Form No. 3408-993 Rev A Reelmaster® 3100-D ト ラ ク シ ョ ン ユ ニット シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 03170—シ シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 03171—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。 詳細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 サービスにおたずねください。お問い合わせの際に は、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知ら せください。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻 印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうち に番号をメモしておきましょう。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジン の排気には発癌性や先天性異常などの原因と なる物質が含まれているとされております。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地など でこの機械を使用する場合には、エンジンに同州 公共資源法第4442章に規定される正常に機能するス パークアレスタが装着されていること、エンジンに 対して森林等の火災防止措置をほどこされているこ とが義務づけられており、これを満たさない機械 は、第4442章または4443章違犯となります。 g191215 図1 1.
目次 潤滑 .......................................................................45 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ .....................................................................45 シールドベアリングの点検.................................48 エンジンの整備 .....................................................48 エアクリーナの整備 ...........................................48 エンジンオイルとフィルタの交換 ......................49 燃料系統の整備 .....................................................50 燃料タンクの整備 ...............................................
安全について はオーナーの責任です。トレーニングでは、乗 用芝刈り機を取り扱う上での基本的な注意点と 注意の集中などについて十分な指導を行うこと が求められます。 この機械は、EN ISO 5395:2013 規格およびANSI B71.
• • • 給油は、給油ノズルを燃料タンクの口に接触さ せた状態を維持して行ってください。ノズルを開 いたままにする器具などを使わないでください。 もし燃料を衣服にこぼしてしまった場合には、 直ちに着替えてください。 絶対にタンクから燃料をあふれさせないでくだ さい。給油後は燃料タンクキャップをしっか りと締めてください。 • • • • 運転操作 • • • • • • • • • • • 締め切った場所でエンジンを運転しないでく ださい。 作業は日中または十分な照明のもとで行って ください。 エンジンを掛ける前には、アタッチメントのク ラッチをすべて外し、ギアシフトをニュートラ ルにし、駐車ブレーキを掛けてください。 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らな いようにしましょう。 道路付近で作業するときや道路を横断するとき は通行に注意しましょう。 芝面以外の場所を走行するときはブレードの回 転を止めてください。 ガードが破損したり、正しく取り付けられてい ない状態のままで運転しないでください。イン タロック装置は絶対に取り外ず、また、正しく 調整してお使いください。 エンジンのガバナの設
保守整備と格納保管 – 斜面の刈り込みは、横方向でなく、できるだ け上下方向に行ってください。斜面では旋回 しないでください。 – 斜面での運転操作に十分に慣れていること が必要です。 – ぬれ芝や軟弱な芝地では車両が滑る危険があ ります。 – 斜面を横切る時は、カッティングユニット を山側にスライド可能であればさせてくだ さい。 • 斜面では必ず減速し、安全に十分注意して運転 してください。斜面では、推奨された走行方向 を守って作業してください。ターフの状態は、 マシンの安定性に大きな影響を与えます。 • 常に機械全体の安全を心掛け、また、ボルト、 ナット、ねじ類が十分に締まっているかを確 認してください。 • 火花や裸火を使用する屋内で本機を保管する場 合は、必ず燃料タンクを空にし、火元から十分 離してください。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エン ジンが十分冷えていることを確認してください。 • 火災防止のため、エンジンやマフラー、バッテ リーの周囲に、余分なグリス、草や木の葉、ホ コリなどが溜まらないようご注意ください。 • グラスキャッチャーは傷や破損が出やすい
器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコ ンセントから抜いておいてください。また、安 全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたも のを使ってください。 • ROPS横転保護バーのついている機械では、絶対 にROPSを取り外さないでください。また、運転 するときは必ずシートベルトを着用してくださ い。 搬送する場合 • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすと きには安全に十分注意してください。 • 積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使 用してください。 • 荷台に載せたら、ストラップ、チェーン、ケー ブル、ロープなどで機体を確実に固定してくだ さい。機体の前後に取り付けた固定ロープは、 どちらも、機体を外側に引っ張るように配置し てください。 乗用芝刈り機を安全にお使いい ただくために TORO からのお願い • 移動走行時にはカッティングユニットを上昇 させてください。 • エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体、 マフラー、排気管などに触れると火傷の危険が ありますから手を触れないでください。 • 斜面でエンストしたり、坂を登りきれなくなっ たりした時は、絶対にター
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損 したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-6681 93-6681 1. ファンによる手足の切断の危険 可動部に近づかないこと。 decal110-0806 110–0806 decal93-6688 93-6688 1. 警告整備作業を始める前 に、 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 2. 手足や指の切断の危険 エ ンジンを止め、各部が完全 に停止するまで待つこと。 decal117-2718 117-2718 decal93-7276 93-7276 1. 爆発危険保護メガネを着用すること。 2. 劇薬危険皮膚に付いたら真水で洗ってから救急手当て。 3. 火災の危険火気厳禁・禁煙厳守のこと。 4. 毒物危険子供の手の届くところに保管しないこと decal117-3270 117-3270 1. 警告 表面が熱い。触れないこと。 2.
decal121-3628 121-3628 CE以外の地域 1. 転倒の危険傾斜が25度を超える斜面を横切らないこと。 decal121-3607 121-3607 1.
decal121-3619 121-3619 モデル 03170 のみ 1. 押し込むとカッティングユニットが停止 6. エンジン 停止 2. 引き上げるとカッティングユニットが作動 7. エンジン 作動 3. カッティングユニットを下降させる。 8. エンジン 始動 4. 5. カッティングユニット上昇. ロック 9. 高速 10.
