User Manual

ダイナミクスを使う
118
LS9-16/32 取扱説明書
ウィンドウに含まれる項目は、次のとおりです。
1
ダイナミクスタイプボタン
ダイナミクスのタイプを次に挙げる4種類から選択しま
す。
B
ダイナミクスグラフ
ダイナミクスの大まかな特性を表示するグラフです。
C
レベルメーター
ゲインリダクション量(GR)、およびゲート前段(IN)/
段(OUT)のピークレベルを表示するメーターです。信号
がオーバーしたときは、OVERのセグメントが点灯しま
す。該当するチャンネルがステレオのとき(ST INチャン
ネル、ステレオに設定したMIXチャンネル/MATRIX
チャンネル、STEREOチャンネル )、2チャンネル分のレ
ベルメーターが表示されます。
D
DYNAMICS ON/OFFボタン
ダイナミクスのオン/オフを切り替えます。
E
THRESHOLDノブ
ダイナミクスが動作するスレッショルド(しきい値)を設
定します。
F
KEY IN SOURCEボックス
ボックス内でキーイン信号を選択します。操作方法につ
いては、手順6をご参照ください。
G
その他のパラメーター
ダイナミクスのその他のパラメーターを表示します。表
示されるパラメーターは、現在選ばれているダイナミク
スタイプに応じて変化します。
H
KEY IN FILTERフィールド(GATE、DUCKING
のみ)
キーイン信号にフィルターをかけるためのフィールドで
す。このフィールドでは、フィルターの種類を選ぶ
FILTERボックスと、Qノブ(フィルターのキューを変
更)、FREQノブ (カットオフ周波数 / 中心周波数を変更)
が使用できます。
フィルターの種類を変更するには、FILTERボックスに
カーソルを合わせ、ダイアルまたは[DEC]/[INC] キーを
操作して、HPF(ハイパスフィルター )、BPF(バンドパ
スフィルター )、LPF(ローパスフィルター ) の中から1
つを選び、[ENTER]キーを押します。なお、FILTER
ボックスで----を選択した場合、フィルターはかかり
ません。
I
KEY IN CUEボタン(GATE、DUCKINGのみ )
現在選ばれているキーイン信号をキューモニターするた
めのボタンです。
5
ダイナミクスのオン/ オフを切り替えるには、
DYNAMICS ON/OFF ボタンにカーソルを合わ
せ、[ENTER]キーを押します。
DYNAMICS1/DYNAMICS2ポップアップウィンドウで
各種設定を行なうときは、カーソルを目的のボタン/ノブ
に合わせ、[ENTER]キー、ダイアル、[DEC]/[INC] キー
を操作します。
インプット系チャンネル
DYNAMICS1
GATE(ゲート)
DUCKING( ダッキング)
COMPRESSOR( コンプレッサー )
EXPANDER( エキスパンダー )
DYNAMICS2
COMPRESSOR( コンプレッサー )
COMPANDER-H(コンパンダーハード )
COMPANDER-S( コンパンダーソフト)
DE-ESSER(ディエッサー )
アウトプット系チャンネル
DYNAMICS1
COMPRESSOR( コンプレッサー )
EXPANDER( エキスパンダー )
COMPANDER-H(コンパンダーハード )
COMPANDER-S( コンパンダーソフト)
2 3
9
8
1
5
6
4
7
ダイナミクスタイプの詳しい内容は、巻末の資料をご参照く
ださい (→P.229)。
HINT
パラメーターの詳しい内容は、巻末の資料をご参照ください
(→P.229)。
5
7
のノブ上でカーソルを合わせ、[ENTER]キーを押す
と、DYNAMICSのON/OFFができます。
HINT
FILTERボックスでフィルターの種類を変更したあとは、必
[ENTER]キーを押して変更内容を確定してください。
NOTE
キューモードとして MIX CUEモード ([CUE] キーがオンの
チャンネルをすべてミックスしてモニターするモード )が選
ばれている場合でも、KEY IN CUE ボタンをオンにすると、
該当する信号のみを優先的にモニターできます。それまでオ
ンになっていた [CUE]キーは、強制的に解除されます。
KEY IN CUE は、対応する画面を抜け出たときに、自動的に
無効になります。
HINT
ダイナミクスのスレッショルドは、SELECTED CHANNEL
クションにある [DYNAMICS 1]/[DYNAMICS 2] の各エンコー
ダーを使って調節することも可能です。
HINT