Form No. 3375-135 Rev A Reelmaster ® 5010 シリーズ・トラクショ ンユニット用 03660— —シ リ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03660 03670— —シ リ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03670 03680— —シ リ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03680 03690— —シ リ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 03690 製品の登録は: www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書) をご覧ください。 モデル番号 シリアル番号 警告 この説明書では、危険についての注意を促すため の警告記号図 1を使用しております。死亡事故を 含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら必ずお守りください。 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 カリフォルニア州では、ディーゼル・ エンジンの排気ガスやその成分には発癌 性や先天性異常の原因となる物質が含ま れているとされております。 図1 重要 この製品のエンジンのマフラーにはスパー クアレスタが装着されておりません。カリフォル ニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機 械を使用する場合には、法令によりスパークアレ スタの装着が義務づけられています。他の地域に おいても同様の規制が存在する可能性があります のでご注意ください。 1.
目次 油圧バルブソレノイドの機能 .............. ヒント ................................. 保守 ....................................... 推奨される定期整備作業 .................... 始業点検表 ............................ 定期整備ステッカー ..................... 潤滑 ..................................... ベアリングとブッシュのグリスアッ プ .................................. エンジンの整備 ............................ エアクリーナの整備 ..................... エンジンオイルとフィルタの整備 .......... スロットルの調整 ....................... 燃料系統の整備 ............................ 燃料タンクの内部清掃 ...................
安全について ◊ ヒッチの取り付けや積荷の重量分配の不 適切。 • オペレータやユーザーは自分自身や他の安全に 責任があり、オペレータやユーザーの注意に よって事故を防止することができます。 この機械は、リアウェイトを搭載することによって CEN安 安全 規 格 EN836: 1997 1997、 、ISO ISO規 規格 5395: 1990 1990お およ CEN ANSI規 規格 B71.4-2004 B71.
• • • • • • • • • • • • • 旋回するときや道路や歩道を横切るときなど – 急な旋回をしないでください。バックする時 には安全に十分注意する。 – マニュアルに指示があれば、カウンタバラン ス やホイールバランスを使用すること。 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らな いようにしましょう。 道路付近で作業するときや道路を横断するとき は通行に注意しましょう。 芝面以外の場所を走行するときはブレードの回 転を止めてください。 アタッチメントを使用するときは、排出方向に 気を付け、人に向けないようにしてください。ま た作業中は機械に人を近づけないでください。 ガードが破損したり、正しく取り付けられてい ない状態のままで運転しないでください。イン タロック装置は絶対に取り外さないこと、ま た、正しく調整してお使いください。 エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジン の回転数を上げすぎたりしないでください。規 定以上の速度でエンジンを運転すると人身事故 が起こる恐れが大きくなります。 運転位置を離れる前に: – 平坦な場所に停止する; – PTOの接続を解除し、アタッチメントを
• 修理作業に掛かる前にバッテリーの接続を外し てください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケー ブルを外してください。取り付けるときにはプ ラスケーブルから接続します。 • リールの点検を行うときには安全に十分注意し てください。必ず手袋を着用してください。 • 可動部に手足を近づけないよう注意してくださ い。エンジンを駆動させたままで調整を行うの は可能な限り避けてください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の 良い場所で行ってください。バッテリーと充電 器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコ ンセントから抜いておいてください。また、安 全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたも のを使ってください。 • • • • 乗用芝刈り機を安全にお使いいた だ く た め に : TORO か ら の お 願 い 保守整備と格納保管 • 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検してく 以下の注意事項はCEN、ISO、ANSI規格には含まれて いませんが、Toroの芝刈り機を安全に使用していた だくために必ずお守りいただきたい事項です。 • この機械
この機械は、音力レベルが 103 dBA であることが 確認されています; ただしこの数値には不確定値 (K)1 dBA が含まれています。 左手の振動レベルの実測値 = 0.54 m/s2 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 不確定値(K) = 0.5 m/s2 全身 音力レベル 振動レベルの実測値 = 0.44 m/s2 モ デ ル 03670 お よ び 03680 不確定値(K) = 0.5 m/s2 この機械は、音力レベルが 103 dBA であることが 確認されています; ただしこの数値には不確定値 (K)1 dBA が含まれています。 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 振動レベル モ デ ル 03680 音力レベル 腕および手 モ デ ル 03690 お よ び 03691 右手の振動レベルの実測値 = 0.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 108-5278 1. 参照: オペレーターズマニュアル 。 106-6754 1. 警告: 表面が熱い。触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれの 危険:可動部に近づかないこと。 93-7272 1. ファンによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと 93–6696 1. 110-0986 負荷が掛かっている危険 - オペレーターズマニュアル を 読むこと。 1. 駐車ブレーキの操作方法;ブレーキペダルと駐車ブレーキペ ダルを踏み込む 2. ブレーキの操作方法:ブレーキペダルを踏み込む 3. 前進走行;走行ペダルを踏み込む 4. リール回転許可モード 5. 移動走行モード 117–2385 1. オペレーターズマニュアル 3. エンジン: 予熱 4. エンジン: 停止 を読むこと 。 2. エンジン: 始動 110-0989 1.