decal121-3620 121-3620 モデル 03171 のみ 1. 押し込むとカッティングユニットが停止 7. ロック 2. 引き上げるとカッティングユニットが作動 8. エンジン 停止 3. カッティングユニットを右へ移動 9. エンジン 作動 4. カッティングユニットを左へ移動 10. エンジン 始動 5. カッティングユニットを下降させる。 11. 高速 6. カッティングユニット上昇. 12.
decal121-3623 121-3623 1. 2. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 必ず講習を受け てから運転すること。 5. 異物が飛び出して人にあたる危険 人を近づけないこと。 警告 このマシンの牽引を行う前に、 オペレーターズマニュ 6. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 アル を読むこと。 3. 転倒の危険 旋回する時は速度を落とすこと下り坂では必ずカッ 7. 巻き込まれる危険 可動部に近づかないこと。すべてのガード類 ティングユニットを下げ、シートベルトを着用すること。 を正しく取り付けて使用すること。 4.
decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 5. を読むこと 。 6.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 数量 内容 前輪アセンブリ 後輪アセンブリ ハンドル ハンドルのキャップ ワッシャ 大 ジャムナット ねじ 2 1 1 1 1 1 1 用途 車輪を取り付けます ハンドルを取り付ける バッテリーに電解液を入れて充電し、機 体に取り付けます。 3 電解液 所用量 4 5 傾斜計 1 傾斜計を点検します。 警告ステッカー121-3598 1 CE ステッカーを貼り付けます必要に応 じて 。 ロックブラケット リベット ワッシャ ねじ ¼ x 2 インチ ロックナット¼ インチ 排気管ガード タップねじ ROPSアセンブリ フランジヘッドボルト ロックナット ホースクランプ 昇降アーム ピボットロッド ボルト5/16 x 7/8 インチ 1 2 1 1 1 1 4 1 4 4 1 2 2 2 10 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットにキャリアフレームを 取り付けます。 11 12 13 必要なパーツはありません。 – カッティングユニットを取り付けます。
その他の付属品 内容 数量 用途 始動キー 2 エンジンを掛ける。 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル 1 1 ご使用前にお読みください。 オペレータのためのトレーニング資料 1 ご使用前にご覧ください。 納品前検査リスト 1 マシンの組み立てが正しく行なわれていることを確認してく ださい。 認証証明書 1 CE 規格に適合していることを証明する書類です 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 車輪を取り付ける この作業に必要なパーツ 2 前輪アセンブリ 1 後輪アセンブリ g010834 図3 1. 2. 手順 各ホイールハブに車輪を取り付ける空気注入 バルブが外側を向くように取り付けること。 1. 重要 後輪のリムは前輪のリムより細くなっ ています。 ホイールナットを取り付けて 6188N·m6.29kg.m = 4565ft-lb.にトルク締めする。 2. 2 ハンドルを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ハンドル 1 ハンドルのキャップ 1 ワッシャ 大 1 ジャムナット 1 ねじ 手順 1.
3 バッテリーを充電し機体に取り付 ける この作業に必要なパーツ 所用量 g008874 電解液 図4 1. バッテリーカバー 手順 4. バッテリーの各セルからキャップをはずし、 上限までゆっくり液を満たす。 5. 各セルにキャップを取り付け、バッテリーを 充電器に接続し、充電電流を 34 A にセットす る。34 Aで48時間充電する。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 警告 充電中は爆発性のガスが発生する。 • バッテリーにタバコの火、火花などの 火気を近づけないこと。 • バッテリーの近くでは絶対に喫煙しな い。 取り扱い後は手を洗うこと。 注 バッテリーに液が入っていない場合には、比重 1.260 のバッテリー液を購入してバッテリーの各セル に入れてください。 危険 6. 充電が終わったらチャージャをコンセントか ら抜き、バッテリー端子からはずす。 7.
g008873 図6 傾斜計 1. g011213 図5 プラス バッテリーケーブル 1. 2. マイナス ケーブル 重要 バッテリーを機体から取り外した場合に は、再取り付けに際して、必ず、クランプボ ルトの頭が下、ナットが上になるようにして ください。逆に取り付けると、カッティング ユニットをシフトさせるときにボルトが油圧 チューブに当たる可能性があります。 腐食防止のために両方の端子部にワセリン Grafo 112X スキンオーバーグリス: P/N 505-47ま たはグリスを薄く塗る。 9. 10. ショート防止のために 端子にゴムキャップ をかぶせる。 11. バッテリーカバーを取り付ける。 3. 携帯斜面計で0°の読みが出ない場合には、駐車 場所を変えて、携帯斜面計の読みで0°になるよ うに駐車し直す。この状態で、機体に装着され ている傾斜計の読みが 0°でなければいけない。 4.
1 6 2 フ ー ド ラ ッ チ を 取 り 付 け る CE 規 格 この作業に必要なパーツ 1 ロックブラケット 2 リベット 1 ワッシャ 1 ねじ ¼ x 2 インチ 1 ロックナット ¼ インチ G012629 g012629 図8 1. CE 用ロックブラケット 手順 2. ボルトナットアセンブリ 4. フードの内側にある穴に、ワッシャを整列さ せる。 1. フードラッチブラケットからフードラッチを 外す。 5. 2. フードラッチブラケットをフードに固定して いるリベット2本を外す図 7。フードからフー ドラッチブラケットを外す。 ブラケットとワッシャをフードにリベットで 固定する 図 8 。 6. フードラッチブラケットにフックをかける図 9。 2 1 1 G012630 g012630 図9 G012628 1. g012628 フードラッチ 図7 1. フードラッチブラケット 2. リベット 7.
