Users Guide
14 ストレージアレイについて
帯域外管理と帯域内管理
ストレージアレイの管理は次の
2
つの方法で行われます。
•
帯域外管理
•
帯域内管理
帯域外管理では、データはコマンドおよびイベントから隔離されます。データは
ホストツーコントローラインタフェースでやり取りされ、コマンドとイベントは
管理ポートのイーサネットケーブルを使用します。
帯域外管理では、各
RAID
コントローラモジュールの管理イーサネットポートに
対して、
IP
アドレス、サブネットワークマスク(サブネットマスク)、ゲートウェ
イといったネットワーク構成を設定する必要があります。
DHCP
(
Dynamic
Host Configuration Protocol
)サーバーを使用している場合には、自動ネット
ワーク構成を有効にすることができます。
DHCP
サーバーを使用していない場合
には、手動でネットワーク構成を設定する必要があります。
メモ :
RAID
コントローラモジュールのネットワーク設定は、
DHCP
サーバーを使用
して割り当てることができます(デフォルト設定)。ただし、
DHCP
サーバーが利用
できず、10 秒の選択時間がタイムアウトになると、RAID コントローラモジュール
はコントローラ
0 に静的 IP アドレス 192.168.128.101 を使います。
コントローラ
1 には、RAID コントローラモジュールは静的 IP アドレス
192.168.128.102
を使います。
帯域内管理では、コマンド、イベント、およびデータがホストツーコントローラ
インタフェースでやり取りされます。帯域外管理とは異なり、コマンドとイベント
はデータと混在することになります。
帯域内管理と帯域外管理のセットアップの詳細については、『インストールガイ
ド』を参照してください。
メモ : Red Hat
®
Enterprise Linux
®
3 が実行されているシステムでは、帯域内管理
はサポートされていません。
ストレージアレイの追加
ストレージアレイを
MD Storage Manager
に追加するには、アレイセレクタ
領域の
新規
リンクをクリックします。ウィンドウが開き、自動的に新規ストレー
ジアレイを追加するか、手動で追加するかを選択します。
メモ :
自動
オプションを使用して新しいストレージを追加する前に、
ステーション
の
IP
アドレス、サブネットマスク、およびデフォルトゲートウェイを
含め、ホスト
ステーションまたは管理ステーションのネットワーク設定が正しいこと
を確認します。
メモ : Linux の場合は、ブロードキャストパケットが 255.255.255.255 に送信
されるようにデフォルトゲートウェイを設定します。
Red Hat
®
Enterprise Linux
®
では、ネットワークにゲートウェイが存在しない場合は、NIC の IP アドレスに
デフォルトゲートウェイを設定してください。
メモ : MD Storage Manager は、MD Storage Array との通信に TCP/UDP ポート
2463
を使用します。