Form No. 3404-842 Rev B Multi Pro® 5800-G ターフスプレーヤ シリ ア ル 番 号 316000001 以 上 モ デ ル 番 号 41594—シ 製品の登録は www.Toro.com.
におたずねください。お問い合わせの際には、必ず製 品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。 図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取 り付け位置を示します。 この Multi Pro® ターフスプレーヤは、芝生に液剤を散 布するための専用の装置であり、そのような業務に従 事するプロのオペレータが運転操作することを前提とし て製造されています。この製品は、集約的で高度な管 理を受けている公園やゴルフ場、スポーツフィールド、 商用目的で使用される芝生に対して液剤を散布するこ とを主たる目的として製造されております。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 この製品に使用されているスパーク式着火装置は、カ ナダの ICES-002 標準に適合しています。 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局
目次 エアクリーナを点検する ..................................49 エンジンオイルについて ..................................50 PCV バルブの点検 ........................................52 燃料系統の整備 ................................................... 53 燃料ラインと接続の点検 .................................53 燃料フィルタの整備........................................53 燃料タンクの内部清掃 ....................................55 燃料系統からのエア抜き.................................55 電気系統の整備 ................................................... 56 ヒューズの交換 .........................
安全について 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人 身事故につながります。 事故を防止するため、以下 に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵 守事項は必ずお守りください。これは「注意」、「警 告」、「危険」など、人身の安全に関わる注意事項 を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの 重大な人身事故が発生することがあります。 • 各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告 表示などに十分慣れ、安全に運転できるようにな りましょう。 • 本機を運転する人、整備する人すべてに適切なト レーニングを行ってください。トレーニングはオー ナーの責任です。 • 適切な訓練を受けていない人には絶対に機械の運 転や整備をさせないでください。 注 地域によっては機械のオペレータに年齢制限を 設けていることがありますのでご注意ください。 この機械はSAE J2258規格に適合しています。 • 安全な運転のために 重要 この機械はオフロード用の車両として設計製造さ れたものであり、公道上を通常走行するためのもので はありません。この車両で公道上を走行する場合に は、各地域の法令などに従
• • • 作業前に、 始動前の点検を行う (ページ 23)に記 載されている各部を必ず点検してください。万一異 常を発見したら作業を中止 してください。必ず使 用する前に修理や調整を行って問題を解決してお いてください。 運転席や助手席の周辺に薬剤がこぼれていたり、 こびりついていたりしないように管理してください。 ポンプを作動させる前に、全部のラインコネクタが 適切に接続されていること、およびホースの状態が 良好であることを確認してください。 • • • • • 注 液漏れしている場合は本機を使用しないでくだ さい。 • • 薬剤の安全管理 • 警告 液剤や粒剤散布装置で取り扱う農薬は、人体や 動植物、土壌などに危険を及ぼす可能性がある ので取り扱いには十分注意してください。 • 自分自身の安全を守るために、農薬を取り扱う 前に、容器に張ってあるラベルや安全データ など取り扱い上の注意をよく読んで シート MSDSな 理解し、薬剤メーカーの指示を守る。皮膚の露 出をできるだけ小さくしてください。身体と薬剤 との接触を防止し危険から身を守ることのでき を着 用 し て く だ さ い 。 例
• • • – 旋回するときは必ず速度を落とす。急旋回など 突然の操作は、その後の制御が不安定になり やすく事故のもとであるから行わない。 – バックする際には必ず後方を確認し、人がいな いことを確かめる。後退時は速度を落とす。 – 道路付近で作業するときや道路を横断するとき は通行に注意する。歩行者や他の車両に対 し、常に道を譲る心掛けをもつ。本機は公道 や高速道路を走行するための車両ではない。 右左折などの進路表示は常に早めに行い、 他車の注意を喚起すること。その他交通ルー ルを守って運転する。 – 爆発性の物質が空気中に存在する所では本機 の電気系統や排気系統からの火花が爆発を引 き起こす可能性がある。爆発性のチリやガスが 空気中に含まれている所では絶対にこの車を 運転しない。 – 安全に確信が持てない時は 作業を中止 して責 任者に報告し、その指示に従う。 エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体やマフ ラーに触れないでください。これらの部分は高温に なっており、触れると火傷を負う危険があります。 万一、機体が異常な振動をした場合は直ちにエン ジンを停止し機械の全動作が停止するのを待ちそ れから点
警告 • 油圧のピンホールリークやノズルからは液体が高圧 で噴出しているので、手などを近づけないでくださ い。リークの点検には新聞紙やボール紙を使ってく ださい。高圧で噴出する液体が皮膚を貫通すると 身体に重大な損傷を引き起こしますので、万一この ような事故が起こったら数時間以内に外科手術を受 けないと壊疽(えそ) を起こします • 大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な 時は、トロの正規代理店にご相談ください。 • いつも最高の性能を維持するために、必ずトロの純 正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリ を使用すると危険な場合があります。スプレーヤ の改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久性など が変化し、そのために事故が起きる可能性があり ます。このような使い方をすると製品保証が適用 されなくなります。 路面の急変化が起こるとハンドルが突然回転 し、手や腕にけがをする場合がある。 不整地では地表面が突然変化しやすいので安 全に十分注意する。 • ハンドルは円周部をやわらかく握る。スポークやハ ブの部分でハンドルを持たない。 液剤の積み込み どのくらいの重量を積んでいるかで車両の
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。 読めなくなったも のは必ず新しいものに貼り替えてください。 decal93-6686 93-6686 1. 油圧作動液 2. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal107-8667 107-8667 1. ジャッキアップ 2. ジャッキアップ個所 3. 警告 ― ジャッキアップに関する詳しい情報は オペレーター ズマニュアル を参照のこと。 decal100-8619 decal107-8722 100-8619 1. スプレー ON 2. 107-8722 スプレー OFF 1. 駐車ブレーキの掛け方1) 駐車ブレーキペダルを踏み込む 2) 駐車レバーをロック位置にセットする。 decal106-5517 106-5517 1. 警告高温部に触れないこと。 decal107-8724 107-8724 decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 3. 2. 爆発の危険 オペレーター ズマニュアル を読むこと。 4.
decal107-8731 107-8731 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. ナットを75102N·m7.610.4kg.m=5575ft-lbにトルク締めする。 decal107-8732 107-8732 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. ナットを95122N·m10.412.5kg.m=7590ft-lbにトルク締め する。 decal117-2718 decal117-4955 117-2718 117-4955 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 運転席ではシート ベルトを着用すること 車体を傾けないこと。 2. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 decal119-6035 119-6035 1. エンジン停止 2. エンジンRUN、予熱 3. エンジン始動 decal120-0616 120-0616 1.
decal120-0624 120-0624 decal120-0617 1. 打撲や手足の切断の危険 車両走行中の乗り降り禁止。乗り 降りは必ず完全停止してから。 2. 転落や衝突でけがをする危険 タンクに乗らないこと 乗車 中は車外に手足を出さないこと 助手席側の乗員はてすり を持つこと。 120-0617 1. 手を挟まれる危険 蝶番部に手を近づけないこと。 2. ブームが当たると危険 周囲の人を十分に遠ざけること。 decal120-0625 120-0625 1. 手を挟まれる恐れあり 手を近づけないこと。 decal120-0622 120-0622 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 タンク内に入らないこと。 3. 劇薬による火傷や吸入による危険 手、皮膚、目、鼻の 保護をおこなうこと。 decal120-0627 120-0627 1.
decal127-6979 127-6979 1. 2. ポンプ戻りフロー フロー 3. 攪拌フロー decal132-7689 132-7689 1. 自動 2. 散布モード 3. 4. 手動散布モード フォームマーカーON 10. 散布率増やす 5. フォームマーカーOFF 11. 散布率減らす 6. すすぎ ON 7. 8. すすぎ OFF ソニックセンサーON 9. ソニックセンサーOFF decal127-6981 127-6981 1. バイパス戻りフロー 2. 流量 3. ブームスプレー decal132-7708 132-7708 decal127-6982 127-6982 1. ポンプ戻りフロー 2. ブームスプレー 11 1. ヘッドライトON 2. ヘッドライトOFF 3.
