Form No. 3426-678 Rev B Groundsmaster® 3505-D ロ ー タ リーモア モ デ ル 番 号 30849—シ シ リ ア ル 番 号 403450001 以 上 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 製品の安全や取り扱い講習、アクセサリなどに関する 情報、代理店についての情報の入手、お買い上げ 製品の登録などをネットで行っていただくことができ ます www.Toro.
目次 燃料タンクの内部清掃 ....................................41 ウォーターセパレータの整備 ............................41 燃料系統からのエア抜き.................................42 インジェクタからのエア抜き ..............................42 電気系統の整備 ................................................... 43 電気系統に関する安全確保.............................43 バッテリーの整備 ..........................................43 ヒューズの整備 .............................................43 走行系統の整備 ................................................... 44 タイヤ空気圧を点検する ...........................
安全について この機械は、EN ISO 5395 規格およびANSI B71.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-6681 93-6681 1. ファンによる手足の切断の危険 可動部に近づかないこと。 decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 decal93-7276 93-7276 1. 爆発危険保護メガネを着用すること。 2. 劇薬危険皮膚に付いたら真水で洗ってから救急手当て。 3. 火災の危険火気厳禁・禁煙厳守のこと。 4. 毒物危険子供の手の届くところに保管しないこと decal117-3270 117-3270 decal93-7818 93-7818 警告 オペレーターズマニュアル に従って、ブレードボルト /ナットを 115-149 N·m11.8-15.2 kg.
decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 decal117-4764 爆発の危険 2. バッテリーに人を近づけな いこと。 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり。 1. 117-4764 6. 1. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 2. 刈り込み刃で手や指を切断する危険 可動部に近づかないこ と。すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 3. 刈り込み刃で足を切断する危険 可動部に近づかないこと。 すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. 9. オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 を読むこと。 decal106-9290 106-9290 1. 入力 5. 着席 6. PTO 9. 出力 10.
decal121-3627 121–3627 1. 刈高設定 decal121-3598 121-3598 注 この機械は、業界で推奨される最大傾斜角度を用いた前後 方向および左右方向の標準安定試験に合格しており、使用を認 められる法面の最大角度がデカルに記載されています。斜面で 運転する場合の条件や注意点について、また、特殊な天候や場 所条件のもとでこの機械を使用することができるかどうかを判断す る方法について、 オペレーターズマニュアル で確認してください。 同じ斜面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変 わります。斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表面ま で下げておいてください。斜面上でカッティングユニットを上昇させ ると機体が不安定になる恐れがあります。 1.
decal121-3623 121-3623 1. 2. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 必ず講習を受け てから運転すること。 5. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 警告 このマシンの牽引を行う前に、 オペレーターズマニュ 6. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 アル を読むこと。 3. 転倒の危険 旋回する時は速度を落とすこと下り坂では必ずカッ 7. ティングユニットを下げ、シートベルトを着用すること。 4.
decal121-3619 121-3619 1. PTO 切 6. エンジン 停止 2. PTO 入 7. エンジン 作動 3. カッティングユニット下降。 8. エンジン ― 始動 4. 5. カッティングユニット上昇。 ロック 9. 高速 10. 低速 decal138-6974 138-6974 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 数量 用途 必要なパーツはありません。 – バッテリーに電解液を入れて充電し、機 体に取り付けます。 安全ステッカー 製造年デカル CE マークデカル フードラッチブラケット リベット ワッシャ ねじ ¼" x 2" ロックナット ¼" 排気管ガード タップねじ 1 1 1 1 2 1 1 1 1 4 必要なパーツはありません。 – 昇降アームを調整します。 必要なパーツはありません。 – キャリアフレームを調整します.
警告 1 充電中は爆発性のガスが発生する。 • バッテリーにタバコの火、火花などの火気 を近づけないこと。 • バッテリーの近くでは絶対に喫煙しない。 バッテリーを充電し機体に取 り付ける 4. 必要なパーツはありません。 5. 6. 手順 注 バッテリーに液が入っていない場合には、比重 1.26 のバッテリー液を購入してバッテリーの各セルに入れ てください。 7. 8. 危険 電解液には硫酸が含まれており、触れると火傷を 起こし、飲んだ場合には死亡する可能性がある。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚 や目や衣服に付けないよう十分注意するこ と。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を保護 すること。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必 ず十分な量の真水を用意しておくこと。 1.
