User Manual

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SPX2000
−取扱説明書
ピッチチェンジ A、D (CLASSIC バンク )
初期の SPX シリーズを踏襲したピッチチェンジです。PRESET バンクのハイクオリティーピッチに対応しています。
PRESET バンクのエフェクトに比べ、よりシンプルなパラメーター構成になっています。また MIDI ノートオンメッセージ
による音程変化に対応しているため、MIDI キーボードを接続して伴奏に合わせて音程を変化させるといったこともできま
す。
このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。
エフェクト音のコントロール : PITCH、FINE、DELAYFB.GAIN
MIDI に関するコントロール : BASE KEY
出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL.
パラメーター詳細
基本パラメーター
エフェクトリスト
ピッチチェンジ A、D (CLASSIC バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。
基本パラメーター
パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明
PITCH -12 +12
ピッチの変化量です。半音単位で設定できます。この値をプラスにすると原音よりも高くなり、マイナ
スにすると原音よりも低くなります。
FINE -50 +50
ピッチの変化量です。セント ( 半音の 1/100) 単位で設定できます。この値をプラスにすると原音より
も高くなり、マイナスにすると原音よりも低くなります。
DELAY 0.0 1000.0 ms 原音に対するエフェクト音の遅れです。
F.B.GAIN 0% 99%
エフェクト音のフィードバック量です。値を大きくするほどフィードバック量が多くなり、ピッチの
変化が強調されます。マイナスの値を設定すると、逆位相でフィードバックします。
BASE KEY OFF, C 1 C 6
MIDI ノートオンメッセージを受信したときの基準になるキーです。ノート番号が C1 以上の MIDI
ノートオンメッセージを受信すると、この値とノートオンメッセージの差分で PITCH の値が設定さ
れます。たとえばこの値が C4 に設定されているとき、ノートオンメッセージの C3 を受信すると、
PITCH -12 に設定されてエフェクト音は 1 オクターブ低くなります。この値が C2 に設定されてい
るとき、ノートオンメッセージの D2 を受信すると、PITCH +2 に設定されてエフェクト音は 2
高くなります。この値を OFF にすると、MIDI ノートオンメッセージを受け付けなくなります。
OUT LVL 0 100%
原音とエフェクト音をミックスした後の出力レベルです。出力を絞りたいときは値を小さくします。
0% で出力されなくなります。
MIX BAL. 0 100%
原音とエフェクト音のバランスです。この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の
みが出力されます。
No
. エフェクト名 PITCH FINE DELAY F.B.GAIN BASE KEY OUT LVL MIX BAL.
19
PITCH CHANGE A 0 0 0.0 ms 0% C 3 80% 100%
22
PITCH CHANGE D 0 0 0.0 ms 0% C 3 80% 100%