User Manual

90 DXRmkIIシリーズ取扱説明書
各部の名称と機能
各部の名称と機能
リアパネル
1 INPUT端子
XLRのバランス入力端子(INPUT1)と、フォーン(INPUT2)と
RCAピン(INPUT3)のアンバランス入力端子です。
INPUT1 にはミキサーやマイク、INPUT2 にはキーボードや
エレクトリックアコースティックギターなどの楽器
INPUT3 にはポータブルオーディオプレーヤーや CD プレー
ヤーなどの機器を接続できます。INPUT13DXRmkII
体でミックスされます。
2 THRU端子
XLR のバランス出力端子です。INPUT1 とパラレル接続され
ていますので、INPUT1の信号がそのまま出力されます。
3 LEVELコントロール
各INPUTのレベルを調節します。出力規定レベルが+4dBu
の機器(ミキサーなど)を接続する場合、DXRmkIIシリーズの
MIC/LINEスイッチ(9)をLINEに設定し、LEVELコントロー
ルは12時の位置を基準にして調整することをおすすめしま
す。
4 LIMITインジケーター
出力リミッターが作動すると点灯します。出力リミッターは、
スピーカーとアンプを保護するために作動し、アンプへの出力
信号を減衰させます。点灯し続ける場合は、入力信号のレベル
を下げてください。
NOTE
アンプの最大出力電圧を超える場合、または過大な積算電力を検出した
場合、出力リミッターがアンプへの出力信号を減衰させます。減衰量が
3dB以上になると、LIMITインジケーターが点灯します。
積算電力とは、単位時間あたりにスピーカーユニットへ供給された電力
量の総和のことです。
5 SIGNALインジケーター
音声信号の入力を検知すると点灯します。
6 PROTECTIONインジケーター
保護回路が作動しているときに点灯します。以下の場合に保護
回路が作動し、スピーカー出力がミュートされます。
アンプの過熱を検出した場合
DC出力を検出した場合
過電流を検出した場合
電源をオンにした場合
ノイズ防止のため保護回路が作動し、約2秒間点灯します。正常
に起動するとインジケーターが消灯します。
電源をオフにした場合
または予期せぬエラーにより電源がオフになった場合、ノイズ防
止のため保護回路が作動してからシャットダウンされます。
NOTE
異常を検出して保護回路が作動した場合、アンプの熱が下がるまでしばら
く待つか、電源を入れ直すと復帰します。復帰しない場合は、ヤマハ修理
ご相談センター (96ページ)にお問い合わせください。
7 POWERインジケーター
電源スイッチ(%)で電源をオンにすると点灯します。
8 FRONTLEDDISABLEスイッチ
この機器のフロントグリル内左側にあるFRONT LEDの点灯、
消灯を切り替えます。スイッチがオフ(
N
)のときLEDが点灯し
ます。LEDを消灯させたい場合は、スイッチをオン(
O
)にして
ください。
NOTE
出力リミッターの減衰量が 3dB 以上になると、LED の輝度が通常より上
がります。
9
MIC/LINEスイッチ
INPUT 端子の入力信号のレベルに応じて切り替えます。マイ
クなどのレベルが低い機器を接続するときはMIC、ミキサーな
どのレベルが高い機器を接続するときはLINEにします。
) D-CONTOURスイッチ
D-CONTOUR (Dynamic CONTOUR)のプリセットを切り
替えます。FOH/MAINはメインスピーカーとして適した周波
数特性となるように高域と低域を上げた設定になります
MONITOR はフロアモニターとして適した周波数特性となる
ように明瞭性に重要な中高域を聞こえやすくし、床置きしたと
きやメインスピーカーと併用したときにブーミーになりがち
な低域を抑えた設定になります。FOH/MAINとMONITORの
設定では、D-CONTOURの機能が有効になり、音量に合わせ
てブースト量と減衰量をダイナミックにコントロールします。
OFFは汎用の周波数特性となり、D-CONTOURの機能がオフ
になります。
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