Users Guide
テープが格納スロットに
引っかかっている。
l 「引っかかったカートリッジを取り除く」を参照してください。
メディア
クリーニング カートリッジ
またはデータ カートリッ
ジに、ドライブとの互換性
がない。
l 必ずドライブと互換性のあるクリーニング カートリッジまたはデータ カートリッジを使用してください。オートローダは互換性のないカートリッジを自動的にアンロードし
て元のスロットに戻します。DLT I クリーニング カートリッジをロードすると、オートローダにエラー 3 0 A1(カートリッジ搬送位置エラー)が表示されます。この
場合、カートリッジがオートローダ内で引っかかる可能性があります。
テープの書き込みまたは
読み取りができない。
l カートリッジが書き込み可能になっていることを確認してください(「カートリッジの書きこみ防止」を参照してください)。
l カートリッジが Super DLTtape I であることを確認してください。
l カートリッジが過酷な環境や電気的状態にさらされていなかったかどうか、また何らかの物理的な損傷がないかどうかを確認します。
l バックアップ アプリケーションの多くは、異なるバックアップ アプリケーションを使用して作成されたカートリッジを読み取ったり、書き込んだりすることはできません。
この場合、カートリッジを消去、フォーマット、またはラベル付けする必要があります。
l バックアップ アプリケーションで使用されるデータ保護や上書き防止の方式を理解していることを確認します。これによって、特定のカートリッジの上書きを防止するこ
とができます。
l 別の良好なカートリッジを使用して再度操作をします。
l テープ ドライブをクリーニングします(「テープ ドライブのクリーニング」を参照してください)。
SCSI ID
変更したドライブまたはテ
ープ ドライブの SCSI
ID がホスト サーバーで
認識されない。
l 同じバス上にある SCSI デバイスに、それぞれ異なる ID 番号が割り当てられていることを確認します。
l SCSI バスがナロー(50 ピン)の場合、使用可能な SCSI ID は 0〜7 のみです。
l SCSI ID を変更した後、オートローダの電源を入れ直したことを確認します。
l ホスト サーバーを再起動します。
オートローダのパフォーマンス
オートローダでのデータ
のバックアップの効率が
悪い。
l ホスト コンピュータからのネットワーク帯域幅を確認します。ネットワーク上でデータをバックアップしている場合は、ローカルのみでのバックアップと比較してみてくだ
さい。
l オートローダ ドライブが専用の SCSI バスに接続されており、バックアップされているほかのテープ ドライブまたはハード ドライブとデイジー チェーン接続されてい
ないことを確認します。
l テープ ドライブをクリーニングします(「テープ ドライブのクリーニング」を参照してください)。
l 新しいカートリッジに取り替えます。製品寿命の限界に近いカートリッジは、テープの不良部分で再試行が必要となるため、パフォーマンスに問題が発生することがあ
ります。
l データが圧縮されていることを確認してください。
l ファイルのサイズを確認してください。ファイル サイズが小さいと、パフォーマンスが影響を受けます。
l バックアップ アプリケーションで、最低 32 KB(理想的には 64 KB)のブロック サイズが使用されていることを確認してください。詳細については、使用しているアプリ
ケーションのマニュアルを参照してください。
クリーニング
クリーニング メッセージ
が繰り返し表示される。
l SDLT CleaningTape カートリッジを使用していることを確認します。
l 既存のクリーニング カートリッジを新しいカートリッジと交換してください。
l クリーニング カートリッジを使用することによって消灯した Media Attention(メディア注意)LED が、特定のデータ カートリッジをリロードした後すぐに再点灯する
場合、そのデータ カートリッジは汚染されている可能性があります。この状態が発生した場合は、データ カートリッジを読み込むことができるかどうかをチェックし、損
傷したカートリッジから別のカートリッジにデータのバックアップをとり、損傷したカートリッジを廃棄します。