decal133-2758 133-2758 1. Tec ロジック2A 2. Tec 電源7.5A 3. 予備ヒューズ10A 4. イグニッション15A 5. Tec 電源7.5A 6. 7. ブームコントロール10A 作業用ライト15A 8. Tec 電源7.5A 9. 10. クルーズコントロール10A インフォセンター1A ブームとヘッドライト 30 A 12. USB電源15A 11. 13. タンクスプレー40A decal120-0619 120-0619 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 5. 転倒の危険高速移動中は急旋回禁止旋回時は速度を落すこ と法面を走行するときには十分に注意すること。 2. 警告講習を受けてから運転すること。 6. エンジンの始動方法駐車ブレーキを掛け、イグニッションキーを 差し込んで、START位置へ回す。 3. 警告 可動部に近づかないこと 全部のガード類を正しく取り 付けて運転すること。 7.
decal132-7695 132-7695 1. ポンプ ON 5. 速度コントロールON 9. 速度コントロールOFF 右ブーム下降 13. 左ブーム散布 2. ポンプ OFF 6. 10. 右ブーム上昇 14. センターブーム散布 3. 攪拌 ON 7. 左ブーム下降 11. エンジン速度高速 15. 右ブーム散布 4. 攪拌 OFF 8. 左ブーム上昇 12. エンジン速度低速 decal132-7786 132-7786 1. 散布 OFF 2. 散布 ON 3.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 用途 必要なパーツはありません。 – ブーム蝶番スプリングを点検します。 必要なパーツはありません。 – 出荷用バンパーを取り外します。 その他の付属品 内容 始動キー オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 スクリーンフィルタ 数量 用途 2 1 1 1 1 2 実際に運転を始める前に、マニュアルを読みトレーニング資 料をご覧になってください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 スプレーコントロールシステムについて分からないことがある場合や、さらに詳しい情報を知りたい場合に は、システムに付属している オペレーターズマニュアル をご覧ください。 重要 このスプレーヤは、ノズルや散布量コントローラを装備しない状態で販売されます。本機で液剤の散布を行 うためには、手動散布キットを取り付ける必要があります。 スプレーヤはノズルを取り付けなければ使用できません。代理店と相談の上、適切なブームキットやアク セサリ
1 ブーム蝶番スプリングを点検 する 必要なパーツはありません。 手順 重要 ブーム蝶番スプリングの調整を行わないままで 散布システムを使用するとブームアセンブリを破損す る 恐 れ が あ り ま す 。 ス プ リ ン グ の 長 さ を 測 定 し 、 39.6 以上 あ る 場 合 に は ジ ャ ム ナ ッ ト を 締 め て ス プ リ ン グ mm以 を縮めてください。 g035648 梱包上の都合により、ブームエクステンションを前に倒 して収納して出荷している場合があります。ブームをこ の位置に保持するために、スプリングの締め付けをゆ るくしてあります。マシンをご使用になる前に、スプリン グを正しい圧縮状態に調整してください。 1. 必要であれば、出荷中に左右のエクステンション を固定していた梱包用部材を取り去る。 2. ブームを散布位置に配置し、その位置で支える。 3. ブームが開いた状態で、ブーム蝶番の部分で上 部スプリングと下部スプリングの圧縮状態の長さ を測定する(図 3)。 A. 全部のスプリングが、圧縮された状態で 39.6 mm になるように調整する。 B.
2 出荷用バンパーを取り外す 必要なパーツはありません。 手順 1. 出荷用のバンパーを前シャーシプレートに固定し ているボルト、ワッシャ、ナットを取り外す図 4。 g028179 図4 1. ナット 3. ワッシャ 2. 出荷用バンパー 4. ボルト 2.
製品の概要 g032456 図5 1. 助手席 4. 横転保護バーROPS 7. ポンプ 2. 運転席 5. タンクのふた 8. バッテリー 3. 真水タンク 6. 薬剤タンク 9. 作業用ライト g032457 図6 1. ブームコントロールシリンダ 4. 燃料タンク 7. センターブーム 2. 移動走行用ブームクレードル 5. 油圧オイルタンク 8. タンクドレンバルブ 3. バルブマニホルド 6. 右ブーム 9.
各部の名称と操作 g032467 図7 1. 作業用ライトのスイッチ 4. 燃料計 2. ハンドル 5. 助手席用手すり 7. インフォセンター 8. Quick Find™ コンソール 3. 水圧計 6. 物入れ 9. 10.
ブレーキペダル スロットルレバー ブレーキペダル図 8は、車両を減速させたり停止させ るのに使用します。 スロットルレバーは運転席と助手席の間のコントロー ルパネルにあり図 9、エンジンの速度を制御します。 前に倒すとエンジン回転速度が速くなり 後ろに引くと 遅くなります 注意 ブレーキの整備が適切に行われていない状態での 運転は極めて危険であり重大な事故のもとである。 照明スイッチ ヘッドライトの点灯と消灯を行います図 9。スイッチを前 に押すと点灯、後ろに押すと消灯です。 スプレーヤを運転する時は事前に必ずブレーキの 作動状態を点検し、必要に応じて調整を行うこと。 燃料計 駐車ブレーキ 燃料計は、ダッシュボード上にあり、燃料残量を表 示します 図 7 。 常用ブレーキのペダルの左側にあるペダルで操作し ます (図 8)。車両から離れる時は、不意に走りださな いように必ず駐車ブレーキを掛けておいてください。ブ レーキペダルを十分に踏み込んだ状態で、駐車ブレー キペダルを踏み込めば駐車ブレーキが掛かります。ペ ダルをもう一度踏み込めば、駐車ブレーキは解除され ます。急な斜面に停車する場合
スプレーヤ制御部 g034371 図 10 1. バッテリー電圧警告灯 5. 水圧計 2. エンジンオイル圧警告灯 6. タンク撹拌スイッチ センターブームスイッチ 13. ポンプスイッチ 10. 左ブームスイッチ 14. 散布率調整スイッチ 9. 3. グロープラグ警告灯 7. 右ブーム昇降スイッチ 11. マスターブームスイッチ 4. 冷却水温度警告ランプ 8. 右ブームスイッチ 12.
撹拌スイッチ 個別ブームバルブ 運転席右側、センターコンソールにあります図 11。前 に倒すと攪拌を開始し、後ろに倒すと停止します。ON の時にはそのスイッチのランプが点灯します。攪拌を行 うには、エンジンがアイドリングよりも高速で回転してお り、スプレーヤのポンプがONである必要があります。 タンク後部に攪拌バルブがついています図 11。 個別ブーム 3 本へのフローを個別に調整するバルブ で、ON/OFF可能です図 13。 g035263 図 11 g028148 1. アクチュエータ攪拌バルブ 2. 図 13 攪拌バイパスバルブのハ ンドル 1. ノブ個別ブームバイパスバ ルブ 2.
ション機器については、弊社正規サービスディーラーへ お問い合わせください。 g013787 図 14 1. 逆流防止補給口 2. タンクのふた タンクのふた タンク上部の中央にあります。開けるには、まずエンジ ンを停止させ、ふたの前半分を左に回して上に開きま す。この状態でストレーナを取り外すことができます。 閉める時には、ふたを閉じて右に回します。 仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があり ます。 ベース重量 1,307kg 標準スプレーシステム搭載時 重量液剤とオペレータを含まず 1,307kg 標準スプレーシステム搭載時 重量液剤とオペレータを含む 2499 kg 最大車両重量GVW 平坦地で 3023 kg タンク容量 1,135.
運転操作 タイヤ空気圧を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 タイヤ空気圧を適正に維持してください。適正圧は 124kPa1.
