Operator's Manual
注:リール速度コントロールの設定を「13」に近づけると
バックラップ速度が速くなります。数字が1つ上がる
ごとに、約100rpmずつ早くなります。設定を変更して
から、所定の速度に安定するまで、約30秒間かかりま
す。
4.各リールと下刃をバックラップ用に設定します。
5.エンジンを始動し、アイドル回転でまわします。
6.バックラップノブで前のカッティングユニット又は後
ろのカッティングユニットを選択します。
7.リール回転スイッチを「回転」位置とします。ジョイ
スティックを前に倒すとバックラップを開始します。
8.長柄のブラシ(図67:P/N 29-9100)で、ラッピングコ
ンパウンドを塗布しながら作業します。柄の短いブラ
シは厳禁です。
9.リールが停止したり回転にムラがある場合は、ジョイ
スティックを後ろに倒して、バックラップを一旦中止
し、リールの回転が止まったのを確認したら、速度コ
ントローラの設定を1目盛り上げて再びバックラップ
を開始します。
10.バックラップ中にカッティングユニットの調整を行う
場合は、必ず、ジョイスティックを後ろに倒してリー
ルを停止し、リール回転スイッチを「停止」位置とし、
エンジンを停止してください。調整が終ったら5〜9
の手順を再び行います。
11.紙片がクリーンに切れるようになるまでバックラップ
を続けます。
12.バックラップが終了すると、ベッドナイフの先端部に
はバリが形成されているのが普通です。ベッドナイフ
の刃先を削らないように注意しながら、ヤスリを使っ
てこのバリを取り除いてください(図58)。
13.バックラップするユニット全部に上記手順を行います。
バックラップが終了したら、バックラップ スイッチをOFF
位置に戻し、運転席をもどして確実に固定し、カッティン
グユニットに付いているコンパウンドを完全に落としてく
ださい。必要に応じてリールと下刃のすり合わせを調整し
てください。
重要:バックラップ・スイッチをOFFに戻さないと、カッ
ティングユニットを上昇させることができません。
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図58
図57
1.柄の長いブラシ
保守
危 険
隠れた危険
バックラップ中にリールの回転が止まることがある。
どのように危険か
リールが突然回転を始めることがあり、これに触れ
ると重大な人身事故となる。
安全のために
・止まったリールは絶対に手や足で触らない。
・バックラップはアイドル回転でのみ行う。
・エンジンが動いているうちは絶対にリールに触れ
てはならない。