Operator's Manual

デラックスシートの座席調整レバー(図24)
体重調整:オペレータの体重に合わせてレバーを上下さ
せます。体重の軽いオペレータには上、重いオペレータ
には下、中程度のオペレータには真中位置が適当です。
リクライニング調整:背あての角度をハンドルで調整し
ます。
始動・停止の手順
以下の場合には燃料システムのエア抜きが必要で
す:
新車を始めて運転するとき。
燃料切れでエンジンが停止した時
燃料系統の整備作業を行った後
1.駐車ブレーキが掛かっていること、リール回転スイ
ッチが「解除」位置であることを確認する。
2.着席し、トラクション・ペダルから足を外し、ペダ
ルがニュートラル位置にあることを確認する。
3.スロットルを中間位置にセットする(ハーフスロッ
トル)
4.キーを差し込んでON/PREHEAT位置に回し、グロー
ランプが消えるまで(約7秒間)待ち、次にSTART
位置に回すとエンジンが始動する。始動したらキー
から手を放せば、キーはON/PREHEAT位置に戻る。
スタータモータのオーバーヒートを防止するた
め、スタータは15秒間以上連続で回転させないで
ください。10秒間連続で使ったら次の使用まで
60秒間の待ち時間を取ってください。
5.エンジンを始めて始動した時やオーバーホールなど
の後は、1〜2分間の時間を取って前進後退走行、
カッティングユニットの上昇下降動作、回転動作を
点検する。
また、ハンドルを左右それぞれいっぱいまで切って
応答を確認する。以上の点検の後、エンジンを停止
させ、オイル漏れや各部のゆるみなどがないかさら
に点検する。
6.エンジンを停止するには、スロットルをアイドル位
置、リールスイッチを「解除」位置に戻し、始動キ
ーをOFF位置に回して抜き取る。
燃料システムのエア抜き
1.平らな場所に駐車する。燃料タンクに少なくとも半
分以上燃料が入っていることを確認する。
2.フードを開ける。
3.燃料噴射ポンプについているエア抜きネジをゆるめ
る(図25)
重要
重要
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図24
1.前後調整   2.燃料計
注  意
機体の点検を行う前に、機械の可動部がすべて完全
に停止していることを必ず確認すること。
危  険
軽油は引火しやすく、条件によっては爆発し、火災
や火傷など重大な事故にいたる可能性がある。保管
や取り扱いに十分注意すること。
・燃料補給は必ず屋外で行い、漏斗などを使ってこ
ぼさない工夫をする。こぼれた燃料はエンジンを
始動させる前に拭き取ること。
・燃料タンクを満タンにしないこと。補給口の根元
から515mm程度の空間を確保し、温度上昇に
よって燃料が膨張してもタンクから溢れ出さない
ようにする。
・燃料取り扱い中は絶対禁煙とし、火気を近づけな
い。
・安全で汚れのない認可された容器で保存し、容器
には必ずキャップをはめること。
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