Form No. 3358-977 Rev C Sand/Infield Pro® 3040 お よ び 5040 08703— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 08703 08705— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 08705 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
はじめに 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 この製品のエンジンからの排気やその成分 はカリフォルニア州では発ガン性や先天性 異常を引き起こす物質とされています。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 弊社Toro のウェブサイトwww.Toro.
目次 救援バッテリーによるエンジンの始 動 ...............................27 ヒューズの交換......................27 バッテリーの手入れ ..................28 走行系統の整備 .......................29 走行ドライブのニュートラル調 整 ...............................29 走行インタロック・スイッチの調 整 ...............................29 移動走行速度の調整 ..................29 制御系統の整備 .......................30 昇降レバーの調整 ....................30 エンジン・コントロールの調 整 ...............................31 油圧系統の整備 .......................32 油圧オイルとフィルタの交換 ...........32 油圧ラインとホースの点検.............33 油圧オイルの補給 .........
安全について ◊ タイヤグリップの不足; ◊ 速度の出しすぎ; サンドプロ/インフィールドプロのトラクショ ン ユ ニ ッ ト は 、 製 造 時 の 状 態 に お い て ANSI B71.
運転操作 • 道路付近で作業するときや道路を横断する ときは通行に注意しましょう。 • ガードが破損したり、正しく取り付けられて いない状態のままで運転しないでください。 インタロック装置は絶対に取り外さないこ と、また、正しく調整してお使いください。 • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジ ンの回転数を上げすぎたりしないでくださ い。規定以上の速度でエンジンを運転すると 人身事故が起こる恐れが大きくなります。 • 運転位置を離れる前に: – 平坦な場所に停止する: – 走行ペダルから足を離し、アタッチメン トを降下させる。 – 駐車ブレーキを掛ける; – エンジンを止め、キーを抜き取る。 • 移動走行中や作業を休んでいるときはアタッ チメントの駆動を止めてください。 • 次の場合は、アタッチメントの駆動を止め、 エンジンを止めてください。 – 燃料を補給するとき – 機械の点検・清掃・整備作業などを行 うとき – 異物をはね飛ばしたときや機体に異常な 振動を感じたとき。機械に損傷がないか 点検し、必要があれば修理を行ってくだ さい。点検修理が終わるまでは作業を再 開しないでください。 • エンジンを
• 火花や裸火を使用する屋内で本機を保管す る場合は、必ず燃料タンクを空にし、火元 から十分離してください。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、 エンジンが十分冷えていることを確認して ください。 • 火災防止のため、エンジンやマフラー、 バッテリーの周囲に、余分なグリス、草や 木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注 意ください。 • 各部品、特に油圧関連部が良好な状態にあ るか点検を怠らないでください。消耗した り破損した部品やステッカーは安全のため 早期に交換してください。 • 燃料タンクの清掃などが必要になった場合 は屋外で作業を行ってください。 • 機械の調整中に指などを挟まれないように 十分注意してください。 • 必ず機械を停止し、アタッチメントを下げ、 駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、 キーを抜き取ってください。また、必ず機 械各部の動きが完全に停止したのを確認し てから作業に掛かってください。 • 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体 を確実に支えてください。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの 力が掛かっている場合があります。取り外 しには十分注意してください。 • 修
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 93-7272 1. ファンによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 93-9051 1. オペレーターズマニュアル を読むこと 5. オペレーターズマニュアル 10. を読むこと 93-6668 1.
108-8418 108-8487 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. ヘッドライト エンジン ― 停止 エンジン ― 作動 エンジン ― 始動 チョーク - 閉 チョーク - 開 高速 低速 無段階調整 油圧オイルについては オペレーターズマニュアル を読むこと 前進;走行ペダルの上部を前側に踏み込む: 後退;走行ペダ ルの上部を後ろ側に踏み込む 運転する時は必ずシュラウドを中央にセットすること 警告 - オペレーターズマニュアル を読むこと。 周囲の人を十分に遠ざけること。 警告 - オペレーターズマニュアル を読みトレーニングを受け ること 警告 - オペレーターズマニュアル を読むこと;このマシン を牽引しないこと 警告 ― 斜面に駐車しないこと;運転席を離れる時には走行 ペダルをニュートラルに戻し、アタッチメントを降下させ、エン ジンを停止し、キーを抜き取ること 108-8484 1. 2. 3. 4.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 5 6 数量 用途 ハンドル ウレタン製カラー ワッシャ ロックナット 1 1 1 1 ハンドルを取り付ける 必要なパーツはありません。 – バッテリーを取り出す。 比重 1.
