Administrator Guide
• スナップショット仮想ディスクが無効になった、または障害が発生した場合に、ターゲット仮想ディスク上のデータをソース仮
想ディスクにコピーバックできるようにしたい場合
仮想ディスクのコピーが完了した後、ターゲット仮想ディスク上のデータを保持する必要がない場合には、ターゲット仮想ディスク
の書き込み保護設定を、読み取り / 書き込みに変更してください。
仮想ディスクコピーに関する制限事項
仮想ディスクコピーのタスクを実行する前に、この項に示す制限事項を理解し、準拠してください。制限事項は、ソース仮想ディ
スク、ターゲット仮想ディスク、およびストレージアレイに適用されます。
• 仮想ディスクコピーのステータスが、進行中、保留中、または 失敗しました の場合、ソース仮想ディスクは読み取り I/O アク
ティビティでのみ使用できます。仮想ディスクコピーが完了すると、ソース仮想ディスクへの読み取りおよび書き込み I/O アク
ティビティが許可されます。
• 1 つの仮想ディスクをターゲット仮想ディスクとして選択できるのは、一度に 1 つの仮想ディスクコピーに対してのみです。
• どの仮想ディスクの仮想ディスクコピーも、ソース仮想ディスクと同じホストにマウントすることはできません。
• Windows では、仮想ディスクコピーに物理ディスク文字を割り当てることはできません。
• 障害ありステータスの仮想ディスクは、ソース仮想ディスクとしてもターゲット仮想ディスクとしても使用することはできませ
ん。
• 劣化ステータスの仮想ディスクは、ターゲット仮想ディスクとしては使用できません。
• 変更操作中の仮想ディスクは、ソース仮想ディスクとしてもターゲット仮想ディスクとしても選択できません。
○ 容量の拡張
○ RAID レベルのマイグレーション
○ セグメントサイズ
○ 仮想ディスクの拡張
○ 仮想ディスクのデフラグ
メモ: ホストの準備に関する以下の項は、CLI インタフェースを介して仮想ディスクコピーの機能を使用する場合にも適
用されます。
仮想ディスクのコピーの作成
注意: データ損失の可能性 — 仮想ディスクコピーに参加しているソース仮想ディスクは、仮想ディスクコピーのステータスが
進行中 または 保留中 の間のみ、読み取り I/O アクティビティに使用できます。書き込み要求は、仮想ディスクコピーの完了
後に許可されます。ソース仮想ディスクがジャーナル処理ファイルシステムでフォーマットされている場合、ソース仮想ディ
スクに対する読み取り要求発行の試行がストレージアレイによって拒否され、エラーメッセージが表示される場合があります。
ジャーナル処理ファイルシステムドライバは、読み取り要求発行の試行前に書き込み要求を発行します。この状態により、ソ
ース仮想ディスクが書き込み保護されていることを示すエラーメッセージが表示される場合があります。この問題が発生しな
いようにするため、仮想ディスクコピーのステータスが 進行中 の間は、仮想ディスクコピーに参加しているソース仮想ディス
クへのアクセスを試行しないでください。また、エラーメッセージが表示されないようにするため、仮想ディスクコピーが完
了した後、ターゲット仮想ディスクの読み取り専用属性が無効になっていることを確認してください。
仮想ディスクコピープレミアム機能には、次のアイテムが含まれています。
• 仮想ディスクコピーの作成を支援する、コピーの作成ウィザード
• 仮想ディスクコピーが作成された後にそれらの仮想ディスクコピーを監視する コピーマネージャ
ターゲット仮想ディスクでの読み取り / 書き込み許可の設定
ターゲット仮想ディスクで読み取り / 書き込み許可を設定するには、次の手順を実行します。
1. AMW で、ストレージサービスおよびコピーサービス をクリックします。
2. コピーサービス > 仮想ディスクのコピー > コピーの管理 を選択します。
コピーマネージャ ウィンドウが表示されます。
3. 表で 1 つ、または複数のコピーペアを選択します。
4. 次の操作のうち、いずれかを実行します。
• 読み取り専用許可を有効にするには、変更 > ターゲット仮想ディスクの許可 > 読み取り専用を有効にする の順に選択しま
す。
プレミアム機能 — 仮想ディスクコピー 135