に取り付けると、カッティングユニットをシフトさ せるときにボルトが油圧チューブに当たる可能性 があります。 腐食防止のために両方の端子部にワセリンGrafo 112X スキンオーバーグリス: P/N 505-47または グリスを薄く塗る。 9. 10. ショート防止のために 端子にゴムキャップをか ぶせる。 11. バッテリーカバーを取り付ける。 2 用ス テ ッ カ ー を 貼 り 付 け る CE用 g278675 図6 銘板 1. この作業に必要なパーツ 1 安全ステッカー 1 製造年デカル 1 CE マークデカル 3. 製造年表示ステッカー 2. CE マークステッカー 3 手順 フードラッチを取り付ける 本機を CE 地域内で使用する場合には、英語のステッ カーの上から CE 用のステッカーを貼り付けてください。 CE 規 制 に 適 合 さ せ る 場 合 の み この作業に必要なパーツ 1 フードラッチブラケット 2 リベット 1 ワッシャ 1 ねじ ¼" x 2" 1 ロックナット ¼" 手順 g278676 図5 1.
g012630 図9 g012628 1. フードラッチブラケット 2. フードラッチ 1. 図7 リベット フードラッチブラケットのもう一つのアームにボルト を取り付けてラッチをロックする図 10。ボルトを しっかりと締め付けるが、ナットは締め付けない。 8. 3. フードからフードラッチブラケットを外す。 4. CEロックブラケットとフードラッチブラケットの穴を 整列させてフードにセットする図 8。 注 ロックブラケットをフード側にフードに当てて取 り付けます。ロックブラケットアームについている ボルトとナットは外さないでください。 g012631 図 10 1. ボルト 2. ナット 2. フードラッチブラケットの アーム 4 g012629 図8 1. CE 用ロックブラケット 3. ボルトとナット 排気管ガードを取り付ける 5. フードの内側にある穴に、ワッシャを整列させる。 6. ブラケットとワッシャをフードにリベットで固定す る図 8。 CE モ デ ル の み 7.
g031571 図 12 図はカッティングユニットを外した状態です。 1. フロアプレートブラケット 2. すきま 3. 昇降アーム g008875 このすき間が基準通りでない場合には、以下 の手順で調整する 図 11 1. 排気管ガード A. 2. ストップボルトを戻す図 13。 タップねじ本で固定する図 11。 5 昇降アームを調整する 必要なパーツはありません。 手順 1. g031572 図 13 エンジンを始動し、昇降アームを上昇させて、 各昇降アームとフロアプレートブラケットとの距 離が、図 12のように 5-8 mm になっていること を確認する。 1. 2. ストップボルト すきま B. 14 3.
g031575 図 16 g031573 図 14 1. ジャム・ナット 2. 1. 後シリンダ C. ロッドの端部からピンを外し、クレビスを回 転させる。 D. 調整が終わったらピンを取り付けて隙間の 大きさを確認し、 2. ジャムナットを戻すには、シリンダロッドの ナットに近い方の部分をウェスとプライヤで 握ってロッドを回す。 C. 調整ができたらカッティングユニットを上昇さ せて隙間を点検し、 注 必要に応じて再調整する。 クレビスのジャムナットを締める。 D. クレビスのジャムナットを締める。 重要 前ストップや後ウェアバーに隙間がないと昇降 アームが破損する場合があります。 各昇降アームとストップボルトとの隙間が、図 13のように 0.13-1.02 mmの間にあるかどうか 点検する。 注 この範囲になければストップボルトで隙間を 調整する。 3. 調整ナット B. 注 必要に応じて再調整する。 E. 2.
重要 後カッティングデッキに作業を行う場合には、デッ キを外して行う方がずっと簡単です。サイドワインダを 装備している場合には、カッティングデッキを右側に スライドさせ、後カッティングデッキを外し、機体の右 側に引き出すのが最も簡単です。 1. 平らな固い床の上にカッティングデッキを降ろし、 エンジンを停止、キーを抜き取る。 2. 図 18のように、各刈り高ブラケットを刈り高プレー ト前と右と左に固定しているボルトをゆるめる。 g031576 図 17 1. 上前カッティングユニット取 り付け穴 2. 下前カッティングユニット取 り付け穴 2. 3. 後カッティングユニット取り 付け穴 刈高を 63-100 mm にセットする場合には、前キャ リアフレームを上側の穴に取り付けます 図 17。 g031577 図 18 注 これにより、チェンバとキャリアとの間の隙 間は大きくなりますが、上方への移動距離は小 さくなります。 1. スペーサ 2. 刈高プレート 3. 刈高ブラケット 後ろのカッティングユニットの調整 3.
一度に変更せずに二段階に分けて変更しないとう まく変更できないことがあります。 9 8 マルチングバッフルを取り付 ける ローラスクレーパを調整する オプション オプション 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 マルチングバッフルの選択については、代理店にご 相談ください。 後ローラスクレーパオプションは、スクレーパとローラ との間に 0.5-1 mm の平行な隙間があるときに最も効 率よく機能します。 1. グリスフィッティングと取り付けねじをゆるめる 図 20 。 1. チェンバの後壁および左側面の壁についている取 り付け穴を十分に清掃して異物を取り除く。 2. 後部の取り付け穴にマルチングバッフルを取り付 け、フランジヘッドボルト 5 本で固定する図 21。 g031578 図 20 1. ローラスクレーパ 2. 取り付けねじ 3. グリスフィッティング 2. スクレーパを上下に移動させてロッドとローラとの 隙間が 0.5-1 mm になるように調整する。 3.