Clean Drive(ドライブ
のクリーニング)LED が
点灯する。
l クリーニング カートリッジを使用して、SDLT 320 ドライブをクリーニングする必要があることを示します。
l テープ ドライブをクリーニングします(「テープ ドライブのクリーニング」を参照してください)。
クリーニング カートリッジ
をロードできない。
l SDLT CleaningTape カートリッジを使用していることを確認します(「テープ ドライブのクリーニング」を参照してください)。
l サービス担当者にご連絡ください。
メディアの互換性
メディア フォーマットにド
ライブ タイプとの互換性
がない。
l 互換性のないメディアをテープ ドライブにロードしようとしました。メディアおよびフォーマットに、SDLT 320 テープ ドライブとの互換性があることを確認してください
(「カートリッジの使用」を参照してください)。
メディアがテープ ドライブ
に拒否され、 テープから
の復元に失敗する。
l 損傷があるか互換性のないメディアをロードしようとしたか、テープ ドライブの読み取り/書き込みヘッドが汚れています。カートリッジを交換するか、ドライブをクリーニ
ングしてください。
Media Attention
(メディア注意)
LED
の問題
埃や塵による汚染
l オートローダの汚染を防止するには、清潔で汚染されていない環境に設置します。カートリッジは、プラスチック製ケースに入れて垂直に立てて保管します。必要に応
じて、テープ ドライブのクリーニングを繰り返します。
ヘッドの汚れによる汚染
(ヘッド表面にテープ メデ
ィアの化学物質が付着し
たことによる)
l 通常のヘッドの汚れによる Media Attention(メディア注意)LED は、クリーニング カートリッジで 1〜2 回 クリーニングすれば消えます。クリーニング カートリッ
ジを使用して 3 回以上クリーニングしても、クリーニング ライトが消えない場合は、サービス担当者に ご連絡ください。
順応していないメディア
l カートリッジは、特にテープ ライブラリと著しく異なる温度や湿度環境下に置かれていた場合は、使用前に 24 時間以上、環境に順応させる必要があります。
不適切なクリーニング カ
ートリッジ
l SDLT CleaningTape カートリッジを使用していることを確認します。
不良/欠陥/汚染されたメ
ディア
l クリーニング カートリッジを使用することによって消灯した Media Attention(メディア注意)LED が、特定のデータ カートリッジをリロードした後すぐに点灯し、その
カートリッジが無効なクリーニング カートリッジではないことが確認できた場合は、そのデータ カートリッジが汚染されている可能性があります。この場合は、カートリ
ッジをエクスポートし、再度テープ ドライブをクリーニングしてから、良好なカートリッジをロードしてください。まれに、カートリッジが磨耗していたり、光サーボ信号が損
傷を受けていたりする場合があります。
回数切れのクリーニング
カートリッジ
l 1 つのクリーニング カートリッジで、約 20 回のクリーニングが可能です。新しいクリーニング カートリッジを使用してください。
前面パネルに表示されたエラー
オートローダ操作パネル
のインベントリに感嘆符
(!)が表示される。
l 感嘆符(!)がインベントリに表示される場合は、表示されたスロットで無効または欠陥のあるカートリッジが検出されたか、メディアにエラーが発生したことを表しま
す。この場合、Media Attention(メディア注意)LED も点灯します(「LED インジケータ」を参照してください)。表示されたカートリッジをエクスポートするとエラーが
解決します(「カートリッジのエクスポート」を参照してください)。この状態が複数の正常なカートリッジで発生する場合は、テープ ドライブをクリーニングしてください
(「テープ ドライブのクリーニング」を参照してください)。特定のカートリッジでこの状態が繰り返し発生する場合は、そのカートリッジに欠陥があるか、無効である可能
性があります。
LCD スクリーンにエラー
コードが表示される。
l エラー コードを調べて障害を修復し、電源を入れ直します(「オートローダのエラーコード」を参照してください)。