使用説明書
89
t
明るさを測る方法を設定する(測光モード)
適正な露出を得るために、カメラが被写体の明るさを測ることを「測光」といいます。
測光モードは以下の
3
種類から選ぶことができます
※
。
※撮影モード
i
、
j
、
k
、
l
、
m
、
n
、
o
の場合、測光モードは常に[マルチパターン測光]に
なります。
❚❚
測光モードの設定方法
Z
ボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回すと、表示パネルの測光モード表
示が変化します。設定したい測光モードに合わせてください。
D
フィルター係数のかかるフィルター(露出に影響するフィルター)使用時のご注意
フィルター係数のかかるフィルター(
P.253
)をお使いになるときは、中央部重点測光をおすすめ
します。マルチパターン測光では充分な効果が得られない場合があります
A
マルチパターン測光について
このカメラは
420
分割
RGB
センサーを搭載しています。
G
タイプまたは
D
タイプレンズ(
P.242
)使
用時は、このセンサーから得られる様々な情報を最大限に利用できる「
3D-RGB
マルチパターン測
光Ⅱ」という測光方式になります。その他の
CPU
レンズをお使いのときは、距離情報を考慮しな
い「
RGB
マルチパターン測光Ⅱ」という測光方式になります。
A
関連ページ
中央部重点測光の測光範囲を変更する →
A
b3
[中央部重点測光範囲](
P.184
)
a
マルチパターン測光
ほとんどの撮影状況に対応できる測光モードです。画面の広い領域を測光
して、被写体の輝度(明るさ)分布、色、距離や構図など様々な情報を瞬
時に分析するため、見た目に近い画像が得られます。
Z
中央部重点測光
画面中央のφ
8mm
相当(初期設定)の円内を重点的に測光します。画面中
央にメインの被写体を大きく配置して撮影する場合などに適しています。
b
スポット測光
フォーカスポイントに重なるφ
3.5mm
相当(全画面の約
2.5
%)の部分だ
けを測光します。逆光時や被写体の明暗差が激しいときなど、狭い範囲で
の露出を基準にして撮影したい場合に適しています。
測光エリアは、フォーカスポイントに連動します。ただし、[
AF
エリアモー
ド](
P.179
)が[オートエリア
AF
モード]のときは、中央のフォーカスポ
イントに相当する部分を測光します。
Z
ボタン
メインコマンドダイヤル
表示パネル