製品の概要 各部の名称と操作 g031597 図 23 1. 駐車ブレーキ カッティングユニットシフト レバー 3. カッティングユニット作動ス イッチ 2. g196137 図 22 1. チルトステアリングレバー 4. 2. 後退走行ペダル 5. 3. 刈り込み・移動走行切り換 えレバー インジケータ窓 9. スロットル オルタネータランプ 10. 始動スイッチ 5. オイル圧警告灯 11. 昇降レバーロック 6. 冷却水温警告灯 4. 前進走行ペダル グロープラグインジケータ ランプ 8. アワー・メータ 7.
グロープラグインジケータランプ ON/PREHEAT 、STARTです。 キーをON/PREHEAT 位 置に回して、そのままグロープラグランプが消えるの を待ち7秒間程度、その後にキーを START 位置に回 します。エンジンが始動したら、キーから手を離してく ださい 図 23 。 グロープラグインジケータランプ は、グロープラグが作 動中に点灯します図 23。 キーを OFF 位置に回せばエンジンは停止します オイル圧警告灯 注 事故防止のため、キーは抜き取っておく。 エンジンオイルの圧力が危険域まで下がると点灯しま す図 23。万一点灯した場合は、エンジンを停止し油圧 低下の原因を調べてください。必ず、必要な修理を終 えてからマシンを使用するようにしてください。 座席調整レバー 運転席横の調整レバーを外側に引いて運転席を希望 の位置にスライドさせ、その位置でレバーから手を離 すと運転席が固定されます図 24。 昇降機能ロックレバー 燃料計 カッティングユニットの整備を行うときや移動走行を行う ときなどは、昇降スイッチ図 23を上昇位置にロックし ておいてください。 燃料計は、燃料タ
カッティングユニットシフトレバー このレバーを前に倒すとカッティングユニットが下降しま す。レバーを手前の RAISE 位置に引けばカッティング ユニットは上昇します図 23。 注 エンジンが作動していないとカッティングユニットは 下降しません。 レバーを左右に動かすとカッティングユニットがその方 向にスライドします。 注 この操作はカッティングユニットを上昇させた状態、 または芝刈り走行中に行ってください。 注 カッティングユニットを下降させる時、レバーを前位 置に保持しておく必要はありません。 オルタネータランプ オルタネータランプは、エンジンが作動中は消えてい るのが正常です図 23。 注 点灯した場合は充電系統の異常ですから点検修 理が必要です。 20
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 g192077 図 26 21
図 26 記号 寸法または重量 全幅 刈り込み位置 A 192 cm 全幅 移動走行位置 B 184 cm 高さ C 197 cm ホイールベース 幅 D 146 cm ホイールベース 長さ E 166 cm 全長 刈り込み位置 F 295 cm 全長 移動走行位置 G 295 cm 内容 地上高 15 cm ウェイト 963kg 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそ ろっており、マシンの機能をさらに広げることができ ます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または 代理店へお問い合わせください 弊社のウェブサイト www.Toro.
運転操作 燃料を補給する 運転の前に 使用推奨燃料 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 硫黄分の少ない 微量 500ppm 未満、または極微 量15ppm 未満の新しい軽油またはバイオディーゼル 燃料以外は使用しないでください。セタン値が 40以上 のものをお使いください。燃料の劣化を避けるため、 180日以内に使いきれる程度の量を購入するように してください。 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • • • • • • • 重要 規格を満たしていない軽油を使用すると、排気系 統にトラブルが発生します。 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員にトレーニングを受講させる責任があります。 安全な運転操作、各部の操作方法や安全標識など に十分慣れておきましょう 運転席を離れる場合はエンジンを止め、キーが付 いている機種ではキーを抜き取り、機械の動きが 完全に停止したことを確認してください。調整、整 備、格納は機体が十分冷
燃料を補給する 1. 燃料タンクのキャップ図 27の周囲をきれいに拭 く。 2. 燃料タンクのキャップを取る。 3. 入れ す ぎ な タンクの首の根元まで燃料を入れる。入 い こ と 。 給油が終わったらキャップを締める。 4. 特徴 ほとんどの条件で効率よく草を立たせ、刈りかす をきれいに分散させる。 ア ン グ ル セ イ ル CE 規 格 外 低めの刈高19-64 mmで最もよく性能を発揮する。 特徴 火災防止のため、こぼれた燃料は必ずふき取 る。 • 刈り高を低くしても、刈りかすが均一に散る。 • 刈りかす左側へ片寄る傾向が抑えられるので、バ ンカーやフェアウェイの周りがきれいに見える。 • 密集した芝で刈り高が低い方が小さなパワーで刈 れる。 ハ イ リ フ ト 平 行 セ イ ル CE 規 格 外 高めの刈高70-102 mmで最もよく性能を発揮する。 特徴 g008884 図 27 1.
