Operator's Manual

インタロック システムの作動確認
インタロック スイッチは、走行ペダルがニュートラル位置、
リール回転スイッチが停止(DISABLE)、ジョイステ
ィックがニュートラル位置の時のみエンジンの始動を許可
します。また、走行ペダルが踏まれた状態でオペレータが
座席を離れるとエンジンを停止させます。
インタロック スイッチの機能点検手順
1.平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下さ
せ、エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛けます。
2.コントロールパネルのカバーを開け、コントローラの
側にあるワイヤハーネスに付いているループバック
ネクタを注意深くはずします。
3.ハーネスのコネクタにACEディスプレイを接続します。
ACEディスプレイ表面にのせるオーバーレイの種類を
間違えないようにしてください。
4.始動スイッチをON位置に回しますが、エンジンは始
動しないでください。
:オーバーレイの赤文字は、対応する入力スイッチを示
し、緑文字は出力を示します。
ACEの右下すみのinputs displayed(入力表示中)
LEDが点灯すればOKです。outputs displayed(出力表
示中)が点灯したら、切替えボタンで入力表示にして
ください。
6.ACEは入力スイッチが閉じられると、対応するLED
点灯させてそれを知らせます。それぞれのスイッチを
一つずつ閉じて(例:運転席に座る、走行ペダルを踏
む)、ACE上で対応するLEDの点灯・消灯を確認して
ください。各スイッチについて何度か操作を繰り返し、
動作不良がないことを確認して行きます。
7.スイッチを閉じてもACELEDが点灯・消灯しない回
路を発見したら、その配線の結線部とスイッチをテス
ターで点検し、不良部分をすべて修理してください。
ACEは、出力のチェック(ソレノイドやリレーに通電があ
るかどうか)を行うこともできます。これらにより、故障
の原因が電気系にあるのか油圧系にあるのかを容易に判断
することができます。
21
図21
1.ワイヤハーネスとコネクタ
図22
1.診断用ACEディスプレイ
運転
警  告
インタロック スイッチは、機械を正しく作動させ、
オペレータや周囲の人間の安全を確保するための装
置であるから、絶対に取り外してはならない。スイ
ッチの動作を毎日確認し、動作に問題があれば、必
ず修理してから運転すること。スイッチをパイバス
させたりすると、コントローラがそれを検出して運
転できなくなる。また、安全装置にのみ頼るのでな
く、常識を十分に働かせて事故防止に努めること。