3 2 1 G012631 g012631 図 10 1. ボルト 2. ナット 3. フードロックブラケットの アーム 7 g008875 図 11 排 気 管 ガ ー ド を 取 り 付 け る CE 規 格 排気管ガード 4 タップねじ 8 を取 り 付 け る ROPSを 手順 1. タップねじ本で固定する図 11。 2. この作業に必要なパーツ 1 排気管ガード 1. この作業に必要なパーツ フレームについている取り付け穴に合わせて マフラー部にガードを取り付ける図 11。 1 ROPSアセンブリ 4 フランジヘッドボルト 4 ロックナット 1 ホースクランプ 手順 は絶 対 に 改 造 し た り 溶 接 し た り し な い で 重 要 ROPSは く だ さ い 。 ROPS が 破 損 し た 場 合 に は 修 理 せ ず 、 必 ず新品に交換してください。 1.
g011160 図 12 1. 横転保護バーROPS 4. 燃料ラインの換気チューブ 2. 取り付けブラケット 5. ホースクランプ 3. 通気管 g011161 図 13 1. 2. ROPS のそれぞれの側をフランジヘッドキャッ プスクリュとロックナット各 2で固定する図 12。締め具を 81N·m8.3kg.m = 60ft-lbにトルク 締めする。 2. 昇降アームのピボットシャ フトリンク 2. 昇降アームのピボットシャ フト 左右の昇降アームにそれぞれピボットロッド を差し込み、取り付け穴を整列させる図 14。 燃料タンクからの換気チューブを ROPS の換気 管に接続する付属部品のホースクランプを使 用する 。 3. 注意 燃料ラインの換気ホースを外したままでエ ンジンを始動すると、換気チューブから燃 料が流れ出して発火や爆発を起こす危険が ある。発火したり爆発したりすると、やけ どや火災などを引き起こす。 g011162 図 14 1.
g011966 図 15 1. 昇降アーム右 4. 昇降シリンダ 2. リテーナリング 5. スペーサ2 個 3. 昇降アーム左 6. 取り付けピン 5. 昇降シリンダの両端についているピンの後部 についているリテーナリングを取り外す。 6. 昇降シリンダの右端を右昇降アームに連結す るピン 1 本とスペーサ 2 個 図 15。リテーナ リングで固定する。 7. 昇降シリンダの左端を左昇降アームに連結す るピン 1 本。リテーナリングで固定する。 g011968 図 16 1. 3. 10 カッティングユニットにキャリアフ レームを取り付ける 必要なパーツはありません。 手順 1. カッティングユニットをカートンから取り出 す。同梱されているカッティングユニット用 オペレーターズマニュアルに従って、調整を 行う。 2.
リンクの両側にワッシャを入れる。締め具 を 42N·m8.3kg.m = 31ft-lbにトルク締めする。 • 後取りつけリンクを後部のキャリアフレー ムに固定する ボルト 3/8 x 2-1/4 インチ 1 本、平ワッシャ2枚、ロックナット1個を使 用して図 19のように取り付ける。取り付け る時にリンクの両側にワッシャを入れる。 締め具を 42N·m8.3kg.m = 31ft-lbにトルク締 めする。 g012688 図 17 1. 前キャリアフレーム 2. 前取り付けリンク 3. 後取り付けリンク 4. 後キャリアフレーム図 18を後カッティング ユニットに載せる。 g012689 図 19 1. 後キャリアフレーム 2. 前取り付けリンク 3. 後取り付けリンク 11 カッティングユニットを取り付ける 必要なパーツはありません。 手順 g012003 図 18 1. 5. 後キャリアフレーム 各前昇降アームのピボットロッドにスラスト ワッ シャを通す。 2.
g011218 図 22 1. チッパーチェーン g012016 図 20 1. スラストワッシャ 2. キャリアフレーム 3. 3. 12 リンチピン 昇降アームとピボット部全部をグリスアップ する。 リールモータを取り付ける 重要 ホースが折れたりひねられたり強く曲 げられたりしていないことを確認してくださ い 図 21の のようなルートが適切です。カッティ ングユニットを上昇させ、左にスライドさせ 。後 カ ッ テ ィ ン グ ユ て く だ さ い モ デ ル 03171。 ニットのホースが走行ケーブルブラケットに 当たらないことを確認し、必要に応じて接続 部やホースの位置を再調 整してください。 必要なパーツはありません。 手順 1. 各ユニットをピボットロッドの前に置く。 2. 右側カッティングユニットの内側端部からウェ イトとOリング図 23を取る。 g011965 図 21 4.
4. 残りのカッティングユニットからは、ベアリ ングハウジングに入っている出荷用のプラグ 栓 を取り出す。 5. 駆動モータのフランジにリングカッティング ユニットの付属部品を取り付ける図 24。 g008876 図 25 図はカッティングユニットを外した状態です。 1. 昇降アーム 2. フロアプレートのブラケット 3. すきま 注 このすき間が基準通りでない場合には、以 下の手順でシリンダを調整する A. g012025 図 24 1. 6. リング 2. ストップボルトを戻して、シリンダを調 整して必要なすきまを作る図 26。 リールモータ リールモータを各カッティングユニットに装着 し カッティングユニットの付属部品のキャッ プスクリュ 2 本で固定する図 24。 13 昇降アームを調整する g008877 図 26 必要なパーツはありません。 1. ストップボルト 2. 昇降アーム 手順 1. B. エンジンを始動し、昇降アームを上昇させ て、各昇降アームと床面との距離が、5-8 mm になっていることを確認する図 25。 3.