アクセサリの選択 オプションの機器構成 アングルセイルブレード ハイリフトパラレルセイル ブレード マルチングバッフ マルチングバッフル ローラスクレーパ 寒地型の芝草を少なくと も週 3 回刈る 草丈の1/3 以上を切 り込まない場合 に刈りかすの分散をきれ いにする。 ハ イ リ フ ト 平 ローラに刈りかすや大き な葉などがこびりつく場 合に使用する。場合によ り、刈りかすのダマが増 える場合がある。 ルと同時に使用しないこ と )CE 規 格 外 芝生の刈り込み 刈高 19-44 mm ほとんどの場合に推奨 密度の低いまたはまば ら な草地で使用可能 芝生の刈り込み 刈高 50-64 mm 密度の高いまたはよく 繁 茂した草地に推奨 密度の低いまたはま ば らな草地に推奨 芝生の刈り込み 刈高 70-100 mm よく茂った草地で使用 可 能 ほとんどの場合に推奨 落ち葉のマルチング マルチングバッフルの使 用を推奨 使用禁止 コンビネーションセイルま たはアングルセイルとの み使用可能 長所 低い刈高で刈りかすを均 等に分散。バンカーや フェアウェイまわりでの
• • • • • • • • • • • • • • • • • ゆるい装飾品やだぶついた服は身に着けないで ください。 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってく ださい。運転中は運転操作に集中してください注意 散漫は事故の大きな原因となります。 エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュート ラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを 確認し、運転席に着席してください。 人を乗せないでください。また、作業中は周囲から 人、特に子供を十分に遠ざけてください。 運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明の もとで行ってください。 ぬれた芝の刈り込みは避けてください。接地力が落 ちてスリップする危険が高くなります。 回転部に手足を近づけないよう注意してください。 排出口の近くに手足などを近づけないでください。 バックするときには、足元と後方の安全に十分な 注意を払ってください。 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障 害物の近くでは安全に十分注意してください。 刈り込み中以外は必ずブレードの回転を止めてお い
• 斜面での発進・停止・旋回は避けてください。急に 方向を変えたり急な加速やブレーキ操作をしない でください。旋回は速度を落としてゆっくりと行って ください。 • 走行、ステアリング、安定性などに疑問がある場合 には運転しないでください。 • 隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えな い障害は、取り除く、目印を付けるなどして警戒 してください。深い芝生に隠れて障害物が見えな いことがあります。不整地では機体が転倒する可 能性があります。 注 また、昇降レバーやカッティングユニット駆動 スイッチを操作して各部が正常に作動すること を確認する。 7.
SCM上のLEDの説明は絵文字のみです。枠で囲まれ た3 つのLEDが出力です。図 28に示すように、それ以 外のLEDはすべて入力です。 1. どの出力を調べたいのかを決めるPTO、始動、 ETR 。 2. 始動キーをONにして、赤い電源LEDが点灯す るのを確認する。 3. 各入力スイッチを操作して、対応する入力 LED の点灯を確認する。 4. スイッチやレバーを操作して、調べたい出力に必 要な入力条件を作り出す。 注 入力条件は、次ページのロジックチャートで 調べることができる。 出力LEDが点灯する場合には以下の修理項目 を確認する 5. • g031611 図 28 1. バックラップ入力 7. PTO 出力 2. オーバーヒート入力 8. START出力 3. 着席 入力 9. ETR 出力 4. PTOスイッチ入力 注 必要に応じて修理する。 • 出力LEDが点灯しない場合には、ヒューズ両 方 を点検する。 • 入力が正常なのに出力LEDが点灯しない場 合には、SCM を交換して症状が解消するか を試験する。 10. START入力 5.