危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに引 火する危険がある。発火したり爆発したりすると、 やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置 いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の床材 などが絶縁体となって静電気の逃げ場がなく なるので危険である。 1. 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を 地面に接触させた状態で給油を行う。 3. 燃料タンクのキャップを取る。 4.
3. ストレーナハウジングからホースとフィッティングを 取り外す 図 16 。 4. ストレーナハウジングタンク内部からストレーナを 取り出す 図 17 。 g028263 図 18 後側タンク固定ベルト 4. 前側タンク固定ベルト 2. ボルト 5. 機体正面 3. フランジロックナット 1. 3. g005491 図 17 1. 取水部ストレーナ 5. 水でストレーナを洗浄する。 6. ストレーナハウジングにストレーナをきちんと取 り付ける。 7. ステップ 2で取り外したホースとホースフィッティ ングを、ストレーナハウジングに元通りに取り付 け、リテーナで固定する。 注 タンク固定ベルトを締めすぎないように注意 してください。 運転操作 エンジンの始動手順 1. 2. タンク固定ベルトの点検 3. 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—タンク固定ベル トの点検 4. 重要 ベルトを締め付けすぎると、タンクが変形したりベ ルトが破断したりする可能性があります。 1. メインタンクに水を一杯に入れる。 2.
3. 急いで停止する時にはブレーキペダルを踏み込 む。 • 注 停止距離は積荷や走行速度などの条件に よって異なります。 • • 走行速度固定スイッチの設定方法 薬剤散布 注意 走行ペダルから足を離したままで走行速度固定ス イッチを押すと、車両が急停止し、自身や周囲の 人に怪我をさせる可能性がある。 Multi Pro® スプレーヤの運転は、薬剤を作る、現場に 散布する、タンク内部と配管内部を洗浄する、という3 つの作業から成り立っており、このつの作業を必ず連続 して行っていただくことがスプレーヤの故障防止上非常 に重要です。つまり、前夜に薬液を作って翌日に散布 するというようなことをしてはいけません。このようなこ とをすると、薬液が分離分解するなどして効果が上がら ない、散布装置を損傷するなどの恐れがでてきます。 走 行 速 度 固 定 ス イ ッ チ の ス イ ッ チ を OFF に す る 時 は必ず走行ペダルに足をのせておくこと。 1. 前進走行で希望のスピードまで速度を上げる走 行方法は マシンを運転する (ページ 25)を参照。 2.
真水タンクは助手席後ろの ROPSにあります図 19。 誤って薬液を目や皮膚に付けてしまったときに直ちに洗 い流し行うことができます。 5. エンジンを始動し、駐車ブレーキを掛け、ポンプ スイッチを ON にセットし、スロットルレバーを 高速側に動かす。 タンクに水を入れるには、タンク上面にあるキャップを 外し、水を入れ、元通りにキャップを取り付けます。 6. 撹拌スイッチを ON 位置にする。 重要 トロのスプレーシステムで水和剤を使用す る場合には、バケツなどで一度泥状に溶いてか らタンクに投入してください。この作業を行わない と、タンクの底に水和剤が沈着し、撹拌されなく なったり、フィルタを詰まらせたりといったトラブ ルが発生する恐れがあります。 トロ社ではこの散布装置用に認証されているすす ぎキットの使用をお奨めしています。詳細につい ては弊社代理店におたずねください。 コックのレバーをひねれば水が出ます。 補給口キャップ 2. 真水タンク 3.
とはありませんが、クレードルから外れたら、直ちに元 のように戻してください。 字型 に 組 重 要 移 動 走 行 を 行 う 場 合 は 必 ず ブ ー ム を X字 んでクレードルにセットしてください。これ以外の位置で はブームが破損する恐れがあります。 ブームをクレードルに戻すには、ブームを一旦散布位 置まで下げ、そこから再び移動走行位置に戻してくだ さい。保管中にアクチュエータのロッドが破損するの を防止するため、ブームシリンダが完全に縮んだのを 確認する。 の使 い 方 インフォセンターLCDの インフォセンターLCDディスプレイは、マシンの運転状 態、故障診断などの情報を表示します。インフォセン ターには、起動時画面 (図 20)、ホーム画面、メイ ンメニュー画面、サブメニュー画面などがあって情報 を表示します。 g035344 図 20 起動画面 ホーム画面 車両を起動すると、ホーム画面が表示され、アイコン による表示が行われます駐車ブレーキがON、各ブー ムがON、オペレータは着席していない、など。 注 以下の図は表示例です説明の都合上、車両の使 可能 性 の あ る アイコンすべて
g035269 図 21 1. マスターブームスイッチON 4. 攪拌 ON 7. 駐車ブレーキインジケータ 2. 右ブームON 5. 散布ポンプON 8. 走行速度 マイル毎時 3. すすぎシステムオプションON 6. オペレータ未着席 9. 中央ブームON マスターブームスイッチ表示 すすぎ表示 マスターブームスイッチがONの時に表示されます図 21 。 オプションのキット 10.
メインメニュー画面 設定メニュー メインメニュー画面にアクセスするにはインフォセンター のボタン5一番右を長押しします。 メインメニュー図 22でボタン1またはボタン2を何度か 押して設定Settingsへ移動し、ボタン4で Settings を 選択します 図 22 。 メインメニュー画面からは、以下のサブメニュー画面 を選択できます (図 22)。 • 表示設定 Settings • 基本設定 • サービス 注 この画面では、タンクの設定、表示の設定、ブー ム長さの設定と、これらの設定のリセットができます。 タンク攪拌フローの設定方法 1. • Diagnostics 診断機能 設定Settings画面でボタン2を何度か押して タンク Tankへ移動し、ボタン4でそれを選択する図 23。 • About マシンについて g034276 図 23 2. タンクTank画面でボタン2を何度か押して攪拌 Agitationへ移動する図 24。 g034359 図 22 1. 上矢印 6. 2. 3. ボタン1上へ 下矢印 7. 選択矢印 8.
4. ボタン5を押すとレート設定を保存して画面を終了 し、メイン画面に戻る。 単位系の変更方法 1. 設定Settings画面でボタン2を何度か押して表示 Displayへ移動し、ボタン4でそれを選択する。 2. 表示Display画面でボタン1や2で単位Unitsへ移 動し、ボタン4でそれを選択する図 25。 g034287 図 26 g035346 ボタン 3 (増加) とボタン4 (減少) でLED表示装 置のバックライトの量またはコントラストを設定 する (図 26)。 4. ボタン5を押すと設定を保存して画面を終了し、メ イン画面に戻る。 「パスワード保護メニュー」の設定方法 図 25 3. 3. 注 保護メニューの中の項目はPINコードでロックされ ます。 ボタン1または2を何度か押して希望する単位系 へ移動し、ボタン4でそれを選択する。 1.
3. ボタン 4 を押してその設定を選択または選択解除 する 図 28 。 g034292 図 30 g035661 図 28 4. ボタン5を押すと設定を保存して画面を終了し、メ イン画面に戻る。 1. 第1けた 4. 2. 第2けた 5. ENTER決定 3. 第3けた 3. PIN ロ ッ ク の ON/OFF の 切 り 替 え 方 法 注 PIN ロックを ON または OFF にすることにより設定を ロックしたりロックを解除したりできます。 1. 第4けた PIN 設定画面から、ボタン 4 を押して「ピンを入 力」PIN Entryを選択し、 PIN をON または OFF にする 図 31 。 表示 Display 画面でボタン2で PIN 設定 PIN Settingsへ移動し、ボタン4でそれを選択する図 29 。 g034291 図 31 4. g034290 図 29 2.
を変 更 す る 方 法 PINを 1. PIN 設定PIN Settings画面でボタン2で PIN 変 更PIN Changeへ移動し、ボタン4でそれを選択 する 図 29 。 2. ボタン 14 を使って 4けたの PIN を入力し、入力 が完了したらボタン 5 で確定する図 30。 3. PIN 設定PIN Settings画面でボタン2で PIN 変 更PIN Changeへ移動し、ボタン4でそれを選択 する 図 32 。 g034306 図 33 第1けた 4. 2. 第2けた 5. PIN を入力 3. 第3けた 1. 5. g034303 図 32 4.