C. ロッドの端部からピンを外し、クレビス を回転させる。 D. その後、必要に応じて上記ACを繰り返 す。 D. 調整が終わったらピンを取り付けて隙間 の大きさを確認し、 E. クレビスのジャムナットを締める。 E. その後、必要に応じて上記ADを繰り返 す。 F. クレビスのジャムナットを締める。 重要 前ストップや後ウェアバーに隙間がないと昇 降アームが破損する場合があります。 14 注 移動走行中に後昇降アームが「ガタつく」 ようであれば隙間を小さくしてください。 2. 3. 各昇降アームとストップボルトとの隙間が 0.13-1.02 mmの間にあるかどうか点検する(図 26)。 チッパーローラキット オプション を 取り付ける 注 この範囲になければストップボルトを調整 する。 この作業に必要なパーツ エンジンを始動し、昇降アームを上昇させ て、後カッティングユニット上部にあるウェ アバーとバンバーストラップとの間のすき間 が図 28のように 0.512.
製品の概要 チルト調整レバー このレバー図 31を手前に引いてハンドルを適当な位 置に調整します 調整ができたらレバーを前に倒し て締めつけます。 各部の名称と操作 インジケータ窓 カッティングユニットが中央位置にあるかどうか を確認するための窓図 31です。 傾斜計 機体の左右の傾きを表示する計器です図 31。 始動スイッチ 始動スイッチ図 33はエンジンの始動、停止、予熱 を行うスイッチで、3つの位置がありますOFF、 ON/PREHEAT 、STARTの 3 位置です。キーを ON/PREHEAT 位置に回して、そのままグロープラ グランプが消えるのを待ち7秒間程度、その後に キーを START 位置に回します。エンジンが始動し たら、キーから手を離してください。キーは自動的 にON/RUN 位置に動きます。エンジンを停止すると きは、キーを左に回して OFF 位置にしますが、事 故防止のため、使用しない時はキーを抜き取って おいてください。 g008887 図 31 前進走行ペダル 4. チルト調整レバー 2. 後退走行ペダル 5. インジケータ窓 3.
カッティングユニット回転スイッチ 駐車ブレーキ カッティングユニット回転スイッチ図 33には回転と 停止の2 つの位置があります。バルブバンクの電磁 弁を操作してリールを回転させるスイッチです。 エンジンを停止させる時には、車体が不意に動き出 さないよう、必ず駐車ブレーキ図 33を掛けてくださ い。レバーを手前に引くと駐車ブレーキがかかりま す。駐車ブレーキが掛かっているのに走行ペダルを 踏み込むとエンジンが停止します アワーメータ アワーメータ図 33は左側コントロールパネルにあっ て本機の稼働時間を積算表示します。このメータは 始動スイッチを ON 位置にすると始動します。 昇降レバーロック 昇降レバーロック図 33を後方に倒すとカッティング ユニットがロックされ、落下を防止します。 カッティングユニットのシフトレバー リール速度コントロール このレバー図 33をに倒すとカッティングユニット が下降します。エンジンが作動していないとカッ ティングユニットは下降しません また、上昇位置 ではカッティングユニットは使用できません。レ バーを手前の RAISE 位置に引けばカッティングユ ニット
使用ください。純正パーツは、トロが設計・指定 した、完成品に使用されているものと全く同じ、 信頼性の高い部品です。確かな安心のために、ト ロの純正にこだわってください。 g008890 図 35 1. 前後調整レバー 2.
運転操作 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初 回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 安全第一 油量は約 3.
気温が -7℃ 以上の季節には夏用燃料を使用する方 が、燃料ポンプの寿命を延ばします。 バイオディーゼル燃料対応 この機械はバイオディーゼル燃料を混合したB20燃 料バイオディーゼル燃料が20、通常軽油が80 を使用 することができます。ただし、通常軽油は硫黄分の 少ない、または極微量のものを使ってください。以 下の注意を守ってお使いください。 • バイオディーゼル成分が ASTM D6751 または EN 14214 に適合しているものを使用してくださ い。 • 混合後の成分構成が ASTM D975 または EN 590 に適合していること。 • バイオディーゼル混合燃料は塗装部を傷める可 能性がある。 • 寒い地方ではB5バイオディーゼル燃料が5または それ以下の製品を使用すること。 • 時間経過による劣化がありうるので、シール部 分、ホース、ガスケットなど燃料に直接接する 部分をまめに点検すること。 • バイオディーゼル燃料に切り換えた後に燃料 フィルタが詰まる場合がある。 • バイオディーゼル燃料についてのより詳細な情 報は代理店におたずねください。 g008882 図 38 1. 5.
ラジエターは毎日清掃してください図 40。ほこりの 多い環境で使用している場合には、毎時間ごとに 清掃してください エンジンの冷却系統の清掃 (ペー ジ 53)を参照。 g027618 図 41 1. 注 エンジンが冷えた状態で、タンク側面につ いている本の線の間にあれば適切である。 g190823 図 40 1. ラジエターの冷却液はは水とエチレングリコール不 凍液の50/50 混合液です。毎日の作業前に液量を点 検してください。 冷却液の量が足りない場合には、補助タンク 入れ のキャップを取ってここから補給する。入 すぎはよくない。 3. 補助タンクのキャップを取り付けて終了。 油圧システムを点検する 冷却系統の容量はおよそ 5.7 リットルです。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—油圧オイルの 量を点検する。 注意 油圧オイルタンクには約 13.