ヒント 刈り込みパターンを変える 刈り込み現場の調査を行う 同じ方向からの刈り込みを続けていると芝草が寝てしま い、刈ったあとの見映えが悪くなります。刈り込みの方 向はできるだけ毎回変えるようにしましょう。 危険度を調べるには、断面 5 cm x 10 cm 程度、長さ 1 m 程度の角材を斜面におき、その上にマシンに付属し ている傾斜計を載せてその斜面の角度を測ります。た だし、このような長い棒を使った場合、小さなくぼみなど の存在が無視されてしまいますので、その点について は注意が必要となります。現場の調査を終了したら、 運転前の安全確認 (ページ 23)を参照してください。 カウンタバランスについて カウンタバランスシステムにより、カッティングユニット の油圧昇降シリンダでバック圧を掛けています。これに よりカッティングユニットの重量が駆動輪にかかるように なって、走行性能がアップします。カウンタバランスの 圧力設定は製造工場で行われており、通常はこのまま で大抵の刈り込み条件において、走行性能と刈り上が りが最も適切にバランスするようになっています。 また、この機械ではステアリングチューブ
力を発揮します。一回の刈り取り長さが25 mmを超 えないようにするのがきれいに仕上げるコツです。 刈り取り長さが大きくなりすぎると刈り上がりの見た 目が汚くなり、刈り込みに必要なパワーも増えてし まいます。マルチングバッフルは、秋に落ち葉を粉 砕処理する作業にも大変適しています。 条件に合った適切な刈り高を選択する 一度に切り取る長さは 25 mm 以内に抑えましょう。草 丈の1/3 以上は刈り取らないのが原則です。成長期の 密生している芝生では刈り高設定をさらに一目盛り上 げる必要があるかもしれません。 • カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れ る場合、ロック装置がある場合には、必ずユニッ トをロックしてください。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジン が十分冷えていることを確認してください。 • 格納保管中やトレーラでの輸送中は、燃料バルブ 装着車ではバルブを閉じておいてください。 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や 燃料容器を保管格納しないでください。 • 必要に応じてシートベルトの清掃と整
緊急時の牽引移動 緊急時には、ごく短距離に限り、油圧ポンプについて いるバイパスバルブを開いて本機を牽引または押して 移動することができます。 重 要 牽 引 ま た は 押 し て 移 動 す る 時 の 速 度 は 、 3-4.8 km/h 未 満 と し て く だ さ い 。 こ れ 以 上 の 速 度 で は ト ラ ンスミッションを破損する恐れがあります。移動距離 が長くなる場合は、トラックやトレーラに積んで移送 してください。 重要 本機を押して或いは引いて移動させる場合に は、必ずバイパスバルブを開く必要があります。移動 が終わったらバイパスバルブを閉じてください。 1. ポンプについているバイパスバルブ図 30を、90° 1/4 回転だけゆるめる。 g031610 図 30 1. バイパスバルブ 2. 牽引移動を開始する。 3.
保守 • • 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 www.Toro.
整備間隔 整備手順 800運転時間ごと • 燃料タンクを空にして内部を清掃します。 • 推奨されていない油圧オイルを使用している場合、代替品のオイルを使用した場合に は、油圧オイルフィルタを交換してください。 • 推奨されていない油圧オイルを使用している場合や代替品のオイルを使用したことが ある場合には、油圧オイルフィルタを交換(交換時期インジケータが赤になっている場 合はできるだけ速い時期に)。 1000運転時間ごと • 推奨油圧オイルを使用している場合には、油圧オイルフィルタを交換(交換時期インジ ケータが赤になっている場合はできるだけ速い時期に)。 2000運転時間ごと • 推奨オイルをご使用の場合には、油圧オイルを交換してください。 長期保管前 2年ごと • 燃料タンクを空にして内部を清掃します。 • 油圧オイルタンクを空にして内部を清掃する。 • 可動部ホースを交換する。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 33
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 月 点検項目 火 水 木 金 土 インタロックの動作を点検す る。 ブレーキの動作を確認する。 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却液の量を点検する。 燃料・水セパレータの水を抜 く。 エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検する。 エンジンから異常音がないか 点検する。 1 ラジエターとスクリーンを点検 する。 運転操作時に異常音がない か点検する。 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検する。 オイル漏れがないか点検す る。 燃料残量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する。 刈高の調整の点検 グリスアップを行なう。2 塗装傷のタッチアップを行う。 マシンを洗浄する。 1 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2 車体を水洗いしたときは整 整備 間 隔 に 関 係 な く 直 ち に グリスアップする。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 34
整備前に行う作業 カッティングユニット整備用ラッ チの使い方 整備作業のための準備 カッティングユニットの整備を行う際には、事故防止の ために整備用ラッチを使用してください。 1. PTOが解除されていることを確認する。 2. 平らな場所に駐車する。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. 必要に応じてカッティングユニットを下降させる。 5. エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待 つ。 6. キーをSTOP位置に回して抜き取る。 7. 保守作業は、各部が十分冷えてから行う。 1. サイドワインダーを使ってデッキを中央にセッ トする。 2. カッティングユニットを移動走行位置に上昇させ る。 3. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを止める。 4. 前側キャリアフレームリテーナからラッチのロッ ドを外す 図 32 。 フードの外しかた 1. ラッチを外してフードを開ける。 2. フードのピボット部をブラケットに固定しているヘア ピンコッターを抜き取る図 31。 g031614 図 32 1. 5.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリス アップ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—全部のベアリングとブッ シュのグリスアップを行う。 500運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 定期的に、全部の潤滑個所にNo.
