CTK-4000/CTK-5000/LK-205/LK-207/LK-270/ WK-200/WK-210/WK-500/CDP-200R MIDI インプリメンテーション カシオ計算機株式会社 目次 第I部 1 MIDI メッセージ概要 MIDI 機器としての本機の構成 5 1.1 システム・セクション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 1.2 パフォーマンス・コントローラ・セクション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 1.3 サウンド・ジェネレータ・セクション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
9.13 RPN (64H,65H) . . . . . . . . . . . . . . . . 9.13.1 Pitch Bend Sensitivity. 9.13.2 Fine Tune . . . . . . . . . . . . 9.13.3 Coarse Tune . . . . . . . . . 9.13.4 Null . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
19.3 各フィールドフォーマット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19.3.1 SX : System Exclusive message Status . . . . . 19.3.2 MAN : Manufacturer’s ID . . . . . . . . . . . . . . . . . 19.3.3 MOD : Model ID . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19.3.4 dev : MIDI DeviceID 00H ~ 7FH . . . . . . . . . . . . . 19.3.5 act : Action . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19.3.6 cat : Category. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19.3.
30 Registration Parameter 41 31 All Data Parameter 41 第 VI 部 Parameter Set List 32 Parameter Set 表 第 VII 部 42 設定値と送受信値の対応 33 各設定値テーブル 43 33.1 Off/On の設定値テーブル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .43 33.2 - 64 ~ 0 ~+ 63 の設定値テーブル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .43 33.3 Pan の設定値テーブル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
第I部 MIDIメッセージ概要 1 MIDI機器としての本機の構成 本機をMIDI機器として考えた場合、システム・セクション、パフォーマンス・コントローラ・セクションおよびサ ウンド・ジェネレータ・セクションから構成されています。 各セクションは、その機能に応じたMIDIメッセージを送受信します。 1.1 システム・セクション システム・セクションは楽器の状態やユーザー・データを管理する部分です。 本機ではバルク・ダンプと呼ばれる通信方式により、各種ユーザー・データを楽器本体とパソコンの間で双方向 に転送することができます。 1.
1.3.
2 Timbre Typeによる動作の違い サウンド・ジェネレータの各楽器パートの動作モードであるTimbre Type(「11.1 Timbre Typeについて」を参 照)の値により、受信したメッセージに対する音源の動作が異なる場合があります。 詳細については、各メッセージの項目の中で解説されています。 3 メッセージを送受信できない状態 本機では下記に示す状態の時に一切のMIDIメッセージを送受信することができません。 • SDメモリーカード操作中 該当機種...
第II部 Channel Message 4 受信チャンネル 各楽器パートが受信するチャンネル・メッセージのチャンネル・ナンバーは、 「1.3.
受信 MIDIに対応した各楽器パートで受信します。 「24.3 Part Parameter」で説明されるPart Enable Parameterの値がOffになっている楽器パートでは受信し ません。 8 Polyphonic Key Pressure フォーマット Message Format: AnH kkH vvH n: MIDI Channel Number kk: Key Number vv: Pressure Value 送信 本機では送信しません。 受信 本機では受信しません。 9 Control Change フォーマット Message Format: BnH ccH vvH n: MIDI Channel Number cc: Control Number vv: Value 送信 ペダルを操作したときや、本体の設定を変更したときに送信されます。 受信 受信するとペダルなどの演奏状態や、本体の設定状態が変更されます。 9.
送信 音色を選択した時に送信されます。 LSBの値は常に00Hです。 受信 受信すると本体に保持されている音色バンク番号が切り替わりますが、Program Changeメッセージを受信する まで、実際の音色の変更は実行されません。詳細は「11 Program Change」の説明を参照してください。 LSBの値は無視されます。 9.2 Modulation (01H) フォーマット Message Format: BnH 01H vvH n: MIDI Channel Number vv: Value 送信 本機では送信しません。 受信 受信すると発音中の発音中のボイスに対して、Valueの値に応じた深さのモジュレーション効果が付加されます。 すでにモジュレーション効果が付加されている音色には、さらに深い効果が加算されます。 モジュレーション効果は、 音色によって異なります。 9.