画面 補 正 Calibration画 キャリブレーション補正画面へ行くには、メインメニュー でボタン2を何度か押して図 22Calibration へ移動し、 ボタン4で Calibration を選択します。 を押 せ ば 、 い つ で も 補 正 は キ ャ ン セ ル さ 重 要 ボ タ ン 5を れます。キャンセルすると、それまでの補正設定が引 き続き使われます。 g034308 図 35 第1けた 4. 2. 第2けた 5. PIN を入力 3. 第3けた 1. 第4けた 注 Pin CorrectPINが修正されましたというメッ g035662 図 37 セージが約5秒間表示され、新しい PIN ば入力さ れたことが確認される。 ブ ー ム 幅 の 設 定 Boom-Width Settings 速度キャリブレーションの準備 ブーム幅各ブームの長さは製造時に設定されています 図 36 。 1. タイヤ空気圧が適切であることを確認する タイヤ 空気圧を点検する (ページ 23)を参照。 2.
画面 整 備 Service画 整備画面へ行くには、メインメニューでボタン2を何度 か押して図 22Service へ移動し、ボタン4で Service を選択します。 g034324 図 38 1. 希望距離を長くする 2. 希望距離を短くする g035343 図 39 速度と距離の試験を行う 1. 整備Service画面から、時間Hours画面を選ぶと、マシ ンの稼働時間、ポンプの稼働時間、次の整備までの 時間を見ることができます図 40。 全部のブームを OFF にし、ボタン2を押して補正 を開始する。 注 車両を走行させるにつれて速度補正が進行 し、インフォセンターに現在の走行距離が表示さ れ、表示は希望走行距離に達するまで行われま す。 重要 速度補正が完了してもエンジンを止めな いでください。 2. エンジンを始動し駐車ブレーキを解除する。 3. スタートライン0のマークをつけた場所が前輪の真 下になるようにしてから走行を開始して、58km/h 程度の速度で走行し、前輪の真下にゴールライ ンが来たところで停止する。 4. ボタン2を押して走行距離を承認する。 5.
画面 診 断 Diagnostics画 インフォセンターが表示するアドバイス 診断画面へ行くには、メインメニューでボタン2を何 度か押して 図 22 Diagnostics へ移動し、ボタン4で Diagnostics を選択します。 運転操作が不完全な場合などに、インフォセンターの 画面にアドバイスが表示されます。たとえば、走行ペ ダルを踏み込んだ状態でエンジンを始動させようとした 場合には、走行ペダルを ニュートラル 位置にしてくださ いという表示が出ます。 診断画面で入出力 Input/Outputを選ぶと、ポンプ、 ブーム、エンジンの入力や出力を確認できます図 41。 どのアドバイスの場合も、現在の状態始動拒否、エン ジン強制停止など、アドバイス番号数字、対処法アド バイスが表示された理由、説明文による説明が、図 43のように表示されます。 診断画面で不具合確認Fault Viewerを選ぶと、これま でに発生した不具合を確認できます図 41。 注 アドバイスは不具合としては記録されません。 注 インフォセンターのどのキーでも押せば、表示は 消えます。 g034283 図 41 g
インフォセンターが表示するアドバイス 作業内容 コード 対処法 表示文 始動が阻止されました 2 ポンプスイッチがONです 始動するにはポンプをOFFにし てください 始動が阻止されました 3 ニュートラルにありません 始動するには走行ペダルを ニュートラルにしてください 始動が阻止されました 4 着席していません 始動するには、着席するか駐車 ブレーキを掛けてください 始動が阻止されました 5 時間切れです 始動するには、少し休んでくだ さい 始動が阻止されました 6 すすぎポンプがONです 始動するにはすすぎポンプを OFFにしてください エンジンが停止されました 102 着席していません オペレータ不在のためエンジン を停止しました エンジンが停止されました 103 駐車ブレーキがONです 駐車ブレーキが解除されていな いのでエンジンを停止しました ポンプの始動が阻止されました 202 ブームがONです ポンプを始動するにはブームを OFFにしてください ポンプの始動が阻止されました 203 着席しておらず駐車ブレーキが OFF
ノズルの選択 ドルに収まり、シリンダが完全に縮んでブームが 字型 に た た ま れ て い る の を 確 認 し て く だ さ い 。 X字 注 ノズル選択ガイドをご覧ください。ノズルは代理店に てお買い求めいただけます。 停止モードで作業中にターフ を傷つけてしまわないために ノズルタレットには3つのノズルを取り付けておくことが できます。ノズルの変更方法は以下の通りです 重要 スプレーヤを停止させた状態で作業中に、エンジ 1. ンやラジエター、マフラーなどからの熱が原因でターフ を傷めてしまう可能性があります。停止モードとは、走 行しないで撹拌だけを行う、ハンドガンで手撒きする、 歩行型ブームで手撒きするなどを言います。 平らな場所に停車し、エンジンを停止させ、駐 車ブレーキを掛ける。 2. マスターブームスイッチを OFF とし、ポンプス イッチを OFF にする。 3.
ら、ブラケットについているリンチピンを外してドレ ンバルブを取り外して地面に置く。これにより、 配管内部に残っている薬剤も完全に排出される。 8. オプションのスプレースティック、ホースリール、 薬剤プレミックスキットなどを搭載している場合 は、これらに接続しているラインにも通水して洗 浄する。 9. ポンプスイッチを OFF にし、エンジンを停止さ せる。 10. 上記4から7までの作業を少なくともあと 2 回繰り 返して、システム内部を完全に洗浄する。 重要 スプレーヤの内部を完全に洗浄するため に、この洗浄は必ず 回行ってください。 散布装置と車体の外側の洗浄 1. ストレーナを洗浄する 取水部ストレーナの清掃 (ページ 24)を参照。 重要 水和剤を使用しているときは、タンクに液剤 を準備するごとにストレーナを洗浄してください。 2. ブームと車体後部に農薬中和剤を吹き付ける。 3. ホースと水とでスプレーヤの外側全体を洗浄す る。 4. ノズルを外して手で洗浄する。 注 磨耗したり破損したりしているノズルは交換 する。 g018933 図 45 1.
7. エンジンを全開にする。 8. レート調整スイッチを使って、散布率 水圧 を 2.75bar2.8kg/cm2 = 40psiにする。 9. 左ブームをOFF にし、ブームバイパスノブ 図 46 を使って、先ほどと同じ水圧に調整する。 注 バイパスのノブについている目盛りや針は単 なる目安のためのものです。 g028228 図 47 1. 開 2. 閉0 3. 中間位置 攪拌バイパスバルブの補正 キャリブレーション 設定 整 備 間 隔 : 1年ごと—攪拌バイパスバルブの補正キャリ ブレーション設定を行います。 重要 ベース散布システムを搭載している場合には、電 源 を OFF に し て く だ さ い 。 g032997 図 46 1. 個別ブームバイパス調整 ノブ 2. 個別ブームバイパスシャッ トオフバルブ 10. 左ブームをON にし、右ブームをOFF にする。 11. 右ブームのブームバイパスノブ 図 46 を使って、 先ほどと同じ水圧に調整する。 1. この作業は平坦な広い場所で行う。 2. 液剤タンクに水を半分まで入れる。 3.
g002210 図 50 g032532 図 48 1. アクチュエータ 攪拌バルブ 2. 1. 攪拌バイパスバルブ 11. ポンプスイッチを OFF 位置に戻す。 12. スロットルレバーをアイドル位置に戻し、始動キー を OFF にする。 ロープ掛けのポイント ポンプを探し出す タンクの後方に近い左側にあります (図 49)。 g002211 図 51 1. ロープ掛けのポイント車両後部 緊急時の牽引について 故障時には、バイパスバルブを開けば、短距離に限っ て押して又は引いて移動することが可能です。ただし、 通常の移動にはこの方法を使わないでください。 g028157 警告 図 49 1. ポンプ 2. 牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作ができ なくなって人身事故となる危険がある。 グリスフィッティング 牽 引 速 度 は 時 速 4.
g002214 図 54 1. g002212 図 52 1. 牽引用バルブ 重要 バイパスを開かずに牽引するとトランスミッ ションを破損します。 2. 牽引ロープを取り付ける車両前後のロープ掛けポ イントについては図 53 と 図 54を参照。 g002213 図 53 1. 車体前部の牽引ポイント 42 車体後部の牽引ポイント 3. 駐車ブレーキを解除する。 4. 時速 4.8km/h 以下で牽引する。 5. 牽引が終了したら、牽引用バルブを閉じ、 711N·m0.71.1kg.
