User Manual
MST モデリングにより、50 年以上前から最も成功を収め、敬意を払われてきたアンプのプリア
ンプの音質および音響特性を再現しました。
JTM45™
JTM45 は Marshall の最初のアンプです。1962 年に、ジム・マーシャルと少人数のエンジニア
のチームによって、ロンドン、ハンウェルにある彼の楽器店の作業場で製作されました。この 30
ワット 2 チャンネルのアンプが、ロックおよびブルースのサウンドを永久に変えてしまう革命のス
タートとなりました。JTM45 は、Vintage Re-Issue™ Series および Handwired™ Series の
一部として現在でも製造されています。
1962 Bluesbreaker™
1962 Bluesbreaker は、Marshall による初のコンボです。1965 年に発売され、出力 30 ワッ
トの 12 インチスピーカーを 2 個搭載していました。1962 は、1966 年に大きな反響を呼んだ
ブルースアルバム「John Mayall’s Bluesbreakers」でエリック・クラプトンが使用したことで有
名になり、Bluesbreaker のニックネームで呼ばれています。1962 Bluesbreaker は、Vintage
Re-Issue™ Series および Handwired™ Series の一部として現在でも製造されています。
1959™ Plexi™
多くの人々の心と耳にとって、1960 年代半ばから末にかけての 100 ワットの Super Lead ヘ
ッドは、偉大なロックトーンの聖杯です。マスターボリュームを搭載していないモデルであり、パ
ワーバルブのオーバードライブにより、応答性の高い、音調が美しく調和の取れたリッチな音質
を生み出します。1959 アンプは、Vintage Re-Issue™ Series および Handwired™ Series
の一部として現在でも製造されています。
JCM800 2203™
2203 は、Marshall の製作したものの中で最も重要なアンプのうちのひとつです。1970 年代
に、JMP および 1959 Plexi ヘッドから発展しました。1980 年代には、現在の JCM800 2203
に発展し、単純明快なシングルチャンネルアンプとして、時代を席巻したヘビーメタルシーンで
人気を集めました。その人気は、グランジやブリットポップの発生を受けて 1990 年代に入って
からも続き、その影響は現在も残っており、モダンなオールメタルアンプの評価基準とみなされ
て い ま す 。
JCM2555™ Silver Jubilee™
25/50 Silver Jubilee Series は、Marshall Amplication の 25 周年とジム・マーシャ
ルの音楽ビジネス歴 50 年を祝して 1987 年に製作した製品です。JCM800 2203 およ
び 2204™ Master Volume モデルに基づく Silver Jubilee アンプは、クリーン、リズムクリッ
プおよび切り替え可能なリードチャンネルという、3 つのゲインモードを特徴とする特殊なプリア
ンプ回路を備えていました。2555 は、Jubilee Series の 100 ワットヘッドであり、限定版でし
た。高い人気を受けて、JCM2555 は、2015 年に 2555X™ として再発売されました。
JCM2000™ DSL100™
1997 年に発売された JCM2000 Dual Super Lead のデュアルモード設計は、クラシック・
ゲインチャンネルからクリーンまたはクランチトーンを選択することができる一方、ウルトラ・ゲイ
ンチャンネルでは、リード 1 およびリード 2 の 2 つのリードサウンドを提供するというもので
した。このトーンの自由度の高さは、ディープおよびトーンシフト機 能によって補 助されていまし
た。JCM2000 DSL100 は、トーン範囲と自由度の高さから非常に人気を集め、人気の高さ故
に、現在の DSL Series にもその伝統が息づいています。
MARSHALL アンプの歴史
日本語
MARSHALL アンプの歴史 (続き)
JVM410H™
2006 年の JVM410H の発売は大きな評判を呼びました。この 100 ワットヘッドは、オールバ
ルブの多 彩なトーンのモンスターであり、4つのチャンネルにそれぞれ、グリーン、オレンジおよび
レッドの 3 つのモードを備え、ギタリストに 12 種類のユニークなトーンを提供します。各モート
では、チャンネルゲインステージを再構成し、異なるゲインおよびトーン量を作り出します。多彩
なトーンスペクトルを持つ JVM410H は、多くのプロミュージシャンに愛用されています。
パワーアンプ
MST モデリングにより、4 つのクラシックおよびビンテージバルブ電力出力トポロジーを再現し
ました。オールバルブアンプのサウンドとその音質にとって、バルブパワーステージは極めて重要
な 部 分 で す 。
スピ カ ー キ ャビ ネット
Marshall のスピーカーキャビネットは、Marshall のアンプと同じくらい有名でしょう。象徴とも
なっている 4 x 12 インチの設計は、ジム・マーシャルによる 1965 年の最初の設計からほぼ変
わらない設計です。それ以来、Marshall の 4 x 12 インチ設計は、すべてのスピーカーキャビネ
ットの標準となっています。MST モデリングにより、4 x 12 インチ、2 x 12 インチ、1 x 12 インチ
のスピーカー構成を含む、8 つのクラシック Marshall スピーカーキャビネットの音響特性を再
現しました。Marshall のスピーカーキャビネットは、スピーカー構成だけではなく、使用するスピ
ーカーユニット、配 線 、キャビネットのサイズなども異なります。
日本語
操作の準備
CODE の使用を始めるには:
•
電源オン/オフスイッチがオフになっていることを確認してください (この取扱説明書の 13)。
•
壁面のコンセントにプラグを差し込む前に、電源コードのプラグをアンプ背後の電源ソケット
に 接 続 し ま す 。
• ギターケーブルをアンプの入力ジャックソケットに差し込みます (この取扱説明書の 2)。
• マスターボリュームコントロールをゼロに合わせます (この取扱説明書の 9)。
• オン/オフスイッチでアンプをオンにします。
• 目的のボリュームレベルまでマスターを少しずつ回して上げます。
•
プリセットセレクターを回して、CODE の出荷時のプリセット値を確認します (この取扱説明
書の 8)。