受信 受信すると対応するPartのVolumeが変更されます。 9.5 Pan (0AH) フォーマット Message Format: BnH 0AH vvH n: MIDI Channel Number vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「33.3 Panの設定値テーブル」を参 照してください。 送信 自動伴奏使用時に送信されます。 受信 受信すると対応するPartのPanが変更されます。 9.6 Expression (0BH) フォーマット Message Format: BnH 0BH vvH n: MIDI Channel Number vv: Value 送信 自動伴奏使用時に送信されます。 受信 受信するとExpressionの値が変更されます。 9.
Timbre Typeによる動作の違い この動作はTimbre Type(「11.1 Timbre Typeについて」を参照)の設定によって異なります。 • Timbre TypeがMelodyのとき 受信したメッセージの値によって、サスティンのOff/Onをコントロールします。 • Timbre TypeがDrumのとき 受信したメッセージは、音源動作に影響を与えません。 9.8 Sostenuto (42H) フォーマット Message Format: BnH 42H vvH n: MIDI Channel Number vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「33.1 Off/Onの設定値テーブル」 を 参照してください。 送信 ソステヌートに割り当てられたペダルを操作したとき送信されます。 受信 受信するとソステヌート・ペダルを操作したときと同等の動作をします。 9.
9.11 Chorus Send (5DH) フォーマット Message Format: BnH 5DH vvH n: MIDI Channel Number vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値は一致します。 送信 自動伴奏の使用時や、ChorusのOn/Off操作を行ったときに送信されます。 受信 受信するとChorus Sendが変更されます。 9.12 NRPN (62H, 63H) フォーマット Message Format: BnH 62H llH (LSB) BnH 63H mmH (MSB) n: MIDI Channel Number ll: LSB Value mm: MSB Value 送信 本機では送信しません。 受信 本機では対応するNRPNメッセージはありません。 9.
9.13.1 Pitch Bend Sensitivity フォーマット Message Format: BnH BnH BnH BnH 64H 65H 06H 26H 00H 00H mmH llH n: MIDI Channel Number mm: MSB Value 0 ~ 12 ll: LSB Value 送信 00H 受信 無視 送信 CTK-5000/WK-500/CDP-200RでBend Rangeを変更すると送信されます。 受信 受信するとBend Rangeが変更されます。 9.13.2 Fine Tune フォーマット Message Format: BnH BnH BnH BnH 64H 65H 06H 26H 01H 00H mmH llH n: MIDI Channel Number mm: MSB Value ll: LSB Value 送信 本機では送信しません。 受信 受信するとChannel Fine Tuneが変更されます。 9.13.
受信 受信するとChannel Coarse Tuneが変更されます。 Timbre TypeがDrumのときには、 音源動作に影響を与えません。 9.13.4 Null フォーマット Message Format: BnH 64H 7FH BnH 65H 7FH n: MIDI Channel Number 送信 CTK-5000/WK-500/CDP-200RでBend Rangeを変更した後に送信されます。 受信 受信するとRPNが何も指定されていない状態になります。 9.14 All Sound Off (78H) フォーマット Message Format: BnH 78H 00H n: MIDI Channel Number 送信 本体で、ローカル=OFFに設定したときに送信されます。 受信 受信すると発音中のボイスが消音されます。 9.
送信 本体で、MIDIの送信に関わる設定を変更したとき、 自動演奏を停止したときなどに送信されます。 受信 このメッセージを受信すると発音中のボイスがリリース(離鍵)されます。 10.2 Omni Off (7CH) フォーマット Message Format: BnH 7CH 00H n: MIDI Channel Number 送信 このメッセージは送信されません。 受信 このメッセージを受信するとAll Notes Offを受信したときと同様の動作をします。 10.3 Omni On (7DH) フォーマット Message Format: BnH 7DH 00H n: MIDI Channel Number 送信 このメッセージは送信されません。 受信 このメッセージを受信するとAll Notes Offを受信したときと同様の動作をします。 10.