1 2 ハンドルを取り付ける バッテリーの取り外し この作業に必要なパーツ 必要なパーツはありません。 1 ハンドル 1 ウレタン製カラー 1 ワッシャ 1 ロックナット 手順 バッテリーの上押さえ棒を固定している蝶ナッ ト(2個)を取り外す(図 3)。上押さえ棒を外 し、バッテリーを取り出す。 手順 1. 前輪をまっすぐ前方に向ける。 2. ウレタン・カラーを、径の小さい方からステ アリング・シャフトにはめ込む (図 2)。 図3 図2 1. ウレタン製カラー 2. 1. 2. ハンドル 3. ハンドルをステアリング シャフトにはめ込 む (図 2)。 4. ハンドルをステアリング・シャフトにはめ 込み、ワッシャとロックナットで固定する (図 2)。ロックナットを20–26 ft-lbs(27–35 Nm= 2.8~3.6 kg.m)にトルク締めする。 10 バッテリー プラス(+)端子 3. 4.
3. 充電が終わったらチャージャをコンセントか ら抜き、バッテリー端子からはずす。バッ テリーを、5~10分ほど休ませる。 3 4. キャップを取る。補給線の高さまで、各セ ルにバッテリー液を補給する。キャップを 取り付ける。 バッテリー液を入れて充電する この作業に必要なパーツ - 重要 バッテリー液を入れすぎないようにし てください。バッテリー液があふれ出て他の 部分に触れると激しい腐食を起こします。 比重 1.260 のバッテリー液(別途調達してください) 手順 4 警告 バッテリーを取り付ける カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 この作業に必要なパーツ バッテリーに液が入っていない場合には、比 重 1.260 のバッテリー液を購入してバッテリー の各セルに入れてください。 2 ボルト (1/4 x 5/8 inch) 2 ロックナット (1/4 インチ) 手順 1.
ト (1/4 x 5/8 inch) とロックナット (1/4 インチ) を使って取り付ける(図 5)。 バッテリー・ケーブルの接続手順が不適切 であるとケーブルがショートを起こして火 花が発生する。それによって水素ガスが爆 発を起こし人身事故に至る恐れがある。 4. 端子部分にはワセリンを塗布して錆を防止 する。ショート防止のために(+)端子に ゴムキャップをかぶせる。 5.
6 フロント・ウェイトを取り付ける この作業に必要なパーツ - 必要に応じたフロント・ウェイト・キット 手順 サンドプロ/インフィールドプロのトラクションユニットは、製造時の状態において ANSI B71.
製品の概要 図6 1. 2. 3. 4. 燃料タンクのキャップ 走行・停止ペダル 5. 6. コントロール・パネル 駐車ブレーキ・レバー エア・クリーナ 油圧オイル・タンクのキャップ 7.
す。2つのポジションがあります: Slow 位置 と Fast 位置です。この2つの位置の間で、エ ンジンの回転数を変化させることができます。 最高速度での走行は移動時のみに使用する ようにしてください。 注 スロットル・コントロールでエンジンを停止 させることはできません。 アタッチメントを装着しての作業や牽引 作業には、最高速度での走行はお奨めで きません。 昇降レバー 昇降レバー(図 10)を引き上げるとアタッチメ ントが上昇し、押し下げると下降します。フ ロート動作をさせるには、くぼみ(ディテン ト)の位置にセットします。希望する位置に セットした後で手を放せばレバーはニュート ラル位置に戻ります。 重要 アタッチメントを下げた状態(作業位置) にしたまま後退しないでください;アタッチメ ントに重大な損傷が発生する場合があります。 始動スイッチ 始動スイッチ(図 9)はエンジンの始動と停止 を行うスイッチで、3つの位置があります: OFF, RUN, STARTの3位置です。キーを右に回し て START 位置にすると、スタータ・モータが作 動します。エンジンが始動したら、キーから手 を離
座席調整レバー アタッチメントやアクセサリ 運転席の横についているレバー(図 11)を前に引 いて運転席を希望の位置に動かし、その位置で レバーから手を離すと運転席が固定されます。 メーカーが認定する Toro 様々なアタッチメン トやアクセサリでお仕事の幅をさらに広げてく ださい。アタッチメントやアクセサリについて の情報は、 正規ディーラー またはディストリ ビュータへ。インターネット www.Toro.com も ご利用ください。 図 11 1. 座席調整レバー 燃料バルブ 格納保管する場合やトレーラで運搬する場合に は燃料バルブ(図 12)を閉じておいてください。 図 12 1. 燃料バルブ 仕様 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあ ります。 幅(アタッチメントを含めない) 147 cm 幅(レーキ Model No.