110-8921 110-8924 1. 警告 - オペレーターズマニュアル を読みトレーニングを受け ること 2. 異物が飛び出す危険 - 人を近づけないこと 3. 警告 ― 斜面に駐車しないこと;平らな場所で、駐車ブレーキ を掛け、カッティングユニットを下降させ、エンジンを停止さ せ、マシンから離れる場合にはキーを抜き取ること 4. 転倒の危険 ― 旋回する時は速度を落とすこと;高速でターン しないこと;下り坂ではカッティングユニットを下降させること; ROPS(横転保護バー)とシートベルトを使うこと。 5. 警告 - オペレーターズマニュアル を読むこと;このマシン を牽引しないこと 1. トラクションユニットの速度 2. 3. 低速 高速 110-9642 1. 負荷が掛かっている危険 - オペレーターズマニュアル を読 むこと 2.
117–0170 6. 1. ヘッドライト 2. 入 3. PTO 4. 切 5. 高速 無段階調整(スロットル) 7. 低速 8. カッティングユニット下降 9. カッティングユニット上昇 10. オペレーターズマニュアル を読むこと。 114–8891 (モデル 5510 & 5610 で7インチリールのカッティングユニットを使用する場合) 1. 前リール回路コントロール 3. 刈り込みとバックラップ 5. 刈高 2. 後リール回路コントロール 4. オペレーターズマニュアル を読むこと 6.
4–8890 (モデル 5210 & 5410 で5インチリールのカッティングユニットを使用する場合) 1. 前リール回路コントロール 3. 刈り込みとバックラップ 5. 刈高 2. 後リール回路コントロール 4. オペレーターズマニュアル を読むこと 6. トラクションユニットの速度 117-0168 1.
バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. バッテリーに人を近づけな いこと。 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7. 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等 の危険あり 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 5 6 7 8 数量 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を調整します。 必要なパーツはありません。 – ステップの高さを調整します。 必要なパーツはありません。 – コントロールアームの位置を調整します。 前ホースガイド(右) 前ホースガイド(左) 1 1 カッティングユニットを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – ターフ補正スプリングを調整します。 リアウェイト(マシン構成により異なる) 9 用途 条件に よる リアウェイトを取り付ける(ご注文は Toro 代理店へ) フードラッチ・アセンブリ ワッシャ 1 1 フードにCE用のラッチを取り付ける カッティングユニットのキックスタンド 1 カッティングユニットにキックスタンドを取 り付けます。 ゲージバー 1 ゲージバーは刈高の調整に使用します。 その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 運転をする前にオペレーターズマニュアルを読んでくだ
3. 1 機体の反対側でも同じ作業を行う。 3 タイヤ空気圧を調整する コントロールアームの位置を調 整する 必要なパーツはありません。 手順 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。 運転前に正しいレベルに下げてください。適正範囲 は前後輪とも 12 to 15 psi(83~103 kPa = 0.84~ 1.05 kg/cm2)です。 必要なパーツはありません。 重要 各タイヤがターフに均等に着地するよう、全 部のタイヤを同じ圧力に調整てください。 オペレータが運転しやすいように、コントロール アームの位置を調整することができます。 手順 1. 2 コントロールアームをリテーナブラケットに固 定している2本のボルトをゆるめる(図 3)。 ステップの高さを調整する 必要なパーツはありません。 手順 オペレータが乗り降りしやすいように、ステップの 高さを調整することができます。 1. ステップのブラケットをトラクションユニッ トのフレームに固定しているボルト2本を外 す(図 2)。 図3 1. コントロールアーム 2. リテーナブラケット 2. 図2 1.
4 カッティングユニットを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 図5 前ホースガイド(右) 1 前ホースガイド(左) 1. ターフ補正スプリング 2. ロッドブラケット 手順 1. 出荷用ブラケットからリールモータを取り出 す。 2. 出荷用のブラケットを外して破棄する。 3. カッティングユニットをカートンから取り出 す。同梱されているカッティングユニット用 オペレーターズマニュアル に従って、希望の 設定に組み立て、調整を行う。 4. カウンタウェイト(図 4) を、決められている 側に取り付ける;カッティングユニットの オ ペレーターズマニュアル を参照。 3. スプリングチューブ B. スプリングチューブのボルトをキャリア フレームのタブに固定しているフランジ ナット(図 5)を外し、アセンブリを取 り外す。 C. スプリングチューブのボルトを、反対側 のキャリアフレームのタブに取り付け、 フランジナットで固定する。図 6に示す ように、ボルトの頭部がタブの外側を向 くように取り付けること。 図6 1. 反対側のキャリアフレーム タブ D. 5.
図8 1. ホースガイド(図は #4 用) 2. ロッドブラケット 3. ナット 1 1 g019284 図9 1. ホースガイドは、それぞれ中央カッティングユニットに向かって傾斜するのが正しい。 注 カッティングユニットをトラクション ユニットに取り付ける時には、ロッドブラ ケットの隣にあるスプリングロッド穴にヘ アピンコッターを、忘れずに取り付けてく ださい。トラクションユニットを外してい る時は、必ずヘアピンコッターをロッド の端の穴に差し込んでおいてください。 6. 全部の昇降アームを完全に下降させる。 7. 昇降アームのピボットヨークからスナッパピ ンとキャップを取る(図 10)。 図 10 1. 16 スナッパピン 2.