受信 このメッセージを受信するとAll Notes Offを受信したときと同様の動作をします。 11 Program Change フォーマット Message Format: CnH ppH n: MIDI Channel Number pp: Program Number (Note1) Note1: プログラム番号の値と音色の対応については本体の音色リストを参照してください。 送信 音色を選択した時に送信されます。 受信 このメッセージを受信するとMIDIチャンネルに対応した楽器パートの音色が変更されます。 このメッセージのプログラム番号の値と、 このメッセージを受信する前に最後に受信したBank Selectメッセー ジの値によって音色が決定します。 また、このメッセージを受信した際には、選択された音色に対応するTimbre Typeが同時に変更されることがあ ります。 Timbre Typeの詳細に関しては、 下記に説明する「11.1 Timbre Typeについて」を参照してください。 11.
13 Pitch Bend フォーマット Message Format: EnH llH mmH n: MIDI Channel Number ll: Value LSB mm: Value MSB 送信 CTK-5000/WK-500/CDP-200Rでベンダーを操作すると送信されます。 受信 このメッセージを受信すると発音中のノートのピッチが変更されます。変更されるピッチの幅は設定されている Bend Rangeの値に依存します。 18
第III部 System Message 14 Timing Clock フォーマット Message Format: F8H 送信 自動伴奏を使用したときに送信されます。 受信 本機では受信しません。 15 Start フォーマット Message Format: FAH 送信 自動伴奏を使用したときに送信されます。 受信 本機では受信しません。 16 Stop フォーマット Message Format: FCH 送信 自動伴奏を使用したときに送信されます。 受信 本機では受信しません。 17 Active Sensing フォーマット Message Format: FEH 送信 このメッセージは送信されません。 19
受信 一度このメッセージを受信するとアクティブ・センシング状態になり、所定時間内に何のMIDIメッセージも受信さ れないと本体音源の発音中ボイスをリリースし、コントローラをリセットし、アクティブ・センシング状態が解除 されます。 18 System Exclusive Message フォーマット Message Format: F0H....F7H 本機では標準的なUniversal System Exclusive Messageと本機固有のフォーマットを持つSystem Exclusive Messageを送受信します。 18.1 Universal Realtime System Exclusive Message フォーマット Message Format: F0H 7FH....F7H 18.1.
18.1.3 Master Coarse Tuning フォーマット Message Format: F0H 7FH 7FH 04H 04H 00H mmH F7H ll: LSB Value mm: MSB Value 送信 Transposeを変更したときに送信されます。 受信 受信するとTransposeパラメータが変更されます。 Timbre TypeがDrumのときには、 音源動作に影響を与えません。 18.1.4 Reverb Parameter フォーマット Message Format: F0H 7FH 7FH 04H 05H 01H 01H 01H 01H 01H ppH vvH F7H pp: Parameter vv: Value Timeフォーマット Message Format: F0H 7FH 7FH 04H 05H 01H 01H 01H 01H 01H 01H vvH F7H vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「33.
Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「33.6 Chorus Type設定値テーブ ル」を参照してください。 送信 System Chorus Type設定を変更したときに送信されます。 受信 受信するとSystem Chorus Typeパラメータが変更されます。 Rateフォーマット Message Format: F0H 7FH 7FH 04H 05H 01H 01H 01H 01H 02H 01H vvH F7H vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値は一致します。 送信 このメッセージは送信されません。 受信 受信するとSystem Chorus Rateパラメータが変更されます。 18.1.
18.1.7 GS Message Message Format: F0H 41H ddH 42H 12H 40H 00H 7FH 00H 41H F7H Note: dd (Device ID)は無視される 送信 このメッセージは送信されません。 受信 GS Resetメッセージを受信するとGM System Onを受信したときと同様の動作をします。 18.2 本機固有のSystem Exclusive Message フォーマット Message Format: F0H 44H 16H 01H....
