User Manual

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DDK-7 取扱説明書
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選んだボイスによって、鍵盤位置による音量の
ばらつきがある。
一般に電子楽器は、音色を変えるという本質的な要素を持つため、音色による各鍵盤の音
量ばらつきをなくすことは非常に困難です。この楽器はどのボイスでも演奏上問題のない
ように設計、調整されていますが、設置場所や聞く位置によって音量や音色が異なること
があります。どうしても気になる場合は、サービスセンターまでご相談ください。
ペダル鍵盤ではピッチが高く、上/下鍵盤の
高音部ではピッチが低く感じられる。
特にピアノと比較した場合に感じることです。ピアノでは倍音構成が複雑なため、高音と
低音の調律は実音での調律ができず、倍音を聞いて調律しています。この楽器の場合は逆
に実音で調律していますから、ピアノとこの楽器では、高音と低音の調律自体が本質的に
違うわけです。
割れるような感じや、ノイズが入るような感じ
のするボイスがある。
おもに管楽器の音色で感じることです。これは実際の楽器音の特長を再現するため、意図
的に組み込まれた音色効果です。ブラスの振動やブレスノイズなど、よりリアルな特徴を
そなえた音色が得られます。
複数の鍵盤を押さえたとき、鳴らない音がある。
上鍵盤または下鍵盤では、上/下鍵盤合わせて最大14音まで同時に発音するようになって
います。ペダルポリモードをオンにした場合は、上/下/ペダル鍵盤合わせて最大14音ま
で同時発音します。この同時発音数を超えて鍵盤を押さえた場合は、鳴らない音があり
ます。
ペダル鍵盤またはリードボイスを同時に2音以
上押さえても、1音しか発音しない。
通常、ペダル鍵盤では同時に1音しか発音しないようになっています。同時に2音以上押
さえた場合は、高音が優先されます。なお、ポリモードをオンにすることによって、複音
発音の状態に変更することができます(46ページ)。また、リードボイスは、常に1音しか
発音しないようになっています。
ボリュームをセットしても、ペダル鍵盤の
ボイスが発音しない。
オートベースコードのシングルフィンガーまたはフィンガードコードがセットされてい
ます。リズムコンディション画面でA.B.C.モードをオフにしてください(68ページ)。
ペダルボイスセクションのTO LOWER (トゥーロワー )ボタンが2つともオンになっ
ています。ボタンをオフにしてください(32ページ)。
ボイス/リズムメニューを選んでいるときに、
画面上段のボイス/リズム名とその下のボイス/
リズムメニューのカテゴリーが異なる。
画面上段には現在選択されているボイス/リズム名が表示されます。ほかのボイス/リズム
を選択しなおすまで表示は変わりません。
アカンパニメントを選んでリズムをスタート
させたが、アカンパニメントが鳴らない。
アカンパニメントのボリュームが0に設定されています。リズムコンディション画面
でアカンパニメントのボリュームを上げてください(74ページ)
アカンパニメントのパートがすべてOFFになっています。ONに設定してください(73
ページ)
鍵盤を押さえるとリズム楽器の音が一緒に発音
する。
キーボードパーカッションがオンになっています。キーボードパーカッションを使用しな
いときはオフにしてください(77ページ)
ユーザーカテゴリーのユーザーリズムをスター
卜したが、リズムが発音されない。
ユーザーリズムは、リズムパターンプログラムでつくったリズムを呼び出すセクションな
ので、最初はなにも入っていません。
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タッチコントロールがきかない。 ボイスコンディション画面でのタッチトーンのレベル設定がゼロになっています。ボイス
コンディション画面を表示させ、タッチトーンのレベルを上げてください(45ページ)
リバーブ画面1ページでリバーブボリュームを
上げたが、かけたいボイスセクションにリバー
ブがかからない。
かけたいボイスセクションのリバーブが0に設定されています。まず、リバーブ画面2〜4
ページでかけたいボイスセクションのリバーブボリュームを上げてください(51ページ)
[ROTARY SP SPEED]ボタンを押したが、
ロータリースピーカーの効果がかからない。
ロータリースピーカーの効果を得るためには、まず、ボイスコンディション画面の3〜4
ページ、または、オルガンフルートのエフェクトページで、エフェクトにロータリース
ピーカーを選択することが必要です(54ページ)。
現象 原因と対処