Users Guide
詳細な点検の実施
l カートリッジの梱包を点検して、乱暴に扱われていないか調べます。
l カートリッジを点検するときには、カートリッジ・ドアだけを開きます。カートリッジ・ケースの他の部分は開かないでください。ケースの上部と下部は
ねじで留められています。これらを分離するとカートリッジが使えなくなります。
l カートリッジを使用または保管する前にカートリッジに損傷がないか点検します。
l カートリッジの背面 (テープのロード・コンパートメントに最初にロードする部分) を点検して、カートリッジ・ケースの継ぎ目にギャップがないことを確
認します。継ぎ目にギャップがある場合には、リーダー・ピンが外れている可能性があります。
l リーダー・ピンが正しく取り付けられているか調べます。
l カートリッジの取り扱いを誤ったと思えるが、使用できるように見える場合は、データをリカバリーできるようにするために、即時にすべてのデータ
を良好なカートリッジにコピーします。取り扱いを誤ったカートリッジは廃棄してください。
l 取り扱いおよび輸送手順を確認します。
カートリッジを慎重に扱う
l カートリッジを落とさないように。カートリッジを落とした場合は、カートリッジのドアを後ろにスライドして、リーダー・ピンがピンの保持スプリング・ク
リップに正しく収まっているか確認してください。
l カートリッジの外側に出ているテープには触れないこと。テープに触れると、テープの表面やエッジの部分に損傷を与えるおそれがあります。これ
は、読み取りや書き込みの信頼性を損なうことにつながります。カートリッジの外側に出ているテープを引っ張ると、テープとカートリッジのブレーキ
機構に損傷を与えるおそれがあります。
l 6 個を超えるカートリッジを積み重ねないこと。
l 再利用する予定のカートリッジは消磁しないこと。消磁するとテープが使用できなくなります。
テープ機構のクリーニング
Dell PowerVault LTO3-060 ドライブは、クリーニングが少なくて済むように開発されています。ドライブのクリーニングが必要になると、クリーニング LED
が点灯します。クリーニング LED が点灯したら、クリーニング・カートリッジのみをテープ・ドライブに挿入します。
各テープ・ドライブには、LTO Ultrium ユニバーサル・クリーニング・カートリッジが提供されています。ヘッドのクリーニングに綿棒またはその他のものを
使わないでください。
クリーニング・カートリッジは、特殊なテープを使用してテープ・ヘッドをクリーニングします。
ユニバーサル・クリーニング・カートリッジは、一般的に 50 回 (製造元によって回数は異なります) のクリーニングが可能です。クリーニング・カートリッジ
が即時に排出され、クリーニング LED と障害 LED がゆっくり明滅を始めた場合は、有効期限が切れているか、サポートされているクリーニング・カート
リッジではありません。そのカートリッジを廃棄して、新しいものを使用してください。カートリッジの有効期限が切れているか、カートリッジがサポートされ
ていない場合、クリーニング・ライトはオンのままになります。
LTO Ultrium ユニバーサル・クリーニング・カートリッジを使用するには、次の手順を行います。
1. クリーニング・カートリッジをテープ・ドライブに挿入します。テープ・ドライブは自動的にクリーニングを実行します。クリーニングが終わると、ドライ
ブはカートリッジを排出します。
2. ドライブからクリーニング・カートリッジを取り出します。
制限事項と免責事項をよくお読みください。
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1. 通常保管は 1 年未満の保管のことです。
2. 長期保管は 1 - 10 年の保管のことです。
注意: 「Universal」(ユニバーサル) というラベルが付いた LTO クリーニング・カートリッジだけを使用してください。一部の Generation 1 クリーニ
ング・カートリッジにはユニバーサル・タイプではないものがあります。 Generation 3 テープ・ドライブは、LTO Ultrium ユニバーサル・クリーニン
グ・カートリッジとのみ互換性があります。他のタイプのクリーニング・カートリッジまたは方式を使用すると、ドライブの読取/書込ヘッドに損傷
を与えるおそれがあります。他のタイプのクリーニング・カートリッジをロードすると、テープ・ドライブは即時にそれを排出します。