Service Manual
昇 昇
昇
降 降
降
回 回
回
路 路
路
上 上
上
昇 昇
昇
動 動
動
作 作
作
エンジンで駆動されるトランスミッションに、シングルセクションギアポンプが直結されている。このギアポ
ンプで、刈り込みデッキアタッチメントの昇降に必要なフローを供給する。このポンプは油圧オイルタン
クからオイルを吸い上げる。
刈り込みデッキアタッチメントを昇降させていない時には、ギアポンプが作るフローは昇降制御マニホル
ドでバイパスされてオイルクーラに入り、その後にトランスミッションに入る。そこから、オイルは油圧
オイルタンクへ戻る。
注 注
注
刈り込みデッキを上昇させる時は、エンジンが掛かっている必要がある。
昇 昇
昇
降 降
降
の の
の
電 電
電
気 気
気
コ コ
コ
ン ン
ン
ト ト
ト
ロ ロ
ロ
ー ー
ー
ル ル
ル
部 部
部
分 分
分
昇降制御マニホルドには、昇降回路の制御用として、2つのソレノイドバルブが配備されている。デッキア
タッチメントの昇降は、右側走行レバーについているデッキ昇降スイッチで行う。
昇降スイッチの上部を押すと一時位置、デッキ昇降マニホルドの両方のソレノイドA/S1とB/S2に通電が行わ
れて両バルブがシフトする。通電されたB/S1バルブは、ギアポンプのフローが昇降シリンダからバイパスで
きないようにブロックする。通電したA/S1バルブは、ギアポンプからのフローが昇降シリンダのシリンダヘッ
ドへ流入することを許可する。これで昇降シリンダが伸びて、刈り込みデッキが上昇する。昇降シリンダの
ロッド端部から押し出されたオイルは、オイルクーラに入り、トランスミッションからオイルタンクへ戻る。マニ
ホルドにはオリフィスが形成されており、これが昇降シリンダの伸びる速度、デッキの上昇速度を遅くする。
昇降シリンダに掛かる負荷により、昇降回路の油圧が上昇する。ここで昇降回路の圧力がリリーフバルブ
の設定圧である20,700kPa3,000psiに達すると、ギアポンプ内のリリーフバルブが開いてポンプからのフ
ローをオイルタンクに戻す。この状態は上昇時にも下降時にも当てはまる。
昇降スイッチの上部から手を離すと、デッキ昇降マニホルドの両方のソレノイドバルブA/S1とB/S2の通電
が停止される。通電停止されたB/S2バルブは、ギアポンプのフローを昇降シリンダからバイパスさせ、オ
イルはオイルクーラに入り、トランスミッションを経てオイルタンクへ戻る。通電停止されたA/S1バルブは、
昇降シリンダへのオイルの出入りを止め、刈り込みデッキは上昇位置に保持される。
油 油
油
圧 圧
圧
系 系
系
統 統
統
ペ ペ
ペ
ー ー
ー
ジ ジ
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4–16グ グ
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ラ ラ
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ン ン
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ド ド
ド
マ マ
マ
ス ス
ス
タ タ
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ー ー
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