User Manual
Table Of Contents
- はじめに
- 取扱説明書の使い方
- 付属品
- 特長
- 目次
- 各部の名称と機能
- スタートガイド
- コンピューター活用編
- 基礎編
- リファレンス編
- ボイスモードで演奏する(ボイスプレイ)
- ノーマルボイスを作り変える(ボイスエディット)
- ドラムボイスを作り変える(ボイスエディット)
- ボイスジョブによる便利機能
- パフォーマンスモードで演奏する(パフォーマンスプレイ)
- パフォーマンスを作り変える(パフォーマンスエディット)
- パフォーマンスジョブによる便利機能
- サンプリングでボイス/パフォーマンスを作る (サンプリングモード)
- ソングを再生する(ソングプレイ)
- ソングを録音する(ソングレコード)
- ソングに録音したデータを1つずつ修正する (ソングエディット)
- ソングを編集する(ソングジョブ)
- パターンを再生する(パターンプレイ)
- パターンを録音する(パターンレコード)
- パターンを修正する(パターンエディット)
- パターンを編集する(パターンジョブ)
- ソング/パターン再生時のマルチ音源を設定する (ミキシングモード)
- ソングやパターンにオーディオを録音する (サンプリングモード)
- マスターキーボードとして使う(マスターモード)
- システムに関する設定をする(ユーティリティーモードなど)
- ユーティリティーを設定する手順
- システムインフォメーション画面を表示する [SF6] INFO (インフォメーション)
- システム全般の設定をする [F1] General (ジェネラル)
- オーディオの入出力について設定する [F2] I/O (インプット/アウトプット)
- ボイスモードのマスターエフェクト/EQ などの設定をする [F3] Voice (ボイス)
- ボイスモードのオーディオ入力に関して 設定する [F4] VoiceAudio (ボイスオーディオ)
- リモートやMIDIの設定をする [F5] Control (コントロール)
- 工場出荷時の状態に戻す [JOB] (ファクトリーセット)
- シーケンサーの設定をする [SEQ SETUP](シーケンサーセットアップ)
- ファイルを操作する(ファイルモード)
- 資料
79
•
音源の設定をパートごとに変更するためのイベントです。設定
するパラメーターにメーカーごとの互換性はありません。その
ため、音源固有の機能をパラメーターとして設定可能で、音色
を変更するためのパラメーターなどが多く設定されています。
•
本来は、NRPN MSB (99)、NRPN LSB (98)、データエン
トリー (6)の3 種類のコントロールチェンジを送信する必要が
あります。MOTIF XSでは、3種類のコントロールチェンジを
1つにまとめて独立したイベントとして扱っています。
•
いったんNRPNが設定されると、そのあと同じチャンネルで受
信するデータエントリーは、設定したNRPNの値として処理さ
れます。このメッセージを使ってコントロールしたあとは、
RPNのNull (7FH, 7FH)を送信して誤操作を防止してください。
•
フィルターカットオフフリーケンシーやレゾナンスなど独立し
たコントロールチェンジが定義されているパラメーターについ
ては、NRPNではなく独立したコントロールチェンジで操作す
るのが一般的です。
•
MOTIF XSの音源部では、NRPN MSB (000〜127)、NRPN
LSB (000〜127)、データエントリー MSB (000〜127)の3
種類のパラメーターをコントロールできます。
n
NRPNは、MOTIF XSのソング/パターンモードにおいて
データとして保存できますが、MOTIF XSの音源としては対
応していません。
•
音源やエフェクトの設定を変えたり、スイッチをリモートコン
トロールしたり、音源モードを切り替えたりなど、MIDIを通し
て音源の内部設定を変更するためのイベントです。
•
2バイトめにメーカーごとに割り当てられたIDナンバーを設定
するために、他のMIDIイベントとは異なりメーカー間の互換性
はありません。そのために、MOTIF XS固有の機能をすべて
MIDIイベントとして扱うことができます。大きさが17バイト
を越えると、カーソルを移動してスクロールして表示します。
MOTIF XSでは、ボイス、パフォーマンス、ソング、パターンなど、さまざまなデータを作成することになります。ここでは、
これらデータの管理方法や、データが保存されるメモリーについて説明します。
MOTIF XSに使われている内部メモリーについて説明します
ROM (ロム=Read Only Memoryの略)とは、読み出し専用のメ
モリーのことで、従来はデータを書き換えることはできませんで
した。それに対してフラッシュ ROMは、従来のROMと違って
データの消去/書き込みができるROMです。フラッシュ ROM上
のデータは、電源を切っても消えません。
RAM (ラム=Random Access Memory)は、読みだし/書き込み
の両方が可能なメモリーのことです。RAMには、記憶を保持でき
る条件によりSRAM (Static RAM)とDRAM (Dynamic RAM)の
2種類があります。本体に搭載されているのは、DRAMのみです。
DRAM上のデータは電源を切ると消えてしまいますので、電源を
切る前に、USB記憶装置やネットワークで接続されたコンピュー
ターへの保存(セーブ)が必要です。
n
DRAM上のデータで保存できるのは、ウェーブフォームのみ
です。
サンプリング機能を使うときや、ウェーブフォーム/WAVファイ
ル/AIFFファイルをロードするときには、DIMMをあらかじめ取り
付けておく必要があります。DRAMと同様、DIMM上のデータも
電源を切ると消えてしまいますので、電源を切る前にUSB記憶装
置やネットワークで接続されたコンピューターへの保存(セーブ)が
必要です。
エディットバッファーとは、1つのボイス/パフォーマンス/マス
ター /ソングミキシング/パターンミキシングのデータを編集(エ
ディット)するための作業用メモリーエリアです。 このエリアで作
業して作ったデータを、ユーザーメモリーにストアすることにな
ります。
別のボイス/パフォーマンス/マスター /ソング/パターンを選択す
ると、エディットバッファーの内容は変更後のボイス/パフォーマ
ンス/マスター /ソングミキシング/パターンミキシングに書き換
えられます。保存が必要な場合は、変更前にユーザーメモリーに
ストア(保存)する必要があります。
エディットバッファーのバックアップ用メモリーとしてリコール
バッファーが用意されています。これを利用すれば編集中の内容
をストアせずに、別のボイス/パフォーマンス/ソング/パターンを
選んでしまったような場合でも、編集していた内容をエディット
バッファー内に呼び戻す(リコール)ことができます。
n マスターエディットでは、リコールバッファーはありません。