タイヤ空気圧を点検する 低流 動 点 ア ン チ ウ ェ ア 油 圧 作 動 液 , ISO VG 高 粘 度 イ ン デ ッ ク ス /低 マル チ グ レ ー ド 46マ 物性 cSt @ 40°C 44 48 粘度, ASTM D445 cSt @ 100°C 7.99.1 140 またはそれ以上粘性イ 粘性インデックス ASTM ンデックスが高いものはマ D2270 ルチウェイトオイルです) -36.7°C-45°C 流動点 ASTM D97 11 以上 FZG, フェールステージ 500 ppm 最大 水分含有量新しい液 産業規格 Vickers I-286-S, Vickers M-2950-S, Denison HF-0, Vickers 35 VQ 25 (Eaton ATS373-C) 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。 運転前に正しいレベルに下げてください。タイヤ の適正空気圧は、97-124 kPa 0.98-1.
エンジンの始動手順 危険 1. 駐車ブレーキが掛かっていること、カッティ ングユニットの駆動スイッチが OFF 位置にあ ることを確認する。 軽油は条件次第で簡単に引火 爆発する。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災 などを引き起こす。 2. 走行ペダルから足を外し、ペダルがニュート ラル位置にあることを確認する。 • 3. スロットルをハーフスロットル位置にする。 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷 えた状態で行う。こぼれた燃料はふき 取る。 4.
インタロックシステムを点検する トレーラへの積み込み 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 • • 注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを 取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 緊急時の牽引について インタロックスイッチをいたずらしない。 • 機械をトレーラやトラックに積み込む際には、 機体と同じ幅のある歩み板を使用してください。 車体が落下しないように確実に固定してくださ い。 緊急時には、短距離に限り、マシンを牽引または押 して移動することができますが、トロではこの方法 は緊急用以外には使用しないようにすることをお 奨めしています。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 1. 無用の人間を遠ざける また、点検中はカッ ティン グユニットに手足を近づけない。 2. カッティングユニットのスイッチをON位置 または走行ペダルが踏まれた状態では、着席 してもエンジンを始動することは出来ない。 動くのはインタロックの故障であるから直ち に修理する。 3.
の接続、機器そのものの故障が疑われる。必 要に応じて修理を行なう。 スされた時に通電状態となります。どの入力表示 LEDも、その回路に通電があったときに点灯しま す。これらの入力表示LEDは故障探究のときに利 用することが出来ます。 出力回路はそれぞれ所定の入力がそろった時に通電 状態となります。 出力回路はPTO、ETR、STARTの 3 種類です。各LEDによりそれぞれの回路のリレー 状態すなわちその回路の通電状態がわかります。 SCMは外部のコンピュータや診断機器に接続する ことはできません。また、再プログラミングもで きませんし、発生した故障内容を記憶しておくこ ともできません。 SCM上のLEDの説明は絵文字です。枠で囲まれた3 つが出力です。それ以外はすべて入力です。以下に 記号とその意味を示します。 g190826 図 46 入力 2. バックラップ 3. オーバーヒート状態 4. 着席 5. PTO スイッチ 6. 駐車ブレーキ OFF 7. ニュートラル 8. PTO 9. 始動 10. ETR 11. 電源 12.
入力 機能 パワー On 出力 ニュート ラル 始動 On ブレーキ が ON PTO ON 着席 オーバー ヒート バック ラップ 始動 ETR PTO 始動 — — + O O — O O + + O 運転 非 着席 — — O O O O O O O + O 運転 着 席 — O O — O — O O O + O 刈り込み — O O — — — O O O + + バック ラップ — — O O — O O — O + + オーバー ヒート — O O O — O • – 回路は閉じていてアースされている—LED は ON。 • O 回路は開いていてアースされているか通電な し—LED はOFF。 • + 回路は通電しているクラッチコイル、ソレノ イド、始動キー LED点灯 • 空欄は、その論理構成に関係がないことを示す。 故障探究手順は、まず、始動キーをON にするエン ジンは始動しない。不具合の出ている機能を表の一 番左の欄から
ヒント モ デ ル 03171 運 転 の ヒ ン ト • 危険 この芝刈り機は特殊な走行システムを有してお り、傾斜面でたとえ山側の車輪が浮き上がっ ても前進し続けます。急斜面で無理をしてこ れが起こると転倒する危険があり、非常に危 険です。 • 転倒が起きる角度は様々な要素に支配され、一 定ではありません。芝草の状態や斜面の凹凸の 状態、速度 特に旋回中の速度 、カッティングユ ニットの位置 特にサイドワインダー装着機 、タ イヤ空気圧、オペレータの経験など多くの要素 が複雑に絡み合って条件が形成されます。 • 以下 で は 転 倒 の 恐 れ は 少 な い 一般に傾斜角度15°以 程度で転倒の恐れは中程度と といわれます。25 °程 なります。この機械は傾斜角度20°以内の斜面で • 使うようにしてください。これ以上の角度では 転倒人身事故の恐れが極めて大きくなります。 • 安全に刈り込み作業を行える法面かどうかの判 断は、各マシンに付属している傾斜計を使って 現場の調査を行って判断してください。このよ うな調査に当たっては、芝草の状態、天候によ る変化、横転の危険など常識的な判断を
