使用説明書
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輪郭強調、
階調補正、彩度設定の「オート」についてのご注意
・ 同じような状況で撮影しても、被写体の位置や大きさ、露出によって、仕上がり具合は変化します。
・ 充分な効果を得るには、Gタイプまたは D タイプのレンズをお使いになることをおすすめします。
カラー設定についてのご注意
・ カラーマネジメント機能を持たないアプリケーションで画像を開くときやプリントするとき、またはダイレ
クトプリントや、プリントサービス店にプリントを依頼するときは、「モードⅠ a」ま た は「 モードⅢ a」を
おすすめします。
・ 「モードⅡ」の画像を Adobe Photoshop などのカラーマネジメント機能を持ったアプリケーションで開く
場合は、色空間を Adobe RGBに設定してください。詳しくは、アプリケーションの説明書をご覧ください。
なお、付属のViewNX(P.82)や別売の Capture NX(P.170)は、撮影した画像の色空間とソフトウェア
の色空間が異なっていても、自動的に正しい色で表示する機能を備えています。
彩度設定
画像の彩度(色の鮮やかさ)を設定します。初期設定は「オー
ト」で す 。「弱め」にすると鮮やかさが抑えられ、「強め」に
するとより鮮やかになります。
色合い調整
画像の色合いを調整します。初期設定の「0
°
」から、+側と
−側にそれぞれ3段階(1段階は約3
°
)で調整できます。肌
色を基準にした場合、+側にすると黄色みが増し、−側に
すると赤みが増します。
色合い調整の意味
色は「彩度(鮮やかさ)」「色相(色合い)」「明度(明るさ)」の 3 要 素 で 成 り 立 っ て お り 、「色合い調整」はこ
のうち「色相」を変化させるものです。調整の単位が角度で表されているのは、色彩管理などで用いられ
る「色相環(赤から紫までの色相を環状につなげたもの)」を何度回転させるかで、色相の変化の度合いを
示しているためです。
色空間とは
色を数値化して表現するときに、どの色にどの数値を対応させるかを定めたもので、「カラースペース」と
もいいます。一般にはsRGB色空間が利用されています。Adobe RGB色空間は出版・印刷などで使わ
れる場合があります。