V1.
目次 目次 VST Rack Elementsについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 マニュアルの構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 ご注意. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 プラグインリスト . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
VST Rack Elementsについて VST Rack Elementsについて • VST Rack Elementsは、ディレイ、マキシマイザー、リバーブなど、多彩なVSTプラグインエフェクト の使用による音声処理を実現する、MacとWindowsコンピューター用のプラグインホストソフトウェア です。NuendoやCubaseで定評のあるSteinberg社のオーディオエンジンを採用し、サウンドエンジニア に高品位かつ安定したプラグイン環境を提供します。 • VST Rack Elementsには、Steinberg社のデジタルオーディオワークステーションに搭載されて評価を得 ているSteinberg社の定番VSTプラグインを豊富にバンドルしており、新しくVSTプラグインを購入する ことなく、高品位なエフェクトを使用することができます。 マニュアルの構成 • VST Rack Elements V1.5 インストールガイド (PDF) VST Rack Elements V1.5のインストール方法について説明しています。 • VST Rack Elements V1.
プラグインリスト プラグインリスト Steinberg Delay SteinbergプラグインはVST Rackでのみ使用できます。 MonoDelay StereoDelay Dynamics Maximizer EQ GEQ-30 Reverb Roomworks SE Tools TestGenerator VST Rack Elements V1.
Delayプラグイン Delayプラグイン MonoDelay モノラルディレイエフェクトです。ディレイラインは、テンポベースのディレイタイム、または自由にディレ イタイムを設定して使用できます。 LO FILTER エフェクト信号のフィードバックループに影響し、低域をフィルタリングできます。ノブの下のボタン でオン/オフを切り替えます。 HI FILTER エフェクト信号のフィードバックループに影響し、高域をフィルタリングできます。ノブの下のボタン でオン/オフを切り替えます。 DELAY ミリ秒単位でディレイタイムを設定します。 SYNC テンポ同期のオン/オフを切り替えます。 FEEDBACK ディレイ入力に戻す信号の量を設定します。設定値が高いほど、繰り返しの数が多くなります。 MIX ドライ信号とウェット信号のレベルバランスを設定します。このエフェクトを Send エフェクトとして使 用する場合、センドレベルでドライ音とエフェクト音のバランスを調節できるため、このパラメーター 値は最大値に設定します。 4 | VST Rack Elements V1.
Delayプラグイン StereoDelay StereoDelay は、2 つの独立したディレイエフェクトです。テンポベースで、または自由にディレイタイムを 設定して使用できます。 このプラグインは、ステレオラックでのみ機能します。 FEEDBACK ディレイの繰り返しの数を設定します。 DELAY ミリ秒単位でディレイタイムを設定します。 SYNC それぞれのディレイのテンポ同期をオンまたはオフにします。 MIX ドライ信号とウェット信号のレベルバランスを設定します。このエフェクトを Send エフェクトとして使 用する場合、センドレベルでドライ音とエフェクト音のバランスを調節できるため、このパラメーター 値は最大値に設定します。 LO FILTER エフェクト信号のフィードバックループに影響し、低域をフィルタリングできます。ノブの下のボタン でオン/オフを切り替えます。 PAN ステレオの定位を設定します。 HI FILTER エフェクト信号のフィードバックループに影響し、高域をフィルタリングできます。ノブの下のボタン でオン/オフを切り替えます。 VST Rack Elements V1
