Users Guide
Table Of Contents
- Dell EMC iDRACサービス モジュール3.6 ユーザーズ ガイド
- はじめに
- インストール前のセットアップ
- iDRAC サービスモジュールのインストール
- iDRACのサービス モジュールの設定
- セキュリティの構成と互換性
- iSMの監視機能
- S.M.A.R.Tモニタリング
- オペレーティングシステム情報
- オペレーティングシステムへの Lifecycle Controller ログレプリケーション
- 自動システムリカバリ
- Windows Management Instrumentation プロバイダ
- NVMe PCIe SSDデバイスの取り外しの準備
- リモート iDRAC ハードリセット
- ホスト OS を介した iDRAC アクセス
- GUI、WS-Man、Redfish、リモートRACADMを介したiDRACへのアクセス
- iDRAC SNMPアラートのインバンド サポート
- WS-Manをリモートから有効にする
- iSMの自動アップデート
- FullPowerCycle
- ボックス上のSupportAssist
- インバンドSNMP Get機能の設定 - Linux
- インバンドSNMP Get機能の設定 - Windows
- iDRAC GUIランチャー
- ホスト オペレーティング システム管理者デスクトップからiDRAC UIへのシングル サインオン(SSO)
- OS-BMCパススルーを介したiSMとiDRAC間のIPv6通信
- よくあるお問い合わせ(FAQ)
- Linux および Ubuntu インストーラパッケージ
- リソースとサポート
- Dell EMC へのお問い合わせ
FullPowerCycle
FullPowerCycle は、サーバの補助電源をリセットする方法を提供するインタフェース呼び出し機能です。サーバーの補助電源で動作
するサーバー ハードウェアの数が増加しています。一部のサーバーに関する問題のトラブルシューティングには、サーバーの電源ケ
ーブルを物理的に取り外して、補助電源で動作するハードウェアをリセットする必要があります。
FullPowerCycle 機能を使用すれば、データセンターにアクセスせずにリモートから補助電源を接続または切断できます。この機能
は、yx4x PowerEdge サーバー以降でサポートされています。
このインターフェイスを介して FullPowerCycle 要求が発行されたとき、システム電源はすぐに影響を受けません。代わりに、シス
テムが S5 状態に移行したときに照会されるフラグが設定されます。FullPowerCycle 機能を有効にするには、要求コマンドの発行後
に、システムのシャットダウン コマンドも発行する必要があります。このフラグが S5 エントリーに設定されている場合、AC を取
り外して交換するのと同様に、システムが強制的に一時的な低電力状態になります。このフラグは、システムが S5 状態に入る前、
システムが S0 状態にあるときにはいつでも、キャンセル機能を使用してクリアできます。
システムで異なる FullPowerCycle オプションを利用可能にすることができます。システムで FullPowerCycle の要求、ステータス取
得、およびキャンセルを行うには、次のコマンドを使用します。
Windows オペレーティングシステムの場合、FullPowerCycle 有効化(要求)、FullPowerCycle のキャンセル、FullPowerCycle のステ
ータス取得の操作へのショートカットメニューが使用可能です。
表 13.
Power Shell コンソールで実行するコマンド 説明
Invoke-FullPowerCycle —status request システムで FullPowerCycle を要求します。
メモ: サーバのオペレーティングシステムによって仮想 AC
パワーサイクル動作がトリガされたというメッセージが表
示されます。
Invoke-FullPowerCycle -status Get システムで FullPowerCycle のステータスを取得します。
メモ: スケジュールされた日付と時刻にシステムがオフにな
るというメッセージが表示されます。
Invoke-FullPowerCycle -status cancel システムで FullPowerCycle をキャンセルします。
/opt/dell/srvadmin/iSM/bin/Invoke-
FullPowerCycle request
Linux オペレーティング システムで FullPowerCycle を要求しま
す。
/opt/dell/srvadmin/iSM/bin/Invoke-
FullPowerCycle cancel
Linux オペレーティング システムで FullPowerCycle をキャンセ
ルします。
/opt/dell/srvadmin/iSM/bin/Invoke-
FullPowerCycle get-status
Linux オペレーティング システムで FullPowerCycle のステータ
スを取得します。
各 FullPowerCycle 操作が正常に終了すると、オペレーティング システム ログ ファイルおよび LCL に次のメッセージが表示されま
す。
要求メッセージ:"The Full Power Cycle operation is triggered by the server operating system (OS)
user <user name> from the OS on date <date>. However, the server components will be AC power
cycled when the server is shut down".
キャンセル メッセージ:"The Full Power Cycle operation is successfully cancelled by the server
operating system (OS) user <user name> from the OS on date <date>".
メモ: FullPowerCycle 機能は、ESXi 7.x オペレーティング システムで使用できますが、ESXi 6.x オペレーティング システムでは
使用できません。
メモ: FullPowerCycle 機能は、ローカルまたはドメイン管理者、あるいは root または sudo ユーザーのみが使用できます。
ボックス上の SupportAssist
SupportAssist は時間を節約し、テクニカル サポートのサポート ケースを合理化します。イベントベースのコレクションは、
SupportAssist を使用してオープンサービスリクエストを作成します。スケジュールされたコレクションは、環境の監視と維持をサ
ポートします。こうしたコレクションには、ハードウェア情報データ、RAID コントローラー ログ ファイル、オペレーティング シス
テム、アプリケーション データが含まれています。サポートされている機能は次のとおりです。
34 iSM の監視機能