運転操作 重要 エンジンのクランク・ケースを密閉す るために、ディップスティックは根元まで 確実に入れてください。差し込みが不十分 でクランクケースが完全に密閉されない と、エンジンを損傷する恐れがあります。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 エンジン・オイルの量を点検する 5. 運転席を戻す。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 重要 オイル量は8運転時間ごと又は毎日点 検してください。最初の8運転時間で初回 交換を行い、その後は通常の使用条件の場 50運 運転 時 間 ご と に オ イ ル と フ ィ ル タ を 合 は 50 交換してください。ホコリのひどい場所で 使用する場合は、より頻繁なオイル交換が 必要です。 エンジンにはオイルを入れて出荷しています が、初回運転の前後に必ずエンジン・オイルの 量を確認してください。 油量は約 1.66 リットル(フィルタ共) です。 以下の条件を満たす高品質なエンジン・オイル を使用してください: • API規格 SJ, SK, SL またはそれ以上のク ラス: • 推奨オイル: SAE 30(5℃以上) 1.
燃料を補給中、静電気による火花がガソリ ンに引火する危険がある。発火したり爆 発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 • ガソリン容器は車から十分に離し、地面 に直接置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給 しない。車両のカーペットやプラスチッ ク製の床材などが絶縁体となって静電気 の逃げ場がなくなるので危険である。 図 14 1. • 可能であれば、機械を地面に降ろし、 車輪を地面に接触させた状態で給油を 行う。 燃料タンクのキャップ 4.
高粘度インデックス/低流動点アンチウェア 油 圧 作 動 液 , ISO VG 46 物性: 粘度, ASTM D445 3. 補給口の首からディップスティックを抜 き、きれいなウェスでていねいに拭う。も う一度首に差し込んで引き抜き、オイルの 量を点検する。マーク位置(ディップス ティックのくびれている所)まであればよ い(図 16)。 cSt @ 40°C 44~48 cSt @ 100°C 9.1~9.
に回す。事故防止のため、キーは抜き取っ ておく。 5. 長期間保管する場合には燃料バルブを閉 じておく。 機体の点検を行う前に、機械の可動部がす べて完全 に停止していることを必ず確認 すること。 図 17 1. 空気バルブ 2. インタロック・システムを点検する ラグ・ナット ホイール・ナットのトルク締めを 行う。 インタロック・スイッチは安全装置であり、 これを取り外すと予期せぬ人身事故が起 こり得る。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 • インタロック・スイッチをいたずらし ない。 100運転時間ごと • 作業前にインタロック・スイッチの動作 を点検し、不具合があれば作業前に交換 修理する。 運転開始後8時間でホイール・ナットのトルク 締めを行い、その後は、100 運転時間ごとに 同じ作業を行ってください。ホイール・ナッ トを45~65 ft-lb.(61~75 N.m = 6.2~8.9 kg.m)にトルク締めする。 1.
