Operator's Manual

. 昇降ペダルを踏む;カッティングユニットが停止
し、一番上(移動位置)まで上昇する。
エンジンを停止し、集草箱のリップとリールとの隙
間を確認してください。接触していれば「カッティングユ
ニットの取り付け(11ページ)を見て調整してください。
. ブレーキを踏み、本機が動かないようにしておい
て走行ペダルを前進・後退に踏み込んでみる。
. 上記を約1〜2分間行い、走行ペダル、芝刈りペ
ダル、昇降ペダルをニュートラル位置に戻して駐
車ブレーキを掛け、エンジン停止。
E.オイル漏れがないか点検する。あれば各部の接続
を点検する。オイル漏れが止まらなければToro
理店に連絡し、交換など必要な措置をとる。
慣らし運転期間中は、モータやホイールのシールか
ら、短期間、ごく少量のオイルがにじむことがあります。
:新車の場合、ベアリングやリールがまだ固いために上
記の点検をFAST位置で行う必要がありますが、慣ら
し運転期間終了後は回転速度を下げて点検できるよう
になります。
の作動を確認する
インタロック・システム(図21)は、シフトセレクタが
「ニュートラル」位置、カッティングユニットが「回転解
除」位置にあり、しかもオペレータが着席していない限り
エンジンが始動(クランキングも)できないようにする安
全装置です。また、以下の状態になるとエンジンを停止さ
せます
カッティングユニットを回転させたまま、オペレータが
運転席を離れる。
シフトセレクタを#1又は#2位置にしたままオペレー
タが運転席を離れるか駐車ブレーキが掛けられた。
以下の要領でインタロックの動作を確認してください:
1.駐車ブレーキを掛け、シフトセレクタ「ニュートラル」
位置で走行ペダルから足を離し、ペダルが「ニュート
ラル」位置にあることを確認。昇降ペダルを十分踏み
込んで足を離し、運転席から立ち上がってエンジンを
始動させてみる。クランキングしなければ正常である
から、次に進む。クランキングする場合はToro代理店
に連絡する。
2.着席し、駐車ブレーキを掛け、昇降ペダルを十分踏み
込んで足を離し、シフト#1及び#2位置でそれぞれ
エンジンを始動させてみる。クランキングしなければ
正常であるから、次に進む。クランキングする場合は
Toro代理店に連絡する。
3.着席し、駐車ブレーキを掛け、昇降ペダルを十分踏み
込んで足を離し、シフトニュートラル位置でエンジン
を始動させてみる。始動すれば正常(バルブバンク上
のトラクション・スイッチと芝刈り/昇降スイッチとが
正常に機能している)であるから次の点検に進む。ク
ランキングするが始動しない場合、インタロック以外
の系統が不良である。クランキングできなければToro
代理店に連絡する。
4.着席し、駐車ブレーキを掛け、シフトニュートラル位
置で芝刈りペダルを踏み込んでエンジンを始動させて
みる。クランキングしなければ正常(芝刈り/昇降スイ
ッチが正常に機能している)であるから次の点検に進
む。クランキングする場合はToro代理店に連絡する。
5.着席し、シフトニュートラル位置で昇降ペダルを踏み
込んでから足を離し、エンジンを始動させ、芝刈りペ
ダルを踏むみ、その後運転席からゆっくり立ち上がる。
エンジンが停止すれば正常。エンジンが自動停止しな
ければキーで停止させ、原因を追究する。必要があれ
TORO代理店に援助を要請する。
重要
重要
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注  意
インタロック・スイッチは、機械を正しく作動させ、オ
ペレータや周囲の人間の安全を確保するための装置であ
るから、絶対に取り外してはならない。
・インタロック・スイッチをいたずらしない、改変しな
い。
・スイッチの動作を毎日確認し、動作に問題があれば、
必ず修理してから運転する。
・故障の有無に関係なく2年ごとにスイッチを交換す
る。
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1.トラクション・スイッチ
2.シートスイッチ
3.芝刈り
/
昇降スイッチ
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3
1