Dynamicsプラグイン Dynamicsプラグイン Maximizer Maximizer は、クリッピングを防ぎながらオーディオ素材のラウドネスを上げます。このプラグインに は、「Classic」と「Modern」の 2 つのモードがあり、それぞれが異なったアルゴリズムとパラメーターを提 供します。 CLASSIC 「Classic」モードでは、このプラグインの前のバージョンと同じ既存のアルゴリズムが提供されていま す。このモードは、あらゆるスタイルの音楽に適しています。 MODERN 「Modern」モードでは、「Classic」モードよりラウドネスを増加するアルゴリズムが提供されていま す。このモードは、音圧を必要とする音楽に特に適しています。 また、「Modern」モードでは、以下のリリース部分を制御する追加設定も提供されています。 • 「Release」は、全体的なリリースタイムを設定します。 • 「Recover」は、リリース部分の開始位置付近でより速く信号を復帰します。 OPTIMIZE 信号のラウドネスを設定します。 MIX ドライ信号とウェット信号のレベルバランスを設定します。 OU
EQプラグイン EQプラグイン GEQ-30 グラフィックイコライザーです。GEQ-30の利用できる周波数帯域の数は30です。 各帯域幅を最大 12dB まで減衰または増幅できるため、周波数特性を細かくコントロールできます。また、い くつかのプリセットモードが準備されており、GEQ-30 のサウンドに個性を付けることができます。 メインディスプレイで周波数特性カーブを描くには、マウスでクリックしてドラッグします。ディスプレイで ドラッグする前に、各スライダーをクリックする必要があります。 ウィンドウの一番下には、各周波数帯域が Hz 単位で表示されます。ディスプレイの一番上には、減衰/増幅す る量が dB 単位で表示されます。 RANGE 設定したカーブによって元の信号から減衰または増幅する量を調節できます。 OUTPUT イコライザー全体のゲインを設定します。 INVERT 現在の周波数特性カーブの位相を反転します。 FLATTEN すべての周波数帯域を 0dB にリセットします。 EQ モード 右上のモードポップアップメニューでは、イコライザー処理した出力にさまざまな個性や特色を与えるEQ モー ド
EQプラグイン VariableQ レゾナンスがゲインの量に基づくパラレルフィルターです。 ConstQ asym ゲイン増幅時にレゾナンスが上がり、ゲイン減衰時にレゾナンスが下がるパラレルフィルターです。 ConstQ sym 最初の帯域と最後の帯域のレゾナンスがサンプリングレートに基づくパラレルフィルターです。 Resonant いずれかの帯域のゲインが上がると隣接する帯域のゲインが下がるシリアルフィルターです。 8 | VST Rack Elements V1.
Reverbプラグイン Reverbプラグイン Roomworks SE RoomWorks SE は、RoomWorks プラグインの簡易版です。RoomWorks SE は、高品質の残響音を作り出せま すが、RoomWorks に比べて使用できるパラメーターが少なく、CPU パワーも必要としません。 PRE-DELAY リバーブが効き始めるまでの時間を設定します。初期反射音が聴こえるまでの時間を長くすると、広い 空間をシミュレートできます。 REVERB TIME 残響時間を秒単位で設定できます。 DIFFUSION 後部残響音の特性をコントロールします。値を上げると拡散音が増え、なめらかなサウンドになりま す。値を下げるとサウンドがクリアになります。 LOW LEVEL 低域のディケイタイムを調節します。通常の室内環境の残響では、中域よりも高域と低域の方が早く消 えます。レベルのパーセンテージを下げると、低域が消えるまでの時間が短くなります。100% を超え る値を設定すると、中域よりも低域が消えるまでの時間の方が長くなります。 HIGH LEVEL 高域のディケイタイムを調節します。通常の室内環境
Toolsプラグイン Toolsプラグイン Test Generator このプラグインでは、オーディオ信号を生成できます。 このファイルは、さまざまな目的に使用できます。 • オーディオ装置の仕様のテスト • テープレコーダーの調整など、さまざまな測定 • 信号の処理方法のテスト • 教育目的 TestGenerator は、正弦波やのこぎり波などの多くの基本的な波形や、さまざまな種類のノイズを生成できる 波形ジェネレーターをベースにしています。さらに、生成する信号の周波数と振幅を設定できます。 波形とノイズのセクション 波形ジェネレーターで生成する信号の基本形を設定できます。4 つの基本的な波形 (サイン波、三角波、 矩形波、のこぎり波) と 3 つのノイズ (ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズ) から選択でき ます。 周波数セクション 生成する信号の周波数を設定できます。周波数は Hz またはノート値のいずれかで設定できます。ノート 値を入力した場合、周波数が自動的に Hz に変わります。たとえば、ノート値 A3 を入力すると、周波数 が 440Hz に設定されます。ノート値を入力する際、
© 2023 Yamaha Corporation 2023年4月 発行 YJMA-A0