User Manual

MIDI機能 11章 
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11章
MIDI機
RY20はMIDIデータの送受信を行なうことができます。ほかのMIDI機器でRY20の
ラムボイスを演奏したり、RY20から、キーボードやトーンジェネレーターなどのほか
のMIDI機器をコントロールすることができます。また、ヤマハMIDIデータファイラー
MDF2のような外部機器に、作成したオリジナルパターン、ソング、ドラムキットな
どのデータを保存することもできます。
RY20で送受信できるMIDI
MIDIには演奏情報以外にいろいろな種類のMIDI情報があります。
チャンネルメッセージ
演奏操作を伝えるための情報です。送信側と受信側でチャンネルを合わせる必要があります。
ノート情報
ドラムパッドをたたいた演奏情報のことで、RY20には以下の種類があります。
ノートナンバー :ドラム音の種類とベースの音階
ノートオン :パッドをたたく
ノートオフ :パッドを放す
ベロシティ :パッドをたたく強さ
コントロールチェンジ(受信のみ)
演奏状態をコントロールするもので、RY20には以下のものがあります。
ボリューム :ドラム/ベースの音量
エクスプレッション :ドラム/ベースの音量に対するアクセント
プログラムチェンジ(受信のみ)
外部機器でRY20のドラムキットの切り替えを行うことができます。
システムメッセージ
主に機器間の同期についての情報のことで、RY20には以下の種類があります。
エクスクルーシブメッセージ
バルクデータの送受信を行うことができます。
コモンメッセージ
演奏中以外のときにシステムを管理するための情報で、機器間でソングを選んだり(ソング
セレクト)、ソングの演奏スタートの位置を選ぶ(ソングポジション)ことができます。
リアルタイムメッセージ
演奏の同期を管理する情報で、機器間で、演奏のタイミングを同期させたり(クロック)、演
奏をスタート/ストップ/コンティニュースタートさせる(コマンド)ことができます。