緊急時の牽引移動 緊急時には、短距離に限り、本機を牽引して移 動することができます。ただし、通常の移動に はこの方法を使わないでください。 転倒や暴走事故を防止するために、運転 中は注意を集中し以下の点に気をつけて ください: 重要 トランスミッション機器に損傷を与える 危険がありますので、牽引移動時の速度は、 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 始動キーをつけたままにしておくと、誰で もいつでもエンジンを始動させることが でき、危険である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておく こと。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 8 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • ホイール・ナットのトルク締めを行う。 • エンジン・オイルとフィルタの交換を行う。 • 油圧フィルタを交換する • • • • • • エンジン・オイルを点検する 油圧オイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 油圧ラインとホースの点検 機体の清掃と点検 インタロックの動作 25運転時間ごと • バッテリー液の量とケーブルの接続状態を点検する。 50運転時間ごと • エンジン・オイルとフィルタの交換を行う。 100運転時間ごと • ホイール・ナットのトルク締めを行う。 • マシンのグリスアップを行ってください。 200運転時間ごと • エア・フィルタの交換 400運転時間ごと • 油圧オイルとフィルタの交換を行う。 800運転時間ごと • • • • • • 1500運転時間ごと
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作 ハンドルの動作を点検する。 燃料残量を点検する。 エンジン・オイルの量を点検 する。 エアフィルタの状態を点検す る。 冷却フィンの汚れ具合を点検 する。 エンジンからの異常音がない か点検する。 運転操作時の異常音。 油圧オイルの量 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する。 計器類の動作を点検する。 塗装傷のタッチアップ修理を 行う。 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 23 記事 土 日
整備前に行う作業 潤滑 機体のジャッキアップ 100 運転時間ごとに、所定のグリス・ニップル にNo.2汎用リチウム系グリスを注入します。 以下のベアリングとブッシュのグリスアップを 行ってください: • 前輪のベアリング(1ヶ所)(図 21) 整備作業に掛かる前に、ジャッキ・スタンド や角材などで機体を支えておくこと。 ジャッキアップ箇所は以下の通りです: • 左右の後ホイール・モータの下のフレーム 部分(図 19) 図 21 • 走行ペダルのピボット(1ヶ所) (図 22) 図 19 1. 車体後部のジャッキアップ・ポイント • 前 ― 前輪の後ろのフレームの下部分 (図 20)。 図 22 • リア・ヒッチ(5ヶ所)(図 23) 図 20 1.
エンジンの整備 • ステアリング・シリンダのロッド端部(1ヶ 所)(Model 08705 のみ)(図 24) エンジン・オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 50運転時間ごと 運転開始後 8 時間でエンジン・オイルの初回 交換を行い、その後は、50 運転時間ごとにオ イルとフィルタを交換してください。 1. 平らな場所に駐車しエンジンを停止する。 2. ドレン・プラグ (図 26) を外してオイルを 容器に受ける。オイルが抜けたらドレン・ プラグを取り付ける。 図 24 • ステアリング・ピボット (図 25) 注 ステアリング・ピボットの注入部(図 25) は面一フィッティングなので、グリスガン 用ノズル・アダプタが必要です。 パーツ 番号は P/N 107-1998; ご注文は Toro 代 理店へ。 図 26 1. ドレン・プラグ 2. オイル・フィルタ 3. オイルフィルタ(図 26)を外す。新しい フィルタのガスケットに薄くエンジン・オ イルを塗る。 4.
フィルタを外したときにエンジン内部に異 物を入れてしまう危険が大きくなります。 • 本体とカバーがシールでしっかり密着して いるのを確認してください。 トレット・バルブを外し、内部を清掃して 元通りに取り付ける。 5. アウトレット・バルブが下向き(後ろから 見たとき、時計の5:00と7:00の間になるよ うに)カバーを取り付ける。 エア・フィルタの交換 6. ラッチをしっかりと掛ける。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1. エア・クリーナのカバーをボディーに固定 しているラッチを外す(図 27)。 点火プラグの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 点火プラグは、800運転時間ごと、または1年に1 回のうち早く到達した方の時期に交換します。 タイプ: Champion RC14YC(または同等品) エア・ギャップ: 0.76 mm 注 点火プラグは非常に耐久性のある部品です が、エンジンが不調の場合には必ず取り外して 点検します。 1. 点火プラグを外した時にエンジン内部に異 物が落ちないように、プラグの周囲をきれ いに清掃する。 図 27 1. 2.
燃料系統の整備 電気系統の整備 燃料フィルタの交換 警告 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 燃料ラインの途中にインライン・フィルタが装 着されています。このフィルタは 800 運転時 間ごとに交換します。交換が必要になったら、 以下の手順で行います: 1. 燃料バルブを閉じ、フィルタのキャブレタ 側についているホース・クランプをゆるめ、 燃料ラインからフィルタを外す(図 29)。 救援バッテリーによるエンジンの 始動 救援用のバッテリーを使ってエンジンを始動 させる場合には、救援用プラス端子(スター タ・ソレノイドについている)を利用すること ができます(図 30)。 図 29 1. 燃料フィルタ 2. ホース・クランプ 2. フィルタの下に廃油受けを用意し、もう一 方のホース・クランプをゆるめてフィルタ を取り外す。 図 30 3.
