User Manual

音を出してみましょう
18 N3X 取扱説明書
準備
ヘッドフォンを使う場合は、楽器本体底面の左側にある[PHONES
フォーンズ
]
端子に接続します。ヘッドフォンを接続すると自動的にスピーカ
から音が出なくなります。
[PHONES]端子は2つありますので、ヘッドフォンを2本接続して
2人で演奏を楽しむこともできます
注意
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。聴覚障害の原因になり
ます。
NOTE
ヘッドフォンを接続すると、タクタイル・レスポンスシステム(TRS)はいったんオフになります
(25ページ)。
NOTE
タクタイル・レスポンスシステム(TRS)(25ページ)がオンになっている場合は、ヘッドフォン
を接続していても、ヘッドフォン以外から多少音が出ます。
ヘッドフォンでも自然な音の広がりを
−バイノーラルサンプリングとステレオフォニックオプティマイザー
この楽器では、ヘッドフォン使用時に臨場感のある音をお楽しみいただくため、音色により以下の2つの方式を採用しています。
イノーラルサンプリング(音色「CFXグランド」のみ)
バイノーラルサンプリングとは、演奏者の耳と同じ位置に専用のマイクを備え付け、聞こえてくるピアノの音をそのまま
サンプリングする方式です。ヘッドフォンを通して聴いても、あたかもピアノ本体から音が響いてくるような臨場感をお
楽しみいただけます。ヘッドフォンの圧迫感も少なく、長時間の演奏でもストレスなくお楽しみいただけます。初期設定
の音色「CFXグランド(20ページ)」を選んでいるときは、ヘッドフォンを接続するとバイノーラルサンプリングの音に
切り替わります。
テレオフォニックオプティマイザー (音色「CFXグランド」以外)
ステレオフォニックオプティマイザーは、ヘッドフォン使用時にバイノーラルサンプリングのような自然な音の広がりを
再現するエフェクトです。「CFXグランド」以外の音色(20ページ)を選んでいるときは、ヘッドフォンを接続するとこの
ステレオフォニックオプティマイザーがかかります。
オン/オフを切り替える
初期設定では、ヘッドフォンを接続すると楽器から出力される音は、バイノーラルサンプリング、またはステレオフォニッ
クオプティマイザーの音に自動的に切り替わります。これらは、ヘッドフォンで最適になるように作られているため、下記
のようなケースでは機能をオフにして使用することをお勧めします。
オン/オフの切り替え方
[PIANO
ピアノ
/VOICE
ボイス
]ボタンを押したままC6鍵盤を押して、切り替えます。この間、画面には設定(On/OFF)が表示されます。
初期設定:オン
ヘッドフォンを使う
機能オフをお勧めする例:
楽器に接続したヘッドフォンでその音をモニターしながら、外部オーディオ機器やミキサーと接続して、楽器の音を外部スピー
カーで再生する場合
ヘッドフォンを使用しながらオーディオ録音(34ページ)し、その曲をスピーカーで再生したい場合
(録音した曲をあとでスピーカーで再生したい場合は、録音前から機能オフにしておきます。)
NOTE
外部オーディオ機器またはミキサーを接続する前に、必ず「楽器の音を外部スピーカーから鳴らす―AUXOUT
アウト
[L/L+R][R]端子(アンバランスド)」
(42ページ)または「ミキサーに接続する―OUTPUT
アウトプット
[L][R]端子(バランスド)」(42ページ)をお読みください。
ステレオフォーンプラグ
(標準)
C6
右端の鍵盤(C7)