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 5 時間 • 油圧オイルフィルタを交換する。 使用開始後最初の 8 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 • 後プラネタリギアオイルを交換する。 • ファン/オルタネータのベルトを点検する。. 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換.
注 www.Toro.
注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ず始動キーを抜いておくこと。 整備前に行う作業 エンジンへのアクセス方法 車体をジャッキで持ち上げる 場合 前側防熱シールドを取り外す 保守整備のためにエンジンを掛ける場合には、車両 後部をジャッキアップする必要があります後アクスル にジャッキを掛け、25 mm 程度ジャッキアップしてく ださい。 1. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを停止 し、始動スイッチからキーを抜き取る。 2. 機体の前部と後部を持ち上げてジャッキスタンド で支える; 車体をジャッキで持ち上げる場合 (ペー ジ 45)を参照。 3.
g028177 図 58 1. 機体正面 2. 六角頭ボルトとワッシャ 2. 3. 後側フランジ前側防熱シー ルド 4. 前側フランジ後側防熱シー ルド 3. 前側防熱シールドの穴を、シャーシのねじ穴に 合わせる 図 58 。 g032998 図 59 前側防熱シールドを機体に固定するソケットボル ト6本とワッシャ6枚図 58 ステップ 前側防熱シー ルドを取り外す (ページ 45), 3で外したものを使 用する。 4. ボルト本を 1,129 1,582N·cm3.1 3.8kg.m = 100140in-lbにトルク締めする。 5. ジャッキをゆるめて機体を床に下ろす。 シートベースアクセスパネ ル 2. フランジヘッドボルト 3. 2. 機体からシートベースアクセスパネルを外す図 59 。 シートベースアクセスパネルを取り付 ける シートベースアクセスパネルを外す 1. 穴座席ベース) 1. シートベースアクセスパネルを座席ベースに固定し ているフランジヘッドボルト2本を取り外す図 59。 46 1.
潤滑 ブーム蝶番のグリスアップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 車体と散布装置のグリスアップ 重要 蝶番アセンブリから水と異物を完全に除去し、新 しいグリスを塗ってください。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—ポンプのグリスアップを 行う。 50運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した方 グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス. トロ社のプ レミアム汎用グリスを代理店で販売しております。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスニップルを きれいに拭く 2. グリスガンでグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティン グをきれいに拭く 2. グリスガンでグリスを注入する図 62。 グリスアップ箇所を図 60と図 61に示します g018935 図 60 ポンプのセンター 1. g002014 図 62 右ブーム グリスフィッティング 1. グリスフィッティング 3. はみ出したグリスはふき取る。 4.
9. g013780 図 63 1. アクチュエータ 4. コッター 2. アクチュエータロッド 5. ピン 3. ブームピボットピンのハウ ジング 5. アクチュエータロッドのベアリング端部を動かしな がらベアリング内部にグリスを注入する図 64。 注 はみ出したグリスはふき取る。 g002015 図 64 右ブーム 1. ベアリングにグリスを塗る 6. ブームを持ち上げて、ピボットをアクチュエータ ロッドに整列させる。 7. ブームを支えながら、ブームのピボットとアクチュ エータロッドにピンを通す図 63。 8.
エンジンの整備 注 ダストバルブは、後ろから見たときに時計の5 時-7時の方向になるように取り付けてください。 9. エアクリーナを点検する エアフィルタのエレメントの交換 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—エアクリーナを点 検 ほこりなどのひどい場所で使用す る場合は、整備間隔を短くする。 1. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを停止 し、始動スイッチからキーを抜き取る。 2. 助手席を前に倒して、支え棒をスロットに入れ て固定する。 3. エアクリーナのボディーとダストキャップをきれい に拭く 図 65 。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと—エアフィルタのエレメント を交換する ほこりの多い環境で使用 しているときは整備間隔を短くする。 1. g028188 ダストキャップ 4. エアクリーナのボディ 2. 3. ラッチダストキャップ エアフィルタのエレメント 5. ダストバルブ 4. 5. 6. 7.
8. 9. 10. エアクリーナのボディーにカバーを取り付け、ラッ チ2個で固定する図 66。 注 ダストバルブは、後ろから見たときに時計の 5時7時の方向になるように取り付けてください 図 66 。 冷却液タンクを、ROPSシールドのサポートブラ ケットにきっちりと入れる図 66。 重要 圧力逃がしホースが後を向き、タンク通 気ホースが前を向いて下向きになるように取り 付けてください。 助手席をもとに戻す。 エンジンオイルについて 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間—エンジンオイ ルとフィルタの交換. 200運転時間ごと—エンジンオイルをとオイルフィ ルタ交換する合成オイルも同様。 大きな負荷で 使用している場合や、高温下で使用している場 合には、交換間隔を短くする。 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した エン ジ ン マ ニ ュ ア ル に記載されている1年ご 方—エ との定期整備をすべて実施する。 エ ン ジ ン オ イ ル の 容 量 : 5.
注 ディップスティックを、チューブの根元までもう 一度しっかりと差し込む。ディップスティックを引き 抜いて油量を点検する。 注意 運転終了直後は、運転席下の機器が非常 に熱くなっている。不用意に触ると火傷を負 う危険がある。 運転終了後に機器に触れる場合にはある程 度の冷却時間をおくこと。 3. エンジンオイルフィルタの下にオイルを受ける容 器をおく 図 68 。 g028335 g028169 図 68 1. 4. ドレンプラグ 2. エンジンオイルのフィルタ 古いオイルフィルタ図 68を外す。 注 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適 切な方法で処分する。 5. エンジンのオイルフィルタアダプタの表面をウェス できれいに拭く。 6. フィルタに適切なオイルを補給する。 g028343 図 67 1. 機体前方 2. 補給口キャップ 3. 3. 4.
重要 オイルの入れすぎは、かえってエンジン を傷めます。 エンジンオイルの交換 1. ドレンプラグの下にオイルを受ける容器をおく図 68 。 8. 2. ドレンプラグ 図 68 を外して排出されるオイルを 回収する。 補給口にキャップとディップスティックを取り付け る 図 69 。 9. 注 ドレンプラグの状態を点検し、必要に応じて 交換する。 エンジンを始動し、オイル漏れがないか点検す る。 10. 注 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適 切な方法で処分する。 3. 注 必要に応じて補給口のキャップを取り、ディッ プスティックの FULL マークまで補給してキャッ プを閉める。 ドレンポートにドレンプラグを元通りに取り付け、 3337N·m32.536.6kg.m = 2427ft-lbにトルク締 めする。 4. 助手席を前に倒して、支え棒をスロットに入れ て固定する。 5.
