Operator's Manual
ために必要なパワーが出せるところまでエンジンの
回転速度が自動的に上がります。
•ディーゼル微粒子フィルタ(DPF)の再生を考慮し
た、アイドルタイムの設定を行ってください。長時間
のアイドリングは行わないようにしてください。
•最高走行速度制限設定は、PINで保護された設定
で、管理責任者のみが行えます。
•走行ペダル動作範囲、クルーズコントロール、走行
速度制限用ペダルストップの設定は、すべて最高
速度制限設定PIN保護と連動します。
運 運
運
転 転
転
操 操
操
作 作
作
•エンジン始動直後で油圧オイルの温度が低い時
は、エンジンの回転速度が自動的に上昇してウォー
ムアップを行います。油圧オイルの温度が上がって
ウォームアップが終了すると、エンジンの速度は自
動的にローアイドルになります。
•このマシンは、通常の運転条件下では、速度レン
ジ設定をH/LAUTOにして使用するこをと前提に
しております(図25)。この設定で使用すると、移
動走行しているか刈り込みをしているかをマシン
が自動的に判別して高速レンジと低速レンジを自
動的に使い分けます。
•LOW位置速度レンジスイッチ図25の低速レンジ設
定では、マシンは常に低速レンジで動作します。整
備場内での移動、トレーラへの積み下ろし、急斜
面の登り降りなど、大きな力が必要な場面でお使
いいただくと便利です。
•前方に障害物がある場合は、カッティングユニット
を上昇させて障害物の周囲を刈り込んでください。
•AUTOHI/LOWモードでは、現場から現場へ移動す
る時にPTOをOFFにしてカッティングユニットを一
番上まで上昇させれば自動的に高速レンジに切り
替わります。高速レンジでは普通の自動車と同じよ
うにペダルで走行速度をコントロールでできます。
•ラフでは低速で走行してください。
運 運
運
転 転
転
操 操
操
作 作
作
に に
に
慣 慣
慣
れ れ
れ
ま ま
ま
し し
し
ょ ょ
ょ
う う
う
•運転の練習をしてマシンの特性を早くつかんでく
ださい。
•カッティングユニットを上昇させ、駐車ブレーキを解
除し、移動走行モードにセットし、静かに前進ペ
ダルを踏み込んで、安全な広い場所に移動して
ください。
•このマシンは油圧トランスミッションを搭載している
だけでなく、他の多くのターフ管理機器とは異なる
特性があります。実際に使用されるまえに十分に運
転の練習をしてください。
•まず、前進、後退、停止を練習します。走行ペダ
ルから足を離せばペダルは自動的にニュートラル位
置に戻って停止します。
注 注
注
下り坂を走行中に停止する場合は、後退ペダル
を利用するほうがよいでしょう。
•急いで停止したい場合は、走行ペダルから足を離
してブレーキペダルを踏み込んでください。
•障害物の周囲をカッティングユニットを下げた状態、
上げた状態のどちらでも上手に旋回できるように練
習してください。狭い場所を通り抜ける時、マシン
やカッティングユニットをぶつけて損傷しないよう
十分注意してください。
ハ ハ
ハ
イ イ
イ
・ ・
・
ロ ロ
ロ
ー ー
ー
速 速
速
度 度
度
レ レ
レ
ン ン
ン
ジ ジ
ジ
切 切
切
り り
り
替 替
替
え え
え
ス ス
ス
イ イ
イ
ッ ッ
ッ
チ チ
チ
の の
の
使 使
使
い い
い
方 方
方
このマシンには、低速走行レンジと高速走行レンジとい
う2つの速度レンジがあります。切り替えスイッチによ
り、以下のモードを選択することができます(図25)
•High/LowAutoレ レ
レ
ン ン
ン
ジ ジ
ジ
:
H/LAUTOを選択すると、高速レンジと低速レンジ
の自動切り替えが行われるようになります。H/L
AUTOは、普通のオートマ車で言えばDレンジに
当たります。
注 注
注
ターフに万一のことがないように、ローレンジと
ハイレンジの自動切り替えは、走行ペダルがニュー
トラル位置で車輪の回転が停止している時にのみ
行われます。
注 注
注
ハイレンジで走行中は、カッティングユニットを移
動走行位置から下げることはできません。
–H/LAUTOモードが選択されており、カッティン
グユニットが下降した状態では、マシンはローレ
ンジでの動作となります。
–H/LAUTOモードを選択中にハイレンジを使うに
は、PTOを解除してカッティングユニットを完全
に上昇させてください。
–H/LAUTOに設定されている状態では、基本的
に、カッティングユニットの位置上昇下降とPTO
スイッチの位置によって、マシンが自動的にハ
イ・ローの切り替えを行います。
•低 低
低
速 速
速
レ レ
レ
ン ン
ン
ジ ジ
ジ
スイッチがLOW位置にある時は、マシンは常に
ローレンジで動作します。LOWは、普通のオートマ
車で言えば2や1やLレンジに当たります。
–LOWレンジでは常に低速レンジでの動作とな
ります。
–LOWレンジは、マシンをトレーラへの積み下ろし
する時や、整備工場内などの狭い場所で移動
するときなどに便利です。
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