Operator's Manual
通常の外気温が高い(20℃〜49℃)熱帯地方では、グル
ープ2のオイルをお使いください。このグループのオイル
は粘度が高いため、低温下で使用すると、始動困難、始動
直後の不調、バルブの開閉不良、バック圧の上昇などのト
ラブルが発生します。
注:グループと銘柄が異なると完全な互換性が得られない
場合がありますので、オイルを入れ換える時は、必ず
古いオイルを完全に抜き取ってください。
油圧オイル:グループ3(生分解オイル)
ISOタイプVG 32/46アンチ・ウェア油圧作動油
Mobil EAL 224 H
注:生分解オイルは、第1および第2グループのオイルと
互換性がありません。
注:通常のオイルから生分解オイルに変更する場合には、
メーカー(MOBIL)から発表されている内部洗浄手順
を守ってください。くわしくはToro代理店にご相談く
ださい。
注:生分解オイル(P/N 100-7674)は19 リットル缶で、代
理店でお求めになれます。
油圧オイルの天険手順
1. 平らな場所に駐車する。エンジンオイルとも冷えてい
ることを確認する。
2. オイルタンク上部についているキャップを取って点検
を行う。補給口から90mm程度下まであれば適正であ
る(図14)。
3. 量が不足している場合には所定のオイルを補給する。
通常は ISOVG46/48と使用する。種類の異なったオイ
ルを混ぜないように注意すること。
4. キャップを締めて終了。
油圧回路の汚染を防止するため、オイルの缶を開け
る前に、缶の表面をきれに拭ってください。また、給油ホ
ースや漏斗なども汚れがないようにしてください。
注:油圧系の目視点検は入念に行ってください。オイル漏
れ、結合部のゆるみ、部品の脱落、接続や経路ミスな
どに十分注意し、適切な措置をとってください。
タイヤ空気圧を点検する
タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。運転前
に正しいレベルに下げてください。
ターフの状態に合わせて空気圧を調整します。
適正範囲は:
前輪:0.56〜0.8 kg/cm
2
(55〜 83 kPa)
後輪:0.56〜1.05 kg/cm
2
(55〜105 kPa)
低めに設定すると牽引性能が向上します。
ホイールナットのトルクを点検する
重要
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定期的にホイールナットのトルク締めを行うこと。この
整備を怠ると車輪の脱落や破損から人身事故につながる
恐れがあるので十分注意する。
運転開始後1〜4時間で1回、また、10時間で1回、
ホイール ナットのトルク締めを行う(9.6 〜12.4 kg.m)。
その後は200運転時間ごとにこの作業を行う。
警 告
図 14
2.油圧オイルタンク
3.スクリーン
補給口の上から測
って 90mm程度ま
でとする。