移動切り替えスライドスイッチを左移動にセッ トし、スロットルを高速にセットします。 • まず、前進、後退、停止を練習します。走行ペ ダルから足を離せばペダルは自動的にニュート ラル位置に戻って停止しますし、後退ペダルを 踏み込んでも停止します。下り坂を走行中に停 止する場合は、後退ペダルを利用するほうが 効果的でしょう。 • 斜面では十分に速度を落としてハンドリングを 安定させてください。 • 斜面の刈り込みは、できるだけ上下方向に行っ てください。斜面を下るときには、機体を安定さ せるためにカッティングユニットを下げておい てください。斜面では旋回しないでください。 • 障害物の周囲をカッティングユニットを下げた 状態、上げた状態のどちらでも上手に旋回でき るように練習してください。狭い場所を通り抜 ける時、カッティングユニットをぶつけて損傷 しないよう十分注意してください。 • カッティングユニットをぶつけて損傷しないよ う、左右の感覚を十分把握してください。 • ラフでは低速で走行してください。 • 芝刈り中に周囲に人が現れた場合には直ちにブ レードを停止させてください。周囲
刈り込みのテクニック • ブレードを回転させてからゆっくりと芝刈り場 所に入ります。前のカッティングユニットが芝 刈りの境界内に入ったところでカッティングユ ニットを降下させます。 • 真っ直ぐに刈りたいきれいなストライプを作り たいときなど場合は、樹木などを目印にして走 行してください。 • • 重要 機体の洗浄が終わったら、サイドワインダー を左右に何度か動かしてベアリングブロックやク ロスチューブについている水を落としてください モ デ ル 03171 の み 。 クリップレートの選択 リール速度の設定 高品質の安定した刈りを行い、均一な感じの刈り 上がりのためには、リール速度が刈り高とマッチ していることが非常に重要です。 前方のカッティングユニットが芝刈りエリアの 境界についたらカッティングユニットを上げま す。「雨だれ型」のターンを行うと、早く旋回 し、しかもラインを揃えやすくなります。 重要 リール回転速度が遅すぎるとクリップマーク 刈 り取り模様 がはっきり見えてきます。リール回 転速度が速すぎると「ボサッとした」刈り上がり になります。 サイドワインダー搭載機はバンカー周
リール回転速度の選択表 5 枚刃リール 刈高 8 枚刃リール 11 枚 刃 リ ー ル 8 km/h 9.6 km/h 8 km/h 9.6 km/h 8 km/h 9.6 km/h 63.5mm 2-1/2 インチ 3 3 3* 3* – – 60.3mm 2-3/8 インチ 3 4 3* 3* – – 57.2mm 2-1/4 インチ 3 4 3* 3* – – 54.0mm 2-1/8 インチ 3 4 3* 3* – – 50.8mm 2 インチ 3 4 3* 3* – – 47.6mm 1-7/8 インチ 4 5 3* 3* – – 44.5mm 1-3/4 インチ 4 5 3* 3* – – 41.3mm 1-5/8 インチ 5 6 3* 3* – – 38.1mm 1-1/2 インチ 5 7 3 4 – – 34.9mm 1-3/8 インチ 5 8 3 4 – – 31.
がりに対する好みなどにより、ノブの設定を 1 目盛り上または下に変更してよい。 41
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 • 全部のベルトの状態と張りを点検します。 • 油圧フィルタを交換します。 使用開始後最初の 50 時間 • オイルとオイルフィルタを交換する。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • • • • エンジンオイルの量を点検する。 冷却液の量を点検する。 油圧オイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 リールとベッドナイフの摺り合わせを点検する。 インタロックシステムを点検します。 燃料・水セパレータの水抜きを行ないます。 ラジエターとオイルクーラを清掃してください。 油圧ラインとホースを点検する。 25運転時間ごと • バッテリー液の量を点検する。 (格納中は30 日ごとに点検します。) 50運転時間ごと • 全部のベアリングとブッシュのグリスアップを行う (ほこりの非常に多いところで使用し ているときには、毎日グリスアップしてください)。
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 点検項目 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検す る。 ブレーキの動作を確認する。 燃料残量 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却系統を点検 燃料・水セパレータの水抜 き。 エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検する。 エンジンから異常音がないか 点検する。 2 ラジエターとスクリーンの汚れ 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れがないか点検す る。 燃料残量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する. リールとベッドナイフの刃合 わせ 刈高の調整の点検 グリスアップを行なう。2 塗装傷のタッチアップを行う。 1 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2 車体を水洗いしたときは整 整備 間 隔 に 関 係 な く 直 ち に グリスアップする。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。 注 配線図や油圧回路図はオンラインで入手可能ですwww.Toro.
要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 記事 定期整備ステッカー decal121-3607 図 48 44
整備前に行う作業 潤滑 フードの外しかた ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 整備をやりやすくするため、フードは簡単に取り外 すことができます。 1. ラッチを外してフードを開ける。 2. フードのピボット部をブラケットに固定して いるコッターピンを抜き取る図 49。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと ほこりの非常に多いとこ ろで使用しているときには、毎日 グリスアップしてください。 500運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達 した方 定期的に、全部の潤滑個所にNo.2汎用リチウム系グ リスを注入します。非常に厳しい条件下ほこりの多 い環境では毎回グリスアップしてください。ベアリ ングやブッシュの内部に異物が入ると急激に磨耗が 進行します。車体を水洗いしたときは整備間隔に関 係なく直ちにグリスアップしてください。 グリスアップ箇所は以下の通りです • 後カッティングユニットのピボット図 50 g008908 図 49 1. 3.