第IV部 本機固有のSystem Exclusive Message 19 フォーマット ここでは、本機固有のSystem Exclusive Messageのフォーマットについて説明しています。 実際にどのようなデータが転送できるかは後述の「V Parameter List」 および「VI Parameter Set List」を参照し て下さい。 19.
19.
19.3.4 dev : MIDI DeviceID 00H~7FH Format: 0dddddddB 受信したメッセージのこのフィールドと本体のMIDI DeviceIDを比較し、 一致した場合にのみメッセージを認識し ます。7FHを受信したときは、本体の設定に寄らず常に認識します。 ただし、本機では、固有のDeviceIDを持っておらず、送受信とも7FHのみを使用してください。 19.3.
HBR : Handshake Bulk Parameter Set Bulk Request Parameter Set のイメージのHandshake方式による送信の要求メッセージを表します。 本機は、このactionを受信すると指定されたParameter SetをHBSメッセージによって返信します。 HBS : Handshake Bulk Parameter Set Send Parameter SetのイメージをHandshake方式で送信するメッセージであることを表します。 転送するParameter Setが所定以上のサイズであった場合、 複数のパケットに分割されます。その際、パケットを Handshakeによって転送します。 ACK : Acknowledge Parameter Set をHandshake方式で転送する際に、 受信側が次のパケットを送信してよいということを送信側に 伝えるためのメッセージであることを表します。 cat, mem, psetフィールドは、最後に受信したメッセージの持つ値を表します。 BSY : Busy Parameter Set をOne Way方式、 ま
Category Transfer ID (c) Parameter Set Individual Parameter One Way Bulk Handshake Bulk 00H 02H System A - - Patch A - - 03H Tone A A A 06H Drum A A A 0DH Instrument A A A 0EH Wave Parameter A A A 0FH Wave Data F A A 12H Scale Memory A A A 1FH All F A A 20H Song F A A 21H Sequence F A A 22H Registration F A A 23H Lesson Rec F A A 24H Rhythm F A A A.....Available(一部のParameterのみ可能な場合も含む) F......
Blockのビットフィールドの割り当て方 Parameter Blockが2次元以上の配列構造を持つ場合は、このBlock番号を表す21bitを、 以下に説明するような ルールに従って、所定の長さを持つビットフィールドに分割して使用します。 • ケース1 配列のネスティングが3以下で、各次元の配列数が128以下であるときは、3つの7bitフィールドの下位 から割り当てます。未使用領域は0にしておきます。 例: parameter[A][B][C] A=8 (3bit), B=5 (3bit), C=10 (4bit), といった3次元配列のパラメータではBlockのビットフィールドを Block = 0000aaa 000bbb ccccccc (Binary) と割り当てます。 • ケース2 ケース1の条件を満たさない場合は、各次元の配列数に必要な最小限のフィールドをBlockの下位ビット から確保していきます。未使用領域は0にしておきます。(本機ではこのケースはありません) 例1: parameter[A][B][C][D] A=3 (2bit), B=4 (2bit), C=3 (2bit), D
Individual Parameter転送の場合 Parameterが文字列などのように配列構造を持っているときに、 転送を行う配列の長さから1を減じたものを表し ます。 Bulk Parameter Set転送の場合 パケット内に含まれるデータのバイト数を表します。この値が0の場合は、データの実体が存在しないことを意味 します。 19.3.
19.3.
