使用説明書
内蔵スピードライトについて
このカメラは18mmレンズの画角をカバーする、ガイドナンバー約15(ISO
200・m、20℃)/約11(ISO100・m、20℃)のスピードライトを内蔵しており、
モニター発光を行う専用TTL モード(i-TTL モード)によって制御され、i-TTL-BL
調光やスタンダードi-TTL調光によるスピードライト撮影ができます。暗いとこ
ろではもちろん、昼間の屋外撮影などでも、逆光の場合や主要被写体の陰影を弱
めたいとき、人物の目にキャッチライトを入れたいときなどに、補助光としても
使用できます。
・ 非 CPUレンズ装着時は、カスタムセッティング19「 」を「
」に 設定した場合のみスピードライト撮影が行えます。「
」を「 」に 設定して内蔵スピードライトをポップアップさせ
ると、表示パネルのシンクロモード表示外枠および
、ファインダー内のレ
ディライト
が点滅して、シャッターがきれません。
CPUレンズ装着時は、次のような内蔵スピードライト撮影が行えます。
スタンダード
i-TTL調光
背景の明るさは考慮されず、主要被写体が基準露光量となるよう
に調光されます。主要被写体のみを強調する場合や、スピードラ
イト撮影で露出補正を行う場合に適しています。
・測光モードが (スポット測光)、もしくは露出モードがM(マ
ニュアル)にセットされている場合は自動的にスタンダード
i-TTL調光になります。
i-TTL-BL調光
マルチパターンによる測光情報をもとに主要被写体と背景光のバ
ランスを考慮したBL(バランス)調光を行います。シャッターボ
タンを押すと、スピードライトがシャッター開口直前にモニター
発光を行い、画面内の各部から戻ってくる反射光をカメラ内の
1005分割 RGB センサーが瞬時にモニターし、主要被写体と背景
光のバランスを考慮した最適な発光量を決定します。
・Gまたは D タイプレンズ装着時は、レンズから得られた被写体ま
での距離情報も加味した最適な発光量を決定します。
・測光モードが (スポット測光)、もしくは露出モードがM(マ
ニュアル)にセットされている場合は自動的にスタンダード
i-TTL調光になります。