User Manual
ボイスに関する設定
CVP-609/605リファレンスマニュアル
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MegaVoice(メガボイス)
通常のボイスでは、鍵盤を弾いた強さ(ベロシティー )に適した音量/音質
が、サウンドとして聞こえます。それに対してメガボイスでは、ベロシ
ティー (鍵盤を弾く強さ)によって音量/音質が変わるだけではなく、選ばれ
ているボイスの違う奏法のサウンドが呼び出されて鳴ります。
たとえば、ギターのさまざまな奏法(オープンソフト、デッドノート、スラ
イドなど)のサウンドを鳴らすために、従来の電子楽器では奏法ごとに違う
ボイスを呼び出すなどしていましたが、メガボイスではベロシティーを変
えることで、1つのボイスでそれらを呼び出せるのです。
このようなしくみのボイスですから、予期せぬサウンドを鳴らしてしまう
可能性があり、鍵盤演奏には適していません。スタイルデータなど、頻繁
にボイス変更をすることでデータが重くなることを避けたいMIDIシーケン
スデータをステップ入力で制作する場合に使うと、たいへん有用です。
実際のメガボイスの奏法割り当てについては、別冊データリストの「メガ
ボイスマップ」をご覧ください。
NOTE メガボイスは、ほかのモデルとの互換性がありません。したがって、
メガボイスを使ったスタイル/ソングデータを、メガボイスを搭載して
いない楽器で再生した場合は、この楽器で鳴っていたサウンドを再現で
きません。
NOTE メガボイスは、演奏する鍵域や鍵盤を弾く強さ(ベロシティー )などに
よって鳴り方が変わります。したがって、キーボードハーモニーをオン
にしたり、移調したり、ボイス設定を変えたりすると、意図しない鳴り
方になることがあります。
Regular(レギュラー )
GMやXGボイスなど、上記のような特徴を持たないボイスです。
MIDIソングのボイスをメガボイスに変える(メガエンハンサー )
MEGAEnhancer(メガエンハンサー )は、XG音源またはGM音源に対応して作られたソングデータ(スタンダード
MIDIファイル)を、メガボイス搭載モデルの音源に対応したソングデータ(スタンダードMIDIファイル)に変換する
ソフトウェアです。メガエンハンサーを使うことにより、ギターやベース音色による演奏が、よりリアルなサウン
ドで聞けるようになります。メガエンハンサーは、下記ウェブサイトからダウンロードできます。
ヤマハダウンロード
http://download.yamaha.com/jp/