燃料系統の整備 危険 条件次第では燃料は引火 爆発しやすく、火災や爆 発を起こすと非常に危険である。発火したり爆発し たりすると、やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で行い、燃料をこぼさぬ よう、補給に際しては漏斗などの器具を使用す る。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補給す る時は、タンク上面から約25 mm下 下のレベルを 超えて給油しない。これは、温度が上昇して 燃料は膨張したときにあふれないように空間を 確保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器で保 存し、容器には必ずキャップをはめる。 燃料ラインと接続の点検 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 50 時間 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 g028349 図 71 劣化破損状況やゆるみが出ていないかを点検を行っ てください。 1. ねじ#10 x ¾" 注 万一燃料漏れを発見した場合には、車両を使用す る前に必ず修理すること。 5.
6. 燃料フィルタの交換 燃料ポンプ / センダーユニットを回しながら慎重に 燃料タンクの首から外す図 72。 1. 重要 燃料ポンプ / センダーユニットを外す際に ユニットのフロートのアームを破損させないように 十分注意してください。 燃料ポンプのフィッティングから燃料フィルタのピッ クアップチューブを外す図 73。 注 燃料フィルタは廃棄してください。 g028351 図 73 1. フィッティング燃料ポンプ 4. フロートのアーム残量ゼロ 位置 2. フロートのアーム満タン位 置 5. 燃料フィルタ短い方の脚 3. ピックアップチューブ 6. 燃料フィルタ長い方の脚 g028350 図 72 1. 2. 3. 燃料タンクの首 燃料ポンプ / センダーユ ニット アーム (センダーユニットの 5. フィルタ フロート) ピックアップチューブ燃料 フィルタ 2. 新しい燃料フィルタのピックアップチューブを、燃 料ポンプのフィッティングに合わせる図 73。 3.
燃料ポンプとセンダーユニットの取り 付け 1. トから外してください 燃料フィルタの交換 (ページ 54)を参照。 フロートのアームとピックアップチューブを支えな がら、フロートと燃料フィルタを燃料タンク内に入 れる 図 72 。 重要 フロートと長い脚がタンク内部で前方を向 き、燃料ポンプ上部のフィッティングが車両の中 心 線 に 90° の 角 度 で 向 く よ う に し て く だ さ い 。 2. 燃料ポンプ / センダーユニットを、燃料タンク内部 に入れる図 72と図 73。 3. 燃料ポンプ / センダーユニットおよび燃料タンク の首にシールとナットを取り付け、ナットを十分 に締め付ける図 72。 4. 燃料ポンプのフィッティングに燃料ホースのカップ リングを接続する図 72。 燃料フィルタを交換する 燃料フィルタの交換 (ペー ジ 54)を参照。 4.
電気系統の整備 バッテリーの整備 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと ヒューズの交換 警告 ヒューズは座席下にあります図 74。 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 バッテリーはいつもきれいに、またフル充電状態に 保持してください。バッテリーやバッテリーボックスは ペーパータオルで清掃します。端子部に腐食が発生 した場合には、重曹水水 重曹 で清掃します。清掃後 は、腐食防止のためにバッテリー端子にワセリンなどを 塗布してください。 電圧12 V, 冷間クランキング電流 690A @-18°C。 バッテリーの取り外し 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2. バッテリーについているカバーを外し図 75、バッ テリーの端子からマイナスケーブルを外す。 g034159 図 74 1. 2. 未使用 ワークライト 10.
バッテリーを充電する 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切であ るとケーブルがショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 • • 重要 バッテリーは常時フル充電状態に維持してくださ い こ の と き 電 解 液 の 比 重 は 1.260 に な り ま す 。 特 に 氷 点下で保管する場合にはこのことを守ってください。 ケーブルを取り外す時は、必ずマイナ ス 黒 ケーブルから取り外し、次にプラス 赤 ケーブルを外す。 1. シャーシからバッテリーを取り外す バッテリーの 取り外し (ページ 56)を参照。 2.
走行系統の整備 タイヤとホイールの点検 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 8 時間—ホイールナッ トのトルク締めを行う。 100運転時間ごと—ホイールナットのトルク締め を行う。 100運転時間ごと—タイヤの状態と磨耗程度を 点検する。 前輪のラグナットは 75 102N·m 7.6 10.3kg.m = 55 75ft-lb 、後輪のラグナットは 95 122N·m 10.412.4kg.m = 7590ft-lbにトルク締めする。 g002246 図 77 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リムが破損し たり、トーインが狂ったりする可能性がありますから、こ のような事故の後では必ずタイヤを点検してください。 1. 5. 内側のドレンプラグ 今度はドレンプラグが補給位置にくるように駐車 する 図 78 。 プラネタリギアオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 400運転時間ごと 使用するオイルは SAE 85W-140 ギアオイルです 1. 平らな場所で、後輪のドレンプラグがドレン位置 にくるようにして駐車する図 76。 g002245 図 78 1. 1.
前輪のトーインの調整 6. 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 トーインの適正値は 0-3 mm です。 1. 4 輪全部のタイヤ空気圧を点検する タイヤ空気 圧を点検する (ページ 23)を参照。 2. 前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距 離を測る計測はアクスルの高さで行う(図 79)。 注 タイヤの前側での測定値が後側での測定値よ りも 0-3 mm 小さければよい。 g002247 図 79 1. タイヤのセンターライン 後 側 2. タイヤのセンターライン 前 側 3. 3. アクスルのセンターライン 前後の測定値の差が所定範囲にない場合、タ イロッド両端のジャムナットを外して調整を行う (図 80)。 g002248 図 80 1. ジャムナット 2. タイロッド 4. タイロッドを回して前タイヤを内向きまたは外向き に調整する。 5.
冷却系統の整備 冷却系統の整備 整 備 間 隔: 100運転時間ごと—冷却水ホースを点検す る。 冷 却 水 容 量 5.5 リットル 冷 却 液 の タ イ プ 水とエチレングリコール不凍液の 5050 混合液 重要 エンジンがオーバーヒートしているときに、ラジエ ターに冷却液を入れないでください。エンジンが急冷 されて損傷する可能性があります 冷却液の濃度の点検メーカーの指示に従ってを行う。 冷却液の量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 g033608 注意 図 81 エンジン停止直後は、冷却液が高温高圧状態と なっている場合がある。エンジンが熱い時にラジエ ターのキャップを開けると冷却水が噴出して自分や 周囲の人間に火傷を負う可能性がある。 平らな場所に駐車する。 2. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを停止 し、始動スイッチからキーを抜き取る。 3. ラジエターと補助タンクのキャップを注意深く開 ける 図 81 ラジエターのキャップ 3. 補助タンクのキャップ 2. 補助タンク 4. 補給位置マーク 4.
ブレーキの整備 ブレーキの調整 ペダルを踏んでから抵抗を感ずるまでの距離遊びが 25 mm 以上になったらブレーキを調整してください。 1. 平らな場所に駐車し、ポンプとエンジンを停止 し、始動キーを抜き取る。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. 車両が動き出さないよう、輪止めを掛ける。 4. 駐車ブレーキを解除する。 5. ブレーキケーブルの車両前端側にある前ナットを ゆるめる (図 83)。 g002252 図 82 1. ドレンバルブ 5. ドレンバルブを閉じる 図 82。 6. ラジエターキャップを取る図 81。 7. キャップの約 25 mm 下まで、ゆっくりと冷却液 を入れる。 注 時間をかけて、エンジンと配管に十分に行き 渡るだけの量を入れてください。暖機中に冷却液 が熱膨張したときに液があふれない程度の隙間 を残してください。 8. 9. g002253 図 83 ラジエターのキャップを軽く締めてエンジンを始動 する 図 84 。 1. 前ナット 2. 後ナット エンジンが温まるとサーモスタットが開く。 6.