g008901 図 40 • g008898 図 37 • 刈り込み・移動走行切り換えレバー(図 41) 左前昇降アームのピボット昇降シリンダ2ヶ所 図 38 g008902 図 41 • ベルトテンショナのピボット図 42。 g008899 図 38 • 右前昇降アームのピボット昇降シリンダ2ヶ所 図 39 g008903 図 42 • g008900 図 39 • カッティングユニットのスピンドルシャフトのベアリン グユニットあたり2ヶ所図 43 注 どちらでも使いやすい方のフィッティングを使って 構いません。スピンドルハウジングの底カッティング ユニットの下から少量のグリスがはみ出てくるまで ポンプでグリスを注入してください。 ニュートラル調整機構図 40 37
エンジンの整備 エンジンの安全事項 g008906 エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めキー を抜き取った状態で行ってください • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 エアクリーナの整備 図 43 • • エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検し ます。吸気部全体について、リーク、破損、ホースの ゆるみなどを点検してください。また、エアクリーナと ターボチャージャを結ぶゴム製のインテークホースの接 続部を点検し、漏れなどがないことを確認してください。 後ローラベアリングユニットあたり2ヶ所図 44 本体とカバーがシールでしっかり密着しているのを確認 してください。 エアクリーナのカバーの整備 整 備 間 隔: 50運転時間ごと—エアクリーナのカバーを 外して内部のごみを除去する。フィ ルタは外さないでください。 g195309 図 44 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。ボディーが破損している場合は交換 してください。 注 角ローラマウントにあるグリス溝と、角ローラシャ フトのグリス
g032050 図 46 1. ゴム製のアウトレットバルブ 4. エアクリーナのボディー 2. エアクリーナのラッチ 5. エアクリーナ目詰まり送信 ユニット 3. エアクリーナの1次フィルタ 6. ゴム製のインテークホース g031340 図 45 エアクリーナのフィルタの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 悪条件下ではより頻繁に 整備を行ってください。 1. 2. g008861 図 47 フィルタを外す前に、低圧のエア2.75 bar、異物 を含まない乾燥した空気で、1次フィルタの外側 とキャニスタとの間に溜まっている大きなゴミを 取り除く。 1. 安全フィルタ 重要 高圧のエアは使用しないこと。異物がフィ 3. 主フィルタを交換する図 46。 ルタを通ってエンジン部を損傷させる恐れがあ る。このエア洗浄により、フィルタを外した時にホ コリが舞い上がってエンジン部へ入り込むのを防 止することができる。 4.
エンジンオイルについて エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回 運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してく ださい。 油量は約 2.
4. 燃料系統の整備 図 50に示す手順でエンジンオイルフィルタを交 換します。 燃料タンクの内部清掃 整 備 間 隔: 800運転時間ごと—燃料タンクを空にして内 部を清掃します。 長期保管前—燃料タンクを空にして内部を清掃 します。 上記の定期整備以外に、燃料系統が汚染された時 や、マシンを長期にわたって格納する場合には燃料タ ンクの内部を清掃してください。タンクの清掃にはきれ いな燃料を使用してください。 ウォーターセパレータの整備 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 400運転時間ごと 燃料・水セパレータの水抜き 1. フィルタの下に燃料を受ける容器をおく。 2. フィルタ容器図 51下部のドレンプラグをゆるめて 水や異物を流し出す。 g027477 図 50 g031634 図 51 1. エア抜きプラグ 2. 燃料フィルタ・水セパレータ 3. 41 3.
燃料フィルタの交換 1. フィルタの取り付け部周辺をウェスできれいに ぬぐう 図 51 。 2. フィルタ容器を外して取り付け部をきれいに拭く。 3. ガスケットにきれいなオイルを薄く塗る。 4. ガスケットが取り付け部に当るまでフィルタを手で ねじ込み、そこからさらに1/2回転締め付ける。 注 通常はこれでエンジンが始動するようになります始 動できない時は、噴射ポンプとインジェクタの間にエア が入っている可能性があります インジェクタからのエア 抜き (ページ 42)を参照してください。 インジェクタからのエア抜き 注 この手順は、燃料システムからの通常のエア抜きを 行ってもエンジンが始動できないときに行うものです通 常のエア抜きについては、 燃料系統からのエア抜き (ページ 42)を参照してください。 燃料系統からのエア抜き 1. 整備前の準備を行う 格納保管の準備 (ページ 55)を参照。 2. 燃料タンクに少なくとも半分まで燃料が入っている ことを確認する。 3. ラッチを外してフードを開ける。 1. 燃料噴射ポンプの No.
電気系統の整備 警告 バッテリーケーブルの接続手順を間違うとケーブ ルがショートを起こして火花が発生する。それに よって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る 恐れがある。 電気系統に関する安全確保 • • マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 • ケーブルを 取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケー ブルから取り外し、次にプラス 赤 ケーブルを 外す。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 端子が腐食した場合は ケーブルを外しマイナスケーブ ルから先に外すこと、クランプと端子とを別々に磨い てください磨き終わったらケーブルをバッテリーに接続 しプラスケーブルから先に接続すること、端子にはワ セリンを塗布
走行系統の整備 走行ドライブのニュートラル調 整 タイヤ空気圧を点検する 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が動きだす ようでしたら、トラクションカムを調整します。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下 させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止さ せてキーを抜き取る。 2. 左右どちらかの前輪と後輪に輪止めを掛ける。 3. 反対側の前輪と後輪を床から浮かせ、フレーム 下に支持ブロックを入れて機体を支える。 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 危険 タイヤ空気圧が不足すると、斜面で機体が不安定 になり、転倒など、生命に関わる重大な人身事 故を起こしやすくなる。 タイヤ空気圧は規定値以下に下げてはならない。 警告 タイヤの適正空気圧は、0.97-1.24 bar0.98-1.
