Operator's Manual

.エンジンを始動し、3 5分間運転してオイルを十分
循環させ、混入している空気を逃がす。エンジンを停
止し、油量を再点検する。
5.廃油は正しく処理する。
:リークディテクタの警告音が鳴ったら、一旦エンジン
を停止し、オイル量が安定するまで数分待って、もう一度
オイル量を点検してください。
油圧ラインとホースの点検
油圧ライン・油圧ホースは毎日点検してください。オイル
漏れ、ねじれ、支持部のゆるみ、磨耗、フィッティングの
ゆるみ、風雨や薬品による劣化などがないか十分に点検し
てください。異常を発見したら必ず運転を行う前に修理し
てください。
ブレーキの調整
両輪を均等に調整できるよう、機体両側にブレーキ調整ロ
ッドがついています。以下の手順で調整します:
1.本機を走行中にブレーキペダルを踏み、両輪が均等に
ロックするか調べる。
2.ブレーキが片効きであれば、コッター・ピンとクレビ
ス・ピンを外して、ブレーキロッドを外す(図51
3.ジャムナットをゆるめ、クレビスを調整する(図51
4.クレビスをシャフトに取り付ける。
5.調整後、ブレーキペダルの踏みしろの遊びを確認する。
シューがドラムに接触するまで1324 mmの遊びが必
要である。必要に応じて再調整する。
6.走行状態からのブレーキテストを行う。両輪が均等に
ロックしなければ再調整する。
7.年 1 回のブレーキの慣らし掛けが望ましい。手順は
「試運転期間(21ページ)」を参照のこと。
狭い場所や人の近くでのブレーキテストは大変危険であ
る。
ブレーキテストは必ず広い平坦な場所で人や障害物を遠
ざけて行うこと。
注  意
35
51
1.クレビス・ピンとコッター・ピン 3.クレビス
2.ジャムナット          4.ブレーキシャフト
48
1
.油圧オイルフィルタ
1
高圧で噴出する油圧オイルは皮膚を貫通し、身体に重大
な損傷を引き起こす。
・油圧を掛ける前に、油圧ラインの接続やホースの状態
を必ず確認する。
・油圧のリーク部やノズルに手などを近づけない。
・リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
・油圧システムの整備作業を行う時は、システム内の圧
力を完全に解放する。
・万一オイルが体内に入ったら直ちに専門医療施設で処
置を受ける。
警  告