User Manual

●PressureControl(プレッシャー)
息を吹き込む強さをコントロールします。
値を大きくすると、タンギングをして息を強く吹き込んだと
きのような、アタックが強く張りのある大きな音が出ます。
値を小さくすると音がかすれて出にくくなり(歪んだように聞
こえる場合もあります)、さらに小さくすると管の中を息が通
る音だけが聞こえるようになります。
●EmbouchureControl(アンブシュア)
マウスピースをくわえたときの、口や唇の形などをコント
ロールします。
本来のサックスですとアンブシュアを変えると音程が大きく
変化するため、しゃくり上げなどのピッチ変化はアンブシュ
アでコントロールしています。しかし、このボイスではアン
ブシュアを変更してもピッチはあまり変化しません。
値を大きくすると音が若干細くなり、小さくすると若干太く
なるようです。
ただし、アンブシュアによってスクリームなど、他のコント
ローラーの係り方が大きく変わるようなので、値を変えなが
ら最適な状態を見つけてください。
●TonguingControl(タンギング)
リードの振動を舌でミュートする強さをコントロールし、
ハーフタンギングの効果を出します。ハーフタンギングは、
リードの振動を舌でミュートして、弱い音やゴーストノート
を出す奏法です。フレーズの中に効果的にハーフタンギング
の音を混ぜることで、リズムにメリハリを付けることができ
ます。
値を小さくするほど舌によるミュートが強くなり、音が小さ
く柔らかくなります。通常は、大きな値を入力しておき、
ハーフタンギングさせたい音の直前に小さな値を入れてると
いいでしょう。
値を下げることで、フィルターをかけたときのように音色が
柔らかくなるので、音色エディット用に使ってもいいと思い
ます。
音の立ち上がりを表すタンギングとは、まったく関係ないの
で注意してください。
ちなみに、音の立ち上がりのタンギングは、プレッシャーの
値と直前のノートのゲートタイムでコントロールできます。
●ScreamControl(スクリーム)