User Manual

MW10 取扱説明書
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クイックガイド
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チャンネルストリップの左側にあるパンコントロールを左右
にドラッグして、各トラックのパン(左右のバランス)を調整
します。
7
必要に応じて、EQで音質を調整したり、エフェクトをかけ
たりします。
ここでは例として、リバーブをかけてみましょう。チャンネ
ルストリップ左側にあるチャンネル設定ボタン をクリッ
クして、VSTチャンネル設定ウィンドウを開きます。エフェ
クト→Reverb→Reverb Bをクリックします。
n
さらに詳しく知りたい場合は、Cubase LEに付属のマニュ
アル(PDF形式)をご参照ください。
チャンネルストリップのフェーダーを少し下げてからエフェ
クトを設定してください。エフェクトをかけると出力レベル
が上がる場合があります。
8
ミックスの最終調整が終わったら、[ファイル]メニュー→
[書き出し]→[オーディオミックスダウン]を選択します。
9
ファイル名を入力して、ファイルの種類を選択します。
オーディオCDを作成する場合は、ファイルの種類として
WAVファイル(Mac OS Xの場合はAIFFファイル)「ステレ
オインターリーブ」「16 Bit」「44.1 kHz」を選択します。
10
[保存]をクリックします。
ミックスダウンの進行状況を示すダイアログが表示されま
す。ダイアログが閉じたらミックスダウンが完了です。
n
ミックスダウンしたウェーブファイルは、Windowsのメ
ディアプレーヤーや、Mac OS XのiTunesなどで再生でき
ます。
パンで拡がりを作ろう
ステレオサウンドの場合に、L( ) R( ) 間のレベルの差を調整す
るのにパンを使います。私たちの耳は、音が L 側のスピーカーだけから
出ているとそのパートが L 側で演奏しているように感じ、L R のス
ピーカーから同じ音量で音が出ているとそのパートが2つのスピーカー
の真ん中で演 奏しているように感じま す。この人間の感覚を利用して、
お互い の音がぶつ かり合わな いように左 右に振り分 けてスペー スを確
保してあげるのが、パンの役割です。
パンを使った定位のさせ方にも決まったルールはありませんが、低音楽
器やその曲にとって大切なパートの音を真ん中に定位させ、そのほかの
パートの音はで きるだけ左右にバランスよ く振り分けるのがコツです。
一般的には、ボーカルやソロ楽器、ベース、バスドラムやスネアなどは
通常真ん中に定位させます。