Operator's Manual
立て、均一な刈りを実現するためのものです。しかしセ
イルは使用に伴って徐々に磨耗してきます。そしてこの
磨耗に伴って、刃先が鋭く維持されていても、刈りの
質は落ちてきます。草を引きちぎるのでなく、カットする
ためには、当然刃先が鋭利でなければなりません。刈
りあとを見て、切り口がささくれ立っていたり茶色に変
色しているのは刃先が鈍くなっている証拠です。このよ
うな状態が見られたら、ブレードを研磨してください。
1.平らな場所に駐車し、カッティングユニットを上昇
させ、駐車ブレーキを掛け、走行ベダルをニュー
トラルとし、PTOレバーがOFFになっているのを
確認し、エンジンを停止させ、キーを抜き取る。
2.ブレードの切っ先を注意深く観察、特に、直線部
と曲線部が交わる部分をよく観察する図91。
注 注
注
この、直線部と曲線部の交差域は、砂などに
よる磨耗が進みやすい部分なので、機械を使用
する前によく点検することが必要である。ブレード
が摩耗してきたら図91、交換してください。
g004653
図 図
図
91
1.刃先
3.磨耗や割れの発生
2.立ち上がり部分4.ひび
3.すべてのブレードの刃先を点検し、刃先が丸くなっ
ていたり打ち傷がある場合には研磨する図92。
注 注
注
研磨は刃先の上面だけに行い、刃の元々の角
度を変えないように十分注意する図92。左右を
同じだけ削るようにすればバランスが狂わない。
g000276
図 図
図
92
1.この角度を変えないように研磨すること。
注 注
注
ブレードを取り外し、研磨機で研磨する。研
磨後、ブレードと、芝削り防止カップをつけてブ
レードボルトで固定するブレードの取り外しと取り
付け(ページ68)を参照。
4.平らな面において端部を観察し、ブレードが真っ
直ぐであることを確認する。ブレードの両端部が
中心部よりもわずかに下がっており、刃部がブ
レードのヒール部かかと、後部よりも下がってい
るのが正しい形状である。
69