Operator's Manual

油圧オイルとフィルタの交換
通常は2000運転時間でオイルとフィルタを交換します。オ
イルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗浄する
必要がありますので、Toro代理店にご連絡ください。汚染
されたオイルは乳液状や黒ずんだ状態に見えます。
1.ドレンプラグ(図40)の下に廃油受けを置き、プラグ
を抜き、タンクを空にしてプラグを元通りに取り付け
る。
2.フィルタ取り付け部周辺(図41)をきれいに拭き、下
に廃油受けを置いてフィルタを外す。
3.フィルタに油圧オイルを入れ、ガスケットをオイルで
湿し、ガスケットがフィルタヘッドに当たるまで手で
回し入れる。そこから更に3/4回転増し締めする。
4.タンクに油圧オイルを入る。17リットル入る。17ペー
ジの「油圧オイルを点検する」を参照。
5.エンジンを始動し、3〜5分間運転してオイルを十分
循環させ、混入している空気を逃がす。エンジンを停
止し、油量を再点検する。
6.廃油は正しく処理すること。
油圧ラインとホースの点検
油圧ライン・油圧ホースは100運転時間ごとに点検してく
ださい。オイル漏れ、ねじれ、支持部のゆるみ、磨耗、フ
ィッティングのゆるみ、風雨や薬品による劣化などがない
か十分に点検してください。異常を発見したら必ず運転を
行う前に修理してください。
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高圧で噴出する油圧オイルは皮膚を貫通し、身体に重大
な損傷を引き起こす。
・油圧を掛ける前に、油圧ラインの接続やホースの状態
を必ず確認する。
・油圧のリーク部やノズルに手などを近づけない。
・リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
・油圧システムの整備作業を行う時は、システム内の圧
力を完全に解放する。
・万一オイルが体内に入ったら直ちに専門医療施設で処
置を受ける。
警  告
40
1
.油圧オイルタンクのドレン プラグ
41
1
.油圧オイルフィルタ