8. フロントに取り付けるカッティングユニット は、昇降アームの下に入れるときにキャリア フレームのシャフトを立てて昇降アームのピ ボットヨークに挿入する(図 11)。 12. スナッパピンを使って、昇降アームのチェーン を昇降アームに固定する(図 13)。カッティ ングユニットの オペレーターズマニュアル に 従って、決められたリンクを使用すること。 図 13 1. 昇降アーム 2. キャリアフレームのシャフト 9. 3. 2. チェーンブラケット 13. #4(左前)カッティングユニットと、#5(右 前)カッティングユニットでは、各ユニットの ホースガイドにリールモータのホースを通す。 図 11 1. 昇降アームのチェーン 昇降アームのピボットヨーク 刈高 18 mm 超で使用する場合には、リアカッ ティングユニットの取り付けは以下の要領で 行う。 A. 昇降アームのピボットシャフトを昇降アー ムに固定しているリンチピンとワッシャ を外し、昇降アームからピボットシャフ トを抜き出す(図 12)。 14.
5 ターフ補正スプリングを調整する 必要なパーツはありません。 手順 ターフ補正スプリング(図 15)は、前ローラから 後ローラへと、カッティングユニットの体重移動を 行います。(これによりユニットを安定させ、いわ ゆる「波打ったような」仕上がり(ボビングとか マーセリングといわれる現象)を防いでいます。 重要 この調整は、カッティングユニットをトラク タに取り付け、ユニットを真っ直ぐ前に向けて床に 降ろした状態で行ってください。 1. ヘアピンコッターがスプリングロッドの後の 穴に差し込まれていることを必ず確認しおい てください(図 15)。 図 15 1. ターフ補正スプリング 2. ヘアピンコッター 2. 3. 4. スプリングロッド 六角ナット スプリングロッド前部についている六角ナッ トを締めてスプリングを縮め、スプリングの 長さを、リールマスター 5210 と 5410の 5 イ ンチ・カッティングユニットでは 12.7 cm、 5510 と 5610の 7 インチ・カッティングユニッ トでは 15.
6 リアウェイトを取り付ける この作業に必要なパーツ 条件に よる リアウェイト(マシン構成により異なる) 手順 リールマスター5210/5410/5510 および 5610 トラクションユニットは所定のリアウェイトを搭載し、また、 使用条件に合わせて後輪に 41 kg の塩化カルシウムバラストを搭載することにより、CEN安全規格EN836: 1997、ISO規格5395: 1990およびANSI規格B71.
* ROPS付きの2WDも含まれます。 ** 塩化カルシウムを充填する前に後タイヤにチューブを装填してください。 4 柱式 ROPS コンバージョン・キットを追加したマシンの場合には、以下の表によって必要な後ウェイト を確認してください。 ウ ェ イ ト P/N 110-8985-03 トラクタ 2WDま また 2WD は 4WD グルーマ、ローラ ブラシ、及び/又は 集草バスケット ANSI(( 米 国 規 格 ) ANSI に適合するため のウェイト数 CE(( 欧 州 規 格 ) に CE 適合するための ウェイト数 ウェイトに必要なボ ルトナット類(各ウェ イトに2個必要) ウェイトの位置 No 9 9 3231-34 キャリッジ ボルト, 104-8301 ナット 2つをバンパーの 上に、7つをバン パーの下に Yes 塩化カルシウム 41 kg** さらに 5 つのウェイト 塩化カルシウム 41 kg** 3231-11 キャリッジ ボルト, 104-8301 ナット バンパーの下 No 塩化カルシウム 41 kg** 塩化カルシウム 41 kg** -
4 柱式 ROPS コンバージョン・キットの上に日よけ屋根を追加したマシンの場合には、以下の表によって必 要な後ウェイトを確認してください。 ウ ェ イ ト P/N 110-8985-03 トラクタ 2WDま また 2WD は 4WD グルーマ、ローラ ブラシ、及び/又は 集草バスケット ANSI(( 米 国 規 格 ) ANSI に適合するため のウェイト数 CE(( 欧 州 規 格 ) に CE 適合するための ウェイト数 ウェイトに必要なボ ルトナット類(各ウェ イトに2個必要) ウェイトの位置 No 2 0 3231-6 キャリッジ ボルト, 104-8301 ナット バンパーの下 Yes 塩化カルシウム 41 kg** 9 3231-34 キャリッジ ボルト, 104-8301 ナット バンパーの下 No 0 0 - - Yes 4 2 3231-7 キャリッジ ボルト, 104-8301 ナット 1つをバンパーの 上に、残りをバン パーの下に No 2 2 3231-6 キャリッジ ボルト, 104-8301 ナット バンパーの下 Y
図 16 1. ウェイト 2. キャリッジボルト 3. ナット 4 輪 駆 動 モ デ ル で は ,定められた数のウェイト(表でご確認ください)を、所定位置(バンバーの上 または下)に、図 17 のように取り付けます。 図 17 1. 2. 走行マニホルド スペーサ 3. 4. ボルト ワッシャ 5. ウェイト 6. 7.
