User Manual

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MOTIF リファレンス
ボイスエディットモード
󰹴

一度鍵盤を弾いた後、鍵盤から指を離しても、次の鍵盤を弾くまで自
動的にアルペジオが繰り返し鳴り続ける機能です。ここでは、アルぺ
ジエーターのホールド機能のon/offを設定します。
設定値 sync-off(下記参照)、off、on
sync-off
鍵盤を弾いたときに 1 音め ( 最初の和音) のアルペジオ再生の発音は、
リセットされます (アルペジオデータの最初から発音します )。1音め
をノートオフして2音めを弾いた場合、2音めはリセットされません。
鍵盤から手を離している間、アルペジオ再生は聞こえませんが、内部
的には再生が続いており、2 音めを弾くと発音が再開されるしくみで
す。

キーモード (盤を弾いた時のアルペジオ再生のしかた )を設定しま
す。3種類のモードが用意されています。
設定値 sort、thru、direct
sort(ソート)
盤を弾くと、弾いた鍵盤の音程の低い方から順にアルペジオが再
生されます。
thru(スルー
)
鍵盤を弾くと、弾いた順にアルペジオが再生されます。
direct(ダイレクト)
盤で弾いたとおりに発音されます。アルペジオのシーケンスデー
上に、パンやブライトネスなどのコントロールチェンジデータを
力してある場合、アルペジオ再生時には、自動的にコントロール
チェンジによる効果が得られます。
n
アルペジオタイプのカテゴリーがCt(コントロール)のとき、
direct以外の設定では音が出ません。
n
sort、thruのどちらの場合も、実際に発音されるノートの順番は、
アルペジオのシーケンスデータによって影響を受けます。

ベロシティモードを設定します。ここでの設定により、アルペジオの
各構成音の発音ベロシティが決まります。次の 2 種類のモードがあ
ります。
設定値 original、thru
original(オリジナル)
アルペジオシーケンスデタが、らかじめっているべ
ティ値が、アルペジオの各ノートの発音ベロシティになります。
thru(スルー
)
ーケンスデータが持っているベロシティ値に関係なく、実際に鍵
を弾いた時のベロシティ値が、アルペジオの各ノートの発音ベロ
シティになります。
 アルペジ
オリミット
 
 
アルペジオが鳴る鍵盤の、最低音と最高音を設定します。ここで設定
した最低音と最高音の間の鍵盤を押した時に、アルペジオが鳴りま
す。
設定値 C -2 G8
n
C5 C4のように最低音の方が最高音より音程が高いような設
定を行なった場合、C-2〜 C4とC5 G8の範囲の押鍵でアル
ペジオが機能します。
n
[INFORMATION] ボタンを押しながら鍵盤を押すことで、音程
を設定することもできます。
 
アルペジオが鳴るベロシティの、最低値と最高値を設定します。ここ
で設た最低値と最高値ののベロシティで鍵盤を押し時に、
アルペジオが鳴ります。
設定値 1 127
n
9334のように最低値と最高値が逆になるような設定を行った
場合、1〜34と93〜127の範囲の押鍵でアルペジオが鳴ります。
 
プレイFX
(エフェクト)
 
アルペジオのプレイエフェクトに関する設定を行ないます。
レイエフェクトとは、アルペジオを再生する際に、MIDIノート
の発音タイミングやベロシティなどを一時的に修正 /変更する
機能です。演奏のグルーブ感 ( ノリ ) を変更することができま
す。

アルペジオ再生の時間を伸ばしたり、縮めたりします。たとえば、
を200%に設定すると、元の再生時間の2倍となり、結果としてテン
ポが半分にダウンします。また、逆に値を50%に設定すると、元の
再生時間の半分になり、テンポは倍のスピードにアップします。元の
再生時間のまま変更しない場合は100%を設定します。
設定値 50%、66%、75%、100%、133%、150%、
200%
 
ベロシティ ( 鍵盤の強弱)のレート値を設定します。ここでの設定値
を元のアルペジオデータのベロシティにかけた値が、再生時のベロ
シティとなります。値を100%に設定すると、元のベロシティ値の
まま変化しません。値を100%より大きくするとベロシティは強く
なり、100%より小さくすると弱くなります。
設定値 0% 200%