冷却系統の整備 注意 エンジン停止直後にラジエターのキャップを開け ると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけどを 負う恐れがある。 冷却系統に関する安全確保 • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 • エンジン回転中はラジエターのふたを開けな いこと。 • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 • キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 1.
ブレーキの整備 冷却系統の清掃 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 駐車ブレーキの調整 1. フードを上げる。 2. エンジンの周囲を丁寧に清掃する。 3. ラジエターの前側から始めて、車体後方に向け てごみを吹き飛ばす。 4. 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—駐車ブレーキの調整を 点検する。 1. その後、今度はラジエターの後ろ側から前側に 向かって吹きつけて清掃する。 調整ノブをブレーキレバーに固定している固定 ねじをゆるめる図 59。 注 何度か繰り返してごみやよごれを完全に除 去する。 重要 ラジエター部を水で清掃すると、さびが発生 したり、各部の破損が早く進む恐れがあり、ほこ りが固くこびりつくので水洗いは避けてください。 g031637 図 59 g195255 図 58 1. 5. ラジエター フード元に戻してラッチを掛ける。 46 1. ノブ 2. 固定ねじ 3. 駐車ブレーキレバー 2. ノブを41-68 N·m0.35-0.46 kg.m = 30-40 in-lbに トルク締めする。 3.
ベルトの整備 油圧駆動ベルトの交換 1. エンジンベルトの整備 注意 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 10 時間—全部のベルト の状態と張りを点検します。 テンションスプリングには大きな力がかかって おり、操作を間違うを人身事故となる。 100運転時間ごと—全部のベルトの状態と張り を点検する。 スプリングから張力を解放する時には十分 注意すること。 オルタネータベルトの張りを点検す る。 1. フードを開ける。 2. プーリとプーリの中間部でベルトを指で0.25kg程 度の力で押して点検する図 60。 ベルトのテンションスプリングの端にナットドライバ または細い金属管を差し込む。 2. スプリングの端を前側に押し下げてブラケットから 外し、スプリングのテンションをなくす図 61。 g031639 図 61 1. g031638 スプリングの端部 2. 油圧駆動ベルト 図 60 1. 3. オルタネータベルト たわみが 11 mm の範囲になければ、以下の 要領で調整します A.
制御系統の整備 油圧系統の整備 スロットルの調整 油圧系統に関する安全確保 1. スロットルレバーがパネルのスロットに当たるまで 後ろに倒す。 2.
注 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、その ためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オイル用 の着色剤20 ml 瓶をお使いいただくと便利です。1瓶で 15-22 リットルのオイルに使用できます。パーツ番号は P/N 44-2500 ご注文は Toro 代理店へ。 7.
g195308 図 66 g031641 図 65 1. 1. 油圧フィルタ 油圧オイルタンクのキャップ 4. 新しいフィルタのガスケットに薄くオイルを塗布し 中にオイルを入れる。 5. フィルタの取り付け部がきれいであることを確 認し、ガスケットがフィルタヘッドに当たるまで 手で回して取り付け、そこから更に 1/2 回転増 し締めする。 油量を点検し、足りなければディップスティックの FULLマークまで補給する。 6. フィルタ取り付けプレートのホースをの締め付けを 外す。 注 入れすぎないこと。 7. エンジンを始動して 2 分間運転し、システム内 のエアをパージする。 8. エンジンを停止させ、オイル漏れがないか点検 する。 5. タンクにキャップを取り付ける。 6. エンジンを掛ける。 7. 油圧装置全部を操作して油圧系統内部にオイル を完全に循環させ、オイル漏れがないか点検し、 エンジンを停止する。 8.
カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト の 保 守 カッティングユニットをトラクショ ンユニットに取り付ける カッティングユニットの取り外し 1. 2. 1. 整備前の準備を行う 整備作業のための準備 (ページ 35)を参照。 整備前の準備を行う 整備作業のための準備 (ページ 35)を参照。 2. 油圧モータ取り付けねじを外して、カッティングユ ニットから油圧モータを外す図 67。 カッティングデッキをトラクションユニットの前に 置く。 3. カッティングユニットのキャリアフレームを昇降 アームのピボットピンに入れ、リンチピンとリテー ナナットで固定する図 68。 4. 油圧モータ取り付けねじで、カッティングユニット に油圧モータを取り付ける図 67。 重要 異物がつかないように、スピンドル上部に はカバーを掛けておく。 注 Oリングが正しい向きで取り付けられているこ と破損していないことを確認してください。 5. スピンドルにグリスを注入する。 ブレード回転面の管理 カッティングユニットは、刈高 50 mm、ブレードのレー キ設定 7.