• 左前昇降アームのピボット昇降シリンダ 2ヶ 所 図 55 g008899 図 55 • g008896 図 52 • 右前昇降アームのピボット昇降シリンダ 2ヶ 所 図 56 ステアリングピボット (図 53) g008900 図 56 • g190873 図 53 • ニュートラル調整機構図 57 後昇降アームのピボット昇降シリンダ2ヶ所図 54 g008901 図 57 • g008898 図 54 46 刈り込み・移動走行切り換えレバー(図 58)
g008902 図 58 • g190872 ベルトテンションピボット図 59 図 61 g008903 図 59 • ステアリングシリンダ図 60 g008904 図 60 注 ステアリングシリンダ反対側の端にグリス注 入箇所を作ることができます。その場合、タイ ヤを外し、ニップルを付け、グリスを注入し、 ニップルを外し、プラグを取り付けます図 61。 47
エンジンの整備 シールドベアリングの点検 ベアリングが、材質上の欠陥や製造上の瑕疵のため に破損することはめったにありません。ベアリング が破損する原因で最も多いのは水分などの異物が シールを抜けてベアリング内部に侵入して内部を破 損させるものです。グリスパックされているベアリ ングでは、定期的にグリスを注入して内部の異物を 密封 式 の ベア 外に押し出してやる必要があります。密 リングは、製造時に特殊なグリスを封入し、強力な シールによって内部を保護しています。 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 悪条件下ではより頻繁に 交換を行ってください。 密封式のベアリングは、短期的には何の整備も必要 ないので保守作業が軽減され、また、グリスが落ち てターフを汚すというような事故がありません。そ のため、整備の手間が省け、またグリスで芝を汚す ようなリスクもありません。通常の使用では性能に 問題がでることはまずありませんが、万一の不具合 を早期に発見し対処することが重要ですから、定期 的な点検はしていただくようにお願いします。通常 条件ではシーズンに回の点検を行い、破損や磨耗が 発見さ
g008911 図 64 1. g008910 ドレンプラグ 図 63 1. 5. 新しいフィルタに傷がついていないかを点検す る。特にフィルタとボディーの密着部に注意 破損 し て い る フ ィ ル タ は 使 用 し な い 。 する。破 6. フィルタをボディー内部にしっかり取り付け る。エレメントの外側のリムをしっかり押さ フィ ル タ えて確実にボ ディーに密着させる。フ の真ん中の柔らかい部分を持たないこと。 7. カバーについている異物逃がしポートを清掃 する。 8. カバーについているゴム製のアウトレットバ ルブを外し、内部を清掃して元通りに取り付 ける。 9. アウトレットバルブが下向き後ろから見たと き、時計の 5:00 と 7:00 の間になるようにカ バーを取り付ける。 10. 2. 次フィルタ g008912 図 65 カバーのラッチをしっかりと掛ける。 1. エンジンオイルとフィルタの交換 3.
燃料系統の整備 2 危険 軽油は条件次第で簡単に引火 爆発する。発火し たり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 1 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 3 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6-13 mm 程 度 下 ま でとする。これは、温度が上昇して燃料が 膨張したときにあふれないように空間を確 保するためである。 • G009880 g009880 図 66 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 燃料フィルタ水セパレータ のキャニスタ 2. エア抜きプラグ 3. 燃料は安全で汚れのない認可された容器で 保存し、容器には必ずキャップをはめる。 • 1. 燃料系統が汚染された時や、マシンを長期にわたっ て格納する場合も同様です。タンクの清掃にはき れいな燃料を使用してください。 1. フィルタ容器(図 66)の周辺をウェスできれい にぬぐう。 2. フィルタ容器を外して取り付け部をきれいに 拭く。 3.
3. 始動キーをSTART位置に回し、接続部から流れ 出る燃料を観察する。燃料が泡立たなくなっ たら、キーを OFF に戻す。 4. パイプをしっかり締め付ける。 5.
面を水で流して下さい清掃中はセルキャップを外 さないでください 走行系統の整備 バッテリーのケーブルは接触不良にならぬよう端 子にしっかりと固定してください 走行ドライブのニュートラル調整 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が動き だすようでしたら、走行カムを調整してください。 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切である とケーブルがショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 • • ケーブルを 取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケーブルから取り外し、次にプラス 赤 ケー ブルを外す。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛けてキーを抜き取る。 2. 片方の前輪と後輪を持ち上げ、フレームの下 にサポートブロックを当てて浮かす。 注 機体は、必ず前輪および片方の後輪の 二輪 を浮かせること両方浮かせないと調整中に機 体が動き出す。 ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケーブルから取り付け、それからマイナ ス 黒 ケーブルを取り付ける。 3.
冷却系統の整備 ブレーキの整備 エンジンの冷却系統の清掃 駐車ブレーキの調整 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—駐車ブレーキの調整状 態を点検します。 エンジン部、オイルクーラ、ラジエターは毎日清掃 してください。汚れが激しければより頻繁な清掃 が必要です。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛けてキーを抜き取る。 2. フードを上げる。 3. エンジンの周囲を丁寧に清掃する。 4. アクセスパネルを取り外す。 5. ラジエターの裏表を、水または圧縮空気で丁 寧に清掃する図 69。 1. ブレーキレバーに調整ノブを固定している固 定ねじをゆるめる図 70。 g008923 図 70 g190823 図 69 1. 6. ラジエター アクセスパネルを取り付け、フードを閉めて 終了。 53 1. 駐車ブレーキレバー 2. ノブ 3. 固定ねじ 2. ブレーキを掛けるのに必要な力が 41 68N∙m 4.25.5kg.