バッテリーの手入れ • 電解液の量は25運転時間ごとに点検します。 格納中は30日ごとに点検します。 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと • 各セルへは、蒸留水またはミネラルを含まな い水を適正レベルまで補給してください。 水を補給するときは上限を超えないように 注意してください。 バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維 持し、バッテリー上部を常にきれいにしておい てください。高温環境下で保管すると、涼しい 場所で保管した場合に比べてバッテリーは早く 放電します。 電解液には触れると火傷を起こす劇薬であ る硫酸が含まれている。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を 皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意 すること。安全ゴーグルとゴム手袋で目 と手を保護すること。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できる よう、必ず十分な量の真水を用意して おくこと。 バッテリー上部はアンモニア水または重曹水 に浸したブラシで定期的に清掃してください。 清掃後は表面を水で流して下さい。清掃中はセ ル・キャップを外さないでください。 バッテリーのケーブルは、接触不良にならぬよ う、端子にしっかりと固定してください。
走行系統の整備 走行ドライブのニュートラル調整 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が 動きだすようでしたら、トラクション・カムを 調整します。 1. 平らな場所に駐車しエンジンを停止する。 2. 中央シュラウドを機体に止め付けているネ ジ2本を外してシュラウドを機体から取り外 す(図 32)。 図 33 1. 2. トラクション調整カム ロックナット 3. 4. ネジ すき間 カムの最終調整は、エンジンを回転させな がら行う必要がある。可動部や高温部に触 れると非常に危険である。 手足や顔や衣服を回転部やマフラなどに近 づけないよう十分注意すること。 図 32 1. 5. エンジンを始動し、カム(図 33)を左右に回 してニュートラル位置の中心に合わせる。 6. ロックナットを締めて調整を固定する。 7. エンジンを止める。 8. 中央シュラウドを取り付ける。 9. ジャッキ・スタンドをはずし、機体を床に 下ろす。試運転を行って調整を確認する。 センター・シュラウド 3.
制御系統の整備 遅くしたい場合や、ペダルを一杯に踏み込んで いるのにポンプのストロークが最大位置まで来 ない場合には、調整を行ってください。 昇降レバーの調整 最大速度が出せるように調整が必要かを判断 するには、まず走行ペダルを踏み込んでみてく ださい。ポンプのレバーがフル・ストローク位 置に来る前にペダルがストップ (図 34)に当た る場合は、調整が必要です。 昇降レバーをディテント(くぼみ)位置(図 36) にしても「フロート」状態(地表面の凹凸に 沿って動く)にならない場合には、ディテン ト・プレートを調整します。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止さ せ、駐車ブレーキを掛け、車輪に輪止めを 掛ける。 2. コントロール・パネルをフレームに固定して いるネジ4本を外す(図 35)。 図 34 1. ペダル・ストップ 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、 駐車ブレーキを掛ける。 2. ペダル・ストップを固定しているナットをゆ るめる。 3. ペダル・ストップを締め込んで、走行ペダ ルから離す。 4.
4. スロットル・ケーブルを十分に引いて、 スイベルの後部をストップに接触させる (図 37)。 昇降レバーの戻り止めプレートの最終調整 は、エンジンを回転させた状態で行う必要 がある。可動部や高温部に触れると非常 に危険である。 5. ケーブル・クランクのネジを締めて、エンジ ンのrpm設定を確認する。 • ハイ・アイドル: 3400 + 50 手足や顔や衣服を回転部やマフラなどに近 づけないよう十分注意すること。 • ロー・アイドル: 1750 + 100 チョークの調整 4. エンジンを掛ける。 5. エンジンが作動しており昇降レバーがフロー ト位置にセットされている状態で昇降シリ ンダのロッドがフリー状態となって手で出 し入れできるように、ディテント・プレート の位置をずらして調整する。 6. ディテント・プレートの固定ネジを締め付け て調整を固定する。 1. 運転席を倒す。 2. スロットル・ケーブルをエンジンに固定して いるクランプのネジをゆるめる(図 37)。 3. チョーク・コントロール・レバーを前に倒し て CLOSED 位置とする。 4.
