ユーザーマニュアル
製品情報(残像フリーについて)
LCD
モニターや
LCD
テレビには、長時間表示させた後に別の画面へ切り替えた時、画面に残像が残る
ことがあります。
ここでは、残像を防止するための
LCD
製品の扱い方を紹介します。
残像とは?
LCD
パネルの通常作動中には、画素の残像は発生しませんが、長時間同じ画面が表示され
ると、液晶周辺の
2
電極間に電気量のわずかな差が蓄積されます。これにより、ディスプレイ
の一定領域で液晶層が傾くことがあり、新しい画面に切り替わるときに以前の画面が残像とし
て残ります。
LCD
を含むディスプレイ製品は残像の影響は少なからず受けますが、これは製
品の欠陥ではありません。
LCD
を残像から守るため、以下の項目を実行してください。
電源オフ、スクリーンセーバー、パワーセーブモード
例)
z
固定画面を利用している場合は、電源をオフにする。
z
スクリーンセーバーがあれば利用する。
z PC
のディスプレイプロパティの電源管理で、モニターの電源をこまめにオフにする
よう設定する
- 24
時間利用した場合は
4
時間電源をオフにする。
- 12
時間利用した場合は
2
時間電源をオフにする。
- 単色や動画のスクリーンセーバーを推奨します。
特定アプリケーション利用の場合
例) 空港、駅、証券、銀行、その他制御システム
ディスプレイシステムを次のようにプログラムします。
情報をロゴや動画と表示する。
例) サイクル: ロゴや動画を
1
分間表示した後に情報を
1
時間表示。
色情報を定期的に変化させる(異なる
2
色を使用)。
例) 2色の色情報を30分ごとにローテーションさせる。
輝度が大きく異なる文字と背景の組み合わせを避ける。
残像を引き起こしやすいとされるグレー色を避ける。
z
次のものを避ける。 輝度が大きく異なる色(白と黒、グレー)
例)
z
推奨設定。 輝度があまり異ならない明るい色
- 文字と背景の色を30分ごとに変化させる。
例)
- 30
分ごとに文字に動きをつける。
例)