User Manual

ボイスを編集する(ボイスエディット)
CVP-609/605リファレンスマニュアル
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サウンド
フィルター
フィルターとは特定の周波数帯域だけを通過させ、ほかの周波数帯域の信号をカットすることによって音
質を変化させる機能です。フィルターを使って、シンセサイザーのような電子的なサウンドを作り出すこ
ともできます。
ブライトネス
フィルターのカットオフ周波数(どの周波数帯の信
号以上をカットするか)を設定して、音の明るさを
調整します。値を高くするほど、明るい音になり
ます。
ハーモニック
コンテント
カットオフ周波数付近の音量を持ち上げる(レゾ
ナンス)機能です。値を高くするほどレゾナンス
効果が強くなり、音にクセを付けることができま
す。
EG
EG(エンベロープジェネレーター )により、時間経過の中でどのよう
に音量が変化していくかを設定できます。
これにより、「音の立ち上がりや減衰が速い」(パーカッションなど)
や、「余韻が長い」(ピアノなど)といった生楽器が持つさまざまな音の
特性を作り出すことができます
アタック
鍵盤を押さえたとき、0から最大の出力レベルに達するまでの時間を設定します。
値を小さくするほど、音の立ち上がりが速くなります。
ディケイ
最大の出力レベルから減衰してサステインレベル(鍵盤を押さえている間持続する一定
のレベル)に達するまでの時間を設定します。値を小さくするほど、音が速く減衰しま
す。
リリース
鍵盤を離したあと、出力レベルが0に達するまでの時間を設定します。値を小さくす
るほど、音が速く消えます。
ビブラート
ビブラートとは、音程を周期的に変化させて、音の揺れを作る効果
す。
深さ
ビブラート効果の深さを決定します。値を高くするほど、ビブラートが深くかかりま
す。
スピード
ビブラートのスピードを設定します。
ディレイ
鍵盤を弾いてからビブラートがかかり始めるまでの時間を設定します。値を高くする
ほど、ビブラートがかかるまでの時間が長くなります。
モジュレー
ション
ペダルにモジュレーションを割り当てると(38ページ)、演奏中のボイスのピッチの変調(ビブラート)だけ
でなく、下記項目に対して変調(ビブラート)をかけることができます。ここでは、編集したボイスを使って
鍵盤演奏しているときにペダルでモジュレーションをかけた場合の、各項目への効果のかかり具合が設定
できます。
フィルター
フィルターカットオフ周波数をコントロールする場合の、効果の深さを設定します。
フィルターについては、43ページをご覧ください。
アンプリチュー
アンプリチュード(音量)をコントロールする場合の、効果の深さを設定します。
カットオフ
音量
周波数
カットされるそのまま通過す部分
レゾナンス
音量
周波数
時間
レベル
サステインレベル
鍵盤を弾く
鍵盤を離す
アタ リースディケ
深さ
スピー
ディ
時間
レベル