油圧系統の整備 50 RPM に調整する。タコメータで速度を確 認する。 油圧オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 400運転時間ごと 初回のオイル交換は運転開始後 8時間で、その 後は、400運転時間ごとまたは1年間のうちい ずれか早く到達した時期に行ってください。 フィルタは Toro 純正品を使用してください。 オイルも400運転時間ごと又は1年に1回のう ち早い方の時期に交換します。 1. 平らな場所に駐車しエンジンを停止する。 図 38 図はキャブレタ・アダプタを外した状態 1. 調速度アイドル・スプリン グ・アンカーの耳 2. 2. 中央シュラウドを機体に止め付けているネ ジ2本を外してシュラウドを機体から取り外 す(図 39)。 高速アイドル・スプリング・ アンカーの耳 4. ステップ 3 で設定した回転数よりも25~ 50 rpm 高くなるように、アイドル・ストッ プ・ネジを右に回して調整する。 最終的 にアイドル速度が 1750± 100 RPM となる 必要がある。 5.
フィルタの側面を伝わって流れてくるまで、 フィルタを外さぬように少しずつゆるめる。 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身 体に重大な損傷を引き起こす。 注 リモート油圧キットを搭載している場合 は、吸入側のホースをポンプから外してオ イルを抜くことができます。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホース に傷や変形がないか接続部が確実に締 まっているかを確認する。 5. オイルが流れ出し始めたらフィルタを取り はずす。 6. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイル を塗り、ガスケットが取り付け部に当るま で手でねじ込んで取り付ける。その状態か らさらに 3/4 回転締め付ける。これでフィ ルタは十分に密着する。 • 油圧のピンホール・リークやノズルから は油圧オイルが高圧で噴出しているの で、手などを近づけないでください。 7.
機体は、必ず前輪と片方の後輪の 二輪を 浮かせること;両方浮かせないと調整中に 機体が動き出す。機体の下にいる人の上に 絶対に落下しないよう、機体を確実に支 えること。 4. エンジンを始動し、スロットルで約1800 rpm のアイドリングに調整する。 5. 昇降レバーを操作して、昇降シリンダを数回 動作させる。10~15秒たってもシリンダが 作動しなかったり、ポンプから異音が聞こ えたりしたら、直ちにエンジンを停止し、 原因を調べる。以下について点検を行う: 図 42 1. 2. • フィルタ又はサクション・ラインのゆるみ スプリング調整ピン ベアリング 3. カム • ポンプのカップラのゆるみ又は不良 7. インタロック・スイッチの調整を点検する; 「インタロック・スイッチの調整」を参照 のこと。 • サクション・ラインの詰まり • チャージ・リリーフ・バルブの不良 • チャージ・ポンプの不良 8. 中央シュラウドを取り付ける。 10~15秒以内にシリンダが作動すれば、手 順 3 へ進む。 6.
洗浄 保管 機体の清掃と点検 トラクションユニット 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1. トラクションユニット、アタッチメント、 エンジンをていねいに洗浄する。 一日の作業を終え、エンジン温度が下がった ら、洗車してください。洗車には普通のホース を使用します。ノズルや圧力洗浄器は、シール 部分やベアリングに浸水させる恐れがあります ので使用しないでください。 2. タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤ空気 圧を 0.3~0.4 bar(4-6 psi)に調整する。 冷却フィンや吸気口の周辺にホコリがたまらな いようていねいに洗車してください。洗車が終 わったら、各部の磨耗・損傷、油圧機器や可動 部の状態などの点検を行ってください。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。にじみ出たグリスはふき取る。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、 必要な締め付けを行う。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う: A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B.
図面 電 気 回 路 図 (Rev.
油 圧 回 路 図 — Model 08703 (Rev.
油 圧 回 路 図 — Model 08705 (Rev.
メモ: 39
一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社 の合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上 または製造上の欠陥に対して、2年間または1500運転時間*のうち いずれか早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたしま す。この保証はエアレータを除くすべての製品に適用されます( エアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧下さ い)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部 品代、運賃が含まれます。この保証は、「製品」 の当初の購入者 に納品された日から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社 代理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客 様から連絡をして頂くことが必要です。連絡先がわからなかった り、保証内容や条件について疑問がある場合には、本社に直接お 問い合わせください: Toro Commer