7 CE用 用の ラ ッ チ を 取 り 付 け フ ー ド に CE る 4. フードの外側から、ラッチのフック側をフー ドの穴に通す。ゴム製のシールワッシャが、 フードの外側に付くようにすること。 5. フードの内側から、ラッチに金属ワッシャを通 し、ラッチをナットで固定する。ロックをか けたときに、ラッチがフレームのキャッチに 確実にはまることを確認する。フードのラッ チを操作するときには、付属のフードラッチ 用キーを使用する。 この作業に必要なパーツ 1 フードラッチ・アセンブリ 1 ワッシャ 8 手順 1. ラッチを外してフードを開ける。 2. フードの左側についているゴム製のハトメを 取り外す(図 18)。 カッティングユニットのキックスタ ンドを使う この作業に必要なパーツ 1 カッティングユニットのキックスタンド 手順 ベッドナイフやリールを見るためにカッティングユ ニットを立てる場合には、ベッドバー調整ネジの ナットが床面に接触しないように、カッティングユ ニットの後ろ側についているキックスタンドで支え るようにしてください(図 20)。 図 18 1.
図 22 1. ゲージバー 2. 3. 刈高調整ネジ ナット 図 21 1. チェーンブラケット 2. スナッパピン 3. カッティングユニットのキッ クスタンド 9 ゲージバーを使う この作業に必要なパーツ 1 ゲージバー 手順 ゲージバーは刈高の調整に使用します。カッティ ングユニットの調整に関する詳細はカッティング ユニットのオペレーターズマニュアルを参照して ください(図 22)。 24 4. グルーマ搭載時の刈高調 整に使う穴 5.
製品の概要 調整します。スロットルが FAST 位置にあり負荷 が掛かっていない状態でペダルを一杯に踏み込む と最高速度となります。 ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置に 戻り、走行を停止します。 図 23 1. 2. 3. エンジンフード 運転席 コントロールアーム 4. ハンドル 5. 座席 6. 前カッティングユニット 7. 後カッティングユニット 図 25 各部の名称と操作 1. 走行ペダル 4. 2. 3. 刈り込み速度リミッタ スペーサ 5. 駐車ブレーキ 6.
前に引き寄せ、ちょうど良い位置になったら、ペ ダルから足を離します。 ジョイスティック(カッティングユニット操作 レバー) スロットルコントロール このレバー(図 26)で、カッティングユニットの 昇降動作を行うほか、カッティングユニットが刈り 込みモードになっているときには、カッティングユ ニットの回転と停止も行います。 スロットルコントロール(図 26)を前に倒すと エンジン回転速度が速くなり、後ろに引くと遅く なります。 5 6 グロープラグインジケータ 7 グロープラグが予熱を行っている時にこのランプ (図 26)が点灯します。 8 4 9 エンジンオイル圧警告灯 10 このランプ (図 26) は、エンジンオイルの圧力が 異常に低下すると点灯します。 3 充電インジケータ 充電インジケータ(図 26)は、充電系統に異常が 発生すると点灯します。 2 回転許可/禁止スイッチ 1 リール回転許可/禁止スイッチ(図 26)と、カッ ティングユニット昇降レバーとを使って刈り込みを 行います。カッティングユニット昇降レバーが移動 走行位置にセットされているときには、カッ
アワーメータ アワーメータ(図 28)は、本機の積算運転時間を 表示します。 図 30 図 28 1. アワーメータ 1. 燃料タンクのキャップ 2. 燃料計 油圧フィルタの目詰まりインジケータ ヘッドライトスイッチ エンジン通常の温度で回転中はこのインジケータ (図 29)の表示が緑色の領域にあります。表示が 赤色の領域に入ったら、油圧フィルタを交換して ください。 ヘッドライトスイッチ(図 31)を下げるとヘッ ドライトが点灯します。 図 29 1. 油圧フィルタの目詰まりインジケータ 図 31 燃料計 1.
電源ソケット 電源ソケットから、電動機器用に12 Vの電源をとる ことができます(図 32)。 図 32 1. 電源ソケット 仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があ ります。 ReelMaster® 5210 ReelMaster® 5410 ReelMaster® 5510 ReelMaster® 5610 移動走行時の幅: 228 cm 228 cm 233 cm 233 cm 刈幅 254 cm 254 cm 254 cm 254 cm 長さ 282 cm 282 cm 282 cm 282 cm 高さ 157 cm 160 cm 160 cm 160 cm ウェイト 1,087 kg 1,136 kg 1,222 kg 1,276 kg エンジン クボタ 28 hp クボタ 35.5 hp クボタ 35.5 hp クボタ 44.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 整備・調整作業の前には、必ずカッティングユ ニットを床まで降下させ、駐車ブレーキを掛 け、キーを抜き取っておくこと。 エンジンオイルの量を点検する エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初 回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 図 33 1. 5210のエンジンのオイル容量は約3.3 リットル (フィルタ共)です。5410、5510および5610のエ ンジンのオイル容量は約 5.2 リットル(フィル タ共)です。 4. ディップスティック ディップスティックをもう一度引き抜いて、 オイルの量を点検する。 FULL マークまであればよい。 以下の条件を満たす高品質なエンジンオイルを使 用してください: 5.
