Operator's Manual

高負荷で運転した後は、エンジンを停止させる前
に5分間程度のアイドリング時間をとってくださ
い。これを行わないとターボチャージャにトラブ
ルが発生する場合があります。
エンジンを停止させる前にすべてのコントロールを解除
し、スロットルをSLOWに戻してください。スロットル
を下げればエンジン回転が下がり、運転音も振動も小さ
くなります。その後にキーをOFFにしてエンジンを停止
させてください。
刈り込みのヒント
刈り込みは芝が乾いている時に
刈り込みは、朝露を避けて遅めの午前中か、直射日光を
避けて午後遅くに行いましょう。露があると草がかたま
りになりやすく、また刈りたての草は強い直射日光に当
たるとダメージを受けます。
条件に合った刈り高の設定を
一度に切り取る長さは25mm以内に抑えましょう。草丈
1/3以上は刈り取らないのが原則です。成長期の密生し
ている芝生では刈り高設定をさらに一目盛り上げる必要
があるかもしれません。
定期的に刈り込む
通常のシーズン条件では、4〜5日に1回の刈り込みが
必要になるでしょう。しかし、草の生長速度は色々な条
件によって左右され、一定ではありません。例えば寒冷
な地域では春から初夏にかけての芝草の成長期に最も頻
繁な刈り込みが必要となり、成長速度の落ちる夏には8
10日に1度ぐらいの間隔になると思われます。天候条
件などで定期的に刈り込むことができず草丈が伸びてし
まった場合には、刈り高を高くして1回刈り、2〜3日
後に刈り高を通常に戻してもう一度刈るようにするとき
れいに仕上がります。
ブレードの選び方
標準 山形セール
このブレードは、一般的には低い刈り高(18mm64
mm)に向いています。逆に、ハイリフト平行セール型
ブレード(オプション)は、刈り高が高い(50mm100
mm)ほうがよく性能を発揮します。
特 長
刈り高を低くしても、刈りカスが均一に散る。
刈りカスが左側へ片寄る傾向が抑えられるので、
バンカーやフェアウェイの周りがきれいに見え
る。
密集した芝で刈り高が低い方が小さなパワーで刈
れる。
ハイリフト平行セール
高い刈り高(50mm100mm)に向いています。
特 長
上昇気流も排出速度も大きい。
密度の低い芝生や柔らかい芝生で刈り高を高くし
たときに、芝草をしっかりと立たせる。
濡れてくっつきやすくなった刈りカスを効率良く
排出し、デッキが詰まりにくい。
運転に大きなパワーを必要とする。
刈りカスが左側へ片寄る傾向が強いので、刈り高
が低いと刈りカスが列になってたまりやすい。
いつも鋭利なブレードを使うこと
刃先が鋭利であれば、芝草の切り口もきれいです。切れ
味の悪い刃先は芝草を引きちぎるので、切り口が茶色に
変色し、芝草の成長を悪くし、また病気にもかかりやす
くなります。また、刃先が鋭いだけでなく、セールが欠
けたり曲がったりしていないことも確認しておいてくだ
さい。
移動走行
長い距離を移動するとき、凹凸の激しい場所を通るとき、
トレーラなど載せて運ぶときは輸送用のラッチでカッテ
ィングユニットを固定してください。
作業後の洗浄と点検
芝刈り作業が終わったら、ホースと水道水でカッティン
グユニットの裏側を洗浄してください。刈りカスがこび
りつくと、刈り込みの性能が十分に発揮されなくなりま
す。
カッティングユニットのピッチ
ブレードのピッチは7.9mmが基準です。ピッチを大きく
7.9mm)すると、刈り込みに必要なパワーは小さ
くなりますが、クリップが大きくなり刈り上がりの質が
悪くなります。ピッチを小さく(7.9mm下)すると、
刈り込みに必要なパワーは大きくなりますが、クリップ
が小さくなり刈り上がりの質が向上します。
重要
24