20 Parameter単体の転送 Parameter単体の操作は個別のParameterの転送と、 転送リクエストの2種類の動作があります。 1つのセッションは、外部機器からのIPR(Individual Parameter Request)による要求に対して、本機がIPS (Individual Parameter Send) を返送するか、あるいは外部機器または本機が自発的にIPSを送信するだけで完結 します。本機がIPSを受信した場合は対応するParameterの値が変更されます。 また、Parameterの持つ機能によっては、 本体に対して何らかのコマンドを与えるためにIndividual Parameter Sendを使用したり、 本体の何らかのステータス情報を調べるためにIndividual Parameter Requestを使用するこ ともあります。 データ受信側 データ送信側 IPR → ← IPS 動作 送信要求(オプション) データ転送 21 Parameter Setの転送 21.1 通信方式 21.1.
1 つのParameter Set が複数のパケットに分割されるのは、Parameter Set のサイズが所定以上である場合です。 パケットのindexフィールドのPacket Numberは、 分割された何番目のパケットであるかという情報を示していま す。 1パケットで複数の小さなParameter Setを転送することもできません。 必ずParameter Setの区切りがパケッ トの区切りとなるように転送する必要があります。 セッション 1つのセッションは、ユーザーの1つの操作で起こる一連の処理を意味し、1つ、または複数のサブセッションか ら構成されます。セッションは最後に送信側がEOS(End of Session) を送信することで終了します。 バルクダンプは、転送するParameter Set が1つであっても複数であってもサブセッションだけで構成されるこ とはなく、すべてセッションの形を取ります。 21.
データ送信側はデータ受信側からのERR (エラー)を受信したら、最後に送信したデータを再送します。 所定の回数(本機では3回以上)リトライしてもエラーになる場合は受信側または送信側がRJCを送ってセッ ションを中止します。 データ送信側が転送するParameter Setの数に依存したサイズを転送し終わり、 受信側のACKに対して、 EODと EOSを送ることで完結します。 データ受信側 HBR データ送信側 → ← ACK 送信要求(オプション) HBS データ送信 Acknowledge → ← ACK 動作 HBS データ送信 Acknowledge → : : ACK Acknowledge → ← EOD データ終了 EOS セッション終了 : 他のサブセッション : ← チェックサムの不一致、データ構造の不整合でエラーを検出したら同じPacket Numberのパケットを再送しま す。 データ受信側 HBR データ送信側 → ← ACK HBS データ送信1 Error HBS データ送信2 (リトライ1) Error → ← ACK データ
データ受信側 HBR データ送信側 → ← ACK 動作 送信要求(オプション) HBS データ送信 Acknowledge → ← HBS データ送信 (エラー発生) ERR Error → ← HBS データ送信(リトライ1) (エラー発生) ERR Error → ← HBS データ送信(リトライ2) (エラー発生) ERR Error → ← HBS データ送信(リトライ3) (エラー発生) RJC セッション断念 → ACKを認識できなかったら、RJCを送信してセッションを中止します。 データ受信側 HBR データ送信側 動作 → ← 送信要求(オプション) HBS データ送信 : (一定時間経過) RJC タイムアウト・エラー ← 何らかの理由でセッションを中止したいときはRJCを送信します。 RJCは送信側、 受信側いずれからも送信可能 です。これを受信した場合は即時Bulk Dumpセッションを中止します。 データ受信側 HBR データ送信側 ← ACK 動作 → 送信要求(オプション) HBS データ送信 A
データ受信側 データ送信側 HBR → ACK → ← ACK 動作 送信要求 (オプション) Acknowledge HBS データ送信 Acknowledge → ← HBS データ送信 RJC データ送信中止 : (中断操作) ← 本機がBulk Dumpなどを行うのに適さない状況にあるとき、OBS、OBR、HBS、HBRを送信した場合、外部機器に 対して、BSYを返します。 このBSYを受信した場合は、本機がセッション可能な状態になるまで待つ必要があります。 データ受信側 データ送信側 OBR → 送信要求 ← BSY データ受信側 データ送信側 ← OBS BSY → データ受信側 データ送信側 動作 データ送信 動作 送信要求 ← BSY データ送信側 ← HBS BSY → 送信拒否 受信拒否 HBR → データ受信側 動作 送信拒否 動作 データ送信 受信拒否 36
第V部 Parameter List ここでは、本機で実際にどのようなParameterが転送できるかを説明しています。 22 Parameter List表の見方 • Parameterフィールド Parameterの名称を示しています。 • ID フィールド Parameter IDを16進数で示しています。 • R/W フィールド R/Wの「R」によって、IPR(Individual Parameter Request)による読み込み(Read)操作が可能であ ること、 「W」によって、IPS(Individual Parameter Send)による書き込み(Write)操作が可能である ことを示しています。 • Block フィールド Block Numberのビット・フィールドの割り当を示しています。Bitフィールドの位置は10進数で示され ています。 • Size フィールド ParameterのBit幅を10進数で表わしています。 • Array フィールド Parameterの配列数を16進数で表わしています。 • Min-Def-Max フィールド Par
23.