6. オイルキャップとディップスティックを取り 付け、フードを閉じる。 2. 3. 冷却系統を点検する 燃料を補給する 通気スクリーン、オイルクーラ、ラジエター正面に たまっているごみを毎日清掃してください。非常に ホコリの多い条件で使用しているときには、より 頻繁に清掃してください。「冷却系統の保守」の 「冷却部の清掃」冷却系統の整備 (ページ 50)を参 照してください。 硫黄分の少ない(微量:500 ppm 未満、または極 微量:15 ppm 未満)の新しい軽油またはバイオ ディーゼル燃料以外は使用しないでください。セタ ン値が 40以上のものをお使いください。燃料の劣 化を避けるため、180日以内に使いきれる程度の量 を購入するようにしてください。 ラジエターの冷却液はは水とエチレングリコール不 凍液の50/50 混合液です。毎日、エンジンを掛ける 前に、補助タンクにある冷却液の量を点検してくだ さい。5210のラジエターの液量は、5.2 リットルで す。5410 と 5510 のラジエターの液量は、6.6 リッ トル、5610 は、9.
• バイオディーゼル混合燃料に切り替えてからし ばらくの間は燃料フィルタが目詰まりを起こ す可能性があります。 • バイオディーゼル燃料についてのより詳細な情 報は代理店におたずねください。 危険 燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。 発火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならない。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 図 36 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に 入れ、子供の手の届かない場所で保管する。 30 日 分 以 上 の 買 い 置 き は 避 け る 。 1.
高粘度インデックス/低流動点アンチウェア油圧作動液, ISO VG 46 物性: cSt @ 40°C 44 - 48 粘度, ASTM D445 cSt @ 100°C 7.9 - 8.
燃料系統からのエア抜き 以下の場合には、エンジンを始動する前に燃料シス テムのエア抜きを実施する必要があります: • 新車を初めて始動する時 • 燃料切れでエンジンが停止した後に再始動する時 • 燃料系統の整備作業、例えばフィルタ交換、セ パレータの洗浄などを行った後 危険 軽油は条件次第で簡単に引火・爆発する。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 2.5 cm 程 度 下 ま でとする。これは、温度が上昇して燃料が 膨張したときにあふれないように空間を確 保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 安全で汚れのない認可された容器で保存し、 容器には必ずキャップをはめること。 図 38 1. 油圧オイルタンクのキャップ 4.
の下に搭載されています)を正しく設定しておく必 要があります。調整は以下の手順で行います: が漏れ出てくるのが確認される。ネジの周囲 から泡立たない燃料が出てくるようになるま で、キーを ON 位置に保持しておく。 5. エア抜きネジを締め付け、始動キーを OFF 位 置に戻す。 注 通常は、上記のエア抜き操作でエンジンが始動で きるようになります。もし始動できない場合は、噴 射ポンプと噴射ノズルの間にエアが入っている場合 があります; 燃料系統の整備 (ページ 47) の「イ ンジェクタからのエア抜き」を参照してください。 1. カッティングユニットを希望の刈高にセット する。 2. 刈り込み条件に最も適した刈り込み速度を決 める。 3.
図 41 1. 前リール回路コントロール 3. リール: 刈り込みとバックラップ 5. リール - 刈高 2. 後リール回路コントロール 4. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 6. 走行速度 図 42 1. 前リール回路コントロール 3. リール: 刈り込みとバックラップ 5. リール - 刈高 2. 後リール回路コントロール 4. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 6. 走行速度 昇降アームのカウンタバランスを 調整する ユニットに掛かる圧力が 2.
旋回時の昇降アームの高さを調 整する 注意 スプリングには力が掛かっている。 スプリングの調整は安全に十分注意して 行うこと。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛けてキーを抜き取る。 2. 昇降アームのスイッチは、油圧のメインタン クの下にある右前昇降アームの後ろ側に装着 されている(図 44)。 3. スイッチの取り付けネジ(図 44)をゆるめ、 スイッチの位置を下げると、昇降アームの旋回 高さが長くなり、上げると、昇降アームの旋回 高さが短くなる取り付けボルトを締め付ける。 1 2 g019276 図 43 1. 3. スプリング 2. スプリングアクチュエータ もう一方のスプリングにも同じ作業を行う。 図 44 1. スイッチ 2.
ロープ掛けのポイント • 前:各前輪の内側、アクスルチューブの下にあ る四角いパッド(図 47) 図 45 1. 2. バイパスバルブ エンジンを掛ける時にはバルブを元通りに閉 める。但し、7~11 Nm(0.7~1.1kg.m)以上の トルクで締め付けないよう注意すること。 図 47 重要 バイパスバルブを開いたままでエンジ ンを回転させるとトランスミッションがオー バーヒートします。 1. 車両前部のロープ掛けポイント • 後:車両の左右側それぞれの後フレーム(図 48) ジャッキアップポイント 注 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体を確実 に支えてください。 • 前:各前輪の内側、アクスルチューブの下にあ る四角いパッド(図 46) 図 48 1.