ベルトの整備 油圧系統の整備 オルタネータベルトの整備 油圧作動液の仕様 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 8 時間 油圧オイルの仕様 100運転時間ごと Toro プレミアムオールシーズン油圧作動液 オルタネータ兼冷却ファン用ベルトの状態と張りを点検 する。必要に応じてベルトを交換してください。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2. ベルト中央部を上から 10kg 程度の力で押してた わみの大きさを調べる。 注 19 リットル缶または208 リットル缶。 パーツカタログ または Toro 代理店でパーツ番号をご確認ください。 他に使用可能な油圧オイルトロのオイルが入手できな い場合は、以下に挙げる特性条件および産業規格を 満たすオイルを使用することができます。合成オイルの 使用はお奨めできません。オイルの専門業者と相談の 上、適切なオイルを選択してください 注 10-12 mm 程度のたわみが出るのが適正で ある。たわみが適正でない場合にはステップ3へ 進む。たわみが適正であれば、ベルトの点検 は終了する。 3.
油圧オイルを点検する 油圧オイルの点検と交換 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 オイルが汚染された場合は内部のフラッシュ洗浄作業 が必要となりますので Toro 代理店にご相談ください 1. 2. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 注 汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ色 になったりします。 油圧オイルタンクのディップスティックキャップ周辺 をきれいに拭きキャップを外す図 85 油圧オイルフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 5 時間 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 トロの純正フィルタをご使用ください。 パーツカタログ で パーツ番号をご確認ください。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 g014217 警告 図 85 1. 油圧オイルタンク 2. 通気口 3.
g013790 図 88 1. 後側のフィルタ 2. 後輪 g014219 3. 図 89 フィルタ取り付け部周辺をウェスできれいにぬ ぐう。 1. 油圧オイルタンク 2. 油圧ホースとフィッティング 4. フィルタの下にオイルを受ける容器をおく。 5. フィルタを外す。 3. フィッティングの下に大きな容器を置く。 6. 新しいフィルタのガスケットにオイルを塗る。 4. 7. 取り付け部が汚れていないのを確認する。 ホースのフィッティングをタンクから外してオイルを 容器に受ける図 89。 8. ガスケットが取り付けプレートに当たるまで手で 回して取り付け、そこから更に1/2回転増し締め する。 5. フィッティングとホースを元通りに取り付け、固 定する。 6. 給油口から約 53 リットルのオイル指定品また は同等品を入れる 油圧作動液の仕様 (ページ 62)を参照。 7. エンジンを始動させ、35分間のアイドリングを 行ってオイルを全体に行き渡らせ、内部にたまっ ているエアを逃がす。 8.
散布系統の保守 警告 高圧で噴出する油圧オイルは皮膚を貫通し、身 体に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコ ネクタが適切に接続されていること、および ラインやホースの状態が良好であることを確 認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油 が高圧で噴出しているので、絶対に手などを 近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確 実に解放する。 • 万一オイルが皮下に入ったら直ちに専門医の 手当てを受ける。 警告 この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、土 壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り扱い には十分注意すること。 • 自分自身の安全を守るために、農薬を取り扱う 前に、容器に張ってあるラベルや安全データ など 取 り 扱 い 上 の 注 意 を よ く 読 ん シ ー ト MSDSな で理解し、薬剤メーカーの指示を守る。たとえ ば、保護マスクとめがね ゴグル 、手袋など、 薬剤との接触を防止し危険から身を守ることの できる適切な保護対策を講じる。 • 散布する薬剤は一
圧力フィルタスクリーンの交換 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 注 オプションとして、圧力フィルタスクリーンがありま す。代理店にてお買い求めいただけます。 1. 平らな場所に車両を移動し、スプレーヤポンプと エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、スター タスイッチからキーを抜き取る。 2. 圧力フィルタの下に受け容器をおく図 90。 g028235 図 90 1. フィルタのヘッド 2. Oリングボウル 3. フィルタのエレメント 3. 4. ボウル 5. Oリングドレンプラグ 6. ドレンプラグ 圧力フィッティングのドレンプラグを左に回して 外す 図 90 。 注 ボウルから液が完全に抜けるのを待つ。 4. ボウルを左に回してフィルタヘッドから外す図 90。 5. 古い圧力フィルタエレメントを外す図 90。 注 外した古いフィルタは廃棄する。 6. ドレンプラグの O リングボウルの内側とボウル の O リングフィルタヘッドの内側に傷や破損がな いか点検する図 90。 注 プラグ用もボウル用も、磨耗したり破損したり しているOリングは交換してください。 7.
散布システム回路図 g034336 図 91 67
ポンプの保守 スプレーヤのポンプの点検 整備間隔: 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達 した方—ポンプのダイヤフラムを点 検し、必要に応じて交換する。 弊社 正規代理店に依頼する。 3. ブームを持ち上げてピン図 92を外し、ブームを ゆっくりと床面に降ろす。 4. ピンが破損していないか点検し、必要に応じて 交換する。 5.
ソフトウェアの保守 ナイロン製ピボットブッシュの 点検 マシンの設定 プログラミング を 行う 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2. ブームを散布位置にセットし、スタンドに載せるか 紐でつるすかして、ブームを支える。 3. ブームを支えておきながら、ピボットピンをブー ムアセンブリに固定しているボルトとナットを取り 外す 図 94 。 万一、オペレータや整備士などがジオリンクの構成を 気が付かずに設定してしまうと、散布システムが適切 に作動しなくなります。以下の手順で、マシンのソフト ウェアをマルチプロの標準の構成に設定してください 1. キースイッチにキーを差し込んで ON 位置に回 す。 注 ジオリンクの初期画面図 95が立ち上がってき た場合には、マシンのソフトウェアをマルチプロの 標準の構成に設定する必要があります。エンジ ンは始動させないでください。 g013781 図 94 1. ピボットピン 4. ナイロン製ブッシュ 2.
5. 「ジオリンクメニュー」でボタン4を押して NO が 出たらボタン5を押すと設定が保存されてメニュー が終了する 図 98 。 g035070 図 96 1. 上矢印 4. ボタン2 2. 3. ボタン1 下矢印 5. 6. ボタン4 選択矢印 4. g035268 図 98 1. 2. 「設定メニュー」でボタン1または2を押して「ジ オリンク」GeoLinkオプションメニューが出たらボ タン4でジオリンクメニューに入る図 97。 6. ボタン4 選択矢印 3. ボタン5 4. Exit 終了 キーを OFF 位置に回す図 99。 g035108 図 99 g035067 図 97 1. 上矢印 4. ボタン2 2. 3. ボタン1 下矢印 5. 6. ボタン4 選択矢印 7.
洗浄 ラジエターの冷却フィンの清掃 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 重要 エンジンが高温の時に水をかけないでください エ ンジンを破損させる恐れがあります。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2. 運転席と助手席を前に倒して、支え棒をスロッ トに入れて固定する。 3. 冷却系統が冷えるのを待つ。 4. 座席ベースアクセスパネルを取り外す; シートベー スアクセスパネルを外す (ページ 46)を参照。 5. 柔らかいブラシと低圧のエアでラジエターのフィン を清掃する。 g035267 図 100 8. キーを OFF 位置に回す。 6. 7. 注 汚れが激しいようであれば頻繁に清掃が必要 です冷却液のホースを点検し、摩耗、漏れ、破 損などしているものは交換してください。 運転席と助手席を元に戻す。 座席ベースアクセスパネルを取り付ける; シート ベースアクセスパネルを取り付ける (ページ 46)を 参照。 攪拌バルブと個別ブームバル ブの清掃 • 攪拌バルブの洗浄については以下の項を参照のこと 1.
2. アクチュエータを個別ブームバルブまたは攪拌バ ルブ用のマニホルドバルブに固定しているリテー ナを外す 図 101 。 注 リテーナの2本の足を寄せながら下へ押すと 外れます。 注 アクチュエータとリテーナは バルブアクチュ エータの取り付け (ページ 76)で再取り付けするの で廃棄しないでください。 g032546 図 102 攪拌バルブ フランジ攪拌スロットルバル ブのアダプタフィッティング 2. フランジ圧力フィルタのヘッ 7. クイックコネクト ド 8. ガスケット 3. マニホルド 攪拌バルブ g032545 図 101 図は個別ブームバルブのアクチュエータ攪拌バルブのアク チュエータもほぼ同様 アクチュエータ個別ブーム バルブ 2. リテーナ 1. 3. 3. ステムポート 1. クイックコネクトピン 6. 4. フランジ攪拌バイパスバル ブ) 9. 5. フランジリデューサカップリ ング 2.