3. 余ったシムを刈り高ブラケットの下に入れ、刈り 高ブラケットをカッティングユニットのフレームに取 り付ける 図 70 。 4. ソケットヘッドボルトとスペーサとフランジナット を固定する。 注 ソケットヘッドボルトとスペーサとは、カッティン グユニットのフレームの内側に落ちないようにねじ 山用のロッキングコンパウンドで接着しています。 g011353 図 69 4. 印の付いている端部を3時の位置と9時の位置に 向けてそれぞれ高さを測定する図 69。 5. 12時位置での測定値を、刈り高の設定値と比 較する。 5. 12時位置での高さを測定し、必要に応じて調整 を行う。 6. 左右の刈り高ブラケットの両方ともに調整が必要 か、片方のみの調整でよいか判断する。 注 3 時位置または 9 時位置が、新しい前位置 の高さよりも 1.6-6.0 mm 高い場合には、その側 での調整は不要である。反対側の高さを調整 して、正しい側の高さ ±2.2 mm の範囲になる ようにする。 注 差が 0.
ブレードの保守 注 インナーレースのリップが 1.5 mm 突き出れば 適正である。 3. 2 つ目のベアリングはプレスを使って抜く。 4. ローラハウジング、ベアリング、ベアリングスペー サに破損がないか点検する図 71。 刈り込みブレードについての 安全事項 注 破損している部品を交換し、前ローラを組み 立てる。 • ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検 すること。 • ブレードを点検する時には安全に十分注意してくだ さい。ブレードをウェスでくるむか、安全手袋をは め、十分に注意して取り扱ってください。ブレードは 研磨または交換のみ行い、たたいて修復したり溶 接したりしないでください。 • 複数のブレードを持つ機械では、つのブレードを 回転させると他も回転する場合がありますから注意 してください。 前ローラを取り付ける 1. アウターレースのみを押すか、インナーレースと アウターレースを均等に押すかして、最初のベア リングをローラハウジングに押し込む図 71。 注 アウターレースのみを押すか、インナーレース とアウターレースを均等に押すかする。 2.
注 ブレードを平面に置いたとき、両端部が中心 部よりもわずかに下がっており、刃部がブレード のヒール部かかと、後部よりも下がっているのが 正しい形状である。このような形状であれば、切 り口がきれいな刈り上がりとなり、エンジンのパ ワー消費も最小限ですむ。逆に、両端部が中央 部よりも高くなっていたり、刃部がヒール部よりも 高くなっている場合、そのブレードは変形してい るので交換すること。 注 デッキが何かに衝突した場合には、全部の スピンドルプーリ・ナットを115-149 N·m11.8-15.2 kg.m = 85-150 ft-lbにトルク締めする。 ブレードの点検と研磨 注 マシンを使用する前にブレードの点検を行ってくださ い。特に、平面部と立ち上がり部の境界域は、砂など による磨耗が進みやすい部分なので、よく点検してくだ さい。磨耗が進んでいる場合にはブレードを交換してく ださい ブレードの点検と研磨 (ページ 54)を参照。 1. 整備前の準備を行う 整備作業のための準備 (ページ 35)を参照。 2. カッティングユニットをが落下しないように支持ブ ロックでサポートする。 3.
保管 注 ブレードが物を跳ね飛ばしたり、ほこりを巻き上げた りしないよう、この点検はきれいに刈り込んだターフの 上または平らな床の上で行ってください。 格納保管時の安全確保 ブレードの停止時間の確認は、2 人で行います。一人 はカッティングユニットから 6 m 以上離れたところからブ レードどれか一枚の動きを観察します。 カッティングユ ニットのスイッチを切ってからブレードが完全に停止す るまでに掛かった時間を計ります。停止に要する時間 が 7 秒以上の場合は、ブレーキバルブの調整が必要 です。代理店に連絡してください。 エンジンを停止させ、キー付きの機種ではキーを抜 き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認して から運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納 などは、機体が十分に冷えてから行う。 ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容 器を保管格納しないでください。 • • 格納保管の準備 重要 塩分を含んだ水や処理水は機体の洗浄に使用 しないでください。 トラクションユニットの整備 1. 2. 3. 4. 5. 6.
5. キーを OFF 位置に回す。 6. 燃料タンクパイプフィルタ/水セパレータから燃 料をすべて抜きとる。 7. 燃料タンクの内部をきれいな燃料で洗浄する。 8. 燃料系統の接続状態を点検し必要な締め付け を行う。 9. エアクリーナをきれいに清掃する。 10. エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口を防水 テープでふさぐ。 11.
メモ
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