故 障 診 断 用 ACE デ ィ ス プ レ イ の位置に回すまでこの状態が続きます。電子コン トローラが電気系に異常を発見すると、診断ラン プは点滅します。故障状態が解消し、キーを OFF 位置に戻すと、ランプは消灯してシステムは自動 的にリセットされます。 このマシンでは、電子コントローラがほとんどの機 械機能を制御しています。コントローラは、入力 側のスイッチ(シートスイッチや始動スイッチな ど)が果たすべき機能をチェックし、それに基づ いて出力回路を操作し、機械の運転に必要なソレ ノイドやリレーを作動させます。 コントローラが機械を制御するためには、各入力・ 出力スイッチが正しく接続・機能している必要が あります。 故障診断用ACEディスプレイは、この機能(電気 系)をチェックする装置です。 インタロックスイッチの動作を点 検する インタロックスイッチは、走行ペダルがニュートラ ル位置、リール回転スイッチが停止(回転禁止)位 置、リールコントロールレバーがニュートラル位置 の時にのみエンジンの始動を許可します。また、走 行ペダルが踏まれた状態でオペレータが座席を離 れるとエンジンを停止させます
対応するLEDの点灯・消灯を確認する。各ス イッチについて何度か繰り返し、動作不良が ないことを確認する。 9. スイッチを閉じてもACEのLEDが点灯・消灯し ない回路を発見したら、その配線の結線部と スイッチをテスターで点検し、不良部分をす べて修理する。不良個所は一カ所とは限らな いからすべて修理する。 注 ACEは、出力のチェック(ソレノイドやリレーに 通電があるかどうか)を行うこともできます。これ らにより、故障の原因が電気系にあるのか油圧系に あるのかを容易に判断することができます。 図 50 1. 4. 5. 出力機能のチェック手順 ワイヤハーネスとコネクタ 1. ハーネスのコネクタに付いているループバッ クコネクタを注意深く外す。 平らな場所に駐車し、カッティングユニット を降下させ、エンジンを停止し、駐車ブレー キを掛ける。 2. ハーネスのコネクタ(図 51)に ACE テスター を接続する。 コントロールアームの側面にあるパネルを外 す。 3.
注 各出力スイッチが正しい位置にあり、マシンも 正常に機能するのにLEDが正しく点灯しないのはコ ントローラの不良です。この場合はToro代理店に ご連絡ください。 い。これを怠るとターボチャージャにトラブルが発 生する場合があります。 移動走行 ACEは はマ シ ン に 接 続 し っ ぱ な し に し な い で く だ 重 要 ACE ACEは は日常の使用環境に耐えられる強度があり さい。ACE ません。使用後は外して、ループバックコネクタを 元通りにハーネスコネクタに接続しておいてくださ い。ハーネスにループバックコネクタを接続しない ACEは はマ シ ン に 積 ん だ と 、 マ シ ン は 作 動 し ま せ ん 。 ACE ままにせず、湿気のない屋内に保管してください。 芝刈りが終ったらリール回転スイッチを「停止」と し、カッティングユニットを上昇させてから移動を 開始します。刈り込み/移動走行切り替えレバーを 移動走行にセットしてください。狭い場所を通り 抜ける時、カッティングユニットをぶつけて損傷 しないよう十分注意してください。斜面の通行に は最大の注意を払ってください。
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットを70~90 ft-lb.(95~122 N.m = 9.7~12.4 kg.m)にトルク締めする。 使用開始後最初の 8 時間 • オルタネータベルトの磨耗と張りの点検を行う。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットを70~90 ft-lb.(95~122 N.m = 9.7~12.4 kg.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作 ブレーキの動作 エンジンオイルの量を点検 燃料・水セパレータの水抜き エアフィルタのインジケータの表示。 ラジエターとスクリーンの汚れ。 エンジンからの異常音がないか点検する。1 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検 エアフィルタのインジケータの表示2 油圧ホースの磨耗損傷を点検 オイル漏れなど タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作 リールとベッドナイフの摺り合わせ 刈高の調整の点検。 グリスアップ個所の点検 3 塗装傷のタッチアップ 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを始動し、オイルが通常の作動温度に達した状態で点検する。 3.
定期整備ステッカー 図 52 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 潤滑 • 昇降アームのシリンダ(各アームに2ヶ所) (図 54) ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 50運 通常の使用では50 50 運転 時 間 ご と に一般用2号リチ ウムグリスによる潤滑を行います。車体を水洗い 直ち に グリスアッ したときは整備間隔に関係なく直 プしてください。 図 54 グリスアップ箇所は以下の通りです: • ポンプ駆動シャフトのUジョイント(3ヶ所) (図 53) 図 53 43
• 昇降アームのピボット(各アームに1ヶ所) • アクスルのステアリングピボット(1ヶ所) (図 54) (図 58) • カッティングユニットのキャリアフレームとピ ボット(各2)(図 55) 図 58 • ステアリングシリンダのボールジョイント (2ヶ 所)(図 59) 図 55 • 昇降アームのピボット(各アームに1ヶ所) (図 56) 図 59 図 56 • ブレーキペダル(1ヶ所)(図 60)。 • 後アクスルのタイロッド(2ヶ所)(図 57) G011615 図 60 図 57 44
エンジンの整備 フィ ル さえて確実にボ ディーに密着させる。フ タの真ん中の柔らかい部分を持たないこと。 エアクリーナの整備 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。破損していれば交換してくださ い。吸気部全体について、リーク、破損、ホースの ゆるみなどを点検してください。 エアクリーナの整備はインジケータ(図 61)が赤 色になってから行ってください。早めに整備を行っ ても意味がありません。むしろフィルタを外した ときにエンジン内部に異物を入れてしまう危険が 大きくなります。 図 62 重要 本体とカバーがシールでしっかり密着してい るのを確認してください。 1. 1. 2. 3. エアクリーナのカバーをボディーに固定して いるラッチを外す(図 61)。 エアクリーナのカバー エアクリーナのフィルタ エアクリーナのインジケータ 4. カバーについている異物逃がしポートを清掃 する。カバーについているゴム製のアウト レットバルブを外し、内部を清掃して元通り に取り付ける。 5.