ベルトの整備 2. スプリングの端を前側に押し下げてブラケッ トから外し、スプリングのテンションをなく す 図 72 。 エンジンベルトの整備 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間—全部のベルト の状態と張りを点検します。 100運転時間ごと—全部のベルトの状態と張 りを点検する。 ファ ン ベ ル ト の 張 り オ ル タ ネ ー タ /フ 1. フードを開ける。 2. ベルト中央 オルタネータのプーリとクランク シャフトプーリの中間 を30N·m3kg = 22lbの力 で押してベルトの張り具合点検する図 71。 g008917 図 72 注 ベルトのたわみが 11 mm あれば適正とす る。 1. g008916 図 71 1. 3. オルタネータ/ファンベルト たわみがこの範囲になければ、以下の要領で 調整します A. ブレースをエンジンに固定しているボル トと、オルタネータをブレースに固定し ているボルトをゆるめる。 B. オルタネータとエンジンの間にバールを 差し込み、オルタネータの位置を変えて 必要な張りを出す。 C.
制御系統の整備 油圧系統の整備 スロットルの調整 油圧オイルの交換 1. スロットルレバーがパネルのスロットに当た るまで後ろに倒す。 2. 噴射ポンプのレバーアーム図 73の部分にある スロットルケーブルのコネクタをゆるめる。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと オイルが汚染された場合は内部のフラッシュ洗浄 作業が必要となりますので Toro 代理店にご相談く ださい汚染された油圧オイルは乳液状や黒ずんだ 色をしています。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. 油圧ラインの接続部図 74または油圧フィルタ図 75を外し、流れ出すオイルを容器に受ける。 g008918 図 73 1. 噴射ポンプのレバーアーム g008919 図 74 3. インジェクションポンプレバーのアームを ローアイドルストップに当てた状態でケーブ ルコネクタを締める。 4. スロットルコントロールをコントロールパネ ルに固定しているねじをゆるめる。 5. スロットルレバーを一番前に倒す。 6.
9. エンジンを停止させ、オイル漏れがないか点 検する。 油圧ラインとホースの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支 持部のゆるみ、磨耗、フィッティングのゆるみ、風 雨や薬品による劣化などがないか点検する。異常を 発見したら必ず運転を行う前に修理してください。 警告 g008886 図 76 1. 5. タンクにキャップをはめ、エンジンを始動し、 全部の油圧装置を操作してシステム内部にオ イルを行き渡らせる。 6. また、オイル漏れがないか点検して、エンジ ンを停止する。 7.
その他の保守整備 重要 「刈り込み」モードから「バックラッ プ」モードへの切り換えは、必ずエンジン停止 中に行ってください。エンジン回転中に切り 換えるとリールを破損させる恐れがあります カッティングユニットのバックラップ 4. 全部のカッティングユニットを、バックラッ プ用に調整する。エンジンを始動し、ローア イドルにセットする。 5. リール回転スイッチを「回転」側に倒して リールを 回転させる。 6. 長い柄のブラシを使ってラッピングコンパウ ンドを塗布しながらラッピングを続ける。 7. バックラップ中にカッティングユニットの調整 を行う時は、必ずリールを停止させ、エンジン を切る。調整が終ったら上記46の手順を行う 8.
保管 7. 燃料タンクライン、フィルタ、水セパレータ からもから燃料を完全に抜き取る。 冬期格納保管のための準備 8. 燃料タンクから燃料を抜き取り、きれいな燃 料で内部を洗浄する。 本機を30日間以上にわたって格納保管する場合に は、以下の作業を行ってください。 9. 燃料関係のフィッティングを確実に固定する。 トラクションユニットの整備 1. トラクションユニット、カッティングユニッ ト、エンジンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する全部のタイヤの空気 圧を 97-124 kPa0.98-1.26 kg/m2=14-18 psiに調整 する。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必 要な締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。金属部の変形を修理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B. バッテリーを取り出す。 C.
欧州におけるプライバシー保護に関するお知らせ トロが収集する情報について トロ・ワランティー・カンパニートロは、あなたのプライバシーを尊重します。この製品について保証要求が出された場合や、製品のリコールが行われた場合に あなたに連絡することができるように、トロと直接、またはトロの代理店を通じて、あなたの個人情報の一部をトロに提供していただくようお願いいたします。 トロの製品保証システムは、米国内に設置されたサーバーに情報を保存するため、個人情報の保護についてあなたの国とまったく同じ内容の法律 が適用されるとは限りません。 あなたがご自分の個人情報を提供なさることにより、あなたは、その情報がこの「お知らせ」に記載された内容に従って処理されることに同意したこ とになります。 トロによる情報の利用 トロでは、製品保証のための処理ならびに製品にリコールが発生した場合など、あなたに連絡をすることが必要になった場合のために、あなたの個人情報を 利用します。また、トロが上記の業務を遂行するために必要となる活動のために、弊社の提携会社、代理店などのビジネスパートナーに情報を開示する場 合があります。弊社があなたの個人情報を他
トロの品質保証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、