User Manual

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SPX2000
−取扱説明書
エフェクトリスト
ディレイ L,C,R (PRESET バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。
基本パラメーター
FINE パラメーター
エコー (PRESET バンク )
L、R の各チャンネルに対応した 2 つのディレイ音を付加します。ステレオディレイ (40 ページ ) に似ていますが、エコーは
フィードバック時に L/R チャンネルのディレイ音をミックスします。このとき、L チャンネルから R チャンネルのフィード
バック量と R チャンネルから L チャンネルへのフィードバック量を指定できます。
このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。
ディレイ音のコントロール : DELAY L、DELAY R、FB.DLYL、FB.DLYR、FB.G L、FB.G R、L->R FBG、R->L FBG、HI.RATIO
テンポ同期に関するコントロール : SYNC、NOTE L、NOTE R、NOTE FBL、NOTE FBR、TEMPO
フィルター/ イコライザー: HPF、LPF
出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL.
パラメーター詳細
基本パラメーター
No.
エフェクト名 DELAY L DELAY C DELAY R FB.DLY LEVEL L LEVEL C LEVEL R FB.GAIN HI.RATIO
50
DELAY L,C,R 142.8 ms 428.5 ms 285.7 ms 142.8 ms +70% +70% +70% 0% 1.0
No.
エフェクト名 MIX BAL. HPF LPF SYNC NOTE L NOTE C NOTE R NOTE FB TEMPO
50
DELAY L,C,R 100% Thru Thru OFF
パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明
DELAY L
DELAY R
0.0 1350.0 ms
原音に対するディレイ音の遅れです。DELAY L L チャンネルの遅れを、DELAY R R チャンネ
ルの遅れをそれぞれ表します。
FB.DLYL
FB.DLYR
0.0 1350.0 ms
フィードバック時に付加される遅れです。FB.DLYL L チャンネルの、FB.DLYR R チャンネルの
遅れを表します。原音から最初のディレイ音までの遅れは DELAY L または DELAY R の値に、それ
以降の繰り返される音の遅れは DELAY L+FB.DLYL または DELAY R+FB.DLYR の値になります。
FB.G L
FB.G R
-99% +99%
ディレイ音のフィードバック量です。レベルを減衰させながら効果を繰り返すときの減衰率を表しま
す。たとえば、この値を +50% に設定すると、ディレイ音のレベルは 50% 25% 12.5% と繰り返し
ながら減衰していきます。マイナスの値を設定すると、逆位相でフィードバックします。FB.G L L
チャンネルのフィードバック量を、FB.G R R チャンネルのフィードバック量をそれぞれ表します。
L->R FBG -99% +99%
L チャンネルから R チャンネルへのフィードバック量です。マイナスの値を指定すると、逆位相で
フィードバックします。
R->L FBG -99% +99%
R チャンネルから L チャンネルへのフィードバック量です。マイナスの値を指定すると、逆位相で
フィードバックします。
HI.RATIO 0.1 1.0
高域のディレイ音のフィードバック量です。各FB.G との比率で指定します。この値を 0.1 にすると、L
チャンネルの高域のフィードバック量は FB.G L 1/10、R チャンネルの高域のフィードバック量は
FB.G R 1/10 になります。1.0 にすると FB.G L/FB.G R と同じフィードバック量になります。
NOTE:
FB.G L、FB.G R、L->R FBG、R->L FBG の値を上げすぎると、発振状態となり信号が減衰しなくなることがあります。ご注意
ください。
IN R
IN L
MIX
BAL.
OUT L
OUT R
DELAY R
DELAY L
HPF LPF
FB.G L, L->R FBG
FB.G R, R->L FBG