図 65 1. スロットルケーブルのピボッ ト 2. インジェクションポンプのレ バーアーム 図 64 1. オイルフィルタ 4. 新しいフィルタのシールにきれいなエンジン オイルを薄く塗る。 5. アダプタに新しいフィルタを取り付ける。ガ スケットがアダプタに当たるまで手でねじ込 み、そこから更に 1/2 回転増し締めする。 スロットルの調整 スロットルレバーを前に倒し、コントロール アームのスロットの前端から 3 mm ぐらい手前 の位置にセットする。 2. 燃料噴射ポンプのレバーの隣にあるスロット ルケーブルのコネクタをゆるめる(図 65)。 4. スロットルケーブルのコネ クタ 3. インジェクションポンプレバーのアームをハ イアイドルストップに当てる(図 65)。 4. スロットルケーブルを引いてたるみをなくし た状態にし、スロットルケーブルコネクタを 締め付ける。 5. エンジンオイルを入れ る。運転操作 (ページ 29)を参照。 1.
燃料系統の整備 危険 軽油は条件次第で簡単に引火・爆発する。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 2.5 cm 程 度 下 ま でとする。これは、温度が上昇して燃料が 膨張したときにあふれないように空間を確 保するためである。 図 66 1. 燃料フィルタ・水セパレータ 3. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬぐ う。 4. フィルタ容器を外して取り付け部をきれいに 拭く。 5. ガスケットに薄くオイルを塗る。 燃料タンクの内部清掃 6. ガスケットが取り付け部に当るまで手でねじ 込み、そこからさらに1/2回転締め付ける。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 7.
電気系統の整備 重要 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を 行う時には、バッテリーから2本のケーブルを両方 とも、電子コントロール・モジュールからのワイヤ ハーネスを2本とも、そしてオルタネータからの ターミナルコネクタを外してください。 バッテリーの整備 警告 図 67 1. カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 燃料インジェクタ 2. 始動キーを ON 位置に回し、接続部から流れ 出る燃料が泡立たなくなるのを待つ。エアが 抜けて燃料のみが流れ出てくるようになった らキーをOFFに戻す。 3. パイプをしっかり締め付ける。 4.
走行系統の整備 走行ドライブのニュートラル調整 走行ペダルから足をはなしても本機が動きだすよう でしたら調整が必要です。調整が必要な場合は、 以下の要領で行います: 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニット を下降させ、エンジンを停止させる。 2. 機体前部をジャッキアップして前タイヤを床 から浮かす。落下事故防止のために、ジャッ キスタンドや支持ブロックなどを使って機体 をサポートする。 図 68 1. 注 4WD モデルでは後輪も浮かせてください。 ヒューズブロック 3. ハイドロスタットの右側にあるトラクション調 整カムのロックナットをゆるめる(図 70)。 図 69 図 70 1. ロックナット 2. トラクション調整カム 警告 トラクション調整カムの最終調整は、エン ジンを回転させながら行う必要がある。危 険を伴う作業であるから、 マフラーなどの高温部分や回転部、可動 部に顔や手足を近づけぬよう十分注意す ること。 49 4. エンジンを始動し、車輪の回転が止まるとこ ろまでカムを回す。 5. ロックナットを締めて調整を固定する。 6.
冷却系統の整備 後輪のトーインの調整 1. ハンドルを操作して後輪を真っ直ぐ前に向け る。 2. 各タイロッド(図 71)の端についているジャ ムナットをゆるめる。 冷却部の清掃 吸気スクリーン、オイルクーラ、ラジエターは毎日 清掃してください(悪条件下で使用している場合 はより頻繁に)。 注 タイロッド外側に溝が切ってあるところの ネジは左ネジですから注意してください。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. エンジン部を丁寧に清掃する。 3. クランプをゆるめ、後スクリーンを開く (図 72)。 図 71 1. 2. ジャムナット タイロッド 3. レンチ用のスロット 3. レンチ用スロットを利用して、タイロッドを 回転させる。 4. 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間 距離を測る(アクスルの高さ位置で計測)。 前での計測の値と後ろでの計測の値の差が 6 mm 以内になるようにタイロッドを調整する。 5. 図 72 1. 必要に応じてこの調整操作を繰り返す。 50 後部スクリーンのラッチ 2. 後部スクリーン 4.
