Musical Instrument Owner's Manual

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MIDI及びデータの互換性について
■プ
音色を切り換えるための情報です。CVP-79/69/59で
はボイス(音色)ボタンを押したときに、それぞれのボ
タンに割り当てられている番号が送信されます。ま
た、他のキーボードやシーケンサーなどからこれらの
メッセージを送信してCVP-79/69/59で受信するMIDI
の演奏データの音色を切り換えることができます。
プログラムチェンジを送受信するためには、ファンク
プログラム
ションモードの5ページの画面(P104)で[PROGRAM]
の設定を[SEND&RECEIVE(送/受信できる状態)]に
しておきます。
■CVP-79/69/59の音色とプログラムナンバーの対応についてはP143の音色
リストをご参照ください。
■コトロー ル チェン
ダンパーペダルなどの操作を伝えたり、エフェクトや
ボリュームなど、演奏表現を高めるために使われる情
報です。各機能はコントロールナンバーによって区別
され、それぞれのコントロール値を一般的に0∼127
の可変範囲で送信することができます。CVP-79/69/
59では、主に以下のコントロールチェンジを送受信す
ることができます。
Ctrl.No.001 モジュレーション:
ビブラートなどの深さを調節するために使われます。
Ctrl.No.007 ボリューム:
音量を調節するために使われます
Ctrl No.010 パン:
左右の音像定位を調節するために使われます。
Ctrl No.011 エクスプレッション:
演奏表現としての音量調節に使われます。CVP-79では
エクスプレッションペダルを使って送信することができ
ます。
Ctrl No.064 ダンパーペダル:
ダンパーペダルを踏んだときの効果に使われます。
CVP-79/69/59のダンパーベダルを使って送信すること
ができます。
Ctrl No.66 ソステヌートペダル:
ソステヌートペダルを踏んだときの効果に使われます。
CVP-79/69のソステヌートペダルを使って送信すること
ができます。また、CVP-59では左のペダルにこの機能
を割り当てて使うことができます(P102)。
Ctrl No.67 ソフトペダル:
ソフトペダルを踏んだときの効果に使われます。CVP-
79/69/59のソフトペダル(左のペダル)を使って送信する
ことができます。
Ctrl No.91リバーブデプス:
シンセサイザー等のMIDI音源に内蔵されているエフェク
ト(リバーブ)の深さを調節するために使われます。
CVP-79/69/59のMIDI機能
先ほど述べたように、MIDIのメッセージはチャンネル
メッセージとシステムメッセージに分けることができ
ますが、CVP-79/69/59ではその中のどのような情報
を送受信できるのかを一般的なMIDI情報の解説と合わ
せて見てみましょう。
CVP-79/69/59からMIDIデータを送受信するために
は、ファンクションモードの4ページ(P103)、5ペー
ジ(P104)、6ページ(P105)の画面にあるさまざまな
MIDI機能を設定する必要があります。各メッセージに
関する操作や設定方法については、必要に応じてそれ
ぞれ参照ページを設けてあります。
チャッセ ージ
CVP-79/69/59では次のようなチャンネルメッセージを送受
信することができます。チャンネルメッセージを送受信す
るためには、外部のMIDI機器とCVP-79/69/59のMIDI送受
信チャンネル(P103)を合わせておく必要があります。
■キ
演奏に関わる最も重要な情報で、CVP-79/69/59の鍵
盤を弾いたときにこれらのメッセージが送信されま
す。また、他のキーボードやシーケンサーなどからこ
れらの情報を送信してCVP-79/69/59を演奏させるこ
とができます。
ノートオン:
このキーを押した、ということを示す情報です。弾いた
音の高さを表すために半音ごとに割り当てられた0∼
127のノートナンバーが内部的には用いられています。
演奏時にノートナンバーを意識する必要はありません
が、CVP-79/69/59のまん中のド(C3)の鍵盤を弾いたと
きにノートナンバー60が送信されるようになっていま
す。
ベロシティ:
鍵盤を弾いたときのタッチの強弱を示す情報です。
ノートオフ:
鍵盤を放した、ということを示す情報です。
CVP-79/69/59からキー情報を正しく送信するために
は、ファンクションモードの4ページの画面(P103)で
MIDI送信チャンネルを送信先の外部MIDI機器と合わ
せる必要があります。