User Manual

Table Of Contents
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ファイルモードでは、本体で作成したボイスやパフォーマンス、ソング、パターン、ウェーブフォームなどのデータをUSB記憶
装置に保存したり、USB記憶装置からデータを読み込んだりします。また、ネットワークで接続されたコンピューターのドライ
ブをマウントして、直接データのやり取りをすることもできます。
他のモードから[FILE]ボタンを押すとファイルモードに入ります。ファイルモードに入る前のモードによって、保存したり読み込
んだりできるデータの種類が異なります。
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ネットワークで接続されたコンピューターのドライブをマウントする場合は、あらかじめLANケーブルでルーターやハブとMOTIF XSやコ
ンピューターを接続するとともに、ユーティリティーモードのネットワーク画面(260ページ)を設定して、MOTIF XSをネットワークに接
続された状態にしておく必要があります。LANの仕組みや接続方法については86ページをご覧ください。

ファイルモードの機能や操作を理解するためには、用語に対
する理解が必要です。ここでは、ファイルモードで出てくる
用語について説明します。
メモリーやハードディスクに保存された、ひとまとまりの
データをファイルと呼んでいます。MOTIF XSやコンピュー
ターがメモリーやハードディスクにデータを保存したり、読
み込んだりする場合には、すべてファイル単位でやり取りを
行ないます。ファイルには、次に説明するファイル名と拡張
子が付けられています。
ファイルにつけた名前をファイル名といいます。MOTIF XS
では20文字までの英数字を使って設定できます。ファイル名
はファイルを区別するために重要なもので、同じディレクト
リー内では同じファイル名を付けることはできません。コン
ピューターではカナや漢字が使えたり、長い名前を付けられ
たりしますが、MOTIF XSではカナや漢字は記号に置き換え
て表示されます。
「.mid」や「.wav」などのように、ファイル名の最後に付け
られる「ピリオド+3文字」を拡張子といいます。拡張子は
ファイルの種類を示し、MOTIF XSでは自分で入力したり変
更したりすることはできません。MOTIF XSでは保存する
データの種類ごとに10種類の拡張子が決められています
(273ページ)。
ファイルの大きさのことです。保存するデータ量によって
ファイルの大きさは異なります。たとえばMOTIF XSのデー
タを保存する場合、1ソングだけを保存すると小さなファイル
になり、MOTIF XSのメモリーの中身をすべて保存すると大
きなファィルになります。ファイルサイズは、B (バイト)と
いう単位で表します。サイズの大きなファイルやデバイスの
容量を表す場合には、KB (キロバイト)やMB (メガバイト)、
GB (ギガバイト)という単位を使います。
1KB=1024B、1MB=1024KB、1GB=1024MBとなり
ます。
ファイルを保存したり読み出したりするメモリーやハード
ディスクなどの外部記憶装置のことをデバイスと呼びます。
MOTIF XSが扱えるデバイスには、本体のUSB TO DEVICE
端子に接続されたフラッシュメモリー、ハードディスクと、
ネットワークで接続されたコンピューターのドライブなどが
あります。
メモリーやハードディスクの中で、ファイルを整理するため
の保管場所をディレクトリーと呼びます。コンピューターで
は一般的にディレクトリーのことをフォルダーと呼びますが、
両者はまったく同じものです。ディレクトリーには、ファイ
ル名と同じようにディレクトリー名が設定されます。ただし、
ディレクトリーには拡張子はありません。
「現在作業中の」という意味を表す形容詞です。デバイスや
ディレクトリーの前に付けて、カレントデバイス(現在作業中
のデバイス)、カレントディレクトリー (現在作業中のディレ
クトリー )というように使われます。
メモリーやハードディスクに保存されているファイルが膨大
な数になってくると、ファイルを整理するためのディレクト
リーの数も多くなり、ディレクトリーを整理するために、
ディレクトリーの中にディレクトリーを作成する必要が出て
きます。このようなディレクトリーの中にディレクトリーが
入るような複雑なディレクトリー構成のことを階層構造(また
はツリー構造)と呼びます。このとき、メモリーやハードディ
スクを開いたときに最初に表示される場所を「ルートディレ
クトリー」と呼びます。
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