24 Patch Parameter Patch Parameterは主に機器の音源部の状態を設定する働きを持ちます。 24.1 Master Tune Parameter Master Tuningを設定するためのParameterです。 Parameter ID Master Fine Tune 0000 Master Coarse Tune 0001 24.2 R/W Block R/W R/W 000000 ↑ Size Array 7 7 01 01 Min-Def-Max Description 00-40-7F 00-40-7F -100~0~+99 (cent) -24~0~+24 (semitone) Master Mixer Parameter ミキサーのMaster部を設定するためのParameterです。 Parameter Master Volume 24.
25 Scale Memory Parameter スケール・メモリーのデータを保持するパラメータです。 Parameter ID R/W Block Size Array Min-Def-Max Note 0000 R/W 000000 8 0C 00-80-FF A Key Mode 0001 R/W ↑ 1 01 00-00-01 26 Description -128~0~+127 Array : Note 0....C 1....C# 2....D 3....D# 4....E 5....F 6....F# 7....G 8....G# 9....A 10...A# 11...B 0....Relative 1....
30 Registration Parameter レジストレーション・データのディレクトリ情報を保持するパラメータです。 Parameter Size 31 ID R/W Block 0001 R 000000 Size Array 32 01 Min-Def-Max All Data Parameter オール・データのディレクトリ情報を保持するパラメータはありません。 41 Description 00000000-00000000-00FFFFFF 0~0xFFFFFFFF
第VI部 Parameter Set List ここでは、本機で実際にどのようなParameter SetがBulk Dumpによって転送できるかを説明しています。 32 Parameter Set表 Parameter Set Category cat mem pset Tone 03H 00H 0000H~0004H (Melody Sampling Tone 0~4) 0005H~0007H (Drum Sampling Tone 0~2) Drum 06H 00H 0000H~0002H (Drum Sampling Tone 0~2) Inst 0DH 00H 0000H~07FH (Drum Sampling Tone 0 / Inst 0~127) 0080H~0FFH (Drum Sampling Tone 1 / Inst 0~127) 0100H~17FH (Drum Sampling Tone 2 / Inst 0~127) Wave Param 0EH 00H 0000H~0004H (Melody Sampling Tone 0~4) 0
第VII部 33.5 設定値と送受信値の対応 33 33.1 33.2 00H Off 0CH 1 18H 2 24H 3 30H 4 3CH 5 48H 6 54H 7 60H 8 Parameter 00H 00H~3FH Off 7FH 40H~7FH On 6CH 9 72H 10 -64~0~+63の設定値テーブル Parameter 00H -64 01H -63 : : 40H 0 : : 7EH 62 7FH 63 33.6 Panの設定値テーブル Transmit/Receive Value Parameter 00H Left : : 40H Center 33.4 Parameter Off/Onの設定値テーブル Transmit/Receive Value 33.
第VIII部 34.2 MIDIインプリメンテー ションの表記について MIDIインプリメンテーションではデータ値を2進数で 表す場合は、値の終わりに「B」 (Binary)を付けます。以 下の表は、良く使用される数値である0から127を2進 数で表したものです。 34 34.
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