Music Production Synthesizer Owner's Manual

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4 クオンタイズストレングス
・クオンタイズをかけるとき、ノートイベントのタ
イミングを、どの程度クオンタイズバリューで設
定した音符の位置に移動するかを設定します。
・クオンタイズストレングスは、クオンタイズの強
さの設定と考えることもできます。
・クオンタイズストレングスの設定が100%だとク
オンタイズの強さが最も強く、ノートイベントは
ジャストのタイミングに移動します。
・設定が50%だと、クオンタイズの強さが弱く、ノ
ートイベントは元の位置とジャストの位置の50
の位置まで移動します。
000%∼100
5 クオンタイズセンシティビティ
・クオンタイズセンシティビティは、クオンタイズ
バリューで設定した音符の種類に対して、クオン
タイズが実際にかかるデータの範囲を%で示した
値です。
・次の図は、クオンタイズのジャストの位置から、
前後にバリューの半分の長さを100%としてとっ
た図です。たとえば、バリューが4分音符だと、
ある拍の頭から前後に8分音符の位置を100%とし
ていると考えてください。
・クオンタイズセンシティビティの設定が100%ま
たは -100%だと、全てのノートイベントにクオン
タイズがかかります。
・設定が50%だと、ジャストの位置からクオンタイ
ズバリューの50%の範囲内にある音符にのみクオ
ンタイズがかかります。先ほどの例では、ある拍
の頭から16分音符の範囲内にある音符ということ
になります。
・設定が-50%だと、クオンタイズバリューの50%の
位置からクオンタイズバリューの100%の範囲内
にあるノートイベントにのみクオンタイズがかか
ります。これも、先ほどの例で説明すると、拍の
頭から見て16分音符の位置と8分音符の位置の間
にある音符ということになります。
つまり、センシティビティがプラスのときはジャ
ストの位置に近い音符にだけクオンタイズがかか
り、マイナスのときは遠い音符だけにクオンタイ
ズがかかることになります。
-100%∼+000%∼+100
・クオンタイズセンシティビティは、リアルタイム
レコーディングで入力したデータの、「ジャスト
のリズムから大きくずれた音符は修正したいが、
人間的な細かいリズムのゆれは残したい」といっ
た場合に有効です。
この例では、クオンタイズセンシティビティを-30
-50%程度に設定することで、基準音符よりも大
きく離れた音符にのみクオンタイズをかけること
ができます。
6 スイングレイト
・クオンタイズバリューで設定した音符の偶数拍に
あたるノートイベントのタイミングを後ろに移動
してリズムにスイング感を付加する設定です。
・クオンタイズバリューが3連音符の場合は偶数拍
ではなく、3連音符の3拍目にスイングがかかりま
す。
・クオンタイズバリューが+3+3の場合は、
たはの偶数拍にのみスイングがかかります。
・スイングレイトは、クオンタイズバリューとして
設定した音符の23つ分の長さに対して、元の位
置から移動する比率を%で表して設定します。ス
イングレイトの設定は、クオンタイズバリューに
よって異なります。
・この場合は、クオンタイズバリューで設定した音
符の2つ分の長さを100%とします。スイングによ
って移動する偶数拍の音符の本来の位置は、50
になります。
・スイングレイトの設定を50%にすると、偶数拍に
移動するためスイング感はありません。
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