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ダンプの処理
診断データの「ダンプ」をドライブ・メモリーに保管すると、問題を診断する上で役立ちます。ダンプの保管に使用できるメモリーの場所には、RAM メモリ
ーとフラッシュ・メモリーの 2 つがあります。 RAM メモリーは、ダンプを保管するデフォルトの場所です。RAM のダンプは、新規ダンプが取られると上書
きされます。ドライブの電源をサイクルすると、RAM のダンプは失われます。サービス機能を使用して、ダンプを RAM からフラッシュにコピーすることが
できます。ダンプがフラッシュに保管される場合、診断データは永続的に保管され、電源サイクル時も失われません。RAM とフラッシュにダンプがある場
合、保守モードの障害ライトでは RAM のダンプが優先され、ライトは明滅します。永続ダンプが保管されていることを確認するには、ドライブの電源をサ
イクルします。これにより、RAM のダンプは消去されます。保守モードの障害ライトは点灯し、ダンプがフラッシュに保管されていることを示します。
サービス機能の実行
サービス機能 1 の実行: スタンドアロン診断 (自己診断テスト)
概算の実行時間: 5 分未満
1. カートリッジがドライブに入っていないことを確認します。
注:
カートリッジがドライブにロードされている場合、アンロード・ボタンを押すとアンロード要求として解釈され、2 回目と 3 回目を押してもドライブ
は無視します。カートリッジがロードされている間、ドライブを保守モードにすることはできません。排出ボタンを押して、テストを打ち切ること
ができます。
2. 作動可能 LED が速く明滅してサービス機能 1 へのアクセスを示すまで、アンロード・ボタンを押し続けます。ステータス LED は以下のいずれか 1
つの状態になります。
7
トレーニングを受けたサ
ービス担当者用に予約済
み
速く明滅
速く明滅
速く明滅
状態により異なる
2
8
トレーニングを受けたサ
ービス担当者用に予約済
み
速く明滅
オン
オン
状態により異なる
2
1
この機能には、ブランク・データ・カートリッジ (スクラッチ・カートリッジ) が必要です。
2
保守モードのときの障害ライトの状態は、次のようなドライブ・ダンプの存在と場所を示しています。
l オフ = メモリー内にダンプはありません
l 明滅 = RAM (揮発性) メモリーにダンプがあります
l 点灯 = フラッシュ (不揮発性) メモリーにダンプがあります
注: 明滅の速度:
l ゆっくり明滅 = 2 Hz
l 速く明滅 = 8 Hz
LED アイコン
LED の状態
保守モード 1。メモリー内にドライ
ブ・ダンプはない。
保守モード 1。RAM にドライブ・
ダンプがある。
保守モード 1。フラッシュ・メモリ
ーにドライブ・ダンプがある。
ボタン:
= オフ
= オン
= ゆっくり明滅
= 速く明滅