User Manual

Table Of Contents
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外部MIDIシーケンサーの再生データを本体に送って鳴らすだけでなく、MIDI THRU端子を通じて別のMIDI音源へ送って鳴らすこ
とができます。下記の接続例では、MIDI IN端子で受信した外部MIDIシーケンサーからの再生データをそのままMIDI THRU端子
から外部MIDI音源に出力すると共に、本体MIDI OUT端子からは本体での演奏情報が外部MIDIシンセサイザーに送信されます。
この接続では、外部シーケンサーが送信するチャンネルの内、何チャンネルをMOTIF XSで再生するのかによって設定が異なりま
す。MOTIF XSで再生するのが1チャンネルの場合は、MOTIF XSはボイス/パフォーマンスモードに設定して、再生チャンネル
とMOTIF XSのMIDIレシーブチャンネル(ユーティリティーモードのMIDI画面(267ページ)を合わせます。MOTIF XSで複数
チャンネルを再生する場合は、MOTIF XSをソング/パターンモードに設定し、空のソング/パターンを選択します。
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MOTIF XSでは、MTC (MIDIタイムコード)の受信やMMC (MIDIマシーンコントロール)の送信が可能なため、MTCやMMCに対
応したマルチトラックレコーダーと同期を取りながら音楽制作ができます。ユーティリティーモードのMIDI画面(267ページ)の
MIDIシンクを「MTC」に設定することで、下記2種類のコントロールが可能になります。
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MTCやMMCを使った音楽制作は、ソングモードのときだけ可能です。
マルチトラックレコーダーの再生をスタートさせることにより出力されたMTC信号を本体で受信したあと、ユーティリティーモー
ドのMIDI画面(
267ページ
)のMTCスタートオフセットで設定した時間を経過したタイミングで、本体ソングの再生が始まります。
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MTC (MIDI Time Code)は複数のオーディオ機器を同期走行させるための信号で、MIDIケーブルを使ってやり取りできるタイムコードで
す。「時: 分: 秒:フレーム」という単位で構成されています。MOTIF XSはMTCを出力しません。MTCを使って同期をとるためには、ヤマ
ハAW2400などのようなMTCを出力する機器が必要です。
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