User Manual
各種の設定をする
NP-31/NP-11 取扱説明書 17
本
編
トランスポーズは、曲全体の音の高さを上げたり下げたりしてキー (調)を変える機能です。弾く鍵盤を変えずに、ほか
の楽器や歌う人の声の高さにキー (調)を合わせることができます。半音単位でトランスポーズを設定できます。たとえ
ばトランスポーズを「+5」に設定すると、「ド」の鍵盤を弾いたときに「ファ」の音が出ることになり、「ハ長調」の弾
きかたで「ヘ長調」の演奏になります。
トランスポーズの設定
[DEMO]ボタンを押したまま、[METRONOMEON/OFF]ボタンを押し、その状
態でF#2〜F#3鍵盤のどれかを押します。
トランスポーズ量
F#2:−6半音
C3 :標準の音の高さ
F#3:+6半音
C3鍵盤を押すと標準の音の高さになります。F#2〜B2鍵盤を押すと半音単位で
キーが下がり、C#3〜F#3鍵盤を押すと半音単位でキーが上がります。
楽器全体の音の高さを微調整する機能です。合奏のときや、CDの再生に合わせて演奏するときなど、ほかの楽器やCD
の再生音などと音の高さを正確に合わせたい場合に使います。
音の高さの設定
Hz(ヘルツ)とは音の高さを示す
単位です。(音の高さは音波の振
動数によって決まります。1秒
間に何回振動するかという数値
の単位がHzです。)
設定範囲:427.0〜453.0Hz
初期設定:A3=440Hz
約1.0Hz単位で音の高さを下げる、または上げる
[DEMO]ボタンを押したまま、[METRONOMEON/OFF]ボタンを押し、その状
態でG3(下げる)またはB3(上げる)鍵盤を押します。
約0.2Hz単位で音の高さを下げる、または上げる
[DEMO]ボタンを押したまま、[METRONOMEON/OFF]ボタンを押し、その状
態でG#3(下げる)またはA#3(上げる)鍵盤を押します。
初期設定に戻す
[DEMO]ボタンを押したまま、[METRONOMEON/OFF]ボタンを押し、その状
態でA3鍵盤を押します。
キー (調)を変える(トランスポーズ)
C1 C2
F#3F#2 C3
0
-1
-2 +1 +3-4
-3-5 +2 +4 +5
-6 +6
NP-31
NP-11
音の高さの微調整(チューニング)
G#3(-0.2Hz) A#3(+0.2Hz)
C1 C2 C3
B3(+1.0Hz)G3(-1.0Hz)
NP-31
NP-11
A3(初期設定)