User Manual
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2.RM1xの内部構成
RM1xを構成する5つのブロック
●シーケンサー部…(P.36)
シーケンサー部は、コントローラー部の操作や外部MIDI機器からの
MIDI信号を録音したり、録音したMIDIデータを再生して音源部や外
部MIDI機器をコントロールしたりします。
●音源部…(P.37)
シーケンサー部、コントローラー部、アルペジオ部や外部MIDI機器
のMIDIデータを受信して音を鳴らします。
●コントローラー部…(P.38)
キーボードパッド、アサイナブルノブ、シーケンサーボタンなど、
シーケンサー部や音源部をコントロールするブロックです。キー
ボードパッドを弾いてシーケンサー部や音源部にMIDI情報を送って
録音/演奏したり、シーケンサーボタンを押してソングやパターンの
再生をコントロールします。
●アルペジオ部…(P.38)
キーボードパッドで和音を押さえることで、自動的にアルペジオ(分
散和音)の演奏データを生成するブロックです。アルペジオの演奏
データは、音源部に送られるほか、シーケンサー部に送られてフ
レーズやソングに録音したりMIDI出力することもできます。
●エフェクト部…(P.39)
音源部から出力された音声信号に対して、残響や拡がり感などの音
響的な変化を付け加えるブロックです。リバーブ、コーラス、バリ
エーションの3種類のエフェクトを内蔵しています。
RM1xは、シーケンサー部、音源部、コントローラー部、アルペジオ部、エフェクト部の5つのブロックから構成されています。
2.RM1xの内部構成
シーケンサー部
シーケンサー部は、コントローラー部の操作や外部MIDI機器からの
MIDI信号を録音したり、録音したMIDIデータを再生して音源部や外
部MIDI機器をコントロールしたりします。
●パターンとフレーズ
パターンとは、パターンモードで演奏されるさまざまなジャンルの
演奏データのことで、何度も繰り返したり、次々と切り替えたりし
て演奏できます。パターンの内部にはフレーズを並べるためのト
ラックが16トラックあり、そこに演奏の素材であるフレーズを各ト
ラックに1つずつ並べることでパターンが構成されています。
フレーズとは、ドラムやベースをはじめ、ギターやピアノのコード
バッキング、ブラスのリフなど、アンサンブルを構成するパートご
との演奏の素材のことです。RM1xには、この演奏の素材(フレーズ)
がプリセットとして内蔵されているほか、ユーザーフレーズとして
新しく録音したり、演奏を修正したりすることもできます。
パターンの内部構造(概念図)
録音
アルペジオ部
再生
録音
再生
演奏
IN
MIDI
OUT
アルペジオ部
コントローラー部
シーケンサー部
音源部 エフェクト部
トラック1
トラック2
トラック8
トラック9
トラック10
トラック16
1小節 2小節
フレーズ(バスドラム)
フレーズ(スネアドラム)
フレーズ(パーカッション)
フレーズ(ベース)
フレーズ(カッティングギター)
フレーズ(効果音1)