ブレーキの整備 ブレーキの調整 ブレーキペダルの遊びが25 mm以上となったり、 ブレーキの効きが悪いと感じられるようになった ら、調整を行ってください。遊びとは、ブレーキペ ダルを踏み込んでから抵抗を感じるまでのペダル の行きしろを言います。 注 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッ シュ(ギアのガタ)を利用してドラムを前後にゆす り、ドラムが何にも接触していないことを確認し てください。 1. 図 73 1. 6. オイルクーラ 2. 遊びを減らす(ブレーキを締める)には、ブ レーキケーブルのネジ山の前ナットをゆるめ、 後ろのナットを締める (図 75)。 オイルクーラのラッチ オイルクーラとラジエターの裏表を(図 74) 圧縮空気で丁寧に清掃する。 図 75 1. ブレーキケーブル 2. 前ナット 2. 後ろナットを締めてケーブルを後ろへ引く; ホイールがロックするまでの行きしろが 12.7 mm~19 mm になるように調整する。 3.
ベルトの整備 初日の運転が終了したらオルタネータベルトの状 態と張りの点検調整を行い、その後は100運転時間 ごとに点検調整します。 オルタネータベルトのテンション 調整 1. フードを開ける。 2. オルタネータ側プーリとクランクシャフト側 プーリ間の中央部(図 77)でベルトを指で10 kg 程度の力で押して点検する。 図 76 1. ブレーキケーブル 3. 駐車ブレーキのツメ 2. ネジ(2本) 4. ブレーキの戻り止め 2. ブレーキのツメが戻り止めに完全に掛かるま で駐車ブレーキペダルを前に踏み込む(図 76). 3. ネジを 2 本とも締めて調整を固定する。 4. ブレーキペダルを踏み込んで駐車ブレーキを 解除する。 5. 試運転で調整の確認を行い、必要に応じて再 調整する。 図 77 1. 2. ブレース オルタネータベルト 3. ピボットボルト ベルトのたわみが 10 mm 程度あれば適正とす る。たわみの量が適正でない場合は手順 3 へ 進む。適正であれば調整は不要である。 52 3.
油圧系統の整備 油圧フィルタの交換 インジケータに油圧オイルフィルタの交換時期が 表示されます(図 79)。エンジンが常温(運転 中温度)で作動しているときにインジケータの表 示が緑色のゾーンにあれば交換は不要です。表示 が赤色の領域に入ったら、油圧フィルタを交換し てください。 油圧オイルの交換 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換します。 オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体 を洗浄する必要がありますので、Toro 代理店にご 連絡ください。汚染されたオイルは乳液状になっ たり黒ずんだ色なったりします。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. タンク(図 78)の下についているフィッティ ングの下に、オイルを受ける大型の容器を置 く。 図 79 1. 油圧フィルタの目詰まりインジケータ 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器 の保証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛けてキーを抜き取る。 2.
警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を 確実に解放する。 • 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受ける。 図 81 1. 油圧フィルタ 3. フィルタを外す。 4. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイルを 薄く塗る。 5. 取り付け部が汚れていないのを確認する。 6. ガスケットが取り付け部に当るまでフィルタ を手でねじ込み、そこからさらに1/2回転締 め付ける。 7. もう1つのフィルタについても、同じ要領で 作業を行う。 8. エンジンを始動して2分間運転し、システム 内のエアをパージする。 9.
カッティングユニットの保守 カッティングユニットのバックラップ 警告 バックラップ中にリールに触れると大けがをす る。 • リールその他の可動部に手指、足、衣類等 を近づけないよう注意すること。 • エンジンが動いている間は、止まったリー ルを絶対に手や足で回そうとしないこと。 図 83 1. 注 バックラップの時は、前3ユニット、後2ユニッ トがそれぞれ共に回転します。 刈り込み回路テストポート(2個) 昇降マニホルドブロックついているテストポート (図 84)は、昇降回路の故障探究用です。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニット を降下させ、エンジンを停止して、駐車ブ レーキを掛け、リール回転スイッチを回転禁 止位置とする。 2. 運転席を上げてリールコントロールを露出さ せる。 3. 各カッティングユニットのリールと下刃をバッ クラップ用に設定する;カッティングユニッ トの オペレーターズマニュアル を参照。 4.
6. 保管 バックラップスイッチで前のカッティングユ ニット又は後ろのカッティングユニット、あ るいは両方を選択する(図 85)。 トラクションユニットの整備 危険 人身事故防止のため、カッティングユニッ トから十分離れてから次の手順に進むこ と。 7. 8. 9. 10. 刈り込み/移動走行切り換えレバーを「刈り 込み」にセットし、リール回転スイッチを回 転許可にセットする。リールコントロールレ バーを前に倒すとリールが回転してバック ラップが始まる。 長い柄のブラシを使ってラッピングコンパウ ンドを塗布しながらラッピングを続ける。柄 の短いブラシは絶対に使用しないこと。 1. トラクションユニット、カッティングユニッ ト、エンジンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する全部のタイヤ空気圧を 83~103 kPa(0.8~1.0 kg/cm2)に調整する。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必 要な締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5.
図面 油 圧 回 路 図 、 モ デ ル 5210 お よ び 5410 (Rev.
油 圧 回 路 図 、 モ デ ル 5510 お よ び 5610 (Rev.
電 気 回 路 図 (Rev.
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの 品質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての 製品に適用されます(エアレータに関する保証については該当製品の保証 書をご覧下さい)。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で 「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、 運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店(ディ ストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必 要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある 場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial