Service Manual
刈り込みアタッチメント駆動回路そのものに問題があると確認できたら、ギアポンプの流量試験を行う。こ
の試験は、ギアポンプからのフローが所定量に達しているかを確認するものである。
テ テ
テ
ス ス
ス
ト ト
ト
手 手
手
順 順
順
注 注
注
マシンの使用に伴って、ギアポンプのギアとウェアプレートが磨耗してくる。ポンプが磨耗すると油圧オイ
ルがバイパスされ抜けてポンプの効率が低下する。そのまま放置すると抜け内部リークが増加してデッキの
上昇が遅くなる。オプションの油圧シリンダを搭載している場合にはも動作が遅くなる。磨耗して効率が低
下した状態のままで使用し続けると、オーバーヒートを起こしてシールなど他の部分を損傷するようになる。
1.油圧オイルが通常の作動温度であることが必要である。
2.走行コントロールがニュートラル位置に正しく調整されていることを確認する。
警 警
警
告 告
告
油 油
油
圧 圧
圧
系 系
系
統 統
統
の の
の
接 接
接
続 続
続
を を
を
外 外
外
す す
す
な な
な
ど ど
ど
の の
の
作 作
作
業 業
業
な な
な
ど ど
ど
を を
を
行 行
行
う う
う
時 時
時
は は
は
、 、
、
必 必
必
ず ず
ず
シ シ
シ
ス ス
ス
テ テ
テ
ム ム
ム
内 内
内
部 部
部
の の
の
圧 圧
圧
力 力
力
を を
を
完 完
完
全 全
全
に に
に
解 解
解
放 放
放
す す
す
る る
る
油 油
油
圧 圧
圧
シ シ
シ
ス ス
ス
テ テ
テ
ム ム
ム
の の
の
圧 圧
圧
力 力
力
解 解
解
放 放
放
(ペ ペ
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ー ー
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ジ ジ
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4–9)を を
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参 参
参
照 照
照
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図 図
図
50
1.昇降制御マニホルド
2.ギアポンプからのホース
3.平らな場所に駐車し、刈り込みデッキ
アタッチメントを降下させ、エンジンを
停止し、駐車ブレーキを掛ける。
4.本章の冒頭にある警告、危険、注意
事項などをもう一度きちんと読んで理解
すること。
5.昇降コントロールマニホルド前面の、
油圧ホースと上部フィッティングとの接
続部を十分にきれいにする。
6.上部フィッティングから油圧ホースを外
す図50。このホースはギアポンプ出口
からきており、昇降コントロールマニホ
ルドに油圧フローを提供している。
7.油圧テスター圧力と流量を、ギアポン
プのフィッティングおよび外したホース
と直列に接続する。テスターについて
いる矢印の向きが、ポンプの吐出ポー
ト→外したホースとなるように接続するこ
と。テスターについているフローコントロー
ルバルブが全開になっているのを確認する。
8.エンジンを始動しローアイドル1,400rpmで回転させる。テストポートからリークがないか確認し、も
しあれば修正する。
9.エンジン速度を全開3,000rpmにセットする。
10.テスターの圧力計の読みを注意深く観察しながら、テスターのフローコントロールバルブをゆっくりと
閉じ、圧力計の読みで6,900kPa(1,000psi)にセットする。テスターの負荷バルブは完全に閉
めないように注意すること。
11.光学タコメータで、エンジンの速度が3,000rpmでに維持されている状態でテスターの圧力計が6,900
kPa(1,000psi)となっていることを確認する。
12.フローメータで流量を読み取る。ポンプの正常なフローは18.9L/分 分
分
である。
13.テスターの負荷を解放し、エンジンを停止する。測定値を記録する。
14.ポンプの正常なフローは18.9L/分 分
分
である。これより低い場合は、回路の動作が遅くなる可能性が
ある。流量が17.0L/分 分
分
または圧力が6,900kPa(1,000psi)を達成できない場合ポンプの入口ライ
ンに詰まりがないか点検する。入口ラインに異常が見られない場合は、ギアポンプを取り外して修
理または交換する。
注 注
注
このリリーフバルブのテストは、油圧テスター圧力と流量を、ギアポンプのフィッティングと外したホース
との間に直列に接続して測定することもできる。この場合、テスターの圧力計で油圧を読み取る手順は
デッキのリリーフバルブの作動圧テスト圧力計を使って(ページ4–42)に従う。
油 油
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圧 圧
圧
系 系
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統 統
統
ペ ペ
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ー ー
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4–46グ グ
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ラ ラ
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ン ン
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ド ド
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