良。 1. バルブを手動でOFFに戻す。コネクタを 外して接点部の点検と清掃をする。 2. ヒューズが飛んで開回路になっている。 3. ホースが何かに挟まれている。 2. ヒューズを点検し、必要に応じて交換 する。 3. ホースを修正または交換する。 4. 個別ブームバイパスの調整不良。 4. 正しく調整する。 5. ブームバルブの破損。 6. 電気系統が故障している。 6. 代理店に連絡してください。 5. 代理店に連絡してください。 散布がとまらない。 1. バルブの破損。 1. 個別ブームバルブを分解点検する; 「個 別ブームバルブの洗浄」を参照。全部 の部品を点検し不良品を交換する。 ブームバルブから液洩れする。 1. Oリングの劣化。 1. バルブを分解してシールを交換するバ ルブ修理キットを代理店から入手する。 2. 弁座の磨耗または破損。 2.
図面 g034336 散 布 シ ス テ ム 回 路 図 (Rev.
メモ
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