3. 機体から個別ブームマニホルドを取り外す 図 106 。 g028236 図 104 1. フランジリデューサカップリ ング 4. ガスケット 2. マニホルド 個別ブームバ ルブ 5. フランジクランプ 3. フランジ隣接する個別ブー ムバルブ 2. g032549 図 106 1. 個別ブームバルブのマニホルドをバイパスフィッ ティングに固定しているリテーナを外す図 105。 バイパスフィッティング 2. 個別ブームバルブマニホ ルド マニホルドバルブの洗浄 1. バルブのステムを閉にセットする図 107B。 g027562 図 107 1. バルブ 開 2. バルブ閉じる g032548 図 105 2. 1. リテーナ 3. マニホルドバルブアセンブリ 2. ソケットバイパスフィッティ ング 4.
g028240 g032550 図 109 個別ブームバルブマニホルド 図 108 攪拌バルブのマニホルド 1. ステムのリテーナ 7. 2. バルブステム 8. バックシートの Oリング 17.2 mm / 1.8 mm バルブシートのリング 3. 4. ステムポート ステムのリテーナ 9. マニホルドボディ 5. エンドキャップのフィッティ ング 6. エンドキャップシールの O リング20.2 mm / 3.5 mm 10. 11. ボールバルブ クイックコネクト 1. バルブステムのシート 2. バルブステムアセンブリ 3. 4. ステムポート ステムのリテーナ 5. 出口フィッティングの Oリン 11. グ18.7 mm/ 2.6 mm ボールバルブ 6. エンドキャップフィッティング 12. エンドキャップフィッティン グアセンブリ 3. 4. 5. 6. 7. エンドキャップの Oリング 20.2 mm / 3.5 mm 8. バックシートの Oリング17.2 mm / 1.8 mm 9. ボールシート 7. 10.
注 磨耗したり破損したりしているOリングやシー トは交換してください。 2. バルブのステムにグリスを塗り、ステムをバルブ ステムシートに取り付ける図 108 と 図 109。 3. バルブステムとシートをマニホルドに取り付けてス テムリテーナで固定する図 108 と 図 109。 4. バックシートの Oリングとボールシートが相互に整 列しており、エンドキャップのフィッティングに適切 に収まっていることを確認する図 108 と 図 109。 5. エンドキャップフィッティングアセンブリを、マニホ ルドボディに取り付け、エンドキャップフィッティ ングのフランジがバルブボディに接触したら、そ の位置からさらにバルブを ⅛¼ 回転締め付ける 図 108と図 109 。 注 フィッティングの端部を破損しないように注意 してください。 6. バルブボディーにボールを入れる図 110。 注 バルブのステムはボール駆動スロットに収まり ます。収まらない場合は、ボールの位置を調節 してください 図 110。 g032551 図 111 フランジ圧力フィルタのヘッ 5. ド 2.
個別ブームマニホルドバルブの取り 付け 1. マニホルドバルブの上側エンドキャップフィッティン グをバイパスフィッティングに取り付ける図 112A。 8. 各個別ブームバルブ、その両隣の2つの個別 ブームバルブのマニホルド、ガスケットを組み立 ててクランプを手締めする 図 112; B。 9. バイパスバルブの固定をゆるめた場合には、そ のボルトとナットを 10.212.4N·m1.01.3kg.m = 90110in-lbにトルク締めする。 注 必要に応じ、バイパスバルブの取り付け部を ゆるめて隙間を作ってください。 バルブアクチュエータの取り付け g032552 図 112 1. フランジ縮径カップリング 2. ソケットバイパスフィッティ ング 3. バイパスバルブ 4. フランジ攪拌バルブに隣接 するマニホルド 5. エンドキャップフィッティング 10. マニホルドバルブアセンブリ 6. 7. ソケット出口フィッティング リテーナ フランジマニホルド — 個別 ブームバルブ 9. ガスケット 8. フランジクランプ 2.
保管 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。 2. エンジンの外側をふくめた車両の外側全体を洗 浄する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。 高圧の水で洗浄すると電気系統やグリス部へ水 が浸入する恐れがあります。また、コントロール パネルやヘッドライド、エンジン、バッテリー部に 大量の水をかけないようにしてください。 3. E. エンジンオイルとフィルタを交換する; エ ンジンオイルフィルタの交換 (ページ 51) と エンジンオイルの交換 (ページ 52)を 参照。 F. タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を 点検する (ページ 23)を参照。 G. 以下の要領で燃料システムの整備を行う i. エンジンを始動し約 5 分間回転さ せる。 ii. エンジンを停止する。 A. 真水タンクの水を抜く。 iii. B. 液剤散布システムからできるだけ完全に液 を抜く。 新しいきれいな燃料を使って燃料 タンクを洗浄する。 iv. C.
故障探究 エンジンと車両の故障探究 問題 スタータでエンジンがクランキングしない。 クランキングするが始動しない。 考えられる原因 1. 配線のゆるみ、腐食など。 1. 配線を点検修正する。 2. ヒューズが飛んでいる、ゆるい、など。 3. バッテリーが上がっている。 2. ヒューズを点検交換する。 3. バッテリーを充電または交換する。 4. スタータやスタータソレノイドの故障。 5. エンジン内部の焼き付き。 4. 代理店に連絡する。 5. 代理店に連絡する。 1. ガス欠。 1. 燃料タンクに新しい燃料を入れる。 2. 燃料に水が混入または燃料が粗悪。 2. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 3. 洗浄または交換する。 3. 燃料ラインが詰まっている。 4. 点火リレーの不良。 始動するがすぐ止まる。 5. スタータのスイッチが破損している。 4. 代理店に連絡する。 5. 代理店に連絡する。 1. 燃料タンクの通気口が詰まっている。 1. 燃料キャップを交換する。 2. 燃料系統に異物、水などが混入して いる。 3.
問題 エンジンのパワーが出ない。 考えられる原因 対策 1. エンジンオイルの量が不適切。 1. オイルを適量Fullマークに調整する。 2. エアクリーナのエレメントが汚れている。 3. 燃料に水が混入または燃料が粗悪。 2. エアクリーナのエレメントを交換する。 3. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 4. 参照エンジンのオーバーヒート。 4. エンジンのオーバーヒート。 5. 燃料タンクの通気口が詰まっている。 6. 圧縮不良。 5. 燃料キャップを交換する。 6. 代理店に連絡する。 1. エンジン固定ボルトがゆるんでいる。 1. エンジン取り付けボルトを締め付ける。 2. エンジン自体のトラブル。 2. 代理店に連絡する。 エンジンが咳き込むあるいは止まって前進 後退できない、または速度がでない。 1. 駐車ブレーキが掛かっている。 1. 駐車ブレーキを解除する。 前進も後退もできない。 1. 駐車ブレーキが解除されていない。 1. 駐車ブレーキを解除またはリンクを修 正。 2. トランスミッションの故障。 3.
メモ
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米国外のディストリビュータ一覧表 ディストリビュータ 輸入販売代理店 Agrolanc Kft Asian American Industrial (AAI) B-Ray Corporation Brisa Goods LLC Casco Sales Company Ceres S.A. CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co. Fat Dragon Femco S.A. FIVEMANS New-Tech Co., Ltd ForGarder OU ゴルフ場用品株式会社 Geomechaniki of Athens Golf international Turizm Hako Ground and Garden Hako Ground and Garden Hayter Limited (U.K.) Hydroturf Int. Co Dubai Hydroturf Egypt LLC Irrimac Irrigation Products Int'l Pvt Ltd. Jean Heybroek b.
Toro 製 品 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥 に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点 までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以外 のすべての機器に適用されますエアレータ製品については